大阪スマイル・チャイルド事業(案) 府民文化部 子ども手当導入に伴い「3歳児保育料軽減補助」を再構築し、私立幼稚園が市町村と「子育て支援協定」を交わして、 就学前児童に「長時間保育」や「夏休み保育」、「子育て相談」などの質の高い保育サービスと幼児教育を一体的に提供 する「大阪スマイル・チャイルド事業(仮称)」を創設する。 主な経過 ●20年2月 知事 「幼稚園の空き教室を保育活用」 ●20年6月 財プロ 3歳児保育料軽減「あり方検討」 ●22年4月 子ども手当導入(156,000円/年) ●22年10月 国の「幼保一体化」検討案 事業内容及び効果 【事業内容】 ※国庫補助制度(預かり保育等)を活用 1.開園時間を拡大し、保護者の利便性の向上を促進 「夏休み預かり保育」 「土・日の預かり保育」など を創設 2.幼児の発育のために、家庭での養育の支援も提供 私立幼稚園に「子育て相談」を併設 *既存のカウンセラー事業の活用 就学前児童を取り巻く課題 ◆就学前児童の保育ニーズ ・幼稚園の保護者の53%「保育時間の延長を望む」 ・在宅の2・3歳児の保育ニーズが大きい *認定こども園は市町村のコスト負担が重い(現状:13園) ◆就学前児童の子育て相談ニーズ ・「園で子育て相談を望む」63%(ベネッセ教育センター’05) *虐待防止相談窓口が市町村へ(児童福祉法等) ◆幼保一体化への対応 ・10年間の経過期間 ・こども園へのスムーズな移行 ◆私立幼稚園と市町村とのつながりが希薄 3. 市町村と私立幼稚園との「子育て支援協定(仮称)」 ◎1~3について幼稚園の取組みを推進 ⇒質の高い幼児教育及び保育を一体的に提供 ⇒地域の実情に応じた内容での実施 【効果】 ・就園促進 ・幼保一体化に向けた幼稚園での子育て支援事業の充実 ・保護者ニーズに応じたサービスの提供 【参考】 3歳児保育料軽減補助の概要 ・目的 :3歳児の就園促進 ・予算額:約4.9億円 ・補助額: 1人あたり 23,000円/年 大阪スマイル・チャイルド事業(仮称)の対象 事 業 対 象 保護者ニーズ 計 【実施施設】 462,794人 ・預かり保育時間 の延長(在園児) 27% 稚 125,602人 園 【私立幼稚園】 家 庭 で の 保 育 ・一時預かり等の 保育サービス ・保育所での保育 ニーズ 【保育所】 230,869人 保 育 所 3歳児 4・5歳児 75,151人 156,774人 39% 29,483人 うち私立96,443人 ・子育て相談,支援 ・子育て相談,支援 対 象 外 幼 0~2歳児 61% 96,119人 63% 37% 145,340人 26% 19,444人 170,176人 4% 5,392人 36% 37% 35% 35% 167,016人 85,529人 26,224人 55,263人 *保育所は認可保育所。人数は平成21年5月現在。
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