厚生労働大臣が定める有料老人ホームの設置者等が講ずべき措置

厚生労働大臣が定める有料老人ホームの設置者等が講ずべき措置
(平 成 十 八 年 三 月 三 十 一 日 )
(厚 生 労 働 省 告 示 第 二 百 六 十 六 号 )
老 人 福 祉 法 施 行 規 則 (昭 和 三 十 八 年 厚 生 省 令 第 二 十 八 号 )第 一 条 の 十 三 及 び 第 二
十条の十の規定に基づき、厚生労働大臣が定める有料老人ホームの設置者等が講
ずべき措置を次のように定め、平成十八年四月一日から適用する。ただし、会社
法 (平 成 十 七 年 法 律 第 八 十 六 号 )の 施 行 の 日 ま で の 間 は 、 第 一 号 ハ 中 「 会 社 法 (平 成
十 七 年 法 律 第 八 十 六 号 )第 二 条 第 四 号 」 と あ る の は 、 「 財 務 諸 表 等 の 用 語 、 様 式 及
び 作 成 方 法 に 関 す る 規 則 (昭 和 三 十 八 年 大 蔵 省 令 第 五 十 九 号 )第 八 条 第 三 項 」 と す
る。
厚生労働大臣が定める有料老人ホームの設置者等が講ずべき措置
一
老 人 福 祉 法 施 行 規 則 (昭 和 三 十 八 年 厚 生 省 令 第 二 十 八 号 )第 一 条 の 十 三 の 厚 生 労
働大臣が定める措置は次に掲げるいずれかの措置とする。
イ 銀行、信託会社、信用金庫、農林中央金庫、商工組合中央金庫、信用協同組合
で 出 資 の 総 額 が 五 千 万 円 以 上 で あ る も の 、 労 働 金 庫 又 は 宅 地 建 物 取 引 業 法 (昭 和 二
十 七 年 法 律 第 百 七 十 六 号 )第 四 十 一 条 第 一 項 第 一 号 の 国 土 交 通 大 臣 が 指 定 す る 者
(以 下 「 銀 行 等 」 と い う 。 )と の 間 に お い て 、 認 知 症 対 応 型 老 人 共 同 生 活 援 助 事 業
を 行 う 者 が 前 払 金 (老 人 福 祉 法 施 行 規 則 第 一 条 の 十 三 に 規 定 す る 前 払 金 を い う 。 以
下 こ の 号 に お い て 同 じ 。 )の 返 還 債 務 を 負 う こ と と な っ た 場 合 に お い て 当 該 銀 行 等
が そ の 債 務 の う ち 保 全 金 額 (前 払 金 の う ち 、 あ ら か じ め 契 約 で 定 め た 予 定 償 却 期 間
のうち残存する期間に係る額又は五百万円のいずれか低い方の金額以上の金額を
い う 。 以 下 こ の 号 に お い て 同 じ 。 )に 相 当 す る 部 分 を 連 帯 し て 保 証 す る こ と を 委 託
する契約を締結すること。
ロ 保 険 事 業 者 (保 険 業 法 (平 成 七 年 法 律 第 百 五 号 )第 三 条 第 一 項 又 は 第 百 八 十 五 条
第 一 項 の 免 許 を 受 け て 保 険 業 を 行 う 者 を い う 。 以 下 同 じ 。 )と の 間 に お い て 、 認 知
症対応型老人共同生活援助事業を行う者が受領した前払金の返還債務の不履行に
より当該認知症対応型老人共同生活援助事業が行われる住居の入居者に生じた損
害のうち当該返還債務の不履行に係る保全金額に相当する部分を当該保険事業者
がうめることを約する保証保険契約を締結すること。
ハ
信 託 会 社 等 (信 託 会 社 及 び 信 託 業 務 を 営 む 金 融 機 関 を い う 。 以 下 同 じ 。 )と の 間
に お い て 、保 全 金 額 に つ き 前 払 金 を 支 払 っ た 入 居 者 を 受 益 者 と す る 信 託 契 約 (金 融
機 関 の 信 託 業 務 の 兼 営 等 に 関 す る 法 律 (昭 和 十 八 年 法 律 第 四 十 三 号 )第 六 条 の 規 定
により元本補てんの契約をしたもの又は信託契約により保全金額に相当する部分
が 保 全 さ れ る も の に 限 る 。 以 下 同 じ 。 )を 締 結 す る こ と 。
ニ
一般社団法人又は一般財団法人で高齢者の福祉の増進に寄与することを目的と
して設立されたものとの間において、前払金について認知症対応型老人共同生活
援助事業を行う者が返還債務を負うこととなる場合に備えた保全のための契約を
締結することであって、イからニまでに掲げる措置に準ずるものとして都道府県
知事が認めるもの。
二
老人福祉法施行規則第二十条の十の厚生労働大臣が定める措置は次に掲げるい
ずれかの措置とする。
イ 銀 行 等 と の 間 に お い て 、有 料 老 人 ホ ー ム の 設 置 者 が 一 時 金 (老 人 福 祉 法 施 行 規 則
第 二 十 条 の 五 第 八 号 に 規 定 す る 一 時 金 を い う 。 以 下 同 じ 。 )の 返 還 債 務 を 負 う こ と
と な っ た 場 合 に お い て 当 該 銀 行 等 が そ の 債 務 の う ち 保 全 金 額 (一 時 金 の う ち 、あ ら
かじめ契約で定めた予定償却期間のうち残存する期間に係る額又は五百万円のい
ず れ か 低 い 方 の 金 額 以 上 の 金 額 を い う 。 以 下 こ の 号 に お い て 同 じ 。 )に 相 当 す る 部
分を連帯して保証することを委託する契約を締結すること。
ロ
保険事業者との間において、有料老人ホームの設置者が受領した一時金の返還
債務の不履行により当該有料老人ホームの入居者に生じた損害のうち当該返還債
務の不履行に係る保全金額に相当する部分を当該保険事業者がうめることを約す
る保証保険契約を締結すること。
ハ 信託会社等との間において、保全金額につき一時金を支払った入居者を受益者
とする信託契約を締結すること。
ニ 一般社団法人又は一般財団法人で高齢者の福祉の増進に寄与することを目的と
して設立されたものとの間において、一時金について有料老人ホームの設置者が
返還債務を負うこととなる場合に備えた保全のための契約を締結することであっ
て、イからニまでに掲げる措置に準ずるものとして都道府県知事が認めるもの。
改 正 文 (平 成 一 九 年 九 月 二 七 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 三 〇 六 号 )
平成十九年九月三十日から適用する。
改正文
抄
(平 成 二 〇 年 一 一 月 二 八 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 五 三 二 号 )
抄
平成二十年十二月一日から適用する。
改 正 文 (平 成 二 二 年 一 二 月 二 八 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 四 三 二 号 )
抄
平 成 二 十 三 年 一 月 一 日 か ら 適 用 す る 。た だ し 、こ の 告 示 の 適 用 前 に 締 結 さ れ た こ
の告示による改正前の同告示第一号ロ及び第二号ロの規定による契約については、
当 該 契 約 を 締 結 し た 認 知 症 対 応 型 老 人 共 同 生 活 援 助 事 業 を 行 う 者 の 親 会 社 (会 社
法 (平 成 十 七 年 法 律 第 八 十 六 号 )第 二 条 第 四 号 に 規 定 す る 親 会 社 を い う 。 以 下 同
じ 。 )又 は 有 料 老 人 ホ ー ム の 設 置 者 の 親 会 社 に 一 以 上 の 適 格 格 付 機 関 (銀 行 法 第 十
四条の二の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の
状 況 が 適 当 で あ る か ど う か を 判 断 す る た め の 基 準 (平 成 十 八 年 金 融 庁 告 示 第 十 九
号 )第 一 条 第 十 四 号 に 規 定 す る 適 格 格 付 機 関 を い う 。 )に よ り 法 人 等 向 け エ ク ス ポ
ー ジ ャ ー の 信 用 リ ス ク 区 分 四 ― 一 及 び 四 ― 二 の 格 付 (銀 行 法 第 十 四 条 の 二 の 規 定
に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であ
るかどうかを判断するための基準等に基づき、金融庁長官が別に定める格付機関
及 び 適 格 格 付 機 関 の 格 付 に 対 応 す る も の と し て 別 に 定 め る 区 分 (平 成 十 九 年 金 融
庁 告 示 第 二 十 八 号 )第 三 条 第 四 号 に 規 定 す る 法 人 等 向 け エ ク ス ポ ー ジ ャ ー の 信 用
リ ス ク 区 分 四 ― 一 及 び 四 ― 二 の 格 付 を い う 。 )が 付 与 さ れ て い る 場 合 は 、 こ の 告 示
による改正後の同告示第一号ロ及び第二号ロの規定による契約とみなす。
(平 二 四 厚 労 告 一 四 七 ・ 一 部 改 正 )
改 正 文 (平 成 二 四 年 三 月 二 三 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 一 四 七 号 ) 抄
第 一 (厚 生 労 働 大 臣 が 定 め る 有 料 老 人 ホ ー ム の 設 置 者 等 が 講 ず べ き 措 置 第 一 号 イ
の 改 正 規 定 を 除 く 。 )の 規 定 は 、 平 成 二 十 四 年 四 月 一 日 か ら 適 用 す る 。 た だ し 、 同
日において現にこの告示による改正前の同告示第一号ロ又は第二号ロの規定によ
る契約を締結している認知症対応型共同生活援助事業を行う者又は有料老人ホー
ム の 設 置 者 に つ い て は 、 同 日 に お い て 現 に 受 領 し て い る 前 払 金 (同 令 第 一 条 の 十 三
に 規 定 す る 前 払 金 を い う 。 )又 は 一 時 金 (同 令 第 二 十 条 の 五 第 八 号 に 規 定 す る 一 時
金 を い う 。 )の 保 全 措 置 に 関 す る 限 り に お い て 、 同 告 示 第 一 号 ロ 及 び 第 二 号 ロ の 規
定はなおその効力を有するものとし、この場合において、同告示第一号中「いず
れかの措置」とあるのは「いずれかの措置又は厚生労働大臣が定める有料老人ホ
ームの設置者等が講ずべき措置及び厚生労働大臣が定める有料老人ホームの設置
者 等 が 講 ず べ き 措 置 の 一 部 を 改 正 す る 件 の 一 部 を 改 正 す る 件 (平 成 二 十 四 年 厚 生
労 働 省 告 示 第 百 四 十 七 号 )に よ り な お そ の 効 力 を 有 す る も の と さ れ た 厚 生 労 働 大
臣 が 定 め る 有 料 老 人 ホ ー ム の 設 置 者 等 が 講 ず べ き 措 置 第 一 号 ロ に 掲 げ る 措 置 」と 、
同告示第二号中「いずれかの措置」とあるのは「いずれかの措置又は厚生労働大
臣が定める有料老人ホームの設置者等が講ずべき措置及び厚生労働大臣が定める
有料老人ホームの設置者等が講ずべき措置の一部を改正する件の一部を改正する
件 (平 成 二 十 四 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 百 四 十 七 号 )に よ り な お そ の 効 力 を 有 す る も の
とされた厚生労働大臣が定める有料老人ホームの設置者等が講ずべき措置第二号
ロに掲げる措置」と読み替えるものとする。