難関大学 進学特集 - 日経アドネット

日経マガジン 教育特集号
30 June 2016
難関大学
進学特集
未来を決める夏が来る
大学入試改革や、
グローバル人材の育成
最新の大学教育や、
受験生の夏の過ごし方
大学選びのポイントなど
巻頭インタビュー
東京大学
副学長
南風原 朝和氏
Special Interview
東京大学 理事・副学長
氏
プレゼント
本特集に関するアンケートにお答えいた
だいた方の中から、抽選で図書カード
2,000円分を10名様にプレゼントします。
接で 受 験 生の優 秀 さ を 直 接 実 感
学 部の一致した意 見で、教 員が面
できたことは大 きな収 穫でした。
学 者から 推 薦 入 試を 開 始した 。
原朝和副学長に今後の入試改革
ます。
学 生 は 入 学 と 同 時に、レベルの
高い授 業 を 受 け ることにな り ま
す 。その授 業 についていけ る 学 力
学 と し ての 責 任 だ と 思ってい ま
を 持った 学 生 を 選 抜 するのは、大
す 。その学 力 保 証 が 、センター試
験での概 ね8割 以 上の成 績です 。
他のエビデンスと 合 わせ 、柔 軟 に
判 断 される 可 能 性 が あ り ま す 。
﹁ 概 ね ﹂で す から 、多 少 低 くて も
造 性や、強い意 欲・関 心 などを 備
ト だ け で は 測 り き れ ない高い創
えた生 徒 を 、積 極 的に受 け 入れる
力 を 備 え た 学 生 を 求めて き た 本
一般 入 試の2倍 以 上 、関 東 圏 以 外
その内 訳 をみると、女 子の比 率は
者に対して
名が合 格しました。
学が、これまで取 りこぼしていた、
わず 、どの教 科 も 平 均 して高い学 推 薦 入 試では、173人の志 願
ことにあ り ま す 。文 系・理 系 を 問
推 薦 入 試によって、学 生の
―
多 様 性は 増しましたか?
推 薦 入 試の狙いは、
ペーパーテス
すか。
東 大 初の 推 薦 入 試 を 終 え
―
て、どのようなご感 想をお持ちで
従 来の学 生 像と 異なる
期 待 通りの学 生が入 学
の学力について伺った。
への展望と、東大が求める受験生
その 結 果 をふま えた 上で、南 風
★ 詳しくは 14 ページへ
推 薦 入 試でも 、センター 試
―
験 8 割 程 度の 学 力 を 要 求 し てい
るように、
東京大学では今年度入
な 学 生 を 取 り たかったのです 。高
編集・デザイン・構成/ACC.INC
取材・文/黒木比呂史・仲谷宏(拓文社)
[P03-05,06-07,10-11]
大村晋輔[P06-07,09,14]
撮影/青地あい、
片桐圭、
相木博、藤田浩司
2020年の大学入試改革で
∼早稲田大学・東京理科大学・明治大学・立教大学∼
校 側 がこち らの期 待 通 りの受 験
09 難関を超えてゆく
その挑戦心に世界は扉を開く
e-Education Japan 創業者 税所篤快氏
10 大学訪問2016夏 ∼東京理科大学
11 ∼立教大学
13 受験生、
この夏どう過ごす!
?
14 プロに聞く 大学選び最新事情
生 を 推 薦してくれたというのが各
03 巻頭インタビュー
東京大学 理事・副学長 南風原朝和氏
06 変わる教育の現場、
変わらない大学の理念
される 予 定だ 。それを 先 取 りす
C ONT E N T S
は 、受 験 生の多 様な 側 面が評 価
難関大学 進学特集
∼未来を決める夏が来る∼
あ る 才 能 が 突 き 抜 けているよ う
03
日経マガジン エデュケーション 広告特集
企画・制作=日本経済新聞社
クロスメディア営業局
77
南風原 朝和
オールラウン
ンダ
突き抜けた才能
新しい入試
試制
試
制
Special Interview
て質の高い知識の構築と
い技能の修得こそが重要
の出 身 者 も 約 6 割 と 、従 来 よ り センター試 験 が 破 綻 しているな
力 も 測 定できる実 績があるのに、
質 な 問 題 が 多 く 、思 考 力や 表 現
す 。共 通 試 験のあ り 方 を 見 直 す
ら廃 止 するのは分かり ま すが、良
なことで、何より も 、入 学 時に学
のであ れば 、高 校 、大 学の双 方 が
も 幅 広い学 生 層 で あ ること が わ
部が決 まり︵ ※
︶、その時 点ですで
に 研 究 を 牽 引 す る 能 力 に 通 じる
納 得・協 力でき 、かつ受 験 準 備 を
かり ま す 。しかし、それは表 面 的
〝 とんがった 才 能 〟の 片 鱗 を 見 せ
通 して受 験 生 自 身 が 能 力 を 伸 ば
なるタイプで、それだけ 多 様 化 し
くべき だと思いま す が 、現 状では
す るという 観 点 から 話 し 合ってい
し、大 学での学 修に接 続しやす く
廃 止 あ り きで 議 論 が 進 んでいま
く る 学 生 た ち とは 、全 体 的 に 異
る 学 生 た ち は 、一般 入 試で 入って
を 含 めて 現 状 を 維 持 し な が ら 、
評 価 も 、得 点 が 本 来 持っている情
関東圏
関東以外の地域
︵検定等含む︶
関東圏
関東以外の地域
︵検定等含む︶
東大の入試が求めるのは
知識を関連づけ統合する力
東大がめざす教育と、入試
―
の関係について教えてください。
すし、記 述 式の導 入は、本 当に思
﹁ 多 様 性 を 活 力 とする協 働 ﹂を 主
規 模 の 課 題 に 対 処 す る た めの 、
本 学 が め ざ しているのは 地 球
考 力や 表 現 力 を 見よう と す れ
導 す る﹁ 知のプロフェッショナル﹂
の
める た めの努 力 が 無 駄 にな り ま 報 を 棄ててしまい、測 定 精 度 を 高
成 度 を 問 うことです 。
構 築 と、高い技 能の修 得こそが目
複 数 回 実 施 は 見 送 られ ま
―
した 。
標 で あ り 、入 試の基 本 は その達
男女別
そ う した 納 得・理 解は得られてい
☆推薦入試は…関東以外の地域が半数以上
ば 、 万 人 規 模 では 採 点 に 膨 大
男子
女子
男子
%
女子
☆推薦入試は…女子の比率があがる
現浪人別
現役生
現役生
浪人生
91%
浪人生
☆推薦入試は…現役生の比率が高い
育 成であ り 、五 神 総 長はそのため
自ら原理に立ち戻って
考える力
考え続ける忍耐力
*
自ら新しいアイデアや発想を
*
生む力
学であ りたいと考 えていま す 。
挑 戦 し たいという 人 に 応 え る 大
成 形は求めていません。学びたい、
の役 割ですから、入 学 時 点での完
人 間 的 成 長 を 支 援 す るのが 本 学
ハードルでは あ り ま せん 。学 生の
勉 強 を 続 けていけば、決 して高い
関 連づけて統 合 していく 質の高い
込むことより も 、得られた知 識 を
業 を 中 心にしながら、知 識 を 詰め
題は出 題しませんから、高 校の授
本 学 は 高 校 教 育 から 逸 脱 し た 問
うか。
な時 間がかかり ま す 。いずれも 現
です から 、深 くて質の高い知 識の
は入 学 する学 生に、学びへの旺 盛
に必 要 な 力 を3つ掲 げていま す 。 特 別なことは何 も あ り ません。
考 力 、判 断 力 、表 現 力 ﹂が 働 き 、
﹁ 知 識 ﹂を 学んでいく 過 程で 、
﹁思
て 重 要 な﹁ 技 能 ﹂で す し 、教 科の
コミュニケーションはいず れ も 極 め
問 題 だと思いま す 。読 解や表 現 、
の1つとして 矮 小 化 している 点 が
﹁ 知 識・技 能 ﹂を 、学 力の3要 素
すか。
これらの力 を 鍛 えるため、本 学で
※一般入試は前期日程におけるものです。
実 的ではないと考 えていま す 。
受 験 生 は ど んな 勉 強 を す
―
れ ば 東 大 に 合 格 で き る の でし ょ
めま す 。
学 後 の 学 びへの 準 備 状 況 を 確 か
ケーション能 力 を 問 うことで 、入
た 成 果 と 、外 国 語 によるコミュニ
系・理 系 を 問 わ ず 幅 広 く 学 習 し
試であ り 、
一般 入 試においては、文
資 質 を 直 接 確 認 しよ う と す る 入
す 。推 薦 入 試は、まさにそ う した
間 的 成 長への 強い意 欲 を 求 め ま
な 興 味・関 心 と、学びを 通 じた 人
82%
9%
35%
推薦入試
一般入試
62%
38
18%
44%
56%
59%
41%
ないのではないかと感じていま す 。
たといえ ま す 。当 面は、募 集 規 模
出身高校地域別
様 子 をみていき たいと思いま す 。
1953 年沖縄県生まれ。1972 年東京
工業大学に入学するも中退し、翌年東京
大学に入学。1977 年に卒業。アイオワ大
学研究助手、新潟大学助教授などを経
て、1993 年東京大学教育学部助教授。
2002 年に教授、2015 年より現職。専門
は心理統計学。日本教育心理学会理事
長、
日本テスト学会副理事長。
著書多数。
推薦入試
一般入試
推薦入試
一般入試
知 識 偏 重 か らの 脱 却 を 謳
―
う 改 革の理 念についてはいかがで
50
﹁ 主 体 的に学ぶ姿 勢 ﹂が 生 き るの
05
(※)
東大は、1・2 年次は文科一∼三類、
理科一∼三類の 6 科類に分かれて学び、3 年次から学部に配属されるため、入学時点では学部は決まっていない。
2016年度 東大合格者のプロフィール
3つの基礎力
東京大学
が鍛える
高 校 、大 学の双 方が
納 得・協 力できる 改 革を
Profile
2 0 2 0 年の 大 学 入 試 改 技 術 的 な 問 題 や 高 校 教 育への
―
影 響が予 想されるからです 。段 階
革が動き 出しています。
南風原 朝和
(はえばら・ともかず)
早稲田大学
学 生 全 員 を 留 学へ、世 界 に 貢 献 す る
グローバルリーダーを 育 成
接 し てい る だ け で は 不 可 能 で
す 。留 学 を 通 じて 異 文 化の中 に
身 を 置 き 、自 己 を 相 対 化 す る
様々な 体 験 を 通 して 幅 広い知 識
を 育 成 す る 、その役 割 は日 本 を
東京理科大学
授 業の密 度 を 高 める反 転 授 業 を 導 入
教 育 力 を 強 化 し た 新〝 実 力 主 義 〟
へ
に 実 力 を 身 に 付 け た 学 生のみ を
本 学 は 創 立 以 来 135 年 、真
卒 業 させる〝 実 力 主 義 〟を 貫いて
いま す 。創 立 当 初からの伝 統であ
進 級の条 件 と す る 関 門 制 度 は も
る 指 定 された 科 目の単 位 取 得 を
利 用 して〝 新 しい実 力 主 義 〟のシ
ちろん、今 後はICTを 積 極 的に
ステムを 作 り 上 げていき ま す 。
その一例 が 、ビデオ 収 録 された
学んで く るため 、授 業ではディス
していま す 。
れた 、
〝 新 しい実 力 主 義 〟を 目 指
ではない、高い教 育 力に裏 打 ち さ
このように、単 なる厳 しさだけ
も 行っていま す 。
びへのモチベーションを 高める工 夫
を一部 学 科で導 入 し 、4年 間の学
ルを 磨 く﹁ 学 内 インターンシップ ﹂
方 を 招いて、将 来 必 要になるスキ
また 、1年 次 前 期には、企 業の
を 促 しているわけです 。
の密 度 を 高めることで、真の理 解
ぐ に 実 験 に 着 手で き ま す 。授 業
手 順 を 予 め 把 握 で き る た め 、す
や せ ま す し 、実 験 科 目の場 合 は
カッションな どに 多 くの時 間 を 費
で す 。学 生 は 扱 う 範 囲 を一通 り
反転授業とは
の授 業に臨 む﹁ 反 転 授 業 ﹂
の導 入
授 業 を 、予 め 各 自のスマートフォ
研究や
ディスカッション
中心の授業
オンラインで
予習復習
と 視 野 を 持つグローバルリーダー
代 表 す る 私 学 として 発 展 して き
た 本 学 が 果 た すべき 重 要 な 使 命
と 考 えていま す 。
グローバル化や少子高齢化など、日本の教育を取り巻
く環境は時代とともに変化している。
大学では、創立以来大切にしてきた建学の精神、理念
に基づき、新しい取り組みで、世界で活躍できる人材を輩
出している。日本のトップクラスの教育・研究力を誇る大学
4校に、
その取り組みと教育理念について伺った。
大学の理念
創 立150 周 年 を 迎 え る20
32 年 に あ るべき 姿 を﹁WASE
大学・施設
ンやPCなどで視 聴 してから実 際
山本 誠 氏
DA VISION 150 ﹂と し
東京理科大学
副学長
て 策 定 し 、日 本 人の学 生 全 員 が
卒 業 ま でに 海 外 留 学 を 体 験 す
る 目 標 を 定 め ま し た 。今 後 も 留
学 プログラムの 充 実 と 支 援 環 境
の整 備 に 努 め 、アジアのリーディ
たる 地 位 を 築いて まいり ま す 。
ング・ユニバーシティ と し て 確 固
カ国
カ
わ が 国 を は じ め 世 界の様々な
国 や 地 域 が 抱 え る 問 題 は 、も は
や グローバルな 視 点 な く し て 解
決 す るこ と はで き ま せん 。本 学
は 、何 ものにも とらわれない自 由
の建 学 精 神で あ る﹁ 学の独 立 ﹂と
切 り ひら き 、世 界 に 貢 献 す るこ
な 探 求 心で 新 た な 知の可 能 性 を
国 内 に 満 足 し 、断 片 的 な 情 報で
と 。し か し そ れは 、居 心 地のいい
84
478
4
78
飯野 公一 氏
つく られた〝 仮 想 化グローバル〟に
早稲田大学の海外留学、
世界に広がる協定校
早稲田大学
大学院国際コミュニケーション研究科
国際教養学部 教授/留学センター 所長
(2016年2月1日現在)
06
明治大学
人 類の未 来への貢 献 、世 界 に 先 駆 け る
明 治 大 学のチャレンジ
何 を す ることがで き るのか 。この
人 類が共 有 する課 題に対して、
問いかけを 共に考 え、解 決 を 共に
創 り 出していく﹁ 共 創 力 ﹂
に向かっ
て明 治 大 学は歩んでいま す 。その
新しい一歩 として2013年4月 、
国 内 は も とよ り 世 界 か ら も 待 望
数 理 学 部 ﹂を 開 設しました。
された新たな知の発 信 拠 点﹁ 総 合
を 支 え 、デジタル時 代のイノベー
総 合 数 理 学 部では その数 学 を 応
数 学 はコンピュータの基 本 原 理
持った 新 しモノ 好 き な 学 生 た ち
が﹁ 今 ないものをつく り だ す ﹂た
先 端メディアサ イエンス学 科では
めの 探 求 を 行いま す 。た と え ば
人の感 性 や 心 理 を 解 き 明 か し 、
人 と 人 をつな ぐ メディアの あ り
変わる教育の現場、
変わらない
立教大学
英語資格・検定試験を利用した入試制度で
英語能力の高い学生を積極的に受け入れ
きる人 材 を 育 成 するコースや、原
ま た 、グローバル社 会に貢 献で
則 と して 英 語 で 行 わ れ る 授 業 の
履 修のみで学 位が取 得できるコー
ス等 を 対 象 とした﹁ 国 際コース選
抜 入 試 ﹂も 2015 年 秋 か らス
タートしました 。この入 試 制 度で
も 英 語 資 格・検 定 試 験におけるレ
ベルの高いスコア・級が出 願 資 格 基
準となっていま す 。2017年 度に
開 設 す るGLAP も﹁ 国 際コース
選抜入試﹂
で選 考しま す 。
立 教 大 学 は 、リベラルアーツ教
育 を 基 盤 と し 、独 自 に 開 発 し た
リーダーを 育 成していき ま す 。
と ので き る﹁ 新 しい ﹂グローバル
え、行 動し、世 界と共に生 きる﹂
こ
リ ーダーシップ 教 育 で 、
﹁ 自ら考
と社 会 的 要 請に対 応し、広い視 野
格・検 定 試 験でスコア・級が一定 以
全 学 部で 導 入 し ま し た 。英 語 資
験 を 活 用した﹁グローバル方 式 ﹂を
技能を評価する英語資格・検定試
﹁ 聞 く ﹂﹁ 話 す ﹂﹁ 読 む ﹂﹁ 書 く ﹂
の4
GTEC CBTやTEAPといった
おり、2016年 度一般 入 試より、
入試制度の改革にも取り組んで
力の育成を目指しています。
に立って 課 題 を 発 見・解 決で き る
立教大学では、
グローバルな課題
松本 茂氏
上であれば出 願でき 、筆 記 試 験は
■実用英語技能検定(英検)
■GTEC CBT ■IELTS
■TEAP
(R/L+W+S)
■TOEFL iBT
■TOEICおよびTOEIC S&W
方 を 学び、人 とメディアとの相 互
作 用 を 含 めたデ ザ インに 挑 戦 す
付 加 価 値 を 与 える 人 材の育 成に
るこ とで 、情 報 技 術 産 業 に 高い
つな げていま す 。
総 合 数 理 学 部に限 ら ず 、明 治
大 学 の 取 り 組 み は すべて 人 類 の
未 来に貢 献 するもの。厳 しい受 験
競 争 を 勝 ち 抜いた 学 生に、ワクワ
立教大学
グローバル教育センター長
経営学部国際経営学科教授
英語以外の2教科で実施します。
※「国際コース選抜入試」
は学部・コースで異なります。
07
クするよう な 学 問の4年 間が待っ
ていることをお 約 束 しま す 。
一般入試「グローバル方式」
で
活用する英語資格・検定試験
東京副都心、
中野の明治大学新キャンパス。
世界的な数理科学の研究拠点を目指す。
用 し 、自 由 な 発 想 と 遊 び 心 を
宮下 芳明氏
ション創 出 に 不 可 欠の学 問で す 。
明治大学
総合数理学部
先端メディアサイエンス学科 専任教授
難関の名門私大に合格。大学在学中に発展途上国の若者に
教育支援活動を行うNGO 組織を立ち上げ、支援の輪を広げ
ながら活動している。絶対無理と思われていた難関校の入試
を突破し、グローバルな活躍を続ける税所篤快氏のこれまで
の歩みと熱い思いを聞いた。
育を行 う 取り組みを始め
12:30∼18:00[12:00開場]
◎会場:コングレスクエア中野
東京都中野区中野4-10-2
◎定員:400名 ◎対象:高校生
中野セントラルパーク サウス
■主催:日本経済新聞社 ■後援:文部科学省、経済産業省、経済同友会、
東京都教育委員会、
全国高等学校長協会
た ちにDVD 教 材 を 使って 教
日経エデュケーションチャレンジ
惹 き 込 ま れた 。
困 地 域の高 校 生 が 最 難 関の
た 。活 動 はバングラデシュの貧
平 和 賞 受 賞 者のムハマド・ユヌ ﹁これから も 行 動 す れば 何
お申し込みは http://adnet.nikkei.co.jp/a/edu/
(火)
特設サイトから ◎申し込み締め切り:7月19日
﹁ 社 会で 活 躍 している 大 人
も 世 界 を 変 え る一人 に な り
がキラキラ 輝いて 見 え 、自 分
国 立 大 学 に 合 格 し た こ とで
注 目 を 集 め 、現 在7カ国 、9
地 域に広 がっている。
長 し た 、その理 由 。金 融の世
ス博 士の﹁
検索
日経エデュケーションチャレンジ
たいと 思いま した ﹂
目 標 が で き 、勉 強 に 熱 が
入った 。予 備 校の映 像 教 材 を
界 でい ま 何 が 起 き てい る の
決 す る お 手 伝い を し てい き
参加無料 事前申込制
7 26日[火]
世 界 の どの 地 域 で も 教 育
は難 しい問 題 を 抱 えている。
使い中 学 レベルま で 戻って 基 本 を 徹 底 的 にや り 直 し 、早
意 欲 が あ るのに学ぶことがで
稲 田 大 学 教 育 学 部 に 現 役で ﹁ 途 上 国 で は 旺 盛 な 学 習
合 格 した 。
き ない。一方 日 本 では 学 習 意
欲 や 自 主 性 を 喚 起 す るこ と
で す 。教 育 に は 社 会 の 豊 か
クラスでビリ 、落 ち こぼれ
か 、そ の 仕 事 が ど の よ う に
ます﹂
Profile
開催日: 月
さいしょ・あつよし/1989 年生まれ。東京都
足立区出身。早稲田大学教育学部卒業。19
歳でグラミン銀行グループの研究ラボのコー
ディネーターに就任。翌年、途上国の教育支
援を行う
「 e-Education Project 」
を創設。
ダボス会議若手リーダーGSC 選出。著書に
「
『最高の授業』
を世界に届けよう」
など。
社会の第一線で働く企業人が先生となり、高校生のみなさん
に 生きた授業 を行ないます。自ら取り組んだ仕事の事例を題
材に、それが社会にどのような影響を与えるのか、成功までの苦
労や失敗も含めてリアルに語ります。志あるたくさんの高校生の
参加をお待ちしています。
税所 篤快氏
に教 師 た ち が 苦 労 す る 状 況
好 き なこと を 学べるキャン
さ 、家 庭の意 識 や 行 動 がはっ
だった 高 校3 年 生の時 、日 経
も 励みとな り 、途 上 国の若 者
︵! ぜ ひ やって み な さ
ahead
い! ︶﹂とい う 言 葉 の 後 押 し
授業。
この一歩が途上国の教育を変えていく。
2. 貧しい村の小学校で。素朴な表情の女子生
徒たちから学びへの熱い思いが伝わってきた。
第16回
国際教育支援NGO
e-Education Japan 創業者
行動すれば何かが動く
世界に挑んだ教育支援
パスに 身 を 置いて 、発 想 力 と
き り と 映 し 出 され ま す ﹂
目の前の勉 強 が 社 会 人 に
行 動 力 は グローバルに 解 き
放 た れ た 。も と も と 社 会 起 なってからの活 躍 に 強 く 結 び
ついていること を 子 ど も た ち
歳の時
に 教 師 不 足 に 悩 む 途 上 国で
に 伝 え 、学 びのモチベーション
業に関 心 が あ り 、
教 育 支 援 を 行 う NGO 組 織
れていると も 語 る 。
エデュケ ーションチャレンジに
人々に役 立っているのか 。高 校
1. バングラデシュの小さな村で始まった DVD
Do it ! Do it ! Go かが 動 くことを 信 じ 、日 本 国
内 や 途 上 国の教 育 課 題 を 解
出 会った 。
を 高 めら れる 大 人 が 求 めら
で 語 り か け た 。アメリカのあ
﹁ e - E d u c a t i o n P r o j e c﹂tを
創 設 。尊 敬 していたノーベル
20
会 社 が 世 界 的 な 大 企 業に成
きっかけは〝生きた授業〟
る 若 者 がつくった 小 さ な 物 流
難関大入試を逆転突破
偏差値 28 の高校生がある体験を通して進学意欲に目覚め、
の授 業 には ないリアルな 話 に
2
見 通 し な ど まった く な かった
1
﹁ 進 級 す ら 危ぶま れ 将 来の
私に一人の教 師 が 声 を か けて
く れ ま し た 。キミのよ う な 変
と︵ 笑い︶﹂
わった 学 生 が 集 まって く るよ
場で人 生 が一変 した 。
半 信 半 疑で向 かった その会
社 会 の 第一線 で 活 躍 す る
企 業 人 が 先 生 とな り 、自 らの
知 見 や 経 験 を も とに 生 の 声
09
難関を超えてゆく
その挑戦心に
世界は扉を開く
│
﹁ 実 力 主 義 ﹂を 掲 げ ら
基 礎 学 力 を 確 実に身に付 け │
グ ロ ー バル 人 材 育 成
スキャンパス﹂や 、宇 宙 を 目 指
生 のほ ぼ 全 員 が 国 際 学 会 に
英 語 が一般 的で す し 、大 学 院
文 や 就 職 後 の 業 務 に も 役 立 理 工 系の分 野では 、論 文 は
積 極 的 参 加 な ど 、日 本 の 将
ハイスク ールプログラム ﹂
への
流 を 促 す﹁ さ く ら サ イエンス
実 施 、アジアの高 校 生 との交
し た﹁ 宇 宙 教 育プログラム﹂
の
す 高 校 生・大 学 生 を 対 象 に
参 加 し 、一部の学 生 は 発 表 も
来 を 担 う 理 工 系 人 材 育 成の
に 関 す る 取 り 組 みは ?
を 目 指 していま す 。現 在3冊
つよ う な 、一生 ものの 教 科 書
す るので 、そのための準 備 教
るためのもので す が 、卒 業 論
冊揃
育 な どでグローバルな 人 材 育
り 組んでいま す 。
た めの 教 育 に も 積 極 的 に 取
が 刊 行 されてお り 、約
実 力 主 義の根 幹 を 支 え る 重
える 予 定で す 。いず れ 本 学の
成 が 可 能で す 。ま た 、人 的 交
大 学 院 進 学 率 も 高い
学 生の大 き な 成 長 につな がっ
を 行 う 試 み も 始 めて お り 、
1 カ 月 間 、現 地 で 共 同 研 究
進の仕 組 みづく りのため 、約
流 を 通 じた 国 際 共 同 研 究 促
要 な 役 割 を 担いま す 。
│
ですね 。
真に実 力 を 身に付 け た 学 生
勉 強 が 社 会 に おいて ど う 活
た り 、卒 業 生 を 招 き 、大 学の
度 も 課 し 、採 点 し て 返 却 し
と 、卒 業 研 究 を 始める4年 次
す 。そのため 、入 学 後3 年 間
学 生が大 学 院に進 学しま
経 験 す る﹁グローバルサ イエン
年 生 が 本 学 で 学 び 、留 学 も
の学 科 を 除 け ば 、6∼8 割の このほ か に も 、高 校 1・2
ていま す 。
のみを 卒 業 させるという 当 初
か さ れ ている か 講 演 し て も
を 合 わせた3 年 間 を 、スムー
と 大 学 院 修 士 課 程︵2 年 間 ︶
数 学 系 や 経 営 系 な ど一部
からの伝 統 を 、今 日 まで 脈々
習 意 欲 を 促 し 、勉 学 の 必 要
キュラム を 工 夫 す る こ と で 、
ズにつな げ ら れるよ う にカリ
らった り す ることで 学 生の学
オ リジナル 教 科 書の 作
教 養 教 育も 重 視 され
とシフトさせていま す 。
﹁ 3+3 ﹂の6 年 間一貫 教 育へ
│
礎 ﹂シリーズと なっていま す 。
て 盛 り 込 ん だ﹁ 理 工 系 の 基 視 野 が 広 が り 専 門 研 究 での
1・2 年 次の授 業で 活 用 して 豊 か な 教 養 を もつことで 、
実 力 を 身に 付 け るた
整 えていく 予 定です 。
科 目 を 受 講で き るシステムに
今 後は、6年 間 を 通 して教 養
義 ﹂をスター ト さ せ ま し た 。
る 、全 学 共 通の
﹁特別教養講
副 学 長 な どが 講 義 を 担 当 す
姜 尚 中 特 命 教 授や 向 井 千 秋
が り ま す 。そこで 今 年 か ら 、
新 た なアイデアや 発 見 につな
で 真に役 立つ人 材へと 成 長 し
ていま す。
厳 しい関 門 制 度 を 乗 り 越 え 、
当 該 分 野のエッセンスを 全
成 も 始 まっていま す。
│
性 を 認 識 させていま す 。
と 受 け 継いでいま す 。そのた
は 、手 書 きでのレポート を 何 ∼2 年 次 の 基 礎 的 な 科 目 で
が 大 切 なので す 。そ こで 、1 ま す 。そ れ だ け 初 年 次 教 育
時 の 成 績 と 強い 相 関 が あ り
Profile ふじしま・あきら/1967 年、
世界で初めて
「光触媒反応」
を発見した
研究者。2010 年、東京理科大学第 9
代学長に就任。受賞歴は、朝日賞、
日本
化学会賞、紫綬褒章、日本国際賞、日
本学士院賞、恩賜発明賞、文化功労
者、
トムソン・ロイター引用栄誉賞など。
め 、世の中 には 、留 年 率の高
れていま す。
藤嶋 昭 氏
学ぶ姿 勢 を 育みながら、社 会
修 得 しなければ進 級でき ない 生 たちは、指 定 された 科 目 を
が 定 着 しているよ うで す 。学 い、厳 しい大 学 という イメージ
本 学 は 創 立 以 来135 年 、
東京理科大学 学長/工学博士
ていき ま す 。この伝 統 は 社 会
から高 く 評 価 されており 、私
立の理 工 系 大 学では日 本 トッ
プを 誇 る 就 職 実 績にも 反 映
│
されていま す 。
本 学 の 場 合 、学 生 の 卒 業
めには 。
時の成 績 は 入 試 時の成 績 と
は 相 関 は 弱 く 、1 年 次 修 了
3
1. 宇宙教育プログラムでは、パラボリック
フライト実験など
「本物の体験」
をする機
会を準備 2. 宇宙に関する特別教養講
座を受け持つ向井千秋副学長 3. 外堀
沿いに佇む神楽坂校舎
30
積
極
的
な
人
材
交
流
で
国
際
共
同
研
究
を
促
進
東京理科大学
基 礎 学力と教養を重視し
年一貫の教育体制へ
の教育体制へ
6年一貫
10
■東京理科大学 電話:03 -3260 - 4271(代表) http://www.tus.ac.jp/
2
1
実
力
主
義
を
支
え
る
オ
リ
ジ
ナ
ル
の
教
科
書
を
作
成
大学訪問
2016 夏
「実力主義」で知られる東京理科大学。確かな実力を身に付けるための教育システムや、
優れた研究成果のベースとなる教養教育などについて、
藤嶋昭学長に伺った。
スバ
﹁ル
Gリ
│
その 他の 特 色は ?
に、他 学 部や 留 学 生 とチーム
体 な どから 与 え られた 課 題
Global Liberal Arts Program カリキュラム体系図
提 言 す る 、画 期 的 なプロジェ
名の少 人 数 制のも と 、1ク
クト 活 動が展 開 されま す 。
以 上 など、レベルの高い出 願 資 GLAPの学 生 は 全 員 、2 2013 年 度 から 、全 学 部
ついても 紹 介してくだ さい。 外 からの評 価 も 高いリーダー
を 対 象に開 講 されており 、学 GLAPの学 生 は 、1 学 年
点
年 次 春 学 期 ま で 、本 学 の 新
1 級 、TOEFL iBT
設 す る 国 際 交 流 寮で 留 学 生
文 部 科 学 省のスー
パー グ ロ ー バル 大 学 創 成 支
格 を 設 定 し ま す 。そのため 、
春 学 期 ま で1 年 間 、全 員 が
G L A P︵ グ ロ ー バ 立 教 大 学では、採 択 を 受 け
海 外 協 定 校に留 学 し ま す 。
を 組んで取 り 組み、解 決 策 を
は必 修にしま す 。企 業や自 治
シップ教 育 科 目 を 、
GLAPで
出 身 者 が 多 く な るこ と を 想
留 学 先 はリベラルアーツ 教 育
と一緒に生 活 し ま す 。
定 していま す 。従 来 、これらの
に定 評のある名 門 大 学です 。
校や、国 際バカロレア︵IB︶
の 2 年 次 秋 学 期 か ら3 年 次
す 。GLAPは その牽 引 役 と
学 校の生 徒は、海 外の大 学 を
バルハイスクール
︵SGH︶指 定
位 置づけていま す 。他 学 部の
志 望 していたか も しれ ません
多 様 な 取 り 組 みが 進 行 中で
学 生 と も 積 極 的に交 流 を 図
て、世 界 標 準の教 育 を 目 指 す
ダーの育 成で す が 、海 外で 活
一言でいう とグローバルリー
り 、お 互いに刺 激 を 与 え 合 う
ル・リベラルアーツ・プログラ
躍 す る 人 材 だ け を 念 頭に置
学 びの 中 身は ?
いているわけではあ り ません。
│
が、日 本の大 学でも 同 等 以 上 教 育の 特 色は ?
の教 育 を 実 現 す ることで 、そ 学 位 は﹁ 学 術 ﹂で 、リベラル
│
アーツを 深めま す 。真のグロー
複 眼 的 な 思 考 が 不 可 欠 だか
バルリーダーには、広い視 野 と
ラス 最 大 5 名 のチュー ト リア
ル科 目 な どで 、自 分の可 能 性
を 広 げ 、真 のグローバルリ ー
ダーとして 成 長 していくこと
を 期 待 していま す 。
導 入・形 成 期
■夏季短期集中
プログラム科目
環 境 を 実 現 しま す 。
たいと考 えていま す 。
各自の興味や関心のある分野を専門的に学ぶ
日 本において地 域 社 会の活 性
として全ての授 業が英 語で行
卒業後は国内外の大学院進学、
グローバル企業、
NPO・NGOなどの国際機関で活躍する新しいグローバルリーダーへ
4年 次
3年 次
2年 次
1年 次
秋学期 春学期 秋学期 春学期 秋学期 春学期 秋学期 春学期
留学期
■英語リベラルアーツ
(ELA)科目
の〝 受 け 皿 〟の 役 割 も 果 た し
わ れ るこ と 。GLAPの 学 生
■Global Studies Electives
化 な どに 取 り 組 む 上 で も グ す 。国や地 域 を 超 えて、いつで
らで す 。創 立 以 来 、リベラル
アーツを 重 視 してき た立 教 大
そ 可 能な、充 実した学びが展
学 が 設 置 す るコースだからこ
■GLAP Senior Studies
完成期
選択科目
Student
Assistant
(SA)活動
必修科目
ローバル な 視 野 は 不 可 欠 で ま ず 挙 げられるのは、原 則
も 、どこでも 、誰 とでも 連 携・
身につけてお くことが 必 要に
は入 学 段 階で、高い英 語 力 を
全 寮 制 と 留 学 制 度に
開 さ れる と 自 負 していま す 。
なお、留 学 先から帰 国した後
を 選 択 し 、よ り 深 く 学 び ま
は 、各 自 が 興 味 を 持った 分 野
す 。GLAPの学 生の多 く が
大 学 院へ進 学 することを 想 定
選択科目
■Second Year Seminar
■学びの技法 ■学びの精神
■Global Studies Essentials
■リーダーシップ教育
■言語教育科目
ム︶を 開 設 する 狙いは ?
文 部 科 学 省のスーパーグロー
│
1
援にも 採 択 されていま す。
1.留学までの1年半は全寮制。留学生との生活
によって多彩な価値観を養う。
(写真は立教大
学国際交流寮) 2.GLAP の学生が学ぶ池袋
キャンパス。
して お り 、専 門 性 とリベラル
育 成 しま す 。
思考力とその基盤となる知識を修得する
│
72
Profile やまぐち・かずのり/九州
大学大学院総合理工学研究科情報シ
ステム学専攻博士課程単位取得後退
学。理学博士。専門分野は統計計算、
多変量 解 析。現在、立教 大学副総長
(国際化推進担当)、国際化推進機構
長、経営学部教授。
協 力 し 、行 動 を 起こすことが
│
な り ま す 。入 試では 、英 検 準 山口 和範 氏
で き る 新 しいグローバルリ ー
全
員
が
1
年
間
海
外
の
名
門
校
に
留
学
立教大学 副総長
寮生活
留学準備
必修科目
Lー
Aダ
Pー
輩
﹂
が出
始の
動た
め
の
ア ーツ を 兼 ね 備 え た 人 物 を
■立教大学 電話:03 -3985 - 4612(GLAP開設準備室) 03 -3985 -2202(広報室) http://www.rikkyo.ac.jp/
11
■海外留学研修
1年間の海外リベラルアーツ校への留学
ーー
ダーの育 成が目 標です 。
立教大学
20
海外のリベラルアーツ大学に留学する
新グ
コロ
2
0
1
7
年
度
、
立
教
大
学
に
英
語
で
リ
ベ
ラ
ル
ア
ー
ツ
を
学
ぶ
画
期
的
な
コ
ー
ス
﹁
G
L
A
P
﹂
が
誕
生
す
る
。
そ
の
チ
ャ
レ
ン
ジ
ン
グ
な
教
育
シ
ス
テ
ム
を
、
山
口
和
範
副
総
長
に
伺
っ
た
。
全
授
業
を
英
語
で
実
施
S
G
H
、
I
B
生
の
受
け
皿
に
大学訪問
2016 夏
2
合い言 葉は
﹁ 学 習リズム& 生 活リズム﹂
受 験の天王 山といわれる 夏 。高3生はもちろん 、高
1・2生についてもまとまった学習時間を取れる絶好の
機会。受験生にとっては、この時期の過ごし方で合否が
決まるといっても過言ではない。大切な夏を有効に過ご
すためのアドバイスを、駿台予備学校・進路アドバイザー
の廣田徹平氏に聞いてみた。
とでは 、夏の間に大 き な 実 力
しく 、
﹁ 受 験 生 と しての充 実
ず と 良い学 習 習 慣 は 出 来 上
また 、自 分の予 定 を き ちん
した 夏 ﹂を 過ごしてく ださい。
差 がつき ま す 。是 非 自 分に厳
と 知 ること も 大 切で す 。カレ
がるものです 。
ンダー・手 帳 等 に 予 定 は 書 き
ご家 庭での留 意 点を 教
―
えてください。
込み、自 由に使 える時 間はど
あって 忙 し く な る 時 期 はいつ
と思いま す 。月 並みですが、食
ないか、見 守っていただければ
のくらいか、大 き なイベントが ま ず は 生 活 習 慣 に 乱 れ が
か を しっか り 把 握 してお き ま
事 を しっか り 摂 ることは 夏バ
夏 休みも普 段と同じ時 間に起
テを 防 ぐ 意 味でも 重 要です 。
しょう 。
時 間 以 上の自 習 時
駿 台 に 通 う 多 くの高 3 生
ど、1学 期 中 と同じ環 境 を 整
こす 、食 事 を3食 摂 らせるな
は一日
間 を 取った う えで 、夏 期 講 習
は 、7 月1日 から 数 えると あ
センタ ー 試 験 ま で の 日 数
とが、学 力アップの近 道です 。
にせず 、徹 底 的に理 解 するこ
ん。基 礎 的 な 部 分 をおろそか
問 演 習 をしても 力はつき ませ
ばか りの科 目 は 、いき な り 難
の時 間の使い方 ﹂を 見つけてい
分に合ったやり 方 ﹂﹁ 自 分 なり
色々な 勉 強 法 を 試 して 、
﹁自
強 に 取 り 組 める 期 間で す 。
ば 、じっく り 時 間 を か けて 勉
と 、自 然 とリズムがで き
……
ていま す 。夏 休み中 も 起 床 時
て 、何 時 ま でに 学 校へ行って
は 、大 体 決 まった 時 間に起 き
ま しょう 。学 校 が あ る う ち
して 、
﹁ 自 分に負 荷 を か け た
に取 り 組 むべき か を 考 え 、そ
校 合 格に向 けて 、この夏 は 何
習に取 り 組んでいま す 。志 望
し 、ご本 人が進 路のことについ
け る こ と も 良い と 思い ま す
れ ま す 。ご 本 人 と一緒 に 出 掛
プンキャンパスも 多 く 開 催 さ
夏 休 み 中 は 各 大 学 のオ ー
えていただければと思います。
うに限 られた 時 間の中で 、入
ど 、そ れ ぞ れ 目 的 を もって 学 ター試 験 対 策・大 学 別 対 策 な
を 活 用 して 、弱 点 補 強・セン
10
高校生と保護者のための進学講演会
大学入試の現状編・東大編・京大編・東工大編
一橋大編・医学部編・早慶上智大
(文系)
編 他
※夏期講習・各イベントの詳細(実施校舎・日時・申込方法
等)
につきましては、
駿台ホームページをご覧ください。
第一志望は、
ゆずれない。
0120-55-2418 駿台受付センター
2018年 駿台は創立100周年を迎えます
校舎 津田沼・柏* <現役フロンティア校*>自由が丘・吉祥寺・川越・横浜みらい
お茶の水・市谷・池袋・立川・町田*・大宮・横浜・あざみ野*・藤沢*・千葉・
ばと思いま す 。
「伝統と実績の100周年。未来へつなぐ愛情教育」
じっく り と 聞いていた だ け れ
高1・2・3生、保護者の方対象
て お 話 を して き た と き は 、
学年別「英語/数学」体験授業
計 画 ﹂を 立て 、着 実 に 実 行で
夏期講習無料体験授業
き た 生 徒 と 、なんとな く 甘い
高1・2生対象
間・就 寝 時 間 は一定 に す るよ
●オンデマンド・サテネット
(個別視聴授業)
講座
うに心 掛 け ま しょう 。良い生
●大学別対策講座
く と良いでしょう 。
●医系/薬農獣医系対策講座
高 1・2 生 は 、ど う で
―
しょうか。
●レベル別・分野別講座
試 日 か ら 逆 算 して 計 画 を 立
●センター試験対策講座
計 画で 過ごしてし まった 生 徒
志望大学・学力・スケジュールに合わせて、
自由に講座を組み合わせて受講できます。
活 習 慣 を 保っていれ ば 、おの
夏期講習 申込受付中!
7月7日(木)開講
生 活 面での注 意 点はあ
―
りますか。
高1・2・3・卒生対象
てることが 重 要で す 。ま た 入
ため、毎日同じペースで勉 強 す
や学 校 行 事 も まだまだ忙しい
科 目がある人は、苦 手 克 服 を
駿台 INFORMATION
試 科 目 の中 で も 優 先 順 位 を 高1・2生の皆さんは、部 活
付 けて 、
﹁ どの大 学 で も 使 う
校 行 事のスケジュールを 把 握
ることは難しいと思いま す 。学
科目﹂
﹁ 配 点の高い科 目 ﹂
﹁苦
手 な 科 目 ﹂な ど 、時 間 を か け
にし ま しょう 。学 校の課 題 と
て 学 習 時 間 を 確 保 す るよ う
心にす る ぞ! ﹂と 期 間 を 決 め
し﹁ 〇 日 ∼ 〇 日 までは 勉 強 中
るべき 科 目は何かを 意 識 して
勉 強していき ましょう 。
望 大 学の頻 出 分 野 ﹂﹁ 出 題 形
また、過 去 問 を 見て
﹁ 第一志
式の特 徴 ﹂を 掴 んでお くこと
第一目 標 にして 取 り 組 んで く
は別に、
﹁ 夏の学 習 目 標 ﹂を 持
解 く 練 習は、秋∼冬でも 十 分
だ さい。苦 手 科 目 が 残った ま
つこと も 大 切で す 。特に苦 手
間に合いま す が 、夏の勉 強 を
も 大 切です 。過 去 問 を 本 格 的
効 率 よ く 進 めていく た めに 、
択 科 目の勉 強 や 大 学 別 対 策
まだと、高3生になってから選
http://www.sundai.ac.jp/yobi/
検索
駿台
[受付時間]
10:00∼19:00(日・祝は17:00まで)
駿台予備学校
総合案内
に、本 番のように時 間 を 計って
志 望 校の出 題 傾 向 を 把 握 し 、
*印の校舎は、
駿台グループ
「駿台教育振興
(株)
」
運営です。
らよいでしょうか。
を 行 う 時 間がなくなりま す 。 1学 期に身に付いた 生 活リ
を 明 確にして臨みましょう 。
高 3 生 は 、どのよ う な
―
ことに気を 付けて学 習をした 苦 手 科 目や、勉 強 を 始めた 夏 休 み は 1 学 期 と 比べれ
ズムを 崩 さないよ うに注 意 し
駿台予備学校 お茶の水1号館
と約200日 。高3生はこのよ
【トライアル・レクチャー】
廣田 徹平氏
校舎長
どう過ご
ごす
ごす
この
﹁ 力 を 入 れ るべき 学 習 分 野 ﹂
13
受験生
全 国の国 公 立・私 立 大 学の数は約800校 。様々
注 目 さ れているのが﹁ 面 倒 見
長や内 容は当 然ですが、最 近
文 系 では 国 際 系 学 部の増
設 と 人 気の高 ま り が 続いてい
ま す 。英 語による講 義の受 講
とレポート 提 出や 、中には 留
学を義務化する大学も増
-0.5
99.5
大 学 選 びは 子 を 持つ親にとっても 重 大 な 関 心 事に
の良 さ ﹂
です 。学びたい講 義や
え 、グローバル教 育 が 本 格 化
しているのを 感 じ ま す 。従 来
科 学 系の学 科 新 設 も 始 ま
の人 文 系 科 目 に 加 えて 社 会
向 け た 積 極 投 資 が 終 わ る2 ア ジ ア 地 域 か ら の 留 学 生
受 け 入 れ が 拡 大 し ている た
いを 感 じ ま す が 、東 京 五 輪に
020 年 頃 に は 経 済 停 滞 期
生 寮の充 実 も 進んでいま す 。
め、費 用 負 担の少 ない国 際 学
る大 学 かど う か ﹂を 把 握 する
が 生 ま れているか も しれ ませ
大 学 入 試 制 度の 改 革
で先行きを不安視する声もあ
│
討 するなら 、4年 先の卒 業 時
検 討 を 開 始 していま す 。しか
向 け 、政 府は様々な 角 度 から
新 た な 入 試 制 度の導 入 に
ります。
大学の学部で目立つ動
あります 。
の経 済 情 勢 を 考 え る 必 要 が
ん 。就 職 を 考 え て 進 路 を 検 に入 り 、現 在 とは 違った 状 況
ことをお 勧めしま す 。
文 系 と 理 系の 最 近の
進路を左右する経済トレンド
活性化するグローバル系学部
│
人気トレンドは?
職 に も 関 わって き ま す 。一般
文 系 、理 系の進 路 選 択は就
│
きはありますか?
に 好 況 時 は 事 業 拡 大で 文 系 の採 用 枠 が 拡 大 し 、不 況 時は
105.0 +5.0
105.8 +5.8
103.6 +3.6
100.7 +0.7
102.5 +2.5
99.8 -0.2
95.9 -4.1
91.7 -8.3
100
※大学通信調べ
一歩です 。
が志 望 校 合 格 を 勝 ち 取る第
学 習 を 大 切 に し てい く こ と
来の目 標 を 定 め 、日々の基 本
ん。これからも 、しっかり と 将
るこ と に 変 わ り は あ り ま せ
た基 本 能 力 を 選 考 基 準 とす
し 、学 校 教 育において 育 成 し
文・人文
な 大 学 が 個 性 と 特 色 を 競 う 中 、人 生の 岐 路 と な る
す るケースで も 、実 は 研 究 分
野 によっては 農 学 部 、薬 学 部
な ど も 十 分 に 選 択 肢 に 入っ
て き ま す 。学 びたい分 野 を 学
決め、そのう えで志 望 大 学 を
に必 要 なことを 学べる学 部 を
研 究テーマ、留 学の必 要 が 生
36.5 %
商
違いない。大 学など教 育 機 関の情 報に詳しい大 学 通
志 望 校 選 びを 行 う 手
持てば 可 能 性 は 広 がる と 思
べる 学 部 を 柔 軟 に 選 ぶ 目 を
学 部が決 まれば 次は
検 討 し ま す 。注 力 す る 受 験
じた 時 、他 学 部や他 大 学 、海
留学制度の充実・
国際交流の活発な大学
医
信の常 務 取 締 役 、安 田 賢 治 氏にお 話を 聞いた。
│
学部選びは柔軟な目線で
大学選びは面倒見の良さで
現 在 は 中・高 校 の 頃 か ら
順と時期は?
│
いま す 。
大学選びです、ポイントは?
す から 、生 徒 は 早い段 階で将 キャリア 教 育 が 充 実 していま
来の目 標や 職 業 を 考 え ま す 。
科 目の準 備 を 考 えると、高 校
その方 向 性に沿って 夢の実 現 自 分 が 学ぶ学 部・学 科の特
半 ば 頃 には 進 む 学 部 を 決 め
外 大 学 との連 携 支 援 が 充 実
しているか ど う か 、さ らに 食
り 、国 際ビジネスの即 戦 力 と
8
急 速な増 設が際 立 ち ま す 。
して 育 成 す る 大 学 も 誕 生 し
学 部 を 選ぶ 場 合に 留
107.1 +7.1
経済
事 業 効 率 化で 採 用 枠 が 技 術
│
てお き たいです ね 。
107.5 +7.5
法
職 中 心に絞 られ 理 系 が 強 み
108.7 +8.7
経営
間の学 生の成 長 を 大 き く 左
38.1 %
70
110.2 +10.2
国際
右 し ま す か ら 、ぜひオープン
研究施設が
充実している大学
4 就職に有利な大学
農
111.8 +11.8
政治・政策
事や健 康 、経 済 面 を 含めた 生
7
3 知名度が高い大学
検索
または、 日経アドネット
2015年を100とした場合の2016年の指数
活 環 境の総 合 的 な 支 援 な ど
64.8 %
枠 に は まった 思 考 に 陥 ら
6 家から通える大学
60.3 %
58.7 %
58.5 %
53.9 %
5 資格が取得できる大学
意するポイントは?
社会的評価・
イメージが良い大学
2
薬
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Profile やすだ・けんじ/1956 年兵庫県生
まれ。私立灘中高、早稲田大学政治経済学部
卒業後、大学通信入社。現在、書籍の編集とマ
スコミへの受験情報提供を担当し、週刊誌など
に記事を多数執筆。著書に
『笑うに笑えない大
学の惨状』
(祥伝社新書)
他。
大学通信 常務取締役
情報調査・編集部ゼネラルマネージャー
を 発 揮 す る と さ れ ま す 。今
1
社会
本特集に関するアンケートにお答えいただいた方の中から、
抽選で図書カード2,000円分を10 名様にプレゼントします。
大 学選び
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全国の進学校の進路指導教諭750人の回答
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プロに聞く
プロ
に聞く
キャンパスに 参 加 し 積 極 的 に
※大学通信調べ
す 。面 倒 見の良 さは大 学4年
30.8 %
も 重 要 な チェック ポ イント で
34.3 %
キャンパスの雰囲気が
10
良い大学
分 野 が 理 系で工 学 部 を 選 択
9 交通の便が良い大学
ないことが 重 要で す 。目 指 す
生徒に人気の大学は?
14