優先交渉権者選考審査基準

優先交渉権者選考審査基準 (基幹業務系)
1 技術点に関する審査基準
【注意事項】
・企画提案書に記載する内容は全て本業務における実施義務事項として事業者が提示し、かつ提案価格内で契約するものであることに留意すること。(ただし、評価分類5に記載する内容は、
価格を別途積算すること。)
・実施義務事項ではなく、参考として記載が必要である場合には、【参考】と明示し、記載する用紙を分け、混同する可能性を排除すること。
・提案価格外として記載が必要である場合には、【価格外】と明示し、記載する用紙を分け、混同する可能性を排除すること。
・説明は文章をもって行い、図等はその補助として用いること。図のみの説明は認めない。
・契約書(案)、サービス仕様、業務仕様、その他甲府市が事前に公開した各種事業関連図書の内容を前提条件として提案すること。
評価分類
配点
評 価 基 準
評価項目
評価のポイント
・提案全般の総括を示すと共に、事業者・構成企業・提供サービス等の特徴を
提案すること。
・第二次こうふDO計画の目的やコンセプト、実施手法を理解し、事業者として
の取組みを体系的に分解して示すこと。
・コスト削減目標、利用者満足度や業務改善目標等、本事業の実施評価指標
を採用理由と共に示し、各目標の効果測定の指標及び具体的な算出方法を
提案すること。また、提案する指標の採用例と実現効果の例も示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・提案内容全体がポイントを押さえ、分かりやすく整理されているか
・第二次こうふDO計画の目的・コンセプトを理解しているか
・事業者の提供サービスや提案内容の特徴が表現され、甲府市のメリットや
リスクが整理されているか
・指標や目標が具体的な理由と共に明示されているか
・事業全体のリスクを最小化するための工夫や提案が行われているか
・本事業に関連した受託実績が十分か
・提案される内容は甲府市への貢献度が高いか
・本事業に関連する受託実績を示すこと。
・その他甲府市へ提案する内容について示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・本事業に関連した受託実績が十分か
・提案される内容は甲府市への貢献度が高いか
・大規模災害等により、サービスの提供が困難となる事態が発生した場合に
備え、具体的な対策を示すこと。災害のパターンや発生時からの時間的な
フェーズ毎に、システム上の対策及び事業者の体制等について具体的に提
案すること。
・大規模災害に備えたバックアップや通信回線の考慮、庁舎内への保存等の
構成について示すこと。
・運営管理期間が終了し、新しい事業へサービスを遅滞無く引継ぐための具
体的な手法、ドキュメント及びシステム等について示すこと。
・事業者もしくは構成企業・製品製造元等の破綻等により、サービスの継続が
困難となった場合において、それぞれのパターン毎に、具体的な対策を示すこ
と。事業者の破綻時には第3者へサービスの提供を引き継ぐために必要な対
策について、それ以外の場合には、サービスの提供に支障を来たさないため
に必要な対策について、具体的に提案すること。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・システム構成上の対策だけでなく、施設・設備や運用面における考慮がな
されたサービス提供が考慮されているか
・災害レベル別に、具体的な回復目標が定義され、適切な対策が採られて
いるか
5
・第二次こうふDO計画の範囲を問わず、甲府市との長期のパートナーシップ
を実現するために、特に甲府市へ提案する内容について示すこと。
・甲府市のIT産業、IT人材の育成に寄与する提案について示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・甲府市へのパートナーシップが、事業者の責任者によって明示されている
か
・コミットメントは抽象的なものでなく、具体的な成果や便益の伴うものか、甲
府市への貢献度が高いか
5
・提供するシステム及びサービス提供拠点について、サービス提供の全体像
を示し、具体的な構成や提供拠点を甲府市が受けるメリットと共に示すこと。
・提供するシステムやサービスの特徴を示し、サービス品質を事業期間中達
成可能であることを示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・提供されるシステム及びサービスが提案要求事項を網羅し、サービス品質
の達成・維持が可能か
・事業者でのプログラム管理や各サーバにおける構成管理、拠点の配置や
運営手法など、事業者の工夫が甲府市にとってもメリットが高いものか
・利用側にとって、特定のクライアント・OS・ブラウザ等に依存しない工夫がさ
れており、将来的に柔軟なサービス提供が可能なとなっているか
2.2.システム構築手法・スケ
ジュール
5
・仕様決定、構築、テスト、データ移行、本番稼働の手法について示すこと。
・各フェーズの作業構成(WBS)を示し、WBS単位での詳細スケジュールを示
すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・甲府市の負荷が少ない手法か
・リスクなく短期で構築及び本番稼働が可能な手法か
・WBSが適切に分解され、WBS単位でのスケジュールが示され、プロジェクト
全体を網羅しているか
・無理なく実現性の高いスケジュールとWBSが計画されているか
2.3.品質の確保
10
・要求仕様の確認・決定、移行データの確認、提供されるシステムの機能・品
質の確認、業務仕様の充足度の確認(稼働後に問題なく業務が遂行可能
か)、等の作業において、甲府市の負荷を低減し、かつ運用品質の確保・確認
が十分に可能な手法を提案すること。
方法論ではなく、具体的な手法・ツールとして現実的であるものを提案するこ
と。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・要求仕様の確認は効率的かつ網羅的に可能な工夫がされているか
・移行データの確認は効率的かつ網羅的に可能な工夫がされているか
・運用テストにおいて本番稼働以降の品質が確保できる工夫がされている
か
・運用後のオペレーションについて、通常時だけではなく、年次やイレギュ
ラーな処理も含めて確認できる工夫がされているか
2.4.業務データ抽出・利活用
20
・業務データをリアルタイムかつ横断的に全件出力できるシステム・ツールに
ついて具体的に示すこと。
・業務データと連動し、かつ独自管理項目を追加可能なデータベースシステム
について提案すること。
・抽出の新規作成や変更が職員でも容易に可能であり、Excel等の出力フォー
マットの作成も可能であることが望ましい。
・外部のツール・サービスに対してインターフェースが提供されているものが望
ましい。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・データ抽出ツール、データベースシステムは即時導入可能なものであり、容
易に利用可能なものであるか
・職員が利用できる工夫がされており、ユーザビリティの高いものであるか
10
・運営管理期間中におけるシステムの運営スキーム、運営時のシステム構成
について示すこと。
・運用アウトソーシングの運営手法について、拠点や印刷・封入封緘・引抜・デ
リバリ等の作業詳細を示し、効率的な運営手法を提案すること。
・サポートデスク他、システム、ソフトウェア、ハードウェア等のサポートサービ
スの内容・品質について具体的に示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・長期の運営管理期間中、システムの運営を安定して継続するための体制・
システム構成について具体的に示されているか
・技術や人材等の変化に対応し、よりよいシステムを提供するための工夫に
ついて具体的に示されているか
・運用アウトソーシングが効率的に提供され、職員工数削減に寄与するか
3.1.2.サービス品
質の維持
・システムの品質を維持するためにどのような手法・対策を用いるのかを示す
こと。
・サービス仕様を満たすためにシステムの一部もしくは全面更新を行う予定が
ある場合には、その内容について具体的に示すこと。
・障害発生時におけるリスクや影響度合いを抑える取り組みや、障害復旧を
早める取り組み及びシステムについて具体的に示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・長期の運営管理期間中、システムの運営を安定して継続するための体制・
システム構成について具体的に示されているか
・サービス品質を維持するための方策、システムの更新手法、更新予定につ
いて具体的に示されているか
・システムやサービスの品質、セキュリティ状態を管理するためのノウハウや
管理指標について具体的に示されているか
・技術や人材等の変化に対応し、よりよいシステムを提供するための工夫に
ついて具体的に示されているか
・個別のサービス単位での障害を検知し、迅速にリカバリするための工夫に
ついて具体的に示されているか
3.1.3.セキュリティ
の維持
・セキュリティを維持するための仕組みやシステムについて示し、セキュリティ
状態を具体的に検知・調査するための手法について示すこと。今後の国等の
ガイダンスへの追従について示すこと。
・ID/パスワード認証と生体認証による二要素認証の実装について示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・長期の運営管理期間中、システムの運営を安定して継続するための体制・
システム構成について具体的に示されているか
・技術や人材等の変化に対応し、よりよいシステムを提供するための工夫に
ついて具体的に示されているか
・セキュリティについて、単なる防御ではなく、暗号化やパスワード保護など
の自動化や、不正な操作の積極的な検出、個人情報の検出など、今後の技
術や社会の流れを見据えた提案が示されているか
・国等へのガイダンスへの追従方針が具体的に示されているか
1.事業 1.1.第二次こ 1.1.1.第二次こう
実施全 うふDO計画 ふDO計画の理
般
の理解、達成 解、達成目標
目標
5
1.1.2.受託実績、
その他
1.2.事業継続 1.2.1.大規模災害
への対応
5
1.2.2.事業継続手
法
1.3.甲府市へのコミットメント
2.シス 2.1.サービス構成
テムの
提供
3.サー 3.1.サービス
ビス運 運用手法
用
3.1.1.サービス運
用スキーム
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・業務データを甲府市へ遅滞無く返還するための、ドキュメント、システム、情
報提供が具体的に定義されているか
・事業者との協議や調整が必要なく、業務データを移行できる仕組みが整え
られているか
・破綻のケース毎に、具体的な対策が示されているか
・構成企業や製品提供元等の破綻があってもサービス提供を保証するため
の仕組みが考慮されているか
・事業者の破綻時にサービスを即時に停止させないための配慮がなされて
いるか
評価分類
3.2.法制度改 3.2.1法制度改正
正対応、業務 対応
追加、機能追
加
配点
15
3.2.2.業務追加、
機能追加対応
4.マネ 4.1.体制
ジメント
4.2.マネジメン 4.2.1.マネジメント
ト手法
手法
評価項目
評価のポイント
・法制度改正について、過去10年の法制度改正、業務追加における実績につ
いて、具体的な費用とともに示すこと。
・当初契約費用内でカバーする法制度改正対応について基準と具体的な事
例について示すこと。
・大規模法制度改正に相当する基準と具体的な事例、想定費用について提案
すること。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・法制度改正が低コストで実現されているか
・当初契約費用内でカバーする範囲が広いか
・大規模法制度改正の基準が具体的であり、甲府市の負担が軽減される工
夫がされているか
・当初契約費用内でカバーする業務追加、機能追加対応について基準と具体
的な事例について示すこと。
・業務追加、機能追加を実施する際に甲府市の負担を軽減する取組について
提案すること。
・追加費用の算定の際に用いる機能ポイントの計算方法について提案があれ
ば示すこと。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・業務追加、機能追加が低コストで実現されているか
・当初契約費用内でカバーする範囲が広いか
・機能ポイントの計算方法の提案について、甲府市側で算出・検証が可能な
手法となっているか
・その他甲府にとって負担が軽減される提案がされているか
5
・各フェーズにおける体制及び主要メンバー(サービス提供開始まで交代は原 ・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
則認めない)の能力・経歴・本プロジェクトに対しての稼動割合について具体 ・プロジェクトマネージャ及び各リーダーは、能力・経験共に信頼に足る人物
的に示すこと。
か
25
・サービス仕様書の内容を実現するため、課題管理、リスク管理、進捗管理、
品質管理、性能管理等、プロジェクトマネジメントに関する具体的な手法につ
いて、用いるツールやドキュメントのテンプレートや実例を示しつつ提案するこ
と。
・甲府市と円滑なコミュニケーションを図り、認識のずれを防止するための仕
組みとツールについて具体的に提案すること。
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
特に、サービス仕様書の内容をよく理解しているか
・各種プロジェクトマネジメントの手法とツールが充足しており、事業者におけ
る実施経験が実例と共に示され、かつそれぞれのツールとサンプルが示さ
れているか
・甲府市の各部門と確実なコミュニケーションを図るための考え方、手法、
ツール、ドキュメント体系について実例と共に具体的に示されているか
・運用における品質・効率化の確保、ミスの減少のためDevOps等の具体的な ・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
仕組みとツールについて示すこと。
特に、サービス仕様書の内容をよく理解しているか
・レビュー品質の確保のための具体的な仕組みとツールについて示すこと。 ・運用における具体的な品質確保手法とツールの利用について具体的に示
されているか
・レビュー品質の維持は効果的に実現されるか
4.2.2.品質向上の
自動化
5.その
他
評 価 基 準
5.1.中核市対応
10
・平成31年4月に予定している中核市への移行に際し、現在の業務仕様から ・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
追加となる業務及び機能について具体的に示し、想定する費用、対応手法、 ・中核市への移行に伴い必要な業務・機能について理解しているか
事務移行手法について具体的に示すこと。
・甲府市の負担が軽減されるよう考慮されているか
主に以下のシステムを想定しているが、他にも対応が必要と思われるものが
あれば提案すること。
・保健所システム
・介護保険指定機関等管理システム
・母子父子寡婦福祉資金貸付金システム
5.2.その他事 5.2.1.コスト削減
務改善
提案
5
・構築・運用等のコストや、追加開発コストの低減や、職員負荷の低減につい
て具体的な提案があれば示すこと。
・運営管理期間を1年以上延長するケースについて、想定費用や具体的な対
応方法について提案すること。
・運用要件一覧に示す帳票出力について、事業者側で用紙の調達を想定した ・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
場合の想定費用と、その特徴を提案すること。地元から用紙を調達するケー ・用紙調達について甲府市にメリットのある提案が具体的に示されているか
スについても提案することが望ましい。
・更なるコスト低減のための工夫がされているか
5.2.2.運用コスト
提案
合計
・各種仕様書、提案要求事項等を網羅し理解しているか
・更なるコスト低減のための工夫がされているか
・運用時の職員負荷低減のための工夫がされているか
・運営管理期間を延長する場合、甲府市にとって現実的な提案となっている
か
125
2 操作点に関する審査基準(基幹業務系)
評価分類
1
機能要求
評 価 基 準
評価項目
評価のポイント
情報システム更新・運用業務(基幹業務系)業務仕様書[個別業務編]の
各業務ごとの機能要件の記載項目
2
帳票
情報システム更新・運用業務(基幹業務系)業務仕様書[個別業務編]の
各業務ごとの帳票の記載項目
3
特記事項
情報システム更新・運用業務(基幹業務系)業務仕様書[個別業務編]の
各業務ごとの特記事項の記載項目
4:要求仕様書を満たし、特に優れた機能・帳票を有している
(レスポンス、業務連携性など事務効率の向上に見るべき点がある。)
3:要求仕様を満たし、優れた機能・帳票を有している。
2:要求仕様を満たしている。
1:最低限度の要求仕様を満たしている。(カスタマイズ等によりサービス
提供時には満たすことが確約されている。)
0:要求仕様を著しく満たしていない、もしくは機能が無い。