Road to L2 勉強編その1 大薮進喜 2009/09/08 Sun-Earth L2 (元ネタ”Herschel, Planck and Gaia orbit design” in “LIBRATION POINT ORBITS AND APPLICATIONS” 2003) • 地球と太陽の視直径がほぼ同じ。 – ずばりL2にいると、陰になる。 • よってL2周辺の周回軌道に入れる必要がある。 – ハロー軌道(SPICA) • 大きな振幅。地球から見て20度ぐらい触れるらしい(軌道面の傾 斜と関係するパラメータか?)。 – リサージュ軌道(Herschel、Planck、GAIA、JWST) • 軌道が変形する。 – 陰に入ることがある。 – ただし6年(最大か?)のスパンが取れる。 – マヌーバーで回避可。 Halo軌道 vs. Lissaujous軌道 • 注意 本当の損得を議論するには、細かい数字の検討は必 要である。 • Halo軌道 – 投入エネルギー的には、楽らしい。 • 振幅の大きなLissaujousもあまり変らないかもしれない。 • Lissaujous軌道 – 日陰がある。->マヌーバーが必要。ただし6年以上、ミッションが持っ た場合。 – Planckとかみたいに本当に地球と太陽の方向をそろえたい場合は、 小さな振幅のLissaujousに入れるのがいいと思う。 – HerschelとJWSTがこの軌道を使う理由は、よくわからない。 • 要理由調査 SPICAの話(MDDから) • 行き先 – S-E L2 Halo軌道(周期約120日) • メーカーさんの検討結果で、Halo軌道になったらしい。 – この経緯は裏をとりたい。 • 行き方 – – – – 種子島から打ち上げる。 18h First maneuver 20-40日 数回 maneuverでL2へ。 120日 Halo軌道へ。 • 注 冷えるのに170日ぐらいかかる。 さらに検討項目 • 定常観測時のことを考えて望遠鏡(バッフルと かSunシールドとか)はデザインしてあるが、 シールドが足りずに軌道投入時のマヌーバー のための姿勢への制限になり、必ずしも効率 の良いマヌーバーができないかもしれない。
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