図説 宮崎県の農業 2015 数字とグラフでみる宮崎県農業のあらまし 宮崎県農政水産部 も く じ ●本県農業の概況 自然・社会的条件 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1 全国における本県農業の位置 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2 本県における農業の位置 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3 農家・担い手 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4 農地 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5 農業経営 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 農業生産 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7 ●主な作物生産の動き 米 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8 野菜 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9 果樹 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10 花き ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11 茶 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12 葉たばこ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13 肉用牛 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14 乳用牛 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15 豚 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16 ブロイラー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17 採卵鶏 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18 農産物マップ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19 地域別農業生産状況 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21 本県農業の概況 自然・社会的条件 ●本県は、九州の東部に位置し、総面積の7,736㎞2のうち、森林(5,899㎞2)が76.3%を占め、農地は (687㎞2)8.9%です。 ●「日本のひなた宮崎県」に象徴されるように、平均気温が高く、温暖な気候に恵まれ、日照時間及び 快晴日数は全国のトップクラスにあるなど、優れた自然条件を有しています。 ●一方、農地は概して火山性特殊土壌で覆われ、生産性が低く、台風、集中豪雨などの自然災害を受け やすい上に、大消費地から遠隔地にあるなど、不利な条件もあります。 ●近年は、東九州自動車道の宮崎-大分間が全線開通するとともに、県内主要都市間等を概ね1時間で 結ぶ「県内1時間構想」の推進、国際化に対応した空港港湾の整備など、陸・海・空の総合交通網の 整備が着実に進んでいます。 データ 県土の面積分布 都市との距離 航 その他 14.8% 農地 8.9% 空 宮崎 総面積 7,736㎞2 (平成24年) 森林 76.3% 鉄 宮崎 90分 75分 60分 45分 (B&S 2時間58分) (九州新幹線経由 3時間30分) 道 資料:農林水産省調べ 5時間09分 4時間23分 2時間59分 1時間59分 博 多 小 倉 大 分 鹿児島 406㎞ 340㎞ 207㎞ 126㎞ 福 岡 熊 本 大 分 鹿児島 4時間09分 2時間51分 3時間25分 2時間46分 高 速 バ ス 気 候 快晴日数 52.7日 (全国2位) 日照時間 2,116時間 (全国3位) 平均気温 17.4℃ (全国3位) 降水量 2,509mm (全国2位) (宮崎市、昭和56年~平成22年の平均値) 資料:気象庁「日本気候表」 1 東 京 名古屋 大 阪 福 岡 宮崎 海路(フェリー) 宮崎 神 戸 495㎞ 12時間20分 本県農業の概況 全国における本県農業の位置 ●総農家数は全国の1.8%、主業農家は3.0%、農業就業人口は2.1%、農業産出額は4.0%を占めていま す。平成26年の農業産出額は3,326億円で、全国第5位となっています。 ●耕種における生産量の全国順位(全国シェア)は、スイートピー(53.9%)をはじめ、さといも(13.0%) きゅうり(11.7%)が日本一の産地となっています。また、全国2位のマンゴー(33.8%)、ピーマン (19.1%)、全国4位の茶(4.7%)、全国5位の葉たばこ(9.0%)等が上位に位置しています。 ●畜産における生産量の全国順位(全国シェア)は、全国1位のブロイラー(20.8%)、全国2位の豚 (8.8%)、 全国3位の肉用牛(10.0%)等が上位に位置しています。 データ 主要指標の全国シェア 総 農 家 ( う ち 販 売 農 家 ) 主 業 農 家 農 業 就 業 人 口 耕 地 面 積 農 業 産 出 額 単位 年(年度) 千戸 平27 千戸 千人 千ha 億円 平27 平27 平26 平26 宮崎県 全国 県/全国(%) 38.4 (25.6) 8.9 45.0 68.2 3,326.0 2,155 (1,330) 294 2,097 4,518 83,639 1.8 (1.9) 3.0 2.1 1.5 4.0 ■販売農家~ 経営耕地面積が30a以上または、農産物販売金額が50万円以上の農家 ■主業農家~ 農業所得が主(所得の50%以上が農業所得)で、65歳未満の農業従事 60日以上のものがいる農家 資料:農林水産省「農業構造動態調査」「作物統計」「生産農業所得統計」「農林業センサス」 注:主業農家、農業就業人口は販売農家の数値 主要品目の収穫量・出荷羽数・飼養頭数、全国シェア及び順位 米 ピ ー マ さ と い き ゅ う ス イ ー ト ピ マ ン ゴ 茶 ( 荒 茶 葉 た ば ブ ロ イ ラ 豚 肉 用 ン も り ー ー ) こ ー 牛 単位 千トン 千トン 千トン 千トン 千本 トン 千トン 千トン 万羽 千頭 千頭 年(年度) 平26 平26 平26 平26 平26 平25 平26 平26 平25 平25 平26 宮崎県 90.4 27.7 21.5 64.0 36,652.0 1,126.0 3.9 1.8 2,819.0 839.0 249.0 全国 8,439.0 145.3 165.1 548.8 68,046.0 3,327.0 83.5 20.0 13,575.0 9,537.0 2,489.0 県/全国(%) 全国順位(位) 1.1 19.1 13.0 11.7 53.9 33.8 4.7 9.0 20.8 8.8 10.0 31 2 1 1 1 2 4 5 1 2 3 資料:農林水産省「作物統計」「食鳥流通統計」「畜産統計」ほか 2 本県農業の概況 本県における農業の位置 ● 平成25年度の県内総生産(名目)は3兆6,060億円、うち農業は1,287億円で全体の3.6%を占めています。 ● また、平成22年の県の農家人口は10万5,450人で県の総人口の9.3%を占め、農業就業人口は5万7,076人 となっています。 データ 産業別特化状況(平成25年度) 注:特化係数=県内総生産の産業別構成比÷国内総生産の産業別構成比 特化係数は、1に近いほど全国の産業構成割合に近いことを意味し、1を 超えれば全国平均よりもその産業のウエイトが高いことを示しており、そのよ うな産業を「特化した産業」という。 産 業 名 農林水産業 鉱業 製造業 建設業 電気・ガス・水道業 卸売・小売業 金融・保険業 不動産業 運輸・通信業 サービス業 政府サービス 対家計民間非営利サービス 特化係数 3.7 0.8 0.8 1.5 1.0 0.8 0.7 1.0 0.8 1.1 1.4 1.3 資料:宮崎県統計調査課「宮崎県民経済計算」(平成25年度) 内閣府「国民経済計算」(2012年度) 人口等の推移 項 人 目 単位 口 人 農 家 人 口 人、% 就 業 人 口 人 農 業 就 業 人 口 人、% 昭60 1,175,543 平7 1,175,819 12 17 1,170,007 1,153,042 1,135,120 317,304 (27.0) 193,938 (16.5) 166,005 (14.2) 130,445 (11.3) 105,450 557,801 582,549 566,981 552,738 531,213 129,571 (23.2) 86,210 (14.8) 77,916 (13.7) 資料:総務省「国勢調査」(平成22年10月調査) 農林水産省「農業センサス」(平成23年2月調査)、農業構造動態調査」 注:平成3年からは、農家人口及び農業就業人口の調査対象は、販売農家のみになった。 3 22 66,245 (12.0) (9.3) 57,076 (10.7) 本県農業の概況 農家・担い手 ● 本県の総農家数は年々減少し、平成27年は3万8,428戸で、そのうち販売農家数は2万5,552戸です。 ● 販売農家のうち、主業農家は8,940戸で35.0%、準主業農家は3,404戸で13.3%、副業的農家は1万 3,208戸で51.7%を占めています。 ● 基幹的農業従事者の5割以上が65歳以上となっており高齢化が進んでいます。 ● 新規就農者は、概ね300人前後で推移し、近年はその約半数が法人に就農しています。 ● 認定農業者は、概ね8,000経営体を横ばいで推移しています。 ● 集落営農組織は、一時増加傾向にありましたが、近年は横ばいで推移しています。 ● 農業法人は、増加傾向にあり、他産業からの参入も増加しています。 データ 農家戸数等の推移 (単位:戸、人) 年 昭60 78,127 7 61,866 12 56,195 17 50,735 22 45,804 27 38,428 - 48,054 42,006 35,245 30,958 25,552 - - 20,246 15,366 12,588 10,620 8,940 準 主 業 農 家 - - 9,926 8,084 5,371 5,083 3,404 副 業 的 農 家 - - 17,882 18,556 17,286 15,255 13,208 項目 総 農 家 数 販 売 農 家 - 家 主 販 売 農 家 内 訳 業 農 平2 68,612 口 317,304 274,812 193,938 166,005 130,455 105,450 未確定 農 業 就 業 人 口 基幹的農業従事者 129,571 113,228 86,210 77,916 66,245 57,076 45,001 90,670 76,692 66,498 56,632 54,795 49,198 41,682 農 家 人 (平.7からは調査対象は販売農家のみ) ■準主業農家 ~ 農外所得が主で、65歳未満の農業従事60日以上の者がいる農家 ■副業的農家 ~ 65歳未満の農業従事60日以上の者がいない農家 新規就農者・認定農業者等の推移 年 平21 22 項目 新 規 就 農 者 数 389 301 認 定 農 業 者 数 9,068 8,968 集落営農組織数 113 118 農 業 法 人 数 598 627 (単位:人、組織、法人) 23 24 25 26 261 315 290 260 8,640 8,487 8,409 8,347 119 126 129 128 651 690 732 745 基幹的農業従事者の年齢別構成(男女計) (年) 0% 昭60 平2 50% 6.3 3.8 7 2.2 12 13.9 12.4 8.9 6.3 17 2.4 4.4 22 2.3 4.3 27 1.9 4.7 ↑ 15~29 ↑ 20.3 16.0 15.3 6.2 14.8 8.3 6.7 ↑ 40~49 30.1 17.8 15.4 ↑ 50~59 14.3 20.5 19.1 18.6 18.5 12.8 17.2 22.4 11.3 100% 32.4 32.1 16.0 11.9 12.0 13.4 ↑ 60~64 42.0 51.5 55.3 57.9 ↑ 65歳以上 資料:農林水産省「農業センサス」「農業調査」「農業構造動態調査」 注:①平成3年からは、農家戸数以外は調査対象が販売農家のみになった。 注:②平成7年、12年の「16~29歳」は、「15~29歳」。 4 本県農業の概況 農地 ● 本県における平成26年7月現在の耕地面積は6万8,200haで、前年に比べ300ha(0.4%)減少しました。 このうち、田は3万7,000haで畑は3万1,200haでした。 ● 耕地の利用状況は、平成26年の作付延べ面積7万3,000haで、稲1万8,600ha、飼肥料作物3万2,800ha、 野菜1万600haとなっており、この3作物で作付延べ面積の85%を占めています。 ● 耕地利用率は横ばい傾向にあるものの、平成26年は107.0%で、佐賀県、福岡県に次いで全国第3位 の高い利用率を示しています。 ● 認定農業者等への農地集積は横ばいで推移していますが、平成26年度から始まった農地中間管理事業 を活用して、担い手への農地集積の加速化を図っています。 データ 耕地面積、作付延べ面積の推移 (千ha) 120 資料:農林水産省「耕地及び作付面積統計」 作付延べ面積 109.9 110 98.8 100 90.6 90 80.7 80 70 60 80.4 76.6 74.2 76.9 71.7 74.8 70.2 74.5 69.5 74.0 69.3 73.9 73.9 73.4 68.8 69.0 69.0 73.0 68.5 68.2 畑 38.5 畑 35.7 畑 34.3 畑 32.8 畑 32.1 畑 31.9 畑 31.8 畑 31.6 畑 31.6 畑 31.5 畑 31.3 畑 31.2 田 42.2 田 40.9 田 39.9 田 38.9 田 38.1 田 37.6 田 37.5 田 37.4 田 37.3 田 37.3 田 37.2 田 37.0 昭60 平2 7 12 17 20 21 22 23 24 25 26 50 40 30 20 10 0 耕地利用率の推移 ■耕地利用率~耕地面積を100とした場合の延べ面積の割合 (%) 140 136 129 130 122 120 110 112 110 107.6 107.5 107.2 107.3 107.6 107.2 107.0 20 21 22 23 24 25 26 ~ ~ 1000 昭60 平2 7 12 17 認定農業者等への農地利用集積面積の推移 38.1 38.5 38.6 37.9 35.9 36.6 集積率 (%) 集積率 利用集積面積 集積面積 (千ha) 40 資料:地域農業推進課調べ 35.9 37.9 35.1 37.4 35.1 35 70 60 30 25 53.3 54.5 55 H11 H13 H15 54.4 52.2 53.3 52.3 51.6 51.2 H20 H21 H22 H23 H24 54.9 54.4 H25 H26 20 5 50 40 H19 本県農業の概況 農業経営 ● 平成26年の販売農家1戸当たりの農業所得は213万円で、主業農家1戸当たりでは581万円となりまし ● た。 また、農業所得に農業生産関連事業所得、農外所得及び年金等の収入を加えた農家総所得は、販売農 ● 家1戸当たり367万円、主業農家1戸当たり669万円となっています。 農業経営の安定を図るためには、農産物の価格変動や気象災害にも対応できる高度な経営管理が不可 欠であり、農業簿記記帳等による正確な収支の把握から、長期経営ビジョンに基づく計画的な投資と いった経営企画力、経営管理能力の向上が求められています。 データ 個別経営(販売農家)の経営収支 (単位:千円、%) 年 17 22 23 24 25 26 全国(H26) 2,288 2,420 2,000 1,594 1,908 2,129 1,186 農 業 粗 収 益 7,859 11,414 12,078 9,583 10,213 11,018 5,009 農 業 経 営 費 5,571 8,994 10,078 7,989 8,305 8,889 3,823 - - - - - - 1,289 264 243 190 168 334 1,455 3,577 2,684 2,243 1,784 2,076 2,463 2,653 項目 農業所得 A 農業生産関連事業所得 B 農外所得 C D(A+B+C) 12 年 金 ・ 被 贈等 E 1,263 1,605 1,536 1,450 1,397 1,207 1,909 農家総所得 D+E 4,840 4,289 3,779 3,234 3,473 3,670 4,562 農業依存度 A/D 64.0 90.2 89.2 89.3 91.9 86.4 44.7 資料:農林水産省 「宮崎農林水産統計年報」 (参考)主業農家の経営収支 項目 農 業 所 得 年 (単位:千円、%) 17 22 23 24 25 26 全国(H26) 5,747 6,491 5,530 4,404 5,171 5,811 4,988 農 業 粗 収 益 18,813 27,301 26,684 19,590 22,400 23,947 16,493 農 業 経 営 費 13,066 20,810 21,154 15,186 17,229 18,136 11,505 - - - - A 農業生産関連事業所得 B 農 外 所 得 C D(A+B+C) - - 14 355 311 216 228 114 170 397 6,102 6,802 5,746 4,632 5,285 5,981 5,399 638 643 955 694 788 709 937 年金・被贈等 E 農 家 総 所 得 D+E 6,740 7,445 6,701 5,326 6,073 6,690 6,336 農 業 依 存 度 A/D 94.2 95.4 96.2 95.1 97.8 97.2 92.4 6 本県農業の概況 農業生産 ● 本県の農業生産は、温暖な気候や豊かな大地を生かし、畜産・野菜を中心に順調に伸びてきました が、平成2年をピークに減少傾向に転じた後、近年は回復基調にあります。平成26年の農業産出額 は3,326億円(全国5位)と、前年より113億円(3.5%)増加しました。 ● 農業産出額の作物構成比は、畜産が59.6%を占め、次いで野菜が22.5%、米が5.2%、果実が4.4% となっています。 ● 平成26年の生産農業所得は834億円となっており、近年は横ばいで推移しています。 ■ 農 業 産 出 額 ~ 農業の最終生産物の総生産額のことで、18年までは市町村別に集計し たが、19年からは県別に集計することに変更となった ■ 生産農業所得 ~ 農業生産によって新たに生み出された付加価値のことで、農業産出額か ら減価償却費等を除き、生産にかかわる補助金を加えたもの データ 農業産出額の推移 昭60 年 全 体 米 畜 産 野 菜 果 実 工芸農産物 そ の 他 (単位:億円、%) 26 平2 7 12 17 22 23 24 25 3,265 3,745 3,466 3,128 3,206 2,960 2,874 3,036 3,213 3,326 480 (14.7) 1,761 (53.9) 558 (17.1) 99 (3.0) 146 (4.5) 221 (6.8) 367 (9.8) 2,052 (54.8) 783 (20.9) 118 (3.2) 162 (4.3) 263 (7.0) 480 (13.8) 1,642 (47.4) 725 (20.9) 145 (4.2) 174 (5.0) 300 (8.7) 286 (9.1) 1,642 (52.5) 623 (19.9) 130 (4.2) 176 (5.6) 271 (8.7) 247 (7.7) 1,823 (56.9) 626 (19.5) 116 (3.6) 139 (4.3) 255 (8.0) 188 (6.4) 1,595 (53.9) 723 (24.4) 147 (5.0) 79 (2.7) 228 (7.7) 224 (7.8) 1,539 (53.5) 688 (23.9) 152 (5.3) 67 (2.3) 204 (7.1) 235 (7.7) 1,662 (54.7) 737 (24.3) 147 (4.8) 56 (1.8) 199 (6.6) 204 (6.3) 1,850 (57.6) 751 (23.4) 145 (4.5) 52 (1.6) 211 (6.6) 173 (5.2) 1,983 (59.6) 748 (22.5) 147 (4.4) 56 (1.7) 219 (6.6) 資料:農林水産省「生産農業所得統計」 注:上段 産出額、下段 全体に占める割合 注:平成13年から「もやし」が含まれている。 生産農業所得の推移 (億円) 1,300 1,242 1,226 1,200 1,100 961 927 1,000 953 833 900 741 800 782 776 24 25 834 ~ 700 0~ 昭60 平2 資料:農林水産省「生産農業所得統計」 7 7 12 17 22 23 26 主な作物生産の動き 米 ● 本県の水稲は、早期水稲と普通期水稲に大別され、良食味品種といわれるコシヒカリやヒノヒカリを中心 に、地域の特性を生かした生産が行われています。 ● 平成26年の産出額は173億円(対前年比84.8%)で、県全体の5.2%を占めています。 ● 水稲の作付面積は、平成26年は前年より300ha少ない1万8,600haとなっています。作期別では、早期水稲 が7,820ha(42.0%)、普通水稲が1万800ha(58.0%)となっています。 ● 平成26年産の水稲作柄は、10a当たり収量が486㎏(作況指数98)となりました。 ● 昨期別では、早期水稲が10a当たり収量が488㎏(作況指数102)、普通水稲が10a当たり収量が485㎏ (作況指数95)となり、また、水稲の生産量は9万400トンと、前年と比べて約3,200トン減少しました。 ● 一方で、畜産業や酒造業との連携強化により、焼酎原料加工用米や飼料用米の生産拡大が進み、平成26年 産は、加工用米が1,144ha、5,495トン、飼料用米が170ha、2,218トンとなりました。 データ 水稲の作付面積、生産量、産出額の推移 (万トン) 15 14 生産量 12.1 13 生 12 産 11 量 10 (億円) 600 14.4 14.1 480 480 500 11.2 10.3 400 10.0 9.3 367 9.0 9.4 9.0 9 286 8 7 ~ 60~ 40 (千ha) 247 産出額 平2 7 26.7 28.1 31.3 30 普通期 作 20 付 面 10 積 17.4 14.0 12 17 22.7 21.9 235 22 23 24 25 20.1 19.0 19.1 18.9 18.6 14.7 13.9 12.7 13.4 昭60 平2 7 204 173 26 12.5 12.5 11.5 11.1 11.1 10.9 10.8 10.2 9.4 8.6 7.9 8.0 8.0 7.8 12 17 22 23 24 早期 300 200 224 180 昭60 産 出 額 ~ ~100 0 0 25 26 資料:九州農政局宮崎支局 加工用米・飼料用米の作付面積 1500 1314 (ha) 170 飼料用米 1000 加工用米 作 付 500 面 積 0 74 134 平20 21 229 167 62 22 381 369 417 241 225 144 199 140 23 24 1144 218 25 26 資料:農林水産省政策統括官 8 主な作物生産の動き 野菜 ● 本県の野菜は、山間地域や高台畑地域、沿岸平坦地域等、地域の特徴を生かした生産振興により、 きゅうりやピーマン、トマト等の果菜類の周年供給体制が確立するとともに、さといも、かんしょ、 ごぼう等の土物野菜や、にら、ほうれんそう等の葉菜類など、温暖な気候や標高差、畑地かんがいな どの条件を活用した産地が県内全域に形成され、全国有数の野菜産地となっています。 ● 平成26年の産出額は748億円(対前年比99.6%)で、県全体の22.5%を占めています。 ● 平成26年の主要野菜の作付面積は、きゅうり717ha、ピーマン317ha、だいこん1,960ha、さといも 1,290haとなっており、高齢化による担い手の減少や依然高いシェアにある輸入野菜の影響等により 減少傾向が続いています。 ● 今後は、野菜主産県として、生産性の高い産地確立へ向けた栽培技術の高度化など生産構造の転換を 図り、多様化する消費ニーズに対応できるマーケットインの産地振興と地域の担い手育成に取り組み ます。 データ 野菜の作付面積、生産量、産出額の推移 千ha 万トン 50 (億円) 900 42.6 783 43.3 産出額 40.9 40 作 付 面 積 30 ・ 生 産 量 41.4 737 723 751 748 800 688 37.9 700 725 623 638 34.4 558 34.2 35.3 36.6 36.2 生産量 600 500 400 20 14.4 14.7 300 13.5 11.7 10 11.1 10.4 10.7 9.6 10.0 9.6 作 付 面 積 100 0 0 昭60 平2 資料:九州農政局宮崎支局 9 200 7 12 17 22 23 24 25 26 産 出 額 主な作物生産の動き 果樹 ● 本県の果樹は、温暖な気候条件を生かし、マンゴーや完熟きんかん、日向夏などが栽培され、県内全 地域で産地化が図られてきました。 ● 平成26年の産出額は147億円(対前年比101.4%)で、県全体の4.4%を占めています。 ● 平成26年の果樹栽培面積は3,188haで、中でも、かんきつ類が48%の1,533ha、そのうち温州みかんが 754haと5割を占めています。次いで、くりが878haとなっています。 ● 平成26年産の果樹生産量は3万0,097トンで、最も生産量の多い温州みかんは1万2,900トンと全体の 43%を占めています。 ● 今後、施設等の整備推進により、高品質果実の安定生産と省力化による生産の効率化を図るととも に、6次産業化や果樹版集落営農、地球温暖化を生かした亜熱帯性果樹等の新たな取組を推進する必 要があります。 データ 果樹の栽培面積、生産量、産出額の推移 産出額 (万トン) 生 6 産 5 量 4 152 (億円) 147 145 147 160 130 8 7 147 145 9 80,659t 99億円 118 116 120 51,768 80 49,071 44,968 3 35,072 2 生産量 1 29,590 28,299 29,976 29,091 30,097 22 23 24 25 26 0 産 出 額 40 0 昭60 (ha) 8,000 7,070ha 6,000 2,230ha 平2 12 7 17 その他 栽 培 4,000 面 積 2,000 くり 5,039 4,600 4,060 1,580ha 1,879 みかん 1,380 1,740 1,230 3,260ha 1,780 3,630 3,400 3,370 3,350 3,272 3,188 1,690 1,645 1,644 1,656 1,605 1,556 941 1,820 1,040 883 891 887 1,550 883 878 1,280 1,000 872 835 807 784 754 7 12 17 22 23 24 25 26 0 昭60 平2 資料:九州農政局宮崎支局 県農産園芸課調べ 10 ★グ 主な作物生産の動き 花き ● 本県の花きは、冬季温暖で多日照な気候や中山間地域での昼夜温度較差を生かした生産振興等により 産地が拡大し、特にスイートピー、ラナンキュラス、洋ラン等は全国有数の産地となっています。 ● 平成26年の産出額は73億円(対前年比98.6%)で、県全体の2.2%を占めています。また、作付面積 は843haとなっています。 ● 近年は、業務用需要の変化や、キク等の主要切花の輸入増加などの影響を受けるとともに、景気低迷 の影響などから花きの消費額は減少傾向を示しており、花き産業は大きな転換期を迎えています。 ● 今後は、マーケットニーズの高い新規品目の生産拡大や主力品目の体質強化、輸出向け品目・品種の 安定生産技術確立による輸出拡大等を推進するとともに、県内外での各種PR活動を実施し、県産花 きの需要拡大に取り組みます。 データ 花きの作付面積、産出額の推移 (ha) 1,500 (億円) 175 産出額 151 145 150 1,250 134 125 1,000 作 付 面 積 750 98 93 産 100 出 額 74 73 75 1,127 500 1,189 76 1,094 948 68 902 35億円 250 0 770 843 313ha 作 付 面 積 昭60 50 25 0 平2 資料:九州農政局宮崎支局 11 830 889 7 12 17 22 23 24 25 26 主な作物生産の動き 茶 ● 本県は、温暖な気候を生かした早出し茶の生産が可能なことや、平坦地が多く機械化が容易なこと、 畑地かんがい施設が整備されつつあることなど、茶の生産に有利な条件を備えており、一層の生産拡 大が期待されています。 ● 平成26年の農業産出額は29億円(対前年比90.6%)で、県全体の0.9%を占めています。 ● 平成26年の栽培面積は1,510ha、生産量は3,870t(荒茶ベース)で、栽培面積は全国第6位、生産量 は全国第4位に位置しています。 ● 近代的な栽培・加工施設の整備を促進するとともに、推奨品種の新改植による品種構成の適正化を推 進します。 ● 早出し茶、釜炒り茶など本県の特色を生かした茶の販路拡大を図り、高品質で安全・安心な茶づくり による「みやざき茶」のブランド確立を進めるとともに、新たな需要の創造に取り組みます。 データ 茶の栽培面積、生産量、産出額の推移 ha トン (億円) 50 45 生産量 43 4,000 4,060 40 38 3,660 栽 培 3,000 面 積 ・ 生 産 量 2,000 33億円 3,170 3,870 37 32 2,760 40 32 30 29 産出額 2,720 産 30 出 額 28 2,410t 1,740ha 1,530 1,000 3,570 3,400 3,670 4,100 1,550 1,420 1,630 1,610 1,580 1,560 1,540 20 1,510 1,380 栽 培 面 積 10 0 0 昭60 平2 7 12 17 21 22 23 24 25 26 資料:九州農政局宮崎支局 注:産出額については、生葉と荒茶の合計値である。 12 主な作物生産の動き 葉たばこ ● 本県の葉たばこは、土地利用型作物の重要な基幹品目となっています。 ● 平成26年の産出額は38億円(対前年比115.2%)で、県全体の1.1%を占めています。 ● 平成26年度の作付面積は、農家戸数の減少もあり、716haと前年度から 9ha減少しました。また、生 産量は1,801tとなっています。なお、作付面積、生産量ともに全国5位の位置にあります。 ● 葉たばこ生産振興のため、病害対策の充実や土壌健全化による品質の向上、さらには収量の安定確保 など、関係機関・団体が一体となった生産指導体制の強化により、葉たばこ経営の安定向上を図りま す。 データ 葉たばこの作付面積、生産量、産出額の推移 ha t 8,000 (億円) 250 生産量 7,124 6,833 6,559t 6,373 6,351 200 6,000 作 付 面 積 ・ 生 産 4,000 量 産出額 143 148 産 150 出 額 129 120億円 112 4,092 3,121 100 2,562ha 2,276 2,451 75 2,514 2,372 2,231 58 2,000 46 作 付 面 積 1,671 1,579 1,579 1,801 1,500 32 1,472 744 50 38 33 725 716 25 26 0 0 昭60 平2 資料:宮崎県たばこ耕作組合 13 7 12 17 21 22 23 24 主な作物生産の動き 肉用牛 ● 本県の肉用牛は、太り易く、飼い易く、肉質の優れた「宮崎牛」として全国的に銘柄が確立しつ つあり、平成24年10月に長崎県で開催された「第10回全国和牛能力共進会」において、第7区の総 合評価群で内閣総理大臣賞を受賞するなど、日本一2連覇を果たしました。 ● 平成26年の農業産出額は571億円(対前年比108.3%)で、県全体の17.2%を占めています。 肉用牛の飼養頭数は、平成22年に発生した口蹄疫に伴う処分等により、平成23年は減少したも ● のの、翌年には増加に転じ、その後はほぼ横ばいで推移しており、平成27年2月1日現在の飼養 頭数は、前年より0.4%減少し、24万9,000頭となっています。 品種別の飼養頭数は、肉専用種が22万2,300頭、乳用種が2万6,600頭となっており、肉用牛全体 ● では全国3位、肉専用種(黒毛和種)では全国2位となっています。 平成26年度の黒毛和種子牛の出荷頭数は、62,051頭(対前年比94.2%)で、県内保留率は60.6% ● となっています。 口蹄疫により66,869頭の肉用牛が処分され、本県肉用牛産業に甚大な影響を及ぼしたことか ● ら、今後の新生と復興に向け、中心的経営体の育成や経営環境の整備及び生産基盤の強化を図 り、更なる「宮崎牛」の販売促進と消費拡大による一層の銘柄確立に努めることとしています。 近隣諸国では、口蹄疫等の家畜伝染病の発生が続いており、国内への侵入リスクは依然として ● 高い状況にあることから、飼養衛生管理基準の遵守徹底を基本とした家畜防疫体制の一層の強 化に取り組んでいます。 データ 肉用牛の飼養戸数、飼養頭数、出荷頭数等の推移 万頭 頭/戸 万戸 万頭 12 40 一戸当たり 平均飼養頭数 34.2 10 飼 養 戸 8 数 ・ 子 牛 出 6 荷 頭 数 30.7 293,200 黒毛和種 子牛出荷頭数 248,300 219,000 63,053頭 30.6 30 268,200 251,200 73,797 239,700 65,855 23.9 250,100 250,000 65,864 62,051 58,510 67,996 67,114 62,529 17.3 13.1 4 31,700戸 9.0 6.7頭/戸 24,400 2 0 飼 養 249,000 頭 25 数 ・ 一 戸 20 当 た り 15 飼 養 頭 数 10 18,900 14,300 飼飼 養養 戸頭 数数 昭60 35 35.7 28.5 246,800 73,464 213,500頭 32.4 11,200 9,550 5 8,410 8,200 7,730 7,300 6,980 0 平2 7 12 17 22 23 24 25 26 27 資料:農林水産省「畜産統計」「畜産物流通統計」 県畜産振興課調べ 14 ② ① 主な作物生産の動き 乳用牛 ● 本県の酪農は、恵まれた自然条件を生かし、土地利用型農業の重要品目として発展しており、平成26 年の産出額は96億円(対前年比100.0%)で、本県全体の2.9%を占めています。 ● 乳用牛の飼養頭数は、飼養者の高齢化・後継者不足や乳価の低迷による飼養戸数の減少、また、平成 22年に発生した口蹄疫に伴う乳用牛の処分等により、平成23年は1万3,800頭に減少しましたが、平成 27年には1万4,500頭となっています。 ● 生乳生産量は、平成26年が8万7,126t(対前年比97.3%)となっています。生乳生産量のうち65.4% に当たる5万6,961tが県外に移出され、4万2,221tが県外から移入されています。 ● 酪農を担う近代的家族経営や大規模経営体を育成し、本県酪農の生産基盤を強化するとともに、後継 者の育成を図っていきます。 ● 近隣諸国では、口蹄疫等の家畜伝染病の発生が続いており、国内への侵入リスクは依然として高い状 況にあることから、飼養衛生管理基準の遵守徹底を基本とした家畜防疫体制の一層の強化に取り組ん でいます。 データ 乳用牛の飼養戸数、飼養頭数、生乳生産量等の推移 千戸 万頭 4 121,800 千トン 頭/戸 130 生乳生産量 128,685 123,100 120 109,904 108,800 110 31,100頭 3 29,800 100 89,382 26,800 飼 養 戸 数 ・ 2 飼 養 頭 数 82,779 90 80 一戸当たり 飼養頭数 20,700 51.5 16,000 37.2 40.0 43.0 45.3 920 28.0頭/戸 飼 養 戸 数 51.7 51.8 60 50 13,800 15,500 41.7 15,100 14,500 40 30 720 580 飼 養 頭 数 昭60 70 15,200 48.1 32.4 1 481 20 353 331 316 301 292 280 10 0 平2 7 12 資料:農林水産省「畜産統計」「牛乳乳製品統計」 15 87,126 83,281 23,200 1,110戸 0 89,563 17 22 23 24 25 26 27 生 乳 生 産 量 ・ 一 戸 当 た り 飼 養 頭 数 ② ① 主な作物生産の動き 豚 ● 本県の養豚は、国際化の進展への対応から集約的管理による規模拡大が進み、1戸当たりの飼養頭数 は1,600頭程度で推移しており、飼養頭数でも全国2位を維持しています。 ● なお、平成22年の口蹄疫の発生で22万7,949頭の豚が処分され、平成23年2月1日現在の飼養頭数は76 万6,200頭まで落ち込みましたが、平成26年2月1日現在では、83万8,800頭まで回復しています。 ● また、口蹄疫からの復興・新生に向けた取組等により、平成26年の産出額は501億円(対前年比 107.1%)で県全体の15.1%となり、順調に回復していますが、さらに養豚生産基盤の強化や生産性 の向上を進めることにしています。 ● 近隣諸国では口蹄疫等の家畜伝染病の発生が続いており国内への侵入リスクは依然として高い状況に あることに加え、県内においてPEDが発生していることから、飼養衛生管理基準の遵守徹底を基本 とした家畜防疫体制の一層の強化に取り組んでいます。 データ 豚の飼養戸数、飼養頭数、出荷頭数等の推移 千戸 十万頭 百頭/戸 18 (万頭) 160 16 飼 養 戸 数 ・ 飼 養 頭 数 ・ 一 戸 当 た り 飼 養 頭 数 1,644.2 14 飼一 養戸 頭当 数た り 12 1,576.7 140 1,279.8 925,300 914,500 885,300 842.1 757,800 1,558.2 1,467.9 10 8 1,595.1 838,300 766,200 760,400 出 838,800 120 荷 頭 数 ② 791,600 586,800頭 6 5,370戸 4 飼 養 戸 数 飼 養 頭 数 ① 493.8 100 3,510 215.9 1,540 2 940 723 623 466 555 538 532 109.2頭/戸 080 0 昭60 ~ ~ 平2 7 12 17 21 23 24 25 26 資料:農林水産省「畜産統計」「畜産物流通統計」 16 主な作物生産の動き ブロイラー ● 本県のブロイラーは、インテグレーション形態(企画・生産・加工・販売など一貫体制による経営形 態)のため、生産構造が比較的安定しており、平成26年の産出額は661億円(対前年比111.7%)で、 本県全体の19.9%を占め、産出額では全国1位となっています。 ● 平成26年の本県出荷羽数は1億2,711万羽となっており、鹿児島、宮崎、岩手の3県で全国の56%を占 めています。 ● 近隣諸国では、高病原性鳥インフルエンザの発生が続いており、国内への侵入リスクは依然として高 い状況にあることから、飼養衛生管理基準の遵守徹底を基本とした家畜防疫体制の一層の強化に取り 組んでいます。 データ ブロイラーの飼養戸数、飼養羽数、出荷羽数等の推移 千戸 万羽 4 出荷羽数 118.5 117.1 122.9 119.9 123.9 127.1 114.1 百万羽 千羽/戸 120 109.6 98.3 3 飼 養 戸 数 ・ 2 飼 養 羽 数 100.6 100 103.6百万羽 2,741 2,819 飼一 養戸 羽当 数た り 2,211万羽 1,836 45.1 30.1千羽/戸 飼 養 戸 数 753 35.3 520 飼 養 羽 数 昭60 1,838 60 47.9 49.7 52.7 54.3 56.3 58.4 40 37.9 443 403 384 498 488 487 467 483 20 0 平2 7 12 17 21 22 23 資料:農林水産省「畜産統計」「畜産物流通統計」「食鳥流通統計」 ※平成22年から24年の飼養戸数、羽数は畜産振興課調べ。25年からは畜産統計。 常時でのカウントのため平成21年以前とは連動しない。 17 2,628 1,677 735戸 0 2,643 80 1,817 36.4 1 2,476 2,565 24 25 26 出 荷 羽 数 ・ 一 戸 当 た り 飼 養 羽 数 ② ① 主な作物生産の動き 採卵鶏 ● 本県の鶏卵は、GPセンター(鶏卵を洗浄、選別、包装する施設)を核とした企業的経営による規模 拡大が進み、1戸当たりの採卵鶏の飼養羽数は約4万羽となっています。 ● 平成26年の鶏卵の産出額は105億円(対前年比106.1%)で、本県全体の3.2%を占めています。 ● 鶏卵は栄養豊富な食品で、価格的にも物価の優等生といわれるなど国民の食生活に深く根ざしていま すが、より一層の安全・安心を確保する観点から高度GPセンターの整備が進められています。 ● 近隣諸国では、高病原性鳥インフルエンザの発生が続いており、国内への侵入リスクは依然として高 い状況にあることから、飼養衛生管理基準の遵守徹底を基本とした家畜防疫体制の一層の強化に取り 組んでいます。 データ 採卵鶏の飼養戸数、飼養羽数、鶏卵出荷量の推移 百戸 万羽/戸 5,710戸 5 万羽 百トン 1,000 5,060 一戸当たり成鶏 飼養羽数 4 飼 養 戸 数 ・ 3 一 戸 当 た り の 2 飼 養 羽 数 40,342 40,100 飼 養 戸 数 41,630 41,675 38,500 73,298 67,547 65,151 57,788トン 32,700 602 538 479万羽 31,200 鶏卵出荷量 51,194 46,675 454 48,567 49,567 50,592 500 44,168 24,100 飼 養 羽 数 387 180 333 307 304 321 飼 養 羽 数 ・ 鶏 卵 出 荷 量 269 120 99 83 1 582羽/戸 767 昭60 平2 70 76 73 77 0 0 7 12 17 21 23 24 25 26 資料:農林水産省「畜産統計」「畜産物流通調査」 注:飼養戸数とは、平成3年から300羽、平成10年から1,000羽以上飼養農家とされたので、1戸当たり飼養羽数は平成2年及び 平成9年以前と連動しない。 18 資料:農林水産省 平成6年までは「農家経済調査」、平成7年からは「農業経営統計調査」 西臼杵地区 (果樹) (特用作物) (米) 茶 ヒノヒカリ くり きんかん 葉たばこ (野菜) ゆず (畜産) トマト (花) 肉用牛 きゅうり ほうれんそう キク ホオズキ なす ラナンキュラス ピーマン (米) ヒノヒカリ (野菜) トマト きゅうり たまねぎ だいこん ほうれんそう (米) コシヒカリ (果樹) マンゴー ぶどう なし ゆず 西諸県地区 (果樹) (米) ヒノヒカリ なし ぶどう (野菜) くり メロン ゆず さといも ほうれんそうマンゴー (花) ピーマン キク 北諸県地区 19 (特用作物) 茶 葉たばこ (畜産) 肉用牛 乳用牛 豚 ブロイラー (果樹) きんかん くり 温州みかん 平兵衛酢 かき (花) スイートピー ホオズキ シキミ 東臼杵地区 (畜産) 肉用牛 豚 ブロイラー (野菜) (花) ピーマン スイートピー きゅうり ユリ トマト シンビジウム にら ホオズキ スイートコーン (特用作物) にがうり 茶 いちご 葉たばこ ズッキーニ (畜産) 肉用牛 乳用牛 豚 ブロイラー 採卵鶏 児湯地区 中部地区 (米) (果樹) (特用作物) コシヒカリ マンゴー 茶 (野菜) 日向夏 葉たばこ きゅうり 温州みかん (畜産) ピーマン きんかん 肉用牛 だいこん (花) 豚 トマト キク ブロイラー さといも バラ いちご コチョウラン しょうが トルコギキョウ (米) (果樹) ヒノヒカリ きんかん (野菜) (花) きゅうり キク ごぼう (特用作物) さといも 茶 たばこ (米) (畜産) コシヒカリ 肉用牛 (野菜) 乳用牛 かんしょ 豚 ブロイラー ピーマン きゅうり ごぼう (果樹) 温州みかん マンゴー きんかん ぽんかん (花) スイートピー (特用作物) 茶 (畜産) 肉用牛 豚 ブロイラー 南那珂地区
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