JVOプロトタイプ概念設計案 • JVOプロトタイプは Subaru, SDSS, 2MASS の DB に直接接続する。 • 他のVOとの接続はプロトタイプではサポートしないが、Subaru DB等への接続と 同様の方法で接続可能なように設計する。 • 検索で頻繁に使われるデータはJVO内部にコピーとして持つ必要はないか。 • JVO に直接接続するDBは RDB または ODB で構築する。 • 検索結果はキャッシュされ、効率良く絞り込み検索などが行える。 Subaru DB JVO 検索指示 検索 データ解析 検索結果 解析結果 画像表示 検索結果 SDSS DB User 検索指示 検索結果 2MASS DB Registry 他のVO(NVO,AVO,etc) JVOの 実態 - JVO は分散した複数の等価なサーバ群によって構成され、 それらは Grid 技術によって結合する。 - それぞれのサーバーは全て等価な機能を持ち、もっとも負 荷の軽いサーバーがユーザーのリクエストに対処する。 Data Base • User と DB/他VO間の interface を提供。 - User query の解析。 - どのDB/VOにアクセスすべきか Registry へ問い合わせる。 - DB、VOへの問い合わせ手順書作成。 - DB、VOへの問い合わせ。 - cross matching。 - 結果をユーザに渡す。 • 解析・可視化機能。 - DB/VO からとってきたデータの処理。 - 必要な領域のみの画像データを mosaic 処理により再構成し、ユーザへ渡す。 - 標準的な解析機能を提供、ユーザが開発したソフトも組み込み可。 Registry ユーザーインターフェースとしての検索条件項目 1. 領域を指定して検索(天球座標または天体名) 例1 赤経・赤緯と半径で円領域を指定。 例2 複数の赤経・赤緯の組合わせで領域指定。 例3 天体名と半径で領域指定。 例4 フィールド名(HDF、SDF等)を指定。 7. 画像の属性を指定して検索 例1 視野が X 以上の画像データ。 8. 観測装置を指定 例1 望遠鏡の名前を指定。 例2 観測装置名を指定。 2. 観測時刻を指定して検索 9. データベースを指定 例1 観測時刻が T1~T2 の範囲にあるもの。 例1 スバル Suprim-Cam のデータベースを指定。 例2 観測時刻の間隔が dT1以上 dT2以下である。 例2 survey 型観測のデータベースのみ検索。 3. 波長を指定して検索 例3 pointing 型観測のデータベースのみ検索。 例1 電波、可視光、赤外、X線、ガンマ線、その他を指定。 例2 波長がλ1~λ2 の範囲のデータ。 例3 U, V, B, G, R, I, J, K, L, M, N で指定。 問題点 * 複数指定の場合 and か or を指定する。 4. 観測条件を指定して検索 例1 seeing が X 以下、限界等級が M 以上。 例2 AO観測のデータが欲しい。 検索条件によっては大量のデータをDBからとって くることになる。例えば、領域指定なしの検索を行 うと大量のデータか検索条件にマッチしてしまう。 そのよう場合はどうするか? 5. 天体の属性(位置以外)を指定して検索 例1 見かけの明るさを指定。 例2 絶対等級を指定。 例3 距離、redshift、photometric redshitt。 例4 種族を指定。恒星、銀河、SN、連星系、パルサー、AGN、 クエサー、GRB、XRB、SGR Registryがもつデータベース Registry は JVO がアクセス可能な DB/VO に関する情報を保持し、JVO からの問い合わせに たいして、リクエストされた条件を満たすDB/VO のサーバーアドレスやアクセス方法等を返す。 データベースカタログ DB/VO ID DB/VO 名 種別 DB or VO サーバーアドレス Telescope ID Detector ID アクセス方法 コメント文 望遠鏡カタログ 天体カタログ 天体名 天体種別 赤経 赤緯 HTM 座標誤差(赤経) 座標誤差(赤緯) 等級 等級誤差 距離 絶対等級 波長 観測装置カタログ Telescope ID Telescope 名 VO ID 設置場所 緯度 経度 高度 口径 フィルターカタログ Detector ID Detector 名 Telescope ID DB/VO ID 波長域(下限) 波長域(上限) 検出感度曲線データ 視野 フレームカタログ フレームID 観測開始時刻 露出時間 中心座標(赤経) 中心座標(赤緯) 観測装置ID フィルターID 限界等級 seeing frame URL 天体カタログ、フレームカタログは本体 DB/VO からとってくるべきものであるが、 Quick Search を行えるように、検索頻度の高い項目についてそのデータベース を Registory に保持しておくのはどうか? Filter ID Filter名 Detector ID 波長域(下限) 波長域(上限) 透過曲線データ 天体名 resolver 天体名 <--> 座標変換サービス JVO 解析機能 1. データベースの統計処理 指定したデータベース、天空領域について以下の天空マップを作る。天球の指定した範囲がど れだけの時間・回数・波長で観測されたのかを視覚的に確認するため。 例1 観測時間マップ 例2 観測回数マップ 例3 波長域数マップ 例4 2. ユーザーデータベースの解析 例1 クラスタリング解析による新種天体の探索。 例2 LogN-LogP 分布の作成。 例3 特定天体のスペクトルの表示。 例4 天体2or3次元分布の表示。 例5 天体のライトカーブ表示。 3. 画像データの解析 例1 モザイキング。ユーザーが指定した領域のみの画像を切り出す。 例2 マルチカラー表示。多波長で取られた画像を波長毎に色をつけて合成する。 例3 deconvolution を行う。 例4 天体抽出、種族分類、カタログ化。 例5 トランジェント天体、変光星の探索。 例6 重力レンズ効果の探索。宇宙重力場、Cosmic String、DarkMater 例7 high-z 天体候補の探索。 4. simulation 機能 例1 例えば、HSTの画像をSubaruで見た場合画像に変換する。 例2 重力レンズ効果の simulation 機能。 例3 ...
© Copyright 2024 ExpyDoc