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前回会議での主なご意見
第二回再編・ネットワーク化専門部会(平成20年6月13日)
大阪府における再編・ネットワーク化のパターンについて
【診療科による分担】
・医師を集約化する際には、現在の病院でモチベーションを持って働いて
いるということも考慮すべき。(そう簡単には移動させられない)
【病状期による分担】
・回復期リハビリテーション機能を公立病院が担う必要があるのか。
・回復期リハビリテーション病床を検討する場合は、回復期の医師確保が
困難であるという状況を考慮する必要がある
各医療圏ごとの方向性について
【豊能医療圏】
・基本的な考え方は、これでいいのではないか
・300床台の市民病院はあまり特定の機能を欠くと経営がうまくいかない
・川西市民病院との連携は現実的ではない
【北河内医療圏】
・パターンとしては、これでいいのではないか
・市立病院の建替えの際には、周辺の病院や医師会との機能分担が進むと
思われ、そこに府の指導が入ればうまく新しいパターンができるのでは
【中河内・南河内医療圏】
・南河内は市立病院が北部に偏在しているので、中河内と一体的に考える
方が良いのではないか
・中河内と南河内は状況が違う。一つにまとめるのは乱暴。中河内は大阪
市域との患者移動がある。南河内は府立の病院との関係も要検討。
・中河内南部と南河内北部には、一定の患者の流れもあるのではないか
【泉州医療圏】
・既存病院間のネットワーク化をするという前提なら、これが現実的なパ
ターンなのだろうと思う
・公立と民間の間で特定の疾患に対する救急のネットワーク体制を構築中
・ネットワーク化をしても医師の絶対数が増えないので、医師不足の中で
は、必ずしも根本的な解決になりえない
・泉州南部は、他の地域とは違うモノサシで取り組む必要がある
医師会を含めた診療体系をつくるモデル地域になるのではないか
資料
第二回公立病院等のあり方懇談会(平成20年6月17日)
再編・ネットワーク化について
・地域ごとに実施方法は変える必要があるが、パターン化は概ねこのよう
なものではないか
・懇談会としては資料の考え方にならざるを得ないと思うが、現実に危機
的な状況に直面しなければ、議会や市民の理解が得られにくい。
・ネットワーク化を進めるには、民間病院をどう組み入れるかという議論
も必要ではないか
・再編ネットワーク化を進める場合、政策医療を中心にするべきである
地域に民間病院等がある中で、地域に一番不足している医療を中心に立
て直すことが必要
・経営の効率化ばかりを追い求めると、かえって違う方向にいってしまう
こともあるので、注意が必要
・回復期リハビリテーション病床を公立病院が運営するのは、経営効率や
使命の面から考えてどうか
・中河内と南河内医療圏は実情が全く違うので、別々に考えた方が分析し
やすいのではないか
・消防組合の存在や、中河内南部と南河内北部の患者の流れ等からみて、
両圏域には、ある程度の一体感はある
・まず、各医療圏での医療資源の現状を議論し、なおかつ圏域を越えざ
るを得ないケースを議論する必要がある
・病院従事医師数が絶対的に少ない医療圏でネットワーク化を図る場合に
は、かなり困難が伴う
・府内にはへき地はないが、医師の偏在は大きい、特に泉南地域は単に処
遇の問題だけではない
・懇談会、大阪府又は在阪5大学として、医師の偏在している診療科に対
する医師の供給体制についての方策がないものか
・ネットワーク化は地域の考え方がベースにないと絵に描いた餅になって
しまう
・一定のパターンを地域に示して、地域でそれに対する議論を重ねていく
べきではないか
今後の再編・ネットワーク化に向けて
・マグネットホスピタルの機能を果たせる病院は、今大阪府にはない
・勤務医の確保はあらゆる知恵を出して皆でやらなければならない
・市民への啓発は何をするのか(コンビニ受診抑制などか)
その他
・救急医療を担うには、当直後継続して勤務させないようにしないと駄目
・再編ネットワーク化を進めた結果、医師数が減ってしまわないか心配
経営効率化・経営形態の見直しについて
・再編ネットワーク化と、独立行政法人化や指定管理者の検討を同時に
やっていかないと、再編が決まってから次の経営形態を検討していたの
では、10年はかかってしまう
新しい経営形態の検討はすぐにでもスタートすべきではないか
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