佐賀県では、行政対象暴力 への対応に取り組みます 平成19年5月15日 佐 賀 県 行政対象暴力への対応 ○行政対象暴力に対する姿勢 暴行や威迫する言動等による違法・不当な要求行為である行政対象 暴力に対し、 ・ 職員個人任せとせず、組織を挙げて対応する仕組みを つくる ・ 警察などの関係機関と連携・協力しながら取り組む など、毅然とした態度で臨む ○効果・ねらい ・ 公平・公正な県政運営により県政に対する県民の信頼を確保 ・ 県民の間に暴力を許さない気運を醸成 ・ 市町や企業の対策強化を促す 県の取組へ 佐賀県の取組 1 体制の整備 2 契約、許認可等からの排除 3 警備の強化 連絡会議へ 1 体制の整備 (1)不当要求防止責任者の選任 (2)相談窓口の設置(確認) (3)対応マニュアルの作成 (4)職員研修の実施 1 体制の整備 (1)不当要求防止責任者の選任 責任者の選任と届出 本庁各本部及び全ての現地機関から暴力団対策法に基づく不当 要求防止責任者を選任し、4月18日に県公安委員会へ届出済み (選任対象とした92所属すべてから92人を選任) 責任者講習会の開催 責任者の業務を適正に執行する上で必要な知識、技能、対応方 法を習得する (日時)平成19年5月23日(水)10時~12時 (場所)佐賀県庁大会議室(新行政棟11階) まるやま やすたけ (講師)(財)佐賀県暴力追放運動推進センター 丸山保武 専務理事 1 体制の整備 (2)相談窓口の設置(確認) 総合相談窓口の設置 県と県警本部・顧問弁護士との総合的な連携窓口を、県総務法制 課に置く 個別相談窓口の確認 各所属や現地機関が、その業務内容や所在地に応じ、日ごろの相 談窓口や緊急時の連絡先などを決めておく (例) ・(財)暴力追放運動推進センター ・暴力相談110番(県警組織犯罪対策課内) ・最寄りの警察署の担当課、交番 ・顧問弁護士 など 1 体制の整備 (3)対応マニュアルの作成 行政対象暴力に組織として毅然とした対応をとるため、 具体的な対応マニュアルを作成し、不当要求防止責任 者はじめ、対応職員への研修に活用する (内容例) ・電話、応接などへの対応 ・想定される事例 ・関係法令 ・主な相談、連絡先一覧 など 1 体制の整備 (4)職員研修の実施 早朝管理職研修 行政対象暴力が発生した場合、迅速・的確な対応は、 日頃の研修・訓練によるところが大きいことから、管理職 に対し、早朝研修を行う 職場研修の重点的実施 各所属で計画的に取り組んでいる集団研修において、 「接遇」の中で行政対象暴力への対応について重点的 に研修を行う 2 契約、許認可等からの排除 公共調達システム改革に伴う一般競争入札の拡大や協 働化テストに伴う民間委託の拡大を進めていく中で、暴力団 関係業者を契約等から排除するための取組を行う (1)工事発注 関係 (2)調達関係 (3)委託関係 (4)許認可 その他 2 契約、許認可等からの排除 (1)工事発注関係 ・ 建設工事及び測量、調査等の委託業務については、警察本部 と合意書を締結し、暴力団関係業者を排除 (平成17年12月から) ・ その他の発注についても、建設工事等と同様に、暴力団関係 業者の排除に向け、検討・協議を行う (2)調達関係 物品調達については、特段の対応を行っていないが、一般競争入 札の拡大に伴い、参入業者の増加が予想されるため、暴力団関係 業者の排除に取り組む 2 契約、許認可等からの排除 (3)委託関係 協働化テスト・指定管理者制度など民間事業者の参入の増加が 見込まれるため、県からの委託事業について、暴力団関係業者を 排除するための取組を行う (協働化テストは、3月に留意点を示し、一部対応済み) (4)許認可その他 県が許認可する事業や登録など県が行う事務、補助金交付等に ついても、暴力団関係業者に対し毅然とした対応を行うための方策 の検討を行う 3 警備機能の強化 (1)庁舎 ・長崎市長銃撃事件以降、臨時的に昼間の巡回回数を増やし、本 庁舎の警備の充実を図った (5月6日まで) ・佐賀県税事務所の事件直後に、本庁及び各現地機関での警察へ の通報体制の確認及び適切な庁舎管理を行うよう周知を行った ・今後、庁舎内で暴力行為が発生した場合の連絡体制や対応方策 を整理し、周知を図る (2)公舎その他 ・公舎についても、巡回回数を増やすなど臨時的な対応を行った ・今後、行事、イベント等の公務時の対応方法について検討を行う 行政対象暴力対策庁内連絡会議の設置 以上のような県の取組を、関係部局が連携しながら、一体となって行う ため、「行政対象暴力対策庁内連絡会議」を設置し、行政対象暴力に関 する情報交換や適切な対応策の協議を行う ○組織 (連絡会議) 会長:副知事 副会長:経営支援本部長 委員:各本部長、各部長、 危機管理・報道監、教育長、 会計管理者 顧問:警察本部長 (幹事会) 幹事長:経営支援本部副本部長 幹 事:各本部企画経営グループ長、 関係課長 アドバイザー:県警組織犯罪対策課長 ○連絡会議・幹事会の開催 メールを活用した会議等により、臨機応変に開催する TOPへ
© Copyright 2024 ExpyDoc