⽇本の電⼦出版 (株)出版デジタル機構 新名 新 13 juin 2016 Forum Franco-Japonais Livre et numérique Économie du livre et numérique ⽇本の電⼦出版市場の現状 ジャンル別のシェア コミック ⼀般書籍 雑誌 8.3% 2015年 76.5% 15.2% コミックのシェアが⾼い • Amazon(Kindle)のシェアが英⽶ほど ⾼くない 書籍の伸びは緩やか • ⽶国のような市場ができていない 2014年 16.8% 77.1% 0 250 コミック 500 750 ⼀般書籍 1,000 雑誌は急成⻑ 6.1% 1,250 雑誌 • NTTdocomoのdマガジンが⼤躍進 1,500 合計(億円) 2014年 882 192 70 1144 2015年 1149 228 125 1502 130.3% 118.8% 178.6% 131.3% 対前年⽐ 2016年版 出版指標年報(出版科学研究所) 電⼦出版のシェア • 2014年の6.6%から2015年は9.0%に • 紙の市場は前年⽐94.7%に縮⼩ • ⽇本⼈の74%は紙で本を読みたい 電⼦書籍の価格 • ⼤⼿版元はエージェンシーモデル • その他はホールセールモデル 2 電⼦出版市場の新しい動き Webの世界から登場する新しい著者 • 電⼦書店が版元となるオリジナルコミックが隆盛(当社コミック売上の10%を占める) • KDP(Kindle Direct Publishing)に代表される独⽴系作家の増加 • 投稿サイト出⾝の作家が売上ベストス20のうち8〜9作品を占める(2015年9〜10⽉) • 既存出版社が⾃ら投稿サイトを運営、あるいは有⼒な投稿サイトと提携 紙の雑誌の深刻な危機……電⼦雑誌の姿がまだ⾒えない • 作品を連載する⽇本独⾃の⼩説雑誌、コミック雑誌は急速に衰退しつつある • Subscriptionモデルのdマガジンを除くとPDF型電⼦雑誌は惨憺たる売上 次の時代の出版コンテンツに対する模索 • IDPFとW3Cの統合問題で⾒えた、EPUBのBrowser Friendly Format化(Hachette社が熱⼼) • ParisのEDRLab(Europian Digital Reading Lab.)が⽬指すのは⽶国型垂直統合への挑戦か? • 紙書籍を電⼦化したに過ぎない現在の「電⼦書籍」の寿命は? 3 ⽇本におけるコミック市場は全体の21.5%程度 電⼦が⽀える⽇本のコミック市場 6000 億円 5000 4000 3000 2000 1000 0 紙【単⾏本】 電子【単行本+雑誌】 紙【雑誌】 【特徴】 電⼦コミックのシェア • 単⾏本+雑誌では26.3% • 単⾏本だけでは35.3% • 雑誌だけでは1.7% 電⼦出版が救ったコミック市場 • 単⾏本は電⼦の登場により成⻑を開始 • 紙のコミック雑誌が激減したにもかかわら ず市場全体では売上減少に⻭⽌め 電⼦コミックの販売⼿法 • 第1巻無料施策など無料化による顧客誘導 • ホールセールモデルでの97%割引! • Subscription modelの登場 4
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