平成28年度 日本伝統建築棟梁研修 受講生募集要項 平成 28年 2月 日 平成 28年 3月 31日 改訂 平成 28年 6月 28日 改訂 選定保存技術保存団体・特定非営利活動法人 日本伝統建築技術保存会 〒522-0004 滋賀県彦根市鳥居本町 1980-2 電話 0749-23-6185 Fax 0749-26-4769 E-mail: [email protected] 【 講座概要 】 1.講座名称 平成28年度 日本伝統建築棟梁研修 2. 定員 10 名 3.主催者 選定保存技術保存団体 特定非営利活動法人 日本伝統建築技術保存会 4.講座開催の趣旨 文化財保存修理等の伝統建築に従事する上級木工技能者を対象に、棟梁としての知識の涵養を図る為、講義、 演習を行い、伝統的木工技術の継承に資する 5.研修受講者への対応 (1) 研修の全課程の履修者には修了証を交付する (2) 修了者には認定試験の受験資格を与え、合格者には認定証を交付する (3) 認定者は、本会会報に掲載し、社会へ公開する また希望者はホームページ(以下、HPという)にも掲 載する。 但し、会員外はHP掲載料として単年度に付き、1,000円を徴収する (4) 認定者名簿を作成し、文化庁等文化財建造物関連機関へ提出する 6.研修会場 米原会場 - 滋賀県立文化産業会館 7.受講料 滋賀県米原市下多良2丁目137 (JR米原駅西口から徒歩5分) 35,000円(会員) 55,000円(非会員) 8.受講資格 (1) 今後も継続して文化財修理等の伝統建築工事に従事することを希望する者 (2) 年齢35歳以上(平成27年4月1日現在)、かつ下記 ①~⑤の内、一を満たす者 ① 本会の中級又は後期伝統建築技能認定者、もしくは(公財)文化財建造物保存技術協会による木工技 能認定者(普通コース)で、認定後に伝統建築大工経験を通算7年以上有する者。 ② 本会の中級又は後期伝統建築技能認定者、もしくは(公財)文化財建造物保存技術協会による木工技 能認定者(普通コース)で、伝統建築大工経験を通算15年以上有する者。 ③ ①の認定者で、登録後に伝統建築大工経験を5年以上有する一級建築士、又は一級建築施工管理技 士 ④ (公財)文化財建造物保存技術協会による木工主任技能認定者 ⑤ 本会が特別に、上記 ①、②と同等以上の知識及び技能を有すると認める者 9.受講申込 (1) 受講希望者は、平成28年4月5日(火)までに受講申込書、伝統建築大工の経歴書を事務局宛に 郵送のこと 宛先 : 〒522-0004 滋賀県彦根市鳥居本町1980-2 特定非営利活動法人 日本伝統建築技術保存会 事務局 (2) 封筒に「棟梁研修受講申込書 在中」と表記のこと (3) 受講資格を証する修了証、認定証、免許証等の写しを同封すること (4) 受講を認めた者にはその旨の通知書を送付する 10.研修日 研修は二日連続、年間5回、計10日間 回 研 修 日 1 2 3 年月日 平成 28 年 7 月 17 日 7 月 18 日 平成 28 年 9 月 18 日 9 月 19 日 平成 28 年 10 月 9 日 10 月 10 日 回 ( 日) ( 月 ・祝 ) ( 日) ( 月 ・祝 ) 4 5 年月日 平成 28 年 11 月 20 日 ( 日) 11 月 21 日 ( 月) 平成 29 年 1 月 8 日 ( 日 ) 1 月 9 日 ( 月 ・祝 ) ( 日) ( 月 ・祝 ) 11. 欠席した場合の対処、対応 (1) 欠席が16時限以内の場合 ① 欠席した授業のビデオ(有償買取)で自宅研修をし、時限毎のレポートを提出をすること ② レポートの評価が良好であれば、出席したものとみなす (2) 欠席が16時限を超える場合 ① 次回以降の講座に欠席した科目の受講を申込み、補完すること ② 受講料は別に定める 12. 認定試験 (1) 合否の判定は、別に定める認定規定による (2) 試験の結果は個人宛に通知する 13.その他 (1) 勉学の機会を増やす事を目し、定員枠に余裕が有る場合、下記の要領で聴講生として受入れことがある ① 受講資格(2)の①、②、③に定める伝統建築大工の経験年数を満たさない者 ② 研修を履修した場合は、修了証を発行し、認定試験の受験資格を与える ③ 試験の合格者には、合格証を交付する ③ 合格者には、受講者と同等の要件を満たした場合、申請に基づき認定証を発行する (2) 旅費の一部を助成する 但し、上記11の(2)に定める補完受講の場合には助成をしない (3) 都合により、日程等に変更を生じる場合がある 14.伝統建築棟梁研修カリキュラム表 科 目 科目別時限数 1時限は50分間(1単位)とする 内 容 講師 時限数 1 開講式 開講式 日本建築様式史 技術の発達と様式の変遷、時代判定 麓 和善 12 建築法規と木構造 建築確認のしくみ、木造強度算定のしくみ 岡野 睦 4 錺金具の製法、歴史、文様、鍍金、着色、鋳物等 森本安之助 3 漆の材料、工程、工法、下地、仕上の種類等 澤野道玄 2 胡粉、丹塗、彩色等、材料、工法、歴史 澤野道玄 2 襖の骨組、下地、下貼り等の工法、種類 宇佐美直八 3 歴史、材料、工法、等級、床、表、縁 佐竹真彰 3 建具様式、工作法、製作法 青島清一 3 保管、乾燥法、含水率、樹種別性質 藤井義久 4 村田信夫 4 伝統技術 (錺金具) 伝統技術 (漆塗り) 伝統技術 (彩色) 伝統技術 (表具、襖) 伝統技術 (畳) 伝統技術 (建具) 木材 保存修理の方法と要 点 実測調査 文化財等古建築の調査、手順、方法、、要点 村田信夫 3 木割 木造建築の各部の比率 窪寺 茂 6 設計 社寺の設計法 江面嗣人 11 歩掛、積算、見積 工事量、工事費算出の仕方 鳴海祥博 8 1 認定試験 計 70 【2】 日程、時限割 各回初日 1 二日目 時限 8:30 - 9:20 2 9:30 - 10:20 3 10:30 - 11:20 10:30 - 11:20 4 11:30 - 12:20 11:30 - 12:20 昼食 月 5 13:30 - 14:20 13:30 - 14:20 6 14:30 - 15:20 14:30 - 15:20 7 15:30 - 16:20 8 16:30 - 17:20 9 17:30 - 18:20 10 18:30 - 19:20 日 曜 時限 科目 講師 内容 平成 3 開講式 28年 4 伝統技術(表具、襖)-1 宇佐美 襖の骨組、下地、下貼り等の工法、種類 5 〃 -2 〃 〃 6 〃 -3 〃 〃 7 設計 -1 8 〃 -2 9 建築法規と木構造-1 17日 (日) 7月 10 〃 -2 18日 18日 江面 社寺の設計法 〃 〃 岡野 建築確認のしくみ、木造の規制 〃 〃 1 木割 -1 2 〃 -2 〃 〃 (月) 3 〃 -3 〃 〃 (祝) 4 日本建築様式史-1 麓 技術の発達と様式の変遷 5 〃 -2 〃 〃 6 〃 -3 〃 〃 3 伝統技術(彩色)-1 4 〃 -2 5 伝統技術(建具)-1 6 〃 -2 〃 〃 7 〃 -3 〃 〃 8 伝統技術(畳)-1 9 〃 -2 〃 〃 10 〃 -3 〃 〃 (日) 9月 19日 開講式、講座説明、自己紹介 窪寺 木造建築の各部の比率 澤野 胡粉、丹塗、彩色等、材料、工法、歴史 〃 〃 青島 建具様式、工作法、製作法 佐竹 歴史、材料、工法、等級、床、表、縁 1 歩掛、積算、見積-1 2 〃 -2 〃 〃 (月) 3 〃 -3 〃 〃 (祝) 4 伝統技術(錺金具)-1 5 〃 -2 〃 〃 6 〃 -3 〃 〃 鳴海 工事量、工事費算出の仕方 森本 錺金具の製法、歴史、文様、鍍金、着色、鋳物等 平成 3 実測調査 -1 28年 4 〃 -2 〃 〃 5 〃 -3 〃 〃 6 木割 -4 7 〃 -5 〃 〃 8 〃 -6 〃 〃 9 設計 -3 9日 (日) 10月 10日 20日 村田 文化財等古建築の調査、手順、方法、、要点 窪寺 木造建築の各部の比率 江面 社寺の設計法 10 〃 -4 〃 〃 1 〃 -5 〃 〃 2 〃 -6 〃 〃 (月) 3 〃 -7 〃 〃 (祝) 4 日本建築様式史-4 麓 技術の発達と様式の変遷 5 〃 -5 〃 〃 6 〃 -6 〃 〃 3 建築法規と木構造-3 4 〃 -4 〃 〃 5 日本建築様式史-7 麓 技術の発達と様式の変遷 6 〃 -8 〃 〃 7 〃 -9 〃 〃 8 歩掛、積算、見積-4 9 〃 -5 〃 〃 10 〃 -6 〃 〃 (日) () 11月 岡野 建築確認のしくみ、木造の規制 鳴海 工事量、工事費算出の仕方 1 設計 -8 2 〃 -9 (月) 3 木材 -1 () 4 〃 -2 〃 〃 5 〃 -3 〃 〃 6 〃 -4 〃 〃 平成 3 保存修理の方法と要点-1 29年 4 〃 -2 〃 〃 -2 5 〃 -3 〃 保存修理の要点-1 6 〃 -4 〃 〃 -2 7 歩掛、積算、見積-7 8 〃 -8 9 設計 -11 21日 8日 (日) 1月 9日 江面 社寺の設計法 〃 〃 藤井 保管、乾燥法、含水率、樹種別性質 村田 保存修理の方法-1 鳴海 工事量、工事費算出の仕方 〃 〃 江面 社寺の設計法 10 〃 -12 〃 〃 1 日本建築様式史-10 麓 技術の発達と様式の変遷 2 〃 -11 〃 〃 (月) 3 〃 -12 〃 〃 (祝) 4 伝統技術(漆塗り)-1 5 〃 -2 6 認定試験 澤野 漆の材料、工程、工法、下地の仕上の種類等 〃 〃
© Copyright 2024 ExpyDoc