「平成28年度ハンセン病療養所入所者(京都府出身者)里帰り等事業」 に係る業務仕様書 1 2 3 業務の名称 「平成28年度ハンセン病療養所入所者(京都府出身者)里帰り等事業」 業務の目的 ハンセン病に罹患し、家族と生別して長期間にわたりハンセン病療養所において入 所生活を送っている府出身者及びその家族を対象に、京都市内及びその近郊の観光や、 ふるさと墓参等(里帰り)を支援するもの。 業務の対象 次の療養所入所者のうち、参加を希望する者とする。 療養所名 所在地 府出身入所者数 邑久光明園 岡山県瀬戸内市邑久町虫明6253 5名(付添1名含む) 駿河療養所 静岡県御殿場市神山1915 4名(付添1名含む) 多磨全生園 東京都東村山市青葉町4-1-1 2名(付添1名含む) 合 計 11名 対象者は、京都府出身の療養所入所者及びその配偶者であって、健康上、 旅行(2泊3日)に耐え得る者とする。 4 業務の内容 (1) 概要 当事業に係る参加者の移動、宿泊、観光等の企画・立案及びその手配 (2) 実施時期 平成28年10月19日(水)~21日(金)の2泊3日(予定) 5 実施方法 (1) 輸送業務について ア 各療養所から京都市内及び近郊への移動 (ア) 高齢で身体の不自由な参加者が多いことから、各療養所から最寄の新幹線停車 駅等まではタクシーの乗合いを認め、京都駅着とする。 (イ) 新幹線による移動には、指定席を確保すること。なお、原則として、途中に乗 り換えの必要の無い列車で、同車輌内で連続した座席を確保すること。 (ウ) 岡山からの参加者については、療養所と京都市内及び近郊間をリフト付き観光 バス1台(添乗員同行)により往復送迎を行うこと。 (エ) 参加者の身体の状況により、公共交通機関の利用が困難な場合は、必要な交通 機関の利用を認めること。 イ 京都市内及び近郊での観光・宿泊に伴う移動 (ア) 原則として、岡山からの参加者が往復に利用する車両1台で移動すること。 (イ) 単独行動等を希望する参加者には、タクシー等による移動手段を確保すること。 ウ 行程中、参加者の健康状態等により添乗や介助が必要な場合に備えて、看護師等 のスタッフ及び車いすを手配すること。 (2) 宿舎について ア 1泊目は京都市中心部のホテル、2泊目は京都市中心部から観光バスでおおむ ね1時間程度の距離にある温泉付きホテルもしくは旅館を手配すること。 イ 両日とも、冷暖房・バリアフリー設備が備わった施設で、1室は車いすが利用 可能なハンディキャップルームを確保すること。(要介助者は、介助者と同室と すること。) ウ 宿泊者に快適なサービスを提供するとともに、消防用設備等必要な体制を備え、 安全確保等にも配慮された、一般的に信用のある施設であること。 (3) 行程及び行事について(例示) ア 初日(10月19日(水)) (ア) 午前中、各療養所等を出発 (イ) 京都市中心部の昼食会場(ホテル等)で一同に会食 (ウ) 昼食会場から比較的短距離にある観光地へ案内(2時間程度の観光) (エ) 観光後、宿泊ホテルへ移動。1時間程度休憩の後、ホテル内宴会場で夕食会 イ 2日目(10月20日(木)) (ア) ホテル内宴会場で朝食。1時間程度休憩の後、出発 (イ) 午前から午後にかけて、2箇所程度の観光地へ案内 (その間に、レストラン等で一同に昼食) (ウ) 観光終了後、宿泊ホテルもしくは旅館へ移動。1時間半程度休憩の後、ホテル 若しくは旅館内宴会場で夕食会 ウ 3日目(10月21日(金)) (ア) ホテルもしくは旅館内宴会場で朝食。1時間程度休憩の後、出発 (イ) 土産を購入できる店へ案内。土産物購入後、京都市中心部の昼食会場(ホテル 等)へ移動し、一同に会食 (ウ) 会食の後、各療養所等に向けて出発 エ 留意事項 (ア) 過去の実績から、上記を例示したものであり、基本的な内容に相違がなければ、 行程の順序等に多少の変更を認める。 (イ) 参加者と府職員との会食等が実施される際には、出席予定者との日程調整の結 果を行程に反映させるよう指示することがある。 (ウ) 参加者の希望等により行程、行事及び移動手段等の一部変更を指示することが ある。 6 その他 (1) 傷害保険について 参加者について、次の条件を満たす団体用の傷害保険に加入すること。 ア 補償範囲 自宅(療養所含む)出発時から帰着時までの全行程 イ 補償内容 死亡・後遺障害 850万円以上 入院日額 6千円以上(入院日数1日から補償) 通院日額 4千円以上(通院日数1日から補償) (2) 取消料について 京都府の責に帰さない事由による延期の場合の取消料の扱いについては、京都府と 事業者が協議するものとする。 (3) 委託料の減額について 参加人数の減少等により発生しなくなった経費については、委託料から減額するも のとする。 (4) 緊急時の対応について 突発的な事象が発生した場合は参加者の安全に最大限留意しつつ、府関係職員等と 連携を取りながら、業務の遂行への影響を最小限に抑えられる対応策を取ること。
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