dotフレーム ・概要 ・dotフレームとは ・実装イメージ ・対応機種・OS ・マイグレーション工程・役割分担 ・一般的なマイグレーション ・dotフレーム方式マイグレーション -1- 概要 ■基幹システムの現状とオープン化の課題 現在も、日本国内の多くの企業、組織の基幹システムは、メインフレーム上で稼働しております。 メインフレームを利用している企業、組織において、状況の変化に柔軟に対応できる基幹システムの必要性と、 近年の市場安の影響から、基幹システムのオープン化とメインフレームの維持コスト削減は大きな課題かと思われます。 ■オープン化の手法としての<dotフレーム> メインフレームからのシステムオープン化の手法には、 オープン環境下での再構築やERPパッケージの導入による業務改革などがありますが、 特に基幹システムの場合は莫大な費用・工数・期間とリスクをともなうため、決して最適な方法とは言えません。 ドット研究所は、いままで築き上げた基幹システムのアプリケーション(COBOL 資産)や保守・運用のノウハウは、 その企業、組織の財産であると考えております。 そこで当社は、COBOL 言語を中心に構築されたアプリケーションを有効活用し、 メインフレームの基幹システムをオープン化するためのサービス(メインフレーム・マイグレーション・サービス《dotフレーム》を 提供しております。 ■dotフレームの特徴 COBOLコンパイラーは、汎用機用と同等のものです。 オンライン(AIM,CICS,VISなど)、DB(NDB,DB2 ,RIQSⅡなど)も汎用機と同等の機能です。 COBOLソースの変更なしで、コンパイルOKとなります。 TSO、DBMS、OLTP、JCL、ユーティリティ、なども同等です。 ですから、オープン系へ移行した後でも今までと同じように、運用、メンテナンスすることができます。 または、オープン系に移行した後で、徐々に本来のオープン系に移行出来ます。 ■dotフレームのメリット ソース変更の凍結が必要がない。 テストの軽減 総合テスト、結合テスト、システムテストから始めます。 エンドユーザーにとって 今までと同じように使用できるので再教育不要。 システム管理者にとって、 今までと同じような運用。 -2- dotフレームとは? (1)ドットフレームとは? a.COBOLソースをそのまま使えます。 今、汎用機で使用しているCOBOLソースをそのままコンパイルして、 コンパイルエラーが出ず、そのまま実行できるCOBOLコンパイラーを用意しました。 b.データベースもそのまま使えます。 オープン系なのに汎用機のDB命令がコンパイルエラーにならず、 何の修正の必要もなく実行でき、汎用機と同じ動きをするDBを用意しました。 c.オンラインは?画面は?端末は? DBと同様に汎用機と同じ動きをするオンラインモニター(CICS、VIS、・・・)、 ロールバック、排他…を用意しました。端末エミュレーターも用意し、汎用機の 端末エミュレーターと同様の動きをします。見た目もほとんど同じに見えます。 d.JCLは? JCLも同様です。IBM方式はそのまま動作します。他のJCLはIBM方式に 自動変換して動作します。世代管理、ファイル排他、実行クラス、カタプロなど、 ほとんど用意しました。 e.ユーティリティは? これもほとんど用意しました。必要なら、新たに作成します。 (2)エミュレーターではありません 「なんだ。オープン系の上で動くエミュレーターではないのか? それはオープンとは言わないだろう!」とよく言われます。 いいえ、違います。 エミュレーターではありません。 オープン系のCOBOLコンパイラーで汎用機のCOBOLソースをコンパイルすると、 普通はコンパイルエラーが出ます。DB命令のFIND文などはエラーとなってしまいます。 しかし、ドットのCOBOLコンパイラーでは、エラーとなりません。 (3)メモリ上の実行コードは、汎用機と同じEBCDICで動作します ドットフレームでは、実行コードはEBCDICです。汎用機と同じ実行コードです。 ですから、何千本ものファイルのSJISへのコード変換が不要です。 IF文、WHILE文などのチェックも不要です。DB命令もオンライン命令もそのままです。 -3- 実装イメージ ダウンサイジング前 富士通汎用機 業務端末 3270 エミュレータ AIM JCL ユーザーCOBOL プログラム Windows Server 端末(Windows XP) Symfo ware dot JobC/JobT Server NDB 画面 エミュレータ Termw dot JCL ブラウザー オープン化 ユーザーCOBOL プログラム Oracle ダウンサイジング後 -4- dot NDB dot COBOL DB Server 資産移行方法 IBM汎用機 業務 データ IBMの定義ファイル コンパイルオプション定義 ランタイム 実行時オプション定義 起動モジュール定義 SORTユーティリティ 実行オプション定義 ユーザーインターフェイス定義 データベース基本設定 オンライン基本設定 : ・DBD定義 ・PSB定義 ・オンライン定義 ・MFS定義 ・FDL定義 ・カタログ定義 ・スケジューラー定義 : 移行(ダウンサイジング) オープン系 COBOL 販売管理システム ソースプログラム パソコン dotフレーム COBOL コンパイル 販売管理システム 実行モジュール DVD 業務の運用 業務プログラム 販売管理 業務 データ dotフレーム dotミドルウェア OS Windows オンライン端末 請求書 dotフレームの定義ファイル コンパイルオプション定義 ランタイム 実行時オプション定義 起動モジュール定義 SORTユーティリティ 実行オプション定義 ユーザーインターフェイス定義 データベース基本設定 オンライン基本設定 : -5- ・DBD定義 ・PSB定義 ・オンライン定義 ・MFS定義 ・FDL定義 ・カタログ定義 ・スケジューラー定義 : 資産移行方法 汎用機 dotフレーム COBOLソース COBOLソース そのまま dotフレームの基本機能 汎用機の基本機能 実行コードは EBCDIC 実行コードは EBCDIC dot JCL dot OLTP (画面) dot DBアクセスモジュール JCL OLTP : CICS、AIM、VIS、DCCM 3 DBMS : IMS、NDB、ADBS、PD MⅡなど dot DB Server ユーティリティー ~dot SORTなど~ dot スプーラ (帳票) dot コンソール/ログ VSAM/VSASなど ユーティリティー ~SORTなど~ スプーラー (帳票) コンソール/ログ 開発環境 dot COBOL Compiler dot TSO 開発環境 メーカー COBOL Compiler TSO/TSS dot フレーム OS390/MSP/XSP/ ACOS-4/VOS3 汎用機 日立 UNIX/Linux/Windows IBM、富士通、NEC、 オープン系 サーバ その他 4GL、EASY、NATURAL、PL/I、AS M、その他の言語 100% 自動 変換 -6- COBOLソース 対応機種・OS メーカー NEC OS ACOS4 COBOL NEC COBOL85 FACOM COBOL85 HITAC COBOL85 IBM COBOL85 他言語 HPL アセンブラ PL/I アセンブラ PL/I アセンブラ PL/I 簡易言語 4GL COBOL/S IDL2 EASY NATURAL NHELP KCORAL EASY NATURAL ユーティリティ SORT JSDGENER AMS CREATESEQ CREATEVSAS 等 SORT JSDGENER KQCAMS JXKRELOD JXKUNLOD 等 SORT JSDGENER IDCAMS JSDCOMP 等 ICEMAN(SORT) IEBGENER IDCAMS IEFBR14 SDF 等 画面定義 MFDL PSAM XMAP オーバーレイ FormEX ADJUST FOG JCL JCL 富士通 日立 XSP MSP JCL JCL VOS1 IBM VOS3 JCL OS/390, z/OS BMS SDF OGL JCL JCL コマンドプロシージャ DC オンライン VIS VISⅡ AIM/DC RDB RIQS Symfoware DCCM3 XDM/RD CICS IMS/DC DB2 PDMⅡ NDB ADBS AIM/NDB XDM/SD -7- IMS/DB 一般的なマイグレーション工程 提 案 ・ 見 積 ・ 計 画 立 案 調 査 ・ 分 析 、 設 計 プ ロ ト タ イ プ 変 換 ツ ー ル 設 計 ・ 改 修 リ ソ ー ス 変 換 -8- 疎 通 テ ス ト 照 合 テ ス ト 結 合 ・ 総 合 テ ス ト 本 番 移 行 dotフレームでのマイグレーション工程 資 産 調 査 ト ラ イ ア ル ・ 技 術 検 証 ( オ ン ラ イ ン 4定 G義 L ソ・ D ーB スス )キ ー マ 定 義 ・ ソ ー ス 変 換 コ ン パ イ ル JCL、COBOL言語は変換しない そのまま使用します。 -9- 照 合 テ ス ト 総 合 テ ス ト 本 番 移 行 一般的なマイグレーション工程 dotフレームへのマイグレーション工程 資 産 調 査 ト ラ イ ア ル ・ 技 術 検 証 C O B O L 、 J C L は 変 換 な し ( オ ン ラ 画イ 面ン 定定 義義 ・ ・ 帳D 票B ス 定キ 義ー )マ 定 義 ・ コ ン パ イ ル 各 種 定 義 体 変 換 -10- 照 合 テ ス ト 総 合 テ ス ト 本 番 移 行 マイグレーション役割分担表 フェーズ 工程 担当 分析・設計 お客様 フェーズ 資産調査 主な作業内容 移行対象資産の準備 (JCL、COBOL、画面定義、 帳票定義、オンライン定義、 DB定義等) システム設計書 マニュアルなどのドキュメント 準備 ドット研究所 お客様 トライアル・技術検証 ドット研究所 お客様 コンパイル ドット研究所 -11- ツールによる移行対象アプリ ケーションの調査 対象資産の準備、シナリオ 、データの作成 環境の準備 結果の評価 トライアルの支援 コンパイルの実施 マイグレーション役割分担表 フェーズ 工程 担当 テスト・移行 お客様 総合テスト フェーズ ドット研究所 お客様 主な作業内容 結合・総合テスト計画、 データ準備、 テストの実施結果確認 問合せに対する回答など のテスト支援 切り替えリハーサル、 本番移行 本番移行 ドット研究所 -12- 本番移行の支援
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