現代社会と現代法 自由権から社会権へ そして・・・ 1 貧困とロシア革命 1917年 3月 ロシア三月革命 第一次世界大戦に疲弊したロシア の労働者のデモが発端 ・「パンをよこせ」 ・「戦争反対」 1917年 4月 レーニンによるソビエト構想 ⇒労働者・農業労働者・農民に よる会議 1917年 11月 社会主義革命 2 貧困とドイツ革命と社会権 1918年10月 水兵・兵士の反乱 水平の特攻命令拒否が引き金 1918年11月10日 新政府樹立 社会主義共和国を目指す 1919年1月 革命派の鎮圧 1919年2月6日 ワイマール共和国樹立 ワイマール憲法=社会権規定 3 【参考】労働歌としての革命歌 “インターナショナル”とは →万国の労働者の連帯による抑圧から の解放と革命への想い http://www.geocities.co.jp/HeartLandNamiki/3684/kaihou/inter.htm 4 貧困の拡大と資本主義の修正 1929年 ウオール街の株の暴落と 世界大恐慌 1935年 (米)社会保障法制定 5 20世紀人権としての社会権 第二次世界大戦後 ~社会権の国際的承認~ 1948年 世界人権宣言 ・欠乏からの自由 1966年 国際人権規約 ・社会権規定 6 世界人権宣言(外務省HPより) 7 国際人権規約(外務省HPより) 8 21世紀の資本主義国の法は? 1970年代からの不況と新自由主義の台頭 福祉の後退と個人責任=非福祉国家化? 中南米を中心とする社会主義国との比較は? キューバ、ベネズエラなど →Bolivarian Alternative for the Americas 構想 9 ボリビアの社会主義化 2005年12月、大統領選を含む総選挙が前倒し実施され、左派先住 民指導者のモラレス社会主義運動党(MAS)候補が、保守派のキロ ガ民主社会勢力(PODEMOS)候補を押さえ、53.7%の票を獲得して 当選し、2006年1月22日に就任した。 モラレス大統領は、貧富格差の是正、先住民の権利拡大を掲げ、 憲法改正の実現を目指している。また、米国主導の麻薬撲滅政策や 急速な経済自由化に強く反対し、天然資源による収益のボリビア国 民への一層の還元を主張。2006年5月には、炭化水素資源(天然ガ スが中心)の「国有化」に係わる大統領令を発出した(実際には、株 式の過半数取得を目的に外国企業と契約を改正するとともに、生産・ 輸送・精製・販売・価格決定に関する国家管理を強化する内容)。そ の他にも、鉱業税制の改正、農地改革、等を推進しつつあり、今後の 動向が注目される。 10
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