吾輩は猫である - 一橋大学附属図書館

<編集・発行>No.145 2016/6/27 発行
編集 : 一橋大学附属図書館
学術・図書部 学術情報課
電話 : 042(580)8247
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期末試験に伴い開館時間を延長します!
夏学期末試験に伴い、本館・大閲覧室及び雑誌棟の開館時間を1時間延長します。
期間中に限り大閲覧室の土日開館を実施しますので、どうぞご利用ください。
○期間
○開館時間
2016年7月10日(日)~7月28日(木)
本館
8:40~23:00(平日) 9:30~18:00(土・日)
大閲覧室 8:40~22:30(平日) 9:30~17:30(土・日)
雑誌棟
8:40~22:30(平日) 9:30~17:30(土・日)
夏季休業に伴い長期貸出を実施します!
附属図書館利用細則第7条に基づき、下記のとおり図書の長期貸出を行います。
○取扱期間
2016年7月29日(金)~9月20日(火)
○貸出資料
和書・洋書(製本雑誌および貸出禁止資料を除く)
学部学生
大学院学生
貸出冊数
返却期限
10冊(通常 8冊)
10月5日(水)
学習用図書
30冊(通常通り)
10月5日(水)
その他の図書 通常通り
※返却期限日前に学生証の有効期限を迎える場合には、学生証の有効期限日を返却期限日とします。
※MyLibrary を使って更新する場合、長期貸出に変更できるのは、7月29日(金)の9:00以降となります。
※ICS図書室の資料の長期貸出は、取扱期間7月25日(月)~9月15日(木)、返却期限9月30日(金)となります。
髙本善四郎氏助成図書コーナー小展示
『吾輩は猫である』
夏目漱石没後100年を機会に古典を読んでみる
「
ホメロス作『オデュッセイア』第22歌465-473行による女中12人の首縊りの力学(第3章)、光る禿頭めがけて鷲が高空から落とした亀が
命中し無惨の最後を遂げた悲劇作家アイスキュロス(第8章)等々、デビュー小説『吾輩は猫である』で漱石は、長篇小説の本筋には関わ
らない挿話を次から次へと思う存分繰り出しています。一見ほら話のように見せかけて実は、古今東西の膨大な典拠に基づき、「口から
出任せのいい加減と思う読者もあるかもしれないが決してそんな軽率な猫ではない」(第8章)という自負が込められています。
単品の本として普通に読むだけで済ませることもできますが、作中で引用・言及されている出典を探索する寄り道の楽しみもあります。
猫を知るための読書案内も併せて展開しています。ぜひお立ち寄りください。
【展示場所】附属図書館本館2F 小展示コーナー 【期間】6月1日(水)~8月31日(水)(予定)
「福田徳三・中山伊知郎展 + トークイベント」開催報告
5月12日(木)から18日(水)の平日、および14日(土)のホームカミング
デーに際し、「学者の肖像 学者の風景 :福田徳三・中山伊知郎展」を
開催しました。専門家による修復を経てよみがえった福田徳三像と
中山伊知郎像、両者の手稿など関係資料を展示した6日間の会期中、
405名の来場者にお越しいただきました。
会場では、肖像画を描く画家、学問を追究する研究者、過去の絵画を
修復する修復家、3様のプロフェッショナルな視点が交差し、ユニークな
展示空間となりました。「大学の歴史を知ることができて良かった」とい
う意見、「肖像画の修復と展示の継続」を要望する声が寄せられました。
▲展示会場の様子
5月17日(火)には、本学言語社会研究科より小泉順也准教授(画像左)を
お迎えし、「一橋大学と肖像画:修復された偉人のおもかげ」と題するトーク
イベントを開催しました。
画家の経歴、画家とモデルのコミュニケーション、作品の制作経緯および
修復処置に焦点を当てる専門性の高い内容でしたが、豊富な画像と丁寧な
説明で、満席の会場を魅了しました。従来、「描かれたモデル」から語られる
ことの多かった肖像画に、別の角度から光を当てることで新鮮な驚きが生ま
れ、とても興味深かったというコメントが多くありました。
▲トークイベントの様子
公益財団法人図書館振興財団 平成27年度助成事業
「研究者手稿類 デジタルアーカイブの作成」実施報告
附属図書館では、公益財団法人図書館振興財団の助成を受け、「経済哲学の創始者」といわれる
左右田喜一郎・杉村廣蔵に関連する一次資料を公開いたしました。
本事業は、一橋大学が収集してきた戦前の研究者手稿類(原稿・講義メモ等)をインターネットで広く
公開することにより、戦前の知識人研究の促進をはかるとともに、その成果を社会に還元することを
目的として実施されたものです。
図書館ウェブサイトに、研究者の略歴・解説等を掲載し、一般の方にも分かりやすい工夫を行いまし
た。左右田喜一郎関係資料10点、杉村廣蔵関係資料153点が電子化され、その大部分が一橋大学機
関リポジトリ(HERMES-IR)からインターネットで閲覧できます。
左右田喜一郎
杉村廣蔵
(1881~1927)
(1895~1948)
東京高等商業学校元講師。経済哲
学者であるとともに、「西田哲学」の
研究者としても有名。本学所蔵の資
料には、井上準之助の原稿や西田
幾多郎・田辺元からの書簡類も含
まれる。
東京商科大学元助教授。経済哲学
者。「白票事件」(1935年杉村氏の
博士論文審査不合格をめぐる一連
の学内抗争)の当事者として知られ
る。本学所蔵の資料には、杉村氏
の原稿をはじめ、各界の著名人や
一橋大学教員からの書簡も含まれ
る。
http://www.lib.hit-u.ac.jp/about/da/manuscripts.html
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