「平成28年度対州馬保存計画策定業務委託」プロポーザル実施要領 1

「平成28年度対州馬保存計画策定業務委託」プロポーザル実施要領
1.業務の目的
対州馬は現在島内で39頭飼育されているが、繁殖適応年齢個体の島内での飼育頭数を50
頭以上、島外の飼育頭数が50頭以上とすることを目標としており、今後科学的根拠に基づい
た飼育・繁殖が求められている。これを踏まえ、対州馬の飼育・繁殖を計画的に推進することを
目的に対州馬保存計画を策定するため、専門的知見を有する事業者をプロポーザル方式により
広く募集し選定するものである。
2.業務概要
(1)業務名
平成28年度対州馬保存計画策定業務委託
(2)業務場所
対馬市一円及び有識者の所在地
(3)業務内容
計画策定に際して最低限の仕様を別紙「仕様書」のとおり定める。
(4)履行期間
契約締結日から平成29年2月28日(火)
(5)契約保証金
対馬市契約規則第28条第8号の規定による免除
(6)予算額
¥4,104,000.-(消費税込)
3.プロポーザル方式の種別及び採用理由
本業務においては、保存計画を策定する上で高い専門性と経験が求められるため、確実に業
務を実施できる事業者を特定するために、
「公募型プロポーザル方式」により企画提案を募り最
も優秀な提案を行った者を選定する。なお、選定にあたっては、プレゼンテーションは行わない
が、必要に応じてヒアリング等を実施することがある。
4.スケジュール(予定)
内容
実施方法
期日等
参加者・提案書公募開始
告示、市ホームページ
平成28年7月 1日(金)
質問書の受付期限
持参、郵送、電子メール
平成28年7月 6日(水)
又はファックス
質問書の回答
電子メール
平成28年7月 8日(金)
参加申込書提出期限
郵送又は持参
平成28年7月14日(木)
参加資格の審査
評価委員会
平成28年7月20日(水)まで
参加資格審査結果通知
郵送
審査終了次第、通知する。
関係書類提出要請通知
郵送
参加資格審査結果の通知と同時。
提案書提出期限
郵送
平成28年7月29日(金)
提案書の審査
評価委員会
平成28年8月上旬
審査結果通知
郵送
審査終了次第、通知する。
契約締結
郵送
平成28年8月中旬頃
5.公募条件
業務の実施にあたり、必要な能力を有する者で次に掲げるすべての要件を満たす者とする。
(1)地方自治法施行令(昭和22年政令第1号)第167条の4の規定に該当しない者
(2)平成28年度対馬市競争入札参加資格者名簿に登載されている者
(ただし、平成28年度対馬市競争入札参加資格者名簿に登載されていない者が参加申込を
行う場合は、参加申込の際に次の①から⑥に掲げる書類を併せて提出すること。
① 履歴事項全部証明書(法人のみ。申込日前3ヶ月以内のもの。写し可。
)
② 身元(分)証明書(個人のみ。申込日前3ヶ月以内のもの。写し可。
)
③ 納税証明書(申込日前3ヶ月以内のもの。写し可。
)
・対馬市税の未納がない証明書(本市に営業所等を有する者のみ)
・所得税、消費税及び地方消費税の未納がない証明書(個人のみ)
・法人税、消費税及び地方消費税の未納がない証明書(法人のみ)
④ 営業に必要な許可、認可等を証する書類の写し
⑤ 財務諸表類(直近1年度分のみ。)又は青色申告書等
⑥ 対馬市政治倫理条例第5条第1項が規定する関係企業以外の者であることの誓約書)
(3)会社更生法又は民事再生法に基づき、更正手続き又は再生手続きの開始の申し立てがなさ
れていない者(競争入札参加資格再認定又は再生計画の認可決定を受けた者を除く。
)
(4)公募の日から受託者を特定する日までの期間において対馬市建設工事請負契約等に係る指
名停止措置要領による指名停止を受けていないこと。
(5)過去5年間に本業務と同種又は類似と思われる実績があること(同種の実績とは、馬の種
の保存に関する計画策定の実績とし、類似の実績とは、生物の種の保存に関する計画策定の
実績とする)
。
6.実施要領・仕様書等に関する質問
(1)質問方法
質問書(任意様式)に質問事項を記載のうえ、持参、郵送、FAX又は電子メールにて提
出すること。その際、質問の回答を受けられる電子メールアドレスを指定すること。
(2)期限
平成28年7月6日(水)午後5時 必着
(3)質問書の提出先
〒817-1692
長崎県対馬市上県町佐須奈甲567番地3
対馬市上対馬振興部上県行政サービスセンター
FAX:0920-84-2310
電子メール:[email protected]
(4)回答
平成28年7月8日(金)までに電子メールにて回答する。
7.参加意思を表明する書類の提出
参加申込に係る次の書類を下記の期限までに提出すること。
(1)公募型プロポーザル参加申込書(様式第1号) 1部
(2)過去5年間において本業務と同種又は類似と思われる業務実績一覧(様式第2号) 1部
(3)提出期限等
提出期限 平成28年7月14日(木)午後5時 必着
提出方法 持参又は郵送
提出先 〒817-1692 長崎県対馬市上県町佐須奈甲567番地3
対馬市上対馬振興部上県行政サービスセンター
8.参加資格審査結果
平成28年7月20日(水)までに通知する。
9.資格の喪失に関する事項
次のいずれかに該当したときは、本手続きに関する資格を失うことがある。
(1)提案書の提出日、提出場所、提出方法等が本要領に適合しないとき。
(2)提案書の記載が作成要領に適合しないとき。
(3)提案書に記載すべき事項の全部又は一部が記載されていなかったとき。
(4)提案書に記載すべき事項以外の事項が記載されていたとき。
(5)提案書に虚偽の内容が記載されていることが判明したとき。
(6)応募者が、受託者を特定するまでの間、委員会の公正な審査を妨げる行為をしたとき。
10.提案書作成要領等
(1)提案内容
・業務の実施手法(手順、実施スケジュール、業務実施体制等)
・対州馬保存計画の骨子(有識者候補の選定、計画の目次、検討事項等)
(2)提案書及び参考見積書の提出部数
・企画提案書(任意様式)
9部
・参考見積書(任意様式)
9部
(3)提案書及び参考見積書提出先、提出方法及び提出期限
提出方法
持参又は郵送
提出先
対馬市上対馬振興部上県行政サービスセンター
提出期限
平成28年7月29日(金)午後5時 必着
(4)提案書記入上の注意
① 提案書は任意様式とし、日本工業規格A4判又はA3判とする。
② 提案書は11に記載した評価基準に基づき簡潔でわかりやすい内容とすること。
11.評価基準及び審査方法
(1)評価基準
評価項目
1.提案者の実績
審査内容
評価点
同種及び類似実績の有無に加え、実績内容が優
15点
れているか。
・同種実績:馬の種の保存に関する計画策定
・類似実績:生物の種の保存に関する計画策定
2.業務に対する理解度
対馬市や対州馬の実情を把握し、業務目的や課
25点
題等を十分に理解しているか。
3.業務の実施手法
獣医学又は生物学等の専門性や実績を有する
20点
者を配置するなど、本業務を実施するための十
分な体制が確保されているか。
業務実施のスケジュール、打合せ時期、見積等
15点
が適正に設定されているか。
4.対州馬保存計画の骨子
対州馬保存計画に関する提案内容(有識者の選
25点
定、計画の目次等)が優れているかどうか。
合計
100点
(2)審査方法
ア 提案者から提出のあった企画提案書に対して、評価委員会が評価基準における全項目に
ついて評価を行い、各委員の評価点の合計点数が最も高い者を最優秀提案者として特定
する(プレゼンテーションは行わず、企画提案書等の提出書類審査により評価する)
。
イ 各委員の評価点の合計点数が同点の場合、評価基準中、評価項目「3.業務の実施手法」
「4.対州馬保存計画の骨子」の2項目の評価点の合計が高いものを上位とする。
ウ 上記ア及びイの方法により受託者が特定できない場合は、評価委員の協議により最優秀
提案者及び次点の者を特定する。
12.その他留意事項
(1)本件に参加する費用は、すべて提案者の負担とする。
(2)提出書類は日本語を用いるものとし、通貨は日本円とする。
(3)書類提出後の企画提案書等の修正又は変更は一切認めない。
(4)提出された企画提案書については返却しない。
(5)企画提案書について情報公開請求があった場合は、対馬市情報公開条例に基づき、提出書
類等を公開することがある。
(6)最優秀提案者と提案書に基づき、仕様書を作成し随意契約による契約を締結する。なお、
協議により提案書の内容を一部変更する場合がある。
13.担当課(問い合わせ先)
対馬市上対馬振興部上県行政サービスセンター (担当:吉田・豊田)
〒817-1692 長崎県対馬市上県町佐須奈甲567番地3
電話:0920-84-2311
FAX:0920-84-2310
電子メール:[email protected]
別紙
平成28年度対州馬保存計画策定業務委託 仕様書
この仕様書は、
「平成28年度対州馬保存計画策定業務委託」の契約に関し、必要な事項を定め
るものである。
1.業務名
平成28年度対州馬保存計画策定業務委託
2.業務の目的
対州馬は現在島内で39頭飼育されているが、繁殖適応年齢個体の島内での飼育頭数を50
頭以上、島外の飼育頭数が50頭以上とすることを目標としており、今後科学的根拠に基づい
た飼育・繁殖が求められている。これを踏まえ、対州馬の飼育・繁殖を計画的に推進するため、
「対州馬保存計画(案)
」を策定することを目的とする。
3.履行期間
契約締結の日から平成29年2月28日まで
4.業務内容
(1)日本在来馬の他馬種の状況調査及び取りまとめ
日本在来馬の他馬種について、特に以下に関する状況を調査する。
調査にあたっては、少なくとも1馬種について現地調査を行うこととする。
① 保存に関する推進体制
行政機関内の体制、産官学連携、関係機関との役割分担
② 保存に関する社会的位置づけ
法令に基づく保存の根拠及びその条件
③ 飼育環境
飼育環境の現状及び飼育施設に関する内容
④ 繁殖及び血統管理
繁殖及び血統管理に関する方針及び推進体制
⑤ 調査研究
調査研究に関するガイドラインや方針の有無
(2)対州馬保存計画(案)の策定
(1)において調査した結果を踏まえ、対州馬保存計画(案)を策定する。策定にあたっては、
以下のことに留意するものとする。
① 策定の体制
有識者ヒアリングを行う。有識者は5名以上とし、ヒアリングは長崎県対馬市内または
有識者の所在地付近で行うこととする。
② 対州馬保存計画(案)の内容
対州馬保存計画(案)については、対馬市と協議を行ったうえで、以下の内容にも言及
することとする。
(ア) 繁殖のあり方について(近交係数も踏まえた科学的検討)
(イ) 当面のペアリングについて
(ウ) 飼育環境の整備について
(エ) 対馬島外における分散飼育について
(オ) 調査研究の受入に関するガイドラインについて
(カ) 人材育成について
③ 対州馬保存計画(案)に対する市民等の意見の反映
策定した対州馬保存計画(案)の策定おいては、対馬市が別途実施するパブリックコメ
ントを受けた修正内容を反映することとする。
6.業務完了報告
業務完了後、契約期間内に業務報告書を担当課まで提出すること。
7.業務の適正な実施に関する事項
(1)個人情報保護
受託者が委託業務を実施するにあたり個人情報を取り扱う場合には、その取り扱いには十分留
意し、漏えい、滅失及びき損の防止その他個人情報の保護に努めること。また、本事業の実施に
係る責任者を配置すること。
(2)守秘義務
受託者は、委託業務に実施するにあたり、業務上知り得た秘密を他に漏らし、又は自己の利益
のために利用することはできない。また、委託業務終了後も同様とする。
8.知的財産権の取り扱い
受託者は、本委託業務の実施のために必要な、受託者が従前より有する知的財産権、あるいは
第三者が有する知的財産権がある場合には、当該権利の利用及びその費用負担については、受託
者の責任において対処するものとする。
9.業務の一括再委託の禁止
受託者は、受託者が行う業務を一括して第三者に委託し、又は請け負わせることはできない。
ただし、業務を効率的に実施するために必要と思われる業務や本仕様書で規定する事項への対応
のために、業務の一部を委託することはできるものとする。
10.その他
本仕様書に明示なき事項又は業務上疑義が発生した場合は、対馬市と受託者双方の協議により
業務を進めるものとする。