国民生活と福祉 島根大学教育学部附属中学校 3年4組 岡田 昭彦 1時間目:身近な問題① (1)生活を振り返る ①身近な社会事象を見る,聞くことで,本単元 の切実性をもつ。 (ア)保険証を見る。 (イ)介護保険証を見る。 (ウ)デイサービスの写真を見て,聞く。 (エ)弟,妹が保育園に行っている事実を聞く。 身近な問題② (1)資料の説明を聞き,読み取り,疑問に思ったことを ノートに書く。 ① 財政収支の国際比較 ② 債務残高の国際比較 ③ 財政状況の推移 ④ 税制負担率と政府の財政収支の推移 ⑤ 消費税増税分の使途について ⑥ デンマーク,アメリカ,イギリスの生活 ⑦ 世界の定年制 身近な問題③ (3)疑問を焦点化する。 ①なぜ,自分が考えた疑問が,自分の中で問 題になったのか考える。 ②ノートに書く。 1時間目:生徒のノート 2時間目:疑問から「問い」へ (1)いくつかの疑問の焦点化 ○2つの疑問に対して,なぜ自分が疑問に思っ たのか,詳しくノートに書く。 (2)単元の課題を知る ①教師から単元の課題を提示する。 ②単元の課題の説明を聞く。 21世紀の持続可能な公的年金制度はどのようなきまりか。また,国(地 方公共団体)や私たちは,どのようにかかわっているか? 疑問から「問い」へ (3)単元の課題を解く問いをグループで絞り込 む。 ①個人で考えた疑問をグループで発表する。 ②その疑問を解くと,どのような解へたどり着く か,グループで予想する。 ③調べる疑問を3つに絞り込む。できるだけ多 面的多角的に探究できる視点で絞り込む。 ※グループで絞り込んだ疑問の3つを「問い」とし,探求する。 2時間目:生徒のノート 3・4時間目:問いの解の証拠集め (1)グループで絞り込んだ,3つの問いの解を 予想する。 (2)資料集から証拠集めをする。 ①自作資料集(諸外国との比較)と既成資料集 (国内資料)を利用する。 ②問いの解を求める時に,単元の課題も頭の 片隅におくように声かけをする。 問いの証拠集め (3)資料の解釈の質疑応答をし,問いの解を完 成する。 ①グループ内で,資料の解釈が正しいか判断 する。 ②字数の少なさなど,説明不足になっていな いか判断する。 ③a「公正・効率」,b「人口・財源」,c「A国の 地理・歴史」など,マトリックス図で判断してみ る。 3・4時間目:生徒のノート 5時間目:問いの解を創る (1)問いを解決する。 (2)問いの解を視点ごとに検討し,単元の課題 の解をまとめる。 ①単元の課題の解は,公正的?効率的?なのか検討する。 ②単元の課題の解は,進む少子高齢社会(租税・人口)に対 応できるのか。 ③単元の課題の解は,地理的・歴史的に通用できると判断で きるものか。 5時間目:生徒のノート 6時間目:単元の課題の探求 ○問いの解を視点ごとに検討し,単元の課題 の解をまとめる。 ①単元の課題の解は,公正的か効率的か検 討する。 ②単元の課題の解は,進む少子高齢社会に 対応できているか。 □できることは何か。□できないことは何か。 6時間目:期待する生徒のノート 6時間目: 松江年金事務所との質疑応答をする。 少子高齢社会における公的年金制度とその 財源確保の問題をどのように解決すればい いのか考えよう。 ↓ 自分たちが考えた21世紀につながる公的年 金制度は,現実社会に通じるものであったか。
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