2012/04/13 日本アイ・ビー・エム株式会社 IBM SmarterCloud Control Desk 7.5 新機能ガイド - セルフサービス・センター © 2012 IBM Corporation 本書について • 2 本書では、ISCCD 7.5 で追加されたセルフサービス・センターの新機能および強化ポイン トについて解説します。 ©2012 IBM Corporation 目次 セルフサービス・センター – 概要 – ウィジェット – 新機能/強化ポイント ナビゲーター・リンク – リンクの再編成 – オファリングの種類 – チケット・テンプレートの種類 – リンクの設定 – 署名オプションのサポート 資産ポッド – 概要 – 資産とユーザーの関連付け – 資産情報の詳細表示 – 問題の報告ダイアログ – 資産グリッド その他の新機能/強化ポイント – ナビゲーター・ヘッダー – カート・テンプレート・ダイアログ – テンプレートの作成ボタン – リッチ・テキスト・エディター 3 ©2012 IBM Corporation セルフサービス・センター - 概要 セルフサービス・センターは、エンド・ユーザーが自分自身でタスクを実行できるように、シンプルで 直感的なGUIを提供します。 一般的なタスク – オファリング・カタログからの注文(カート付きまたなカートなし) – 問題解決のためのソリューションの検索 – 問題の報告(例:プリンタが動作しません) – 以前に提出された要求のステータスを確認 – 資産情報の表示、確認 4 ©2012 IBM Corporation セルフサービス・センター - ウィジェット セルフサービス・センターのメイン・ビューは、以下のウィジェットで構成されています。 ナビゲーター ユーザーがセルフサービス・センターでサービ ス要求の作成、閲覧やオファリング、ソリュー ションの検索など様々なタスクを実行するため のUI(リンク)を提供。 ニュース・ポッド Maximoのスタートセンターに表示する 掲示板と同等の機能を提供 要求ポッド ログイン・ユーザーによって作成された、も しくは割当てられているサービス要求を一 覧表示 5 資産ポッド ログイン・ユーザーが管理者またはユーザー として登録されている資産を一覧を表示 ©2012 IBM Corporation セルフサービス・センター - 新機能および強化ポイント ナビゲーター・リンク – リンク編成の最適化 – 2種類のオファリング、チケット・テンプレートをサポート – リンクの設定内容の多様化 – 署名オプションのサポート メイン・ビューに新しく資産ポッドを追加 ナビゲーター・ヘッダー – カートに入っている要求の数を表示 – カート・テンプレート・アイコン – 新規サービス要求の作成アイコンの表示位置 カート・テンプレート・ダイアログ ショッピング・カート・ダイアログへ「テンプレートの作成」ボタンを追加 リッチ・テキスト・エディターをサポート オファリング検索のパフォーマンス改善 6 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - リンクの再編成 ナビゲーターのトップに表示するリンクが再編成されました。 – ソリューションの検索 問題解決のためのソリューションを検索。(サービス要求、問題は検索対象としない) – 問題の報告 サービス・デスク・オファリングとサービス・デスク・テンプレートのリスト – 新規サービスの要求 サービス・カタログ・オファリングとオファリング・テンプレートのリスト – よく実行する要求 ユーザーがお気に入り登録した要求、システム管理者が登録した要求、 ユーザーが頻繁に実行する要求のリスト 7 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - オファリングの種類 セルフサービス・センターでは以下の2種類のオファリングをサポートしています。 – サービス・カタログ・オファリング → 新規サービス要求に表示 – サービス・デスク・オファリング → 問題の報告に表示 オファリング・アプリケーションで、どちらの種類のオファリングとして登録するかを設定できます。 「サービス・デスクのオファリング?」チェックボックスが、 On : サービス・デスク・オファリング Off : サービス・カタログ・オファリング 8 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - チケット・テンプレートの種類 セルフサービス・センターでは以下の2種類のチケット・テンプレートをサポートしています。 – オファリング・テンプレート → 新規サービス要求に表示 – サービス・デスク・テンプレート → 問題の報告に表示 チケット・テンプレート・アプリケーションで、どちらの種類のチケット・テンプレートとして登録するかを 設定できます。 また、登録されているチケット・テンプレートをセルフサービス・センターに表示するには、「セルフ サービスのアクセス?」チェックボックスをオンにする必要があります。 オンの場合はセルフサービス・ センターに表示される 「サービス・デスク・テンプレート?」 チェックボックスが、 On : サービス・デスク・テンプレート Off : オファリング・テンプレート 9 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - リンクの設定1 ナビゲーションに表示しているリンクに対して、以下の構成を実施できるようになりました。 – 新規追加 ユーザー定義のリンクを追加します。以下のタイプを追加することができます。 – ダイアログ – URLリンク – Maximo アプリケーション – スクリプト(Dojo クラス) – 項目の削除 – ラベルの変更 – 並び順の変更 リンクの構成を変更するには、config.properties または config75.properties ファイルを編集しま す。 – 7.2.1までは、config.properties ファイルを使用していましたが、7.5からはフォーマットが新しく なり、適用するファイルも config75.properties に変更されました。 – セルフサービス・センターは、config.properties ファイルが存在する場合は、そちらを優先して 使用し、 7.2.1のフォーマットもサポートします。そのため、既存の環境の構成を維持したい場 合は、 config.properties をそのまま使用することができます。 – config.properties が見つからない場合に、 config75.properties を使用します。(フレッシュ・イ ンストールの場合はこのケースに該当します) 10 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - リンクの設定2 config75.properties(config.properties)の新フォーマット: linkx=id:ID or Catalog or Solution or Favorites, [image:imageNAME], [ type:dialog or url or application or script ], [ target:dialogID or LICOption or scriptname ] , [[label:"label"] or [labelkey:key] ], [[description:"Description"] or [desckey:key] ] 例: link0=id:Solution link1=id:Issues link2=id:Catalog link3=id:Favorites link4=id:createSR, type:dialog, target:srmsscreatesr, label:Create Service Request, description: Create a Service Request, image: sr.gif link5=id:Help, type:url, target:IBMLIC,label:DB2 Information, description:Display the DB2 Home Page, image: db2image.gif link6=id:AssetApp, type:application, target:ASSET, label:Asset Application, description:Launch Asset Application, image: asset32.gif link7=id:testscript, type:script, target:com.test.TestScript2, label:TestScript2, description:Launch a Dojo class, image: dojo.gif ※linkx キーはリンクの並び順を定義します。 ※linkx キーが定義されていない場合、セルフサービス・センターは7.2.1のフォーマットをロードしま す。link0を読み込んだ時点で、7.2.1のフォーマットは無視されます。 ※ セルフサービス・センターはlinkx キー を0番(link0)から順に読み込んでいきます。途中で番号が 飛んだ場合は、ロードを中止します。 11 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - リンクの設定3 config75.properties(config.properties)の新フォーマット: linkx=id:ID or Catalog or Solution or Favorites, [image:imageNAME], [ type:dialog or url or application or script ], [ target:dialogID or LICOption or scriptname ] , [[label:"label"] or [labelkey:key] ], [[description:"Description"] or [desckey:key] ] 例: link0=id:Solution link1=id:Issues link2=id:Catalog link3=id:Favorites link4=id:createSR, type:dialog, target:srmsscreatesr, label:Create Service Request, description: Create a Service Request, image: sr.gif link5=id:Help, type:url, target:IBMLIC,label:DB2 Information, description:Display the DB2 Home Page, image: db2image.gif link6=id:AssetApp, type:application, target:ASSET, label:Asset Application, description:Launch Asset Application, image: asset32.gif link7=id:testscript, type:script, target:com.test.TestScript2, label:TestScript2, description:Launch a Dojo class, image: dojo.gif 12 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - リンクの設定4 リンクを新しく追加する場合、以下のタイプのいずれかを指定することができます。 – ダイアログ(dialog) セルフサービス・センターの定義XML(srmssctr.xml)またはシステム・ライブラリー(LIBRARY.xml)で定 義されているダイアログをポップアップ表示します。target プロパティにはダイアログのIDを指定します。 – URLリンク(url) Maximo の 「コンテキストでの起動」アプリケーションの機能を使用します。コンテキストでの起動アプリ ケーションで指定したプロパティ(URL、ターゲット・ブラウザ・ウィンドウ)に基づいて、Webページを表示 します。target プロパティには起動エントリー名を指定します。 – Maximo アプリケーション(application) アクセスを許可されたMaximo のアプリケーションを起動します。 ログイン・ユーザーが所属するセキュ リティー・グループの設定で、起動対象のアプリケーションへのアクセスが許可されていない場合は、リン クが非表示になります。target プロパティにはアプリケーションIDを指定します。 – Dojo クラス(script) dojo のユーザー定義クラス(dojo.provide、dojo.declareで定義したクラス)を使用します。 js ファイルは、SMPのjavascript ディレクトリ以下に配置する必要があります。(実環境へ反映させるに は、WASのリビルドを実行します) <SMP ROOT>/maximo/applications/maximo/maximouiweb/webmodule/webmodule/javascript target プロパティには、実行するクラス名(パッケージ名も含む)を指定します。 13 ©2012 IBM Corporation ナビゲーター・リンク - 署名オプションのサポート リンク、アイコンの表示/非表示の切り替え設定に署名オプションがサポートされ、セキュリティー・グループに応じ て設定することが可能になりました。 セルフサービス・センターには、デフォルトで以下の署名オプションが定義されています。 – SHOWSSCCREATESRICON – サービス要求の作成アイコン – SHOWSSCTEMPLATEICON – カート・テンプレート・アイコン – SHOWSSCCARTICON – ショッピング・カート・アイコン – SHOWSSCSOLUTION – ソリューションの検索リンク – SHOWSSCCATALOG – 新規サービスの要求リンク – SHOWSSCFAVORITES – よく実行する要求リンク – SHOWSSCISSUES – 問題の報告リンク 上記の署名オプションは、デフォルトの設定では EVERYONE セキュリティー・グループに対して許可されていま す。そのため、製品インストール直後は全てのユーザーが上記のリンク、アイコンを使用することが可能です。 セキュリティー・グループによってリンク、アイコンの表示/非表示を切り替える場合は、EVERYONE セキュリ ティー・グループに対する許可を無効に設定し、表示可能なセキュリティー・グループに対して署名オプションを有 効に設定します。 新規リンクを追加した場合、セルフサービス・センターに署名オプションを追加し、それを任意のセキュリティー・グ ループに対して許可する設定を行う必要があります。(※config75.properties ファイルを編集しただけでは表示さ れません) 14 ©2012 IBM Corporation 資産ポッド - 概要 セルフサービス・センターに資産ポッドが追加されました。 セルフサービス・ユーザーが管理者もしくはユーザーとして設定されている資産がリストされます。 資産ポッドから、ユーザーに関連する資産の一覧、詳細情報の確認、資産に関連するサービス要求 を実行することができます。. 15 ©2012 IBM Corporation 資産ポッド - 資産とユーザーの関連付け 資産アプリケーションの共通アクション「ユーザーと管理者の関連付け」を実行すると、Maximo ユー ザー、グループに対して、該当資産のユーザー、管理者、主担当者の関連付けを設定することがで きます。 ここでユーザーもしくは管理者として設定されている Maximo ユーザー、グループに対し、資産ポッ ドに該当資産の情報を表示します。 16 ©2012 IBM Corporation 資産ポッド - 資産情報の詳細表示 資産ポッドの資産名をクリックすると、その資産の詳細情報を確認することができます。 詳細情報画面から、サービス要求を起票することができます。 17 ©2012 IBM Corporation 資産ポッド - 問題の報告ダイアログ 資産の詳細情報画面の「サービス要求のオープン」ボタンをクリックすると、新規サービス要求を起 票することができます。 18 ©2012 IBM Corporation 資産ポッド - 資産グリッド 資産ポッドの「資産をすべて表示」を選択すると、 ログイン・ユーザーに関連する資産が一覧表示さ れます。 「詳細表示」アイコンをクリックすると、選択された 行の詳細情報を表示することができます。 19 ©2012 IBM Corporation その他の新機能/強化ポイント - ナビゲーター・ヘッダー ナビゲーター・ヘッダーの新機能/強化ポイント – 現在カートに入っている要求の数を表示 – カート・テンプレート・アイコンの追加 – 新規サービス要求の作成アイコンの表示位置を右側に変更 – 現在カートに入っている要求のポップアップ表示 20 ©2012 IBM Corporation その他の新機能/強化ポイント - カート・テンプレート・ダイアログ 21 ©2012 IBM Corporation その他の新機能/強化ポイント - テンプレートの作成ボタン 22 ©2012 IBM Corporation その他の新機能/強化ポイント - リッチ・テキスト・エディター 23 ©2012 IBM Corporation
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