相続対策としての賃貸事業 とき:平成18年12月3日(日) 場所:仙台サンプラザ 講師:平野由希子(税理士・宅地建物取引主任者) 1 1 相続対策とは・・・・ (1) 相続税対策 納める相続税を少なくしようとするもの。 (2) 納税資金対策 納税が予想される場合等に備え、納税資金を 確保しようとするもの。 (3) 争族対策 必要以上の争いがないように準備しておくこと。 (4) 事後対策 相続発生後のトラブルを解決しようとするもの。 2 2 賃貸事業の効果 (1)キャッシュインフローの効果 遊休土地の活用により、キャッシュが流入する。 【効果】 ⅰ 納税資金の確保 ⅱ 代償分割の資金の確保 (2)節税 相続税や固定資産税の節税効果。 (3)安定した収入の確保 老後や相続発生後における安定収入。 3 3 代償分割とは・・・・(1) これで いいのか な? 長男 お兄さん だけなの? 長女 4 3 代償分割とは・・・・(2) これが いいみたい お兄さん ありがとう!! 長男 長女 5 (4) 節税効果 (1) 現金1億 アパート4900万円 評価:固定資産評価額×1×(1-借家権割合×賃借割合) 固定資産税評価額は時価の7割とし、借家権割合を30%と 仮定すると・・・ 6 (4) 節税効果 (2) 400㎡ 土地(更地)1億 貸家建付地5900万円 評価:自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合 ×賃借割合) ケースによって、小規模宅地等の評価減の適用あり。 7 相続対策の前後の比較 現金 1 億円 アパート 4900 万円 土地 (更地) 1 億円 土地 (貸家建付地) 5950 万円 その他 3 億円 その他 合計 5 億円 合計 3 億円 4億850 万円 ※相続人は、配偶者と子供3人とし、配偶者の税額軽減を最大限に適用し たと仮定すると・・・ 8 相続対策の前後の比較 アパート建築前 相続税額 52,749,600 節税額 アパート建築後 相続税額 36,737,100 \16,012,500 9 今後を考える・・ 少子高齢化社会の到来 1 人口の減少→税収の減少 2 高齢化社会の到来→社会保障費の増加 国際社会の到来 税源移譲 自己責任の時代の到来 10 H18年度一般会計歳入当初予算 11 H18年度一般会計歳出当初予算 12 所得税・住民税について(1) 13 所得税・住民税について(2) 14 所得税・住民税について(3) 15 今後を考えるためのキーワード 地方自治の時代 自己責任・・即ち自己防衛 あらためて、ご自身の今後を考える 16 最後・・・・ 皆様のご参考になりましたでしょうか? そうであれば、幸いです・・・ ご静聴、ありがとうございました。 17
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