アドバイス

近頃、ニュージーランド、日本などで次々と大地震が発生したため、お客様の地震リスクに対する意識及びこれに対する保険のニーズも高まって
います。中国でも地震リスクは通常の財産保険契約ではカバーされません。地震リスクは特約として付保し、カバーすることができます。
今回は、地震特約について簡単にご紹介します。
免責事項
保険責任
震度が保険目的所在地の耐震防衛基準に達した地震、あるいはこれに
よって引き起こされた津波、火災、爆発により保険目的に生じた直接的な
損害。保険目的が連続72時間以内に一回あるいは数回の地震(余震)
により罹災した場合、一回の単独事故とみなす。
1.建物が国家の建築品質要求基準(耐震防衛基準を含む)に達していない
ことにより保険目的に生じた損害
2.地震により生じた営業中断あるいはその他の間接的な損害
3.核反応、核輻射あるいは放射性汚染により生じた損害
4.上述の保険責任範囲に属さないその他の損害
地震リスク引受条件
特約として付帯
*一事故あたりの最高賠償限度額は本保険契約の保険金額の80%を限度とする。
保険料計算方法(保険目的所在地の地震リスク、建物の建築構造などで保険料率を決定します)
弊社は保険目的所在地の地震リスクランク、建物の建築構造などで保険料率を決定します。さらに、具体的な地震リスク付保条件、
例えば、賠償限度額、免責額/免責率など証券の条件により地震保険料率を調整します。
正確な保険料率設定のため、お客様より建物の耐震防衛基準到達証明書、建物の建築構造及び主要原材料の品質証明書をご提供いただきますよう
お願いいたします。
♥アドバイス♥
お客様は保険目的所在地の実際の地震リスク程度により、地震特約を付帯するかどうかを
判断できます。必要以上の保険料支出を避けるため、弊社の営業担当が合理的、経済的な保
険のご提案をいたします。詳しくは弊社の営業担当にお問い合わせてください。
2009年10月に改定された財産一切保険約款では建築物外部施設、野外保管財物、簡易建築物などに関する内容が旧版約款と一部異
なります。今回はこの点について説明します。
*財産一切保険約款 2009年新版と旧版約款の相違点*
X・・自然災害(リスク列記)は免責
対象物
旧:野外保管財物については自然災害(リスク列記)による損害は免責。建築物外
部施設については別途約定に限り引受可能。簡易建築物及びその内部の財
物については特別規定なし。
新:自然災害(リスク列記)による以下の損害は不担保:建築物外部施設、野外保
管財物、簡易建築物内に保管の財物及び簡易建築物本体の損害。
旧約款
△(別途約
定にて担保)
外部施設*
野外保管
財物
X
簡易建築物及び
内部の財産
△(特別規
定なし)
新約款
X
基本約款不担保
(一定の条件を満たす
場合、特約付帯で復活
担保が可能なケースも
あります)
*外部施設:広告板、アンテナ、ネオン灯、太陽エネルギー
装置等建築物外部の付属設備を指します。
簡易建築とは・・・・
下記条件のいずれかに合致する建築物を指す。
(1)竹木、葦、帆布、茅、フェルト、プラスチックフィルム、ナイロン、FRPなどの材料を屋根もしくは壁面に使用の建築物
(2)屋根は密閉されているが、直立面の非密閉部面積が直立面総面積の10%を超える建築物
(3)屋根と壁面の最大距離が1メートルを越える建築物。
外部施設、簡易建築物、その中
の保管物は自然災害(リスク列
記)による損害は補償の対象外
です!
復活担保をご希望される場合、
保険会社にお申し出下さい。
例:自転車置き場
雨よけ
雨よけ下の原材料、製品など
★ご注意ください!
基本約款で引受できない(列記)リスク:落雷、暴雨、洪水、暴風、竜巻、雹害、台風、ハリケーン、雪害、氷塊、砂嵐
簡易建築物や野外保管財物等に上記の列記自然災害による損害が生じた場合、新版約款では補償の対象外です。