回答(PDF形式:146KB)

規制改革ホットライン検討要請項目の現状と措置概要
更に精査・検討を要すると認められる事項については、規制改革会議(各ワーキング・グループ)において対応します。
※「規制改革会議における再検討項目」欄の記号(◎、○、△)については、所管省庁の回答をもとに、規制改革会議が以下のとおり判断したものです。
◎:規制改革会議の各ワーキング・グループで検討している事項及び検討を予定している事項
○:再検討が必要(「◎」に該当するもの除く。)と判断し、規制シートの作成対象とする事項
△:再検討の要否を判断するため、事務局が提案内容に関する事実関係を確認する事項
管理番号
受付日
所管省
庁への
検討
要請日
内閣府
での
回答取り
まとめ日
所管省庁の検討結果
提案事項
提案の具体的内容等
提案
主体
所管
官庁
制度の現状
該当法令等
措置の
分類
措置の概要(対応策)
規制改革
会議に
おける再検
討項目
(具体的内容)
地方創生に寄与するワンストップのサービス提供のため、銀行のリース子会社に対し、不動産向け
オペレーティング・リース業務を解禁していただきたい。
280615001
27年
10月19日
27年
11月9日
(理由)
地方創生、地域活性化の進捗に伴い、公共施設整備・運営においてPFI方式の導入が期待されて
不動産リース
いる一方、地方では小規模な事業も多く、SPC設立等のコストや手続きの煩雑さから馴染みにくい
28年
業務に対する
ケースも多い。
6月15日
規制緩和
PFI方式のメリットを享受しつつ、その煩雑さやコストアップ要因を排除した簡便な手法として、銀行
のリース子会社によるファイナンス・リースがあるが、不動産向けではフルペイアウトが原則である本
規制により、施設の一部分を民間事業者へオペレーティング・リースによって賃貸するなど、多様な
ニーズに応じた柔軟な計画が困難となっている。
現場の実情(コストや規模)に合った形で、民間事業者とも連携した適切な事業を創出しやすくすべ
く、本規制を解禁することは地方創生にも資するものと考えられる。 (以上)
(一社)第
二地方
金融庁
銀行協
会
主要行等向けの
総合的な監督指
銀行の子会社が行う不動産を対象としたリース契約については、リース
針Ⅴ-3-3-1(2)
形態をとって一般不動産事業を行うなどの他業禁止規定の潜脱を防ぐ
検討を予 銀行の子会社が不動産を対象としたオペレーティング・リースを営むことについては、銀行に対
中小・地域金融
ために、融資と同様の形態(いわゆるファイナンスリース)に限って認め
定
する他業禁止の趣旨を踏まえ、銀行の健全性確保の観点から検討を行います。
機関向けの総合
られております。
的な監督指針Ⅲ4-7-1(2)
(具体的内容)
地域の不動産情報が集中しやすい銀行の不動産仲介業務を解禁するとともに、空き家対策や中心
街の空洞化対策等の地方創生のため、銀行所有の余剰不動産の賃貸規制の緩和を図っていただき
たい。
280615002
27年
10月19日
27年
11月9日
(理由)
銀行には、不動産関連業務が認められていない。また、余剰不動産の賃貸においては、その他付
不動産業務
随業務の範疇かつ一時的な賃貸でなければ認められていない。
28年
に対する規制
地方においては、信託銀行や大手不動産会社がなく、不動産情報が銀行に集中することから、銀行
6月15日
緩和
による直接的なサービス提供(仲介等)が期待されている。
また、銀行店舗・社宅等の所有不動産の建替等により生じた銀行所有の余剰不動産を地方公共団
体や民間事業者への賃貸で有効活用させて欲しいとのニーズがある。賃貸が認められていない現状
では売却以外の選択肢はぼぼないが、地方ではその資産を購入し事業化できるだけの事業者が少な
いこともあり、売却できず空き家又は更地として放置されてしまうなど、中心街の空洞化問題を惹起す
ることもある。金融機関所有の余剰不動産については、地域活性化という観点から、賃貸可能とする
よう認めていただきたい。 (以上)
① 銀行が不動産仲介業務を行うことは禁止されております。
(一社)第
二地方
金融庁
銀行協
会
① 銀行本体における不動産仲介業務への参入については、他業を営むことによるリスクの遮
①銀行法第10条 ①対応不
断、銀行業務に専念すること等による銀行等の健全性確保といった他業禁止の趣旨を踏まえる
可
② 銀行が所有する余剰不動産の賃貸については、その他の付随する
必要があり、現時点で直ちに措置することは困難です。
②主要行等向け
業務(銀行法第10条第2項)として、銀行業務との機能的な親近性やリ
の総合的な監督 ②検討を
スクの同質性等の一定の要件のもと、業務として行うことが可能となっ
② 銀行が所有する余剰不動産を賃貸できる場合については、銀行に対する他業禁止の趣旨
指針Ⅴ-3-2⑷ 予定
ております。
を踏まえ、銀行の健全性確保の観点から検討を行います。