TAHI ProjectにおけるIPv6 相互接続実験 株式会社 ワイ・ディ・シー 宮田 宏 [email protected] 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 1 Agenda • • • • • • TAHI Projectについて 相互接続性の位置付け TAHI Projectのアプローチ 問題点・注意点 TAHI Project今後の予定 IPv6のステータス 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 2 TAHI Projectについて • 目的 – IPv6の検査を通じてIPv6の開発を品質面で支援する • 組織 – 東京大学 – 横河電機(株) – (株)ワイ・ディ・シー • WIDE Projectとの連携 • KAME Projectとの連携 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 3 TAHI Projectについて(Cont.) KAME Project WIDE Project IPv6開発 http://www.wide.ad.jp/ http://www.kame.net/ TAHI Project IPv6検証 横河電機㈱ http://www.tahi.org/ 仕様適合性テスト 相互接続性テスト ㈱ワイ・デイ・シー 東京大学 IPv6 検証・評価システム 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 4 TAHI Projectについて(Cont.) • 相互接続テストイベントの開催 – 実績 • 第一回相互接続テストイベント – 1999,9,24~10,1 » 15組織 17実装 U.S. Europe Asia • Connectathonへの参加 – 2000,3,4~3,10 » IPsec • N+I 2000のIPv6 Showcase の事前テスト – 2000,5,26-5,28 » 11組織 – 予定 • 第二回相互接続テストイベント – 2000,7,16~7,18 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 5 TAHI Projectについて(Cont.) • 第一回相互接続テストイベントの様子 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 6 相互接続性の位置付け • 運用適合性 運用適合性 – 仕様適合性 – 相互接続性 相互接続性 • マルチベンダ間での接続性 • (仕様適合性) • (性能) • (堅牢性) – 性能 – 堅牢性 • • • • • • • 8 June, 2000 堅牢性 性能 仕様適合性 サイズに依存するもの 複雑性に依存するもの 不安定性に依存するもの 遅延に依存するもの 運用時間 運用環境 機器のリソースに依存するもの 株式会社ワイ・ディ・シー 7 TAHI Projectのアプローチ • 立場 – ●Developer – SI(TBD) – User(TBD) • Focus – ●IPv6の相互接続性 – IPv4とIPv6混在環境(TBD) – アプリケーションの詳細な検査(TBD) 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 8 TAHI Projectのアプローチ (Cont.) • 検査項目 – IPv6の基本機能 • Plug and Play – Routing • RIPng • BGP4+ – IPsec • • • • 8 June, 2000 AH/ESP Transport Mode/Tunnel Mode 認証アルゴリズム/暗号化アルゴリズム 粒度(Network/Host/Protocol/Port) 株式会社ワイ・ディ・シー 9 TAHI Projectのアプローチ (Cont.) • シナリオ – – – – – 確実な手順 確実な再現性 データの収集 検査内容の明確化 リファレンスネットワーク Target Target Reference Network • 動作確認済みの機器によるテスト用のネットワーク • 一機種の被検証機器 – 対リファレンスネットワーク – ネットワークを利用したコンフォーマンス的なもの • 一対(二機種)の被検証機器 – 異なる実装間 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 10 TAHI Projectのアプローチ (Cont.) • 相互接続テストイベントの開催 – マルチベンダ間 – 手順や再現性よりも多くのベンダと検査する ことを重視 – エンジニアの参加により問題の早期解決 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 11 注意点・問題点 • IPv6独自の問題 – アドレスが長い – 既存のツールが使えない • 自分たちで定義すればある程度使える – Scoped address • Global address • Site-local address • Link-local address – どのI/F? – アドレス表記 IPv6 Global Global F/W • 1 I/Fに複数のアドレス 8 June, 2000 IPv4 Private 株式会社ワイ・ディ・シー Site-local 12 注意点・問題点(Cont.) • アプリケーションを利用した検査 – 期待しているアプリケーションが動くか • 効率的な組み合わせ – 実装間の組み合わせ – 機能間の組み合わせ • BGPとRIPng • IPsec – – – – セキュリティプロトコル(AH/ESP) モード(Tunnel/Transport) アルゴリズム(DES/MD5/….) 粒度(Network/Host/Protocol/Port) – 更にそれらの組み合わせ 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 13 注意点・問題点(Cont.) • 自動化 – 確実性 – 再現性 – 省力化 • パケットの確認 – 不正なパケット – 予期せぬパケット • 課金 • パフォーマンス 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 14 注意点・問題点(Cont.) • マスタとなる情報源はRFC – RFCの理解の違い – 我々も一読者 • 標準機能の定義 – NEXT-HOP-SELF?(BGP) • シナリオと実装の差 – 汎用的なシナリオ – 機器のもつ制限事項 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 15 注意点・問題点(Cont.) • 相互接続テストイベントにおける注意点 – 星取表の重要性 – コーディネイトの難しさ • 進捗の違いに影響されないように – ベンダ間の意思疎通 • 互いのステータス • 議論できる場 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 16 TAHI Project今後の予定 • ルーティングプロトコル – OSPF • IPv4とIPv6の共存の検証 – Translator,Tunnel,etc… • アプリケーションの検証 – http,ftp,etc… • 相互接続テストイベントの開催 – 2000,7,16~7,18 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 17 IPv6のステータス • サポート機器・OSの拡大 – – – – – – Windows MacOS FreeBSD NetBSD CISCO etc.. • 対応Provider – IIJ – NTT(OCN) – etc… 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 18 IPv6のステータス(Cont.) • IPv6時代は始まっている • NetworkはComputerから様々な機器のものへ – 様々な実装が出てくる • 電話 • 家電 • 自動車 – 必要最小限の機能 – 相互接続性の検証が更に重要になる 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 19 ContactPoint http://www.tahi.org/ [email protected] 8 June, 2000 株式会社ワイ・ディ・シー 20
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