汎用ソフトを用いたe-mail 保健指導方法

汎用ソフトを用いたe-mail
保健指導方法
医療法人社団 新虎の門会 新浦安虎の門クリニック
高山 弘美 大前 利道 大前 由美 沼本 美由紀
堀内 純 斉藤 智 滑田 梨沙
はじめに
4月から始まる特定健診において、
当院では指導対象者が・・・
1800名以上と試算されている。
対象人数が多く、指導、管理面での混
乱が予想される。
目的
特定健診ではメールでの指導も認められ
ていることから、汎用メールソフトを使
用しての指導について検討した。
対象と方法
[対象]
4月から開始される特定保健対象者
且つPCを使用できる方
[方法]
使用ソフトはネットスケープ7.1
問題点
1.返信状況が悪い
2.メールを読んでもらえたか分からない
3.受信メールの管理が大変
1.メール返信状況が悪い
• 返信率は3割、返信に1週間以上の日数を要
するものもあった。
• 迷惑メールとの判別が難しいとの意見。
対策
タイトルの工夫。
返信期日を設ける。
件名の工夫
入力します
特定健診の指導メールであることが一目でわか
るように、受検日、クリニック名などの入力
が必要と思われる。
2.メールを読んだかどうか
わからない
• 送信したメールが読まれたか(開封されたか)、
返信メールが来るまでわからない。
対策
受信確認設定
受信確認設定
• 受診(受信)者がメールを開封したら、送信者に受信
確認メッセージが送付される。
3.受信メールの管理が大変
• 返信のタイミングが個人によって違うの
で、受信の確認・管理が大変である。
対策
受信フォルダーの振り分け設定
受信メッセージ振り分け機能の利用
入力します
• 受信メールを
件名、アドレス、
日付などの条
件を指定して
指定フォルダ
に振り分ける
機能。
メッセージの振り分け機能の利用
• 受信メールの自動振り分けが可能となる。
• 受信確認のメッセージとの照合により、返信
の有無を確認できる。
まとめ
1. 受信者が、一目見て迷惑メールでないと識別できる工夫
が必要。
2. メールを開封したか、見てくれたか?の確認が必要。
3. 受信メールの振り分けにより、大量に受信される受検者
からのメール管理が容易になる。
考察
• 汎用のメールソフトを使用することにより、コス
トを掛けずに支援業務の一部を行うことができ
る。
• 多数の受検者が時間・場所を問われない
• ファイル管理が容易である
おわりに
これから始まる特定保健指導において、
e-mailは指導業務の一部を担う
有効なツールになると思われる。