住まいるもとみや

vol.72
今回の活躍人
吉田信一さん
車 い す 卓 球 選 手。
17 歳 で 交 通 事 故 に
より車いすでの生活
と な る。29 歳 で 卓
球 を 始 め、 そ の 魅 力
に の め り 込 み、 練 習
環境の良い本宮へ移
住。 さ ら な る 高 み を
目 指 し 上 京 し た 後 は、 国 際 大 会 な ど で も 活
躍 し、 世 界 ラ ン キ ン グ 15 位 と な っ た こ と
からリオ・パラリンピックへの出場を決めた。
■ 歳で出会った車いす卓球
﹁ 最 初 は 軽い 気 持 ち で 始 め
た﹂
。卓球を始めたきっかけに
ついて、吉田選手は当時を振り
返り、笑みを浮かべながらそ
う語りました。
歳の春、交通事 故により
車いす生活となった吉田選手が
卓球を始めたのは 歳になって
も、練習を欠かさなかった﹂と
﹁仙台で大会に出場したあとで
も市内の企業に転職しました。
環 境を求め本 宮へ移 住、職 場
でいましたが、より 良い練 習
した。吉田選 手は市 外に住ん
当 時から活 発に活 動していま
本 宮には﹃ まゆみ 会 ﹄とい
う車いす卓球のチームがあり、
■練習環境の良い本宮に移住
のめり込んでいきました。
手はそうした卓 球の奥深さに
がどんどん出てくる﹂
。吉田選
をクリアすると、また次の課題
﹁卓 球は完 成がない。一つ課題
まくいかないことばかり。
かし、実際にやってみると、う
だと思い卓球を選びました。し
勧められたとき、一番簡単そう
から。知人に車いすスポーツを
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リオパラリンピックへの起点は本宮だった
いうほど卓 球に明け 暮れた本
宮 時 代。
﹁リオパラリンピック
に行けたことの起点は本宮だっ
た﹂と吉田選手は語りました。
その後さらに上を目 指し、
歳で上京を決意。父親には、﹁1
週間で仕事が見つからなかった
と意気込みを語りました。
を燃料に変え結果を残したい﹂
う吉田選手。
﹁このプレッシャー
リオパラリンピックへの出場
が決定し、大きな期待を背 負
バックアップしてくれました。
に出られるよう 規程を改正し
解 を示してくれ、休んで大 会
てくれる人が増 え、会 社も理
が変わっていきました。支援し
重ね結果を残してくると周り
しかし、それに負け ず 練習 を
らないという壁がありました。
金と、仕 事 を休まなければな
国 際 大 会へ出場 するための資
えた吉田選手ですが、
そこには、
﹁福島に元気を送る
震災後、
ためにパラを目 指そ う ﹂と考
■リオへの道
向かいました。
車に家財一式を積み込み東京へ
ら帰ってくる﹂という約束をし、
34
29
17
12
広報もとみや7月号
福祉まんが
問 社会福祉課 社会福祉係 ☎ 24-5371
本宮市・二本松市・大玉村の 2 市1村で
構成され、地域の障がい福祉に関わる関係
者の連携や支援体制などについて協議を
行う会です。
ろ、友人に紹介され、本宮に引っ
で余生を過ごしたいと思っていたとこ
でいたので、退職後は穏やかな場所
転勤族で全国各地を移り住ん
■穏やかな場所を求めて
■伝統文化を大切に
いながら家庭菜園も始めました。
くれることです。皆さんに教えてもら
ても温かく、いろいろと面倒を見て
より良かったのが、ご近所さんがと
地域の子どもたちが学び、演じ
広報もとみや7月号
13
越してきました。住まいは緑広がる
/site/teijyu/
ている太々神楽などの伝統文化を
者の声などを掲載しています。
静かな環境に囲まれ、グラウンドや
http://www.city.motomiya.lg.jp
目にしました。こうした伝統文化
内の不動産や仕事、子育て情報、移住
公園でのんびりしたり、図書館で
移住・定住ポータルサイトでは、本宮市
の継承と教育に力を入れていくこと
職後本宮市に移住されました。
読書を楽しんだりと趣味に没頭す
造会社に勤務し全国を転勤され、退
こ え に く く なっ た り、 齢 者です が、これから
は私たちの周 りの3人
目が見 えにく く なった
に1人が高 齢 者の時代
りします。また脳も認
がやって き ま す。だか
知能力や記憶力など若
らこそ皆さんも高 齢者
い時の感 覚 とは異 なっ
の特性を正しく理解し、
てきます。
日本人の平均寿命は
困っている高 齢 者 を見
﹁2025年問題﹂と
2014年度で男性 .
かけた時には自分に何
いう 言葉を皆さんも聞
5 歳、女 性 .8 歳 と
ができるのかを考えて、
いたことが ある と思い
世界一の長寿国となって
声かけや手を差し出す
ます。団 塊の世 代の人
います。歳 を取ると人
ことが大切になります。
たちが 歳以上の後期
は誰しも身体機能が低
高齢者になることです。 皆さんのほんの少し
下 していき ま す。 若い
の優しさが、高 齢 者が
現 在 私たちの周りのお
時のように身 体が動か
安 心して暮 らせる、ひ
およそ4人に1人が高
なくなったり、耳が聞
いては誰 もが 安 心して
暮らせる地域づくりに
あだち地方地域自立支援協議会とは?
―本宮市での暮らし―
が、
魅力発信となるように思います。
安藤正次郎 さん ご一家
イラスト:さくらさら
~おばあちゃんとお買い物~
住まいる
もとみや
る時間を満喫しています。そして何
三春町出身。本宮市白岩在住。製
つながります。
※このマンガの内容は一例です。
第4話
原案:あだち地方地域自立支援協議会
原案
あ せ た ご
し わ の ま
生活支援部会
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生活支援部会
鈴木 哲也さん
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75