真弓浄水場県水受水池 内部清掃業務

真弓浄水場県水受水池
内部清掃業務
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管
平成28年度 理
者
部
次
課
場
係
主
主
設
照
長
長
長
長
長
査
任
計
査
整理
番号
業
履
業
務
行
務
名
場
委
託
設
計
書
真弓浄水場県水受水池内部清掃業務
所
生駒市真弓2丁目地内
金
種 別
額
一金
円也
設 計 額
適 要
業務価格
円 消費税
円
設 計 額
真弓浄水場県水受水池内部清掃
計 画 説 明
生 駒 市 上 下 水 道 部
内訳表
1
業 務 委 託 費 内 訳 表
費 目
工 種
種 別
細 別
規 格
単位
数 量
単 価
摘 要
金 額
直接作業費
配水池清掃・点検 不断水
式
1
代価表第0001号参照
排水処理・運搬
式
1
代価表第0002号参照
直接業務費
処分料:
共通仮設費
式
1
千円止め
(
)
(
)
(
)
純業務費
現場管理費
業務原価計
一般管理費等
業務価格
消費税相当額
式
1
式
1
式
1
業務価格の8%
業務委託料
代価表第0001号
1
配水池清掃、点検(不断水) 1式(配水池面積622㎡)当り
名 称
規 格
単位
数 量
単 価
金 額
雑
摘 要
労務費
式
1.00
代価表第0101号参照
機材費
式
1.00
代価表第0102号参照
計
代価表第0002号
1
排水処理、運搬工 1式当り
名 称
規 格
単位
数 量
単 価
排水処理工
金 額
雑
摘 要
式
1
代価表第0103号参照
汚泥運搬工
m3
6
代価表第0104号参照
汚泥処理料(軟弱土)
山本工業(天理市)
m3
6
622㎡×0.01m
計
真弓浄水場県水受水池内部清掃業務 一般・特記仕様書
第1章
総則
1.委託業務名
真弓浄水場県水受水池内部清掃業務
2.履行場所
生駒市真弓2丁目地内(真弓浄水場内)
容量
名称
構造
完成
池
内径、深さ
場所
(㎥)
真弓浄水場
4,000
PC 構造
県水受水池
年月
内径 19.8m 深 6.5m
真弓2丁
内径 28.5m 深 6.5m
目
1
(同心円 2 重式)
H01
3.業 務 目 的 ・ 内 容
本業務は、真弓浄水場県水受水池(以下「本受水池」という。
)について、運転しながら
潜水作業による内部清掃を行うとともに、内部の劣化状況等の現状点検、調査を行うもの
である。
内容
(1) 潜水作業による本受水池内部清掃
・・・ 1式
(2) 潜水作業による本受水池内部の現状点検、調査
・・・
1式
第2章
一般事項
1.一般事項
受注者は、生駒市水道事業契約に関する規程及び関連法令等を遵守するとともに、業務委
託設計図書、業務委託契約書、本仕様書その他の指針等に基づき、発注者の指示に従って
誠実に本業務を行うこと。
受注者は、公共の安全、環境の保全、その他の公益を害することの無いように本業務を実
施しなければならない。
2.提出書類
(1)受注者は、契約後速やかに業務計画書を生駒市上下水道部監督職員(以下「監督職
員」という。)に提出し、承認を得なければならない。
(2)業務計画書には契約図書等に基づき、業務委託の内容、実施方針、着手届、業務工
程表、業務組織計画、業務主任技術者届、現場代理人届及び経歴書、その他必要なもの
を添付すること。
(3)本業務完了にあたっては、業務報告書、完了届、請求書等を提出すること。
3.打合せ協議
(1)本業務の着手時、主要な打合せ時及び業務報告書提出時には、必ず業務主任技術者
が出席すること。
(2)受注者は発注者の指示する日に打合せ協議に応じるとともに、疑義が生じたときは、
協議のうえこれらの解決に当たらなければならない。
(3)業務主任技術者は、監督職員と協議または決定した事項について、後日疑義が生じ
ないよう協議議事録を作成し、監督食員の承認を得なければならない。
4.本受水池の立入り等
(1)受注者は本受水池に立入る際には、身分証明書を携帯し、関係者の請求があったと
きはこれを提示しなければならない。
(2)本業務においては水道法等関係法令を遵守し衛生管理を徹底して、発注者の水道施
設運転管理業務、真弓浄水場内の工事等の支障にならないよう十分に配慮するとともに、
付近住民、通行者、その他に迷惑をかけないよう、また家屋、立木その他の工作物及び
地下埋設物等に支障のないよう十分注意しなければならない。
(3)本業務の実施に際し、必要が生じる関係法令に係る申請手続き等は、受注者がその
費用を負担して行うこと。また、これに係る諸官庁に対する交渉等の経過は、逐次監督
員に報告すること。
5.検便の実施
(1) 本業務において、真弓浄水場敷地内に立ち入る作業員については、予め検便を行い、
その結果を示す書面を発注者に提出し承諾を得ること。
(2) 検便は、水道法に基き病原体が便中に排泄される感染症(赤痢、サルモネラ菌、O-
157)について、その保菌者の有無を検査するものとする。
6.変更等
受注者は本業務に関して、本仕様書に明記されていない事項で業務遂行上当然必要と認
められる事項、及び現地の状況等による業務に重大な影響のない軽微な変更については、
監督職員の指示により実施するものとする。また、これにともなう履行期間、業務委託料
の変更は行わないものとする。
ただし、発注者が大幅な変更を生じたと認めた場合は、協議によるものとする。
7.費用の負担
本業務実施に伴い必要な費用は、本仕様書等に明記のないものであっても、原則として
受注者の負担とする。
8.再委託の禁止
受注者は本業務の全部又はその一部を第三者に委託してはならない。ただし、本業務の
一部について、あらかじめ書面により発注者の承諾を得た場合は、この限りでない。
9.秘密の保持
本業務上知り得たいかなる事項も第三者に漏らしたり、他に流用してはならない。
10.成果品
本業務の報告図書類を各必要部数提出し、監督職員の承諾を得ること。
また、その電子データも合わせて提出すること。
なお、電子データの形式については監督職員より別途指示する。
本業務の成果品は次のとおりとする。
(1) 業務報告図書類
3部
(2) 業務報告図書電子データ
1式
(3) その他
1式
11.その他
本仕様書等において明示されていないもの、あるいは疑義が生じた場合は、受注者と発
注者が協議のうえ、発注者の指示するところによること。
第3章 特記事項
1.目的
本業務は、本受水池の内部を送配水を停止することなく安全に清掃するとともに、内
部の状況を点検、調査して記録することを目的とする。
2.業務内容
受注者は以下に基き、本受水池内部清掃、及び構造物内部現状点検、調査を行うこと。
3.本受水池構造
(1) PC 構造(同心円 2 重式)
(2) 内部面積 622 ㎡(直径:28.5m)
(3) 有効水深 6.5m
(4) 流入管、配水管、越流管等設置
4.作業員
この業務は特殊かつ専門的技術を必要とする作業であるため、作業にあたっては潜水
士免許を有する健全で潜水業務の熟練者を従事させること。
潜水士は、本受水池の構造を十分に理解できる者であり、過去に同様の水道施設での
潜水作業に従事した経験を有する者で、
過去 1 年以内に現場潜水経験を有する者とする。
また、現場には、貯水槽清掃作業監督者又は水道施設管理技士 3 級以上の者を常駐さ
せること。
5.提出書類
本業務は、飲料水内の潜水作業であるため作業員については、事前に次の書類を発注
者に提出すること。
① 業務に従事する作業員名簿
②
労働安全衛生法に基づく潜水士免許のコピー。
③
一般健康診断書及び高気圧検診書のコピー。
④
培養検査証明書(赤痢菌、サルモネラ菌、O-157)のコピー。
⑤
飲料水貯水槽清掃業登録証明書のコピー
⑥
酸素欠乏危険作業主任者資格証のコピー
⑦
貯水槽清掃作業監督者修了証書又は水道施設管理技士登録証のコピー
6.業務主任技術者
本業務実施にあたり業務主任技術者を置くこと。
業務主任技術者は、現場に常駐し第三者に業務主任技術者であることを容易に識別で
きる腕章を常時着用し、本業務現場作業における全責任を負わなければならない。
業務主任技術者は、酸素欠乏危険作業主任者の資格を有し、過去 1 年以内に現場潜水
経験を有する者とする。
7.業務実施
本業務は、稼動している受水池で実施されるものであり、施設の運転管理、周辺の
工事等に支障のないよう細心の注意を払って実施すること。また、万一施設の運用又
は構造物に損傷を与えた場合は、受注者は監督職員の指示に従い速やかに修復し、こ
れにかかる費用はすべて受注者の負担とする。
8.注意事項
(1) 本受水池は、上水を供給している施設であるため、使用する機械、器具等は、衛
生に十分配慮したものとし、監督職員の承認を得ること。
(2) 休息、飲食等は監督職員の指示する所定の場所で行うこと。
(3) 本業務実施に伴って施設内に機器等を仮置きする場合は、事前に監督職員の承認
を得て、仮置き場所には清潔なシート等を敷き、周囲に散乱しないように養生して
仮置きすること。また、出入り口、ドア前、マンホール等の開閉に支障のないよう
に仮置きすること。
9.業務管理
(1) 本受水池内部に入れる全てのものについて、次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用し
適切な消毒を施すこと。
(2) 使用する機材に関しては、汚れ・油等が出ないように洗浄、消毒をすること。
(3) 潜水士は、人体が水中に露出しない配水池専用ドライスーツを着用し、外部と常
時交信が行えるよう、水中有線電話装置付のフルフェイスマスクを装着すること。
(4) 事故及び災害防止のため、常に予防的措置を講じ人命及び財産等に危害を及ぼさ
ないようにすること。
(5) 本受水池内部に入る時は、十分な換気等を行い、酸欠防止措置を行うこと。
(6) 稼動中の受水池であるため、濁水等を起さないように十分注意して作業すること。
(7) 稼動中の受水池であるため、潜水作業に当たっては流入、流出管口等に十分注意
して、安全に潜水作業を行うとともに、誤って機材等が管内に入らないようにするこ
と。
(8) 除去した沈殿物の処理については、監督職員の指示により適切に処分すること。
10.安全訓練等
(1)
本業務の実施に際し、現場に即した安全訓練等について、本業務受注後、原則と
して作業員全員参加により半日以上の時間を割り当て下記の項目の安全訓練を実施す
ること。
a)
安全活動のビデオ等視聴覚資料による安全教育
b)
本業務内容等の周知徹底
c)
本業務における災害対策訓練
d)
本業務現場で予想される事故対策
e)
その他、安全衛生教育として必要な事項
(2) 「安全訓練等実施報告書」により、安全、衛生に関する研修訓練等と分かる写真、
実施日、参加者等必要事項を記入の上提出すること。
11.作業手順
(1) 準備
1) KY(危険予知)ミーティング、作業確認打ち合わせを行うこと。
2) 本受水池外部及び人孔周囲に潜水機材、清掃機材を配置し、受水池内部に持ち込
む機材及び潜水士は、必ず清潔なブルーシート上に配置すること。
(2) 消毒
次亜塩素酸ナトリウム水溶液を消毒用水槽に作り、潜水士、潜水具及び他の水中
に持ち込む工具類を消毒すること。
(3) 清掃
1) 潜水士が潜水し、清掃前の受水池底部堆積状況、構造物内部状況の水中写真撮影
を行うこと。
2) 吸引用ホースを水中に入れ、堆積物の除去を開始し、この際潜水士は、着底スペ
ースが出来るまで、底部より浮き上がった状態で作業を行い、堆積物を巻き上げる
ことのないよう十分注意すること。
3) 潜水士は、着底スペースが出来次第着底し、掃除機をかける要領で順次堆積物を
吸引除去していくこと。
4) 排水は、仮設沈殿池等必要な設備を設けて、河川に排水可能な水質にして排水し、
沈殿物を廃棄物として発注者が認める処理施設に搬入し適正に処分すること。
5)清掃作業後の水中写真を撮影すること。
(4) 点検、調査
1)清掃作業後、本受水池構造物内部の、底部、側壁面、ドーム内面等の全てを目視
により点検、調査を行うと共に、全ての壁面を撮影し記録すること。
2)調査にあたっては、本受水池の維持管理を適切に行うために必要となる、詳細な
現状評価を行うことが可能なデータを収集すること。
3)もし、本受水池構造物内部にクラック等があれば、特に詳細に調査して、位置、
長さ等を記録し、その評価が可能なデータを収集すること。
4)流入管、配水管、越流管等及びそれらの支持金具等の状況についても調査し、写
真等に記録すること。
5)上記点検、調査結果は、監督職員の指示する書式等により、報告書類として提出
すること。
(5) 撤去
現場作業終了後、受水池内部、外部及び人孔周囲の潜水機材、清掃用機材を撤
去し、側溝等に溜まった堆積物が有ればそれを除去すること。
(6) 安全衛生管理
1)本作業場所は上水道施設であるので、汚濁することのないよう万全の注意を払
うこと。
2)作業には、潜水士免許を有する経験豊富なものを就かせること。
3)作業前には潜水機材の洗浄、点検を十分に行うこと。
4)作業中は、現場の整理整頓に務め、作業場所周辺に迷惑が掛かることの無い様、
十分注意を払い作業を行うこと。
5)潜水作業は、潜水士の健康を考慮し交代で行うこと。(潜水士一人の潜水時間
は1日4時間程度とする。)
6)潜水作業中は、陸上に常時連絡及び送気に係る人員を配置すること。
7)潜水士には常時水中有線電話を携行させ、作業の進行状況の把握及び安全確保
に努めること。
8)ダイビングコンプレッサーが、不意に停止しても潜水士が緊急浮上出来るよう
にセキュリティータンクを配置すること。
12.建設副産物の搬出
(1)本工事の施工により発生する建設副産物の搬出については、①により取り扱うこと
とする。
① 建設廃棄物(特定建設資材廃棄物以外)
本工事で発生する建設廃棄物(特定建設資材廃棄物以外)については、原則県内の
再資源化施設等に搬出するものとする。なお、積算上見込んでいる受入場所(施設)
は下表のとおりであるが、あくまでも積算上の条件明示であり、搬出先を指定するも
のではない。また、受入施設の変更にかかる設計変更については、(2)によるものとす
る。
建設副産物
片道
受入期間
その他
運搬距離
及び受入時間
受入条件
受入場所(施設)
ゴミ、草、根、
㈱山本工業
20km
建設汚泥
通常日
7:00~19:00
ガラを含むも
のは受入不可
事前協議必要
(2) 本工事の施工により発生する建設副産物の搬出について、受入施設の変更にかかる
設計変更の取り扱いは以下のとおりとする。
受注者の責によるものでないやむを得ない理由により、受入施設の変更を行う場合は、
監督職員と協議の上、設計変更の対象とする。
受注者の責によるものでないやむを得ない理由とは、以下の 1)~5)である。
1)
受入施設の受入可能量の超過、施設の故障等、受入側の事情により受入が不可能
となった場合
2)
受入場所(施設)までの運搬経路に支障が生じ運搬が不可能となった場合、もし
くは迂回経路の運搬距離が著しく延びる場合
3) 発生した建設副産物の形状等が、受入条件と一致することが困難になった場合
4) 受入施設の不適正な行為を行政機関等が確認した場合
5) 受入施設が廃棄物処理法に基づく許可の失効、もしくは行政処分を受けた場合
なお、受注者の都合による受入施設の変更は、監督職員と協議の上、建設発生土につ
いては公的な受入施設又は奈良県県土マネジメント部に建設発生土受入業者として登録
している県内の民間受入施設に限って、また、建設廃棄物については、「廃棄物の処理
及び清掃に関する法律」や「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサ
イクル法)」等関係法令や「建設副産物適正処理推進要綱」などに基づき適切に処理す
る場合に限って認めるものとし、設計金額の変更は減額となる場合のみを対象とする。
請負金額が100万円以上の工事等の場合は、再生資源利用計画を所定の様式に基づ
き作成し、施工計画書に含め監督職員に提出すること。また、再生資源利用計画を作成
した場合には、工事完了後速やかに実施状況を記録した再生資源利用計画書(実施書)
を監督職員に提出すること。
(3)産業廃棄物の搬出にあたっては、産業廃棄物管理票(マニフェスト)等により、適
正に処理されていることを確認するとともに監督職員にその写しを提出すること。あわ
せて、産業廃棄物受入施設が発行する受入時の計量伝票の写しを監督職員に提出すると
ともに、検査時及び監督職員等より請求があった場合には直ちに原本を提示すること。
(4)本工事の施工により発生する建設汚泥については、産業廃棄物税の対象であるため、
搬出時に産業廃棄物税相当額を最終処分場業者に支払うこと。