視野の位置による測光精度評価用領域 TXS1753+000

視野の位置による測光精度評価用領域
TXS1753+000
RA: 17:56:13.16
DEC: +00:05013.5 / PA=90.0 (+y=north)
B
MOIRCS視野
dss
A
2MASSの絵(Jband)
△:13<(JHK)<14.5の天体
・星A(右):
17:56:07.025 / +00 05 13.42
JHK: 13.785 / 13.151 / 13.055
・星B(左):
B
A
17:56:19.2 / +00 05 13.6
JHK: 14.109 / 13.487 / 13.383
*HKでのサチリに注意。特にA。
AB間距離:3'03".30 (EW)
(チップ中心間距離:2'58")
撮り方(J、Kバンド)
•視野に向ける。星の位置を第三象限に持ってくる。下の様に微調整。
この位置を「基本位置」とする。ポインティング位置からこの位置までのオフセット量を
記録。
N
40pix
ry
(測定)
星B
rx
(測定)
チップ1:
象限境界からy方向に~40pix取る。
星A
40pix
チップ2:
象限境界からx方向に~40pix取る。
•位置が決まったら、星の位置を測って、上図の様に象限境界からの距離rx, ryをそれ
ぞれ調べる(rx~100pix, ry<10 px程度と思う)。
•Kの最短露出で撮り、星Aのピークがサチらない様にぼかす(ぼかし過ぎに注意)
•マニュアルディザで4点撮影。x方向に-20pixelの幅で2点データ取得したら、
(rx+40+20, ry+40)だけオフセットをかけ、第一象限に置く。今度はxの正方向へ
20pix幅で2点取り露出。
400 pix
20 pix
offset
(rx+60, ry+40)
3
4
interval
300 pix
4
5
3
6
2
7
1
8
200 pix
2
1
20 pix
•4の位置からさらに星をdx=+200pixelだけ移動する。
•そこから+y方向に300pixelづつ動かしながら4点のデータを取得。
•さらにx方向に+400pixel移動。そこから、今度は逆にy方向に-300pixづつ動か
しながら4点のデータを取得。
•ここまでが終わったら、一度「基準位置」に戻す。
•こんどはそこからx方向に-220 pixだけ動かし、そ
こからy方向に-300pixづつ動かしながら4点の
データを撮る。次にx方向に-400pix動いて、今度
は上に向かってy方向+300づつ4点。
interval
•終わったら「基準位置」に戻る。
300 pix
220 pix
8
1
7
2
6
3
5
4
400 pix
第4象限での評価に移る。
•まず「基準位置」 からx方向にrx+40pixel移動
して第4象限に入る。一枚取得。
•そこからy方向に-300pixel下がり、x方向に
+300pixel intervalで4点取る。(ch1でミラー影
に入っても気にしない)。
•y方向-400pix移動し、反対にx方向に-300pix
移動しながら4点。
rx+40pix
interval
300 pix
1
2
3
4
300 pix
400
pix
8
7
6
interval
300pix
5
第2象限での評価に移る。
•「基準位置」に戻り、そこ からy方向に+(ry+40)移動し第2象限に入る。 一枚取得。
さらにy方向に+300 pixel移動。
•そこからディザ開始。x方向に-300pixel intervalで4点取る。(ch2でミラー影に
入っても気にしない)。
•さらにy方向+400pix移動し、x方向に+300pix移動しながら4点。
以上で終了。
フィルタをJに変えて同じ事をする。
(HバンドはJとあまり違いが出る要素がないので省略)
1フィルタあたりの所用時間:
•天体導入、フォーカス設定 15分。
•13秒露出で38点の観測: (13+25+50)sec x 38 =1時間
JとKで合計2時間
エラーなどで時間がかかりそうなら、8点観測を400pixel
intervalで6点にする。15分短縮できる。
さらに時間が足りないときは、中央で4点取ったら、全ての象限
でアノマリ方向に等間隔で4サンプル点を撮る。30分程度。
5
400pix
4
6
3
interval
300pix
7
2
8
1
300 pix
ry+40 pix
所要時間
1フィルタあたりの所用時間:
•天体導入、フォーカス設定 15分。
•13秒露出で38点の観測: (13+25+60)sec x 38 =62分。 (各点に
pointing時間1分を仮定。8点ディザでは長すぎる仮定。)
JとKで合計2時間半あれば余裕を持って終われる。
2時間だとJが尻切れの可能性もある(下参照)。
• 第2、第4象限はミラー影部なので、6点でも良い?
• エラーなどで時間がかかりそうなら、8点観測を400pixel
intervalで6点にする。15分短縮できる。
• さらに時間が足りないときは、中央で4点取ったら、全ての
象限でアノマリ方向に等間隔で4サンプル点を撮る(右図)。
これだと30分程度で終わる。星が多いので、熱迷光のな
いJバンドはこれで十分か(時間を見て決める)。
アノマリの出る方向