討論準備:オープン教育編 - 授業オープン化のインパクト - 状況 「オープン教育」と呼ばれる取り組みが注目されていま す。 ・MOOCsと呼ばれるようなオンラインでの授業無料提供 が台風の目です。 ・講義だけでなく、小テストがあり、議論があり、修了証 発行もあります。 ・それが大学の単位として認定されるケースも出ていま す。 ・こういう動きについて、これが拡大して大学が不要にな るという意見から、これまでの通信教育程度のマイ ナーな動きに留まるという意見まで、さまざまな意見 が出ています。 話題になっている動きなど ・その具体的な提供主体であるCoursera、 Udacity、edX、JMOOC ・類似の事業を展開するKhan Academy、Schoo ・オンライン教育を考える材料になる Saylor Foundation 日本も動きがあり、米国は特に盛ん、EUでは政 策論議が進みつつあります。 参考資料 ご参考になりそうな文献を挙げておきます。 他にもいろいろあるので各自探してみてください。 ・論文 福原美三『高等教育機関におけるオープンエデュケーションの内外動向』 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/44/siryo/__icsFiles/afieldfile/2011/06/24/1307643_03.pdf 渡辺智暁『教育のオープン化と高等教育の可能性』 http://www.glocom.ac.jp/j/chijo/118/076-088_B_watanabe.pdf 荒、藤本、一色、山内『MOOCs実証実験の結果と分析』 http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/04/kiyou86.pdf(90-107頁) 船守美穂『主体的学びを促す反転授業』 1 http://souken.shingakunet.com/college_m/2013/11/18114-e249.html 2 http://souken.shingakunet.com/college_m/2013/11/183moocs14-6144.html 3 http://souken.shingakunet.com/college_m/2014/03/18514-1ba1.html 重田勝介『MOOCの盛り上がりと、見えてきた課題』 http://shige.jamsquare.org/2012/07/moocmassive-open-online-courses.html スライド資料 http://www.slideshare.net/katshige/ ・ニュース記事 『東京大学が無料の大規模公開オンライン講座(MOOCs)を9月開講』 http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20130222/1080950/ 『話題のMOOCs 、日本での普及は?』 http://www.yomiuri.co.jp/it/report/20140513-OYT8T50247.html 参考資料(2) 大学が淘汰説の参考になりそうなもの 船守「21世紀の新たな教育形態MOOCs(2) MOOCsが高等教育へ与えるインパクト」 http://souken.shingakunet.com/college_m/2013_RCM183_44.pdf "Havard plans to boldly go with 'Spocs' http://www.bbc.com/news/business-24166247 "MOOCs- The revolution has begun, says Moodys" http://www.universityworldnews.com/article.php?story=20120920124146236 影響否定説の参考になりそうなもの 『厳しい試練にさらされる米MOOCs』 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38724 "Why Some Colleges Are Saying No to MOOC Deals, at Least for Now" http://chronicle.com/article/Why-Some-Colleges-Are-Saying/138863/ 適応説の参考になりそうなもの "San Jose State U. Says Replacing Live Lectures With Videos Increased Test Scores" http://chronicle.com/blogs/wiredcampus/san-jose-state-u-says-replacing-live-lectures-with-videosincreased-test-scores/40470 『無料オンライン授業の衝撃と学びの革命』 http://www.juce.jp/LINK/journal/1303/02_01.html 『変革期を迎えた学習プラットフォーム パネルディスカッション』 http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/archives/beat/seminar/052-3.html ほかにもかなりあるので、入門的なレベルでないものも含め、ご自身で探してみてください。 質問:大学の適応可能性 以下の3つのシナリオの実現可能性を検討して ください。 1.大学淘汰:大学は、MOOCs等によって大幅 に淘汰される。 2.適応存続:大学は、MOOCs等をとり入れて、 概ね存続する。 3.影響力否定:大学に対して、MOOCs等は大 きな影響力を持たない。 具体的な準備作業 各種文献などを読んで、3つのシナリオの実現可能性を考え る上で重要だと感じた情報を抜き出してください。 それを以下の3種類に分類して下さい。 1) そのシナリオが実現する可能性が高いと考える有力な根 拠(データも歓迎) 2) 実現可能性が低いと考える有力な根拠(同上) 3) 実現可能性を大きく左右するが、実態が明らかではない 要素 ※シナリオ3種、情報の種類3種、で全部で9種類の分類にな ります。 これをGoogleDocsへ投稿して下さい。 提出方法(いつもと違います) 投稿先: https://docs.google.com/document/d/1UCMF_cydWXWPNe2jeZ5_ApghN7H UL7eDSUEDOkJmxCE/edit?usp=sharing こちらにあるテンプレに従って情報を整理して投稿してください。 投稿件数: ・これは重要、と思うものを3種類以上見つけて投稿して下さい。同じ分類に 属するものは2件以上投稿しても1件とカウントするので、3種類以上お願 いします。 例:「否定説の有力な支持根拠1件」「淘汰説の有力な否定根拠1件」「適応 説の重要な未知・不確定要素1件」のあわせて3種類を投稿する、という ようなイメージです。 ・他の人との重複はできるだけ避けてください。 ただし、根拠とする文献が異なっている場合には論点が重複しているのは OKとします。 評価基準、留意点 ※事前に、みんなが考えたアイディアを共有できる ようにしておく、というのがねらいですので、必ず 事前に、わかりやすい言葉で、投稿してください。 ※課題は、以下の3つのものを特に高く評価します。 (必ず提出者名を書いて記入してください。) - 他の人が投稿していない分類枠への投稿 - 着眼点や調査力の鋭さを感じさせるもの - 既に他の人が提出している情報に対して対立す るもの 当日の議論のフォーマット 以下のように進めます ・大学淘汰説チーム、影響力否定説チーム、適応存続説チームに分かれる ・適応存続説チームがジャッジ役 ・グループ内相談 (淘汰説・否定説それぞれのチームは、自分達の説の有力な根拠を選定、 対立チームの説を否定する有力な根拠を選定。また、想定される争点に ついての反駁などを準備。ジャッジ役は、それぞれのチームへ投げかけ る質問を準備) ・ラウンド1:淘汰説の主張、それへの批判、応答 ・ラウンド2:否定説の主張、それへの批判、応答 ・ラウンド3:両チームから追加的な主張 ・ラウンド4:ジャッジから質問、各チームの回答 ・判定 ・レビュー
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