都市宣言塔建設工事設計・施工業務要求水準書 １ 要求水準書の意義 本要求水準書は、公募型プロポーザル事業「都市宣言塔建設工事設計・施工業務」の 参加者に求める提案の前提条件とする要求水準を示すものである。 公募型プロポーザル参加者は、本要求水準書に明記されている事項を満たした上で、 本事業に関する提案を行うことができる。 また、本公募型プロポーザル事業の受注者は、本事業の事業期間にわたって要求水準 を遵守しなければならない。 ２ 業務概要 （１） 業務名 都市宣言塔建設工事 （２） 業務内容 ① 設計業務 本書の規定に基づき、次に示す設計業務等を行うものとする。 ア 概略工事工程表の作成 イ 都市宣言塔建設工事の設計 ウ 積算業務（数量計算書含む） エ 建築確認申請手続き（構造計算書含む） オ 地盤調査、埋設物がある場合は関係者との調整等 カ 既存都市宣言塔解体工事の設計 キ 電気の引き込み工事に係る東京電力との調整等 ク 関係法令等に基づく各種申請手続き又は届出 ② 施工業務 本書の規定に基づき、次に示す施工業務を行うものとする。 ア 建設工事 イ 電気整備工事 ウ 基礎工事 エ 植栽等整備 オ 既存都市宣言塔解体工事 （３） 業務期間等 ① 業務期間 契約締結日から平成２９年３月１０日まで ② 業務別の期限 ア 設計業務 平成２８年１１月１５日 1 イ 施工業務 平成２９年３月１０日 （４）提案上限額 ２４，３００千円（消費税及び地方消費税含む。） ３ 履行場所等について （１）所在地 埼玉県富士見市大字鶴馬字山室前１７９６番５（別添の資料２ 設置個所図を参 考に設置個所を検討すること） ＊敷地内にＮＴＴのケーブルが埋設されている個所があるので注意すること。 （２）土地所有者 富士見市 （３）面積 ５９１．３９㎡ ４ 目的物に関する条件等について （１）都市宣言塔の整備 下記の内容をすべて満たすものとし、②の都市宣言の看板の内容部分及び⑤のマ スコットキャラクターのデザインを除き、４面とも外観上のデザインを統一するこ と。 また、材質は、耐腐食性、及び耐久性に優れたライフサイクルコストを考慮した ものとすること。 ① 都市宣言塔の高さはＧＬ８ｍ～９ｍとする。 ② 都市宣言（人間尊重宣言都市、スポーツ振興健康増進宣言都市、非核平和宣言都 市、環境にやさしい宣言都市）を各面に、その下に「富士見市」と表記した看板を 設置するものとし、看板の大きさは縦４００㎝以上、横５５㎝以上とする。 なお、各都市宣言の配置については、施工の際に発注者が指示する。 ③ 市章を各面に表示する。 （看板に表示する場合は、都市宣言の上に表記すること。） ④ 下記の条件をすべて満たしたＬＥＤ電光掲示板（サークル式）を設置し、市役所 庁舎内（秘書広報課の執務室）のパソコンからメッセージ等を送信できるようにす ること。 また、電光掲示板に２０メッセージ以上の文章等を連続で表示できるようにし、 表示する時間等を設定できること。そのための備品、ソフト、初期設定等の費用を 金額に含めること。 直径 高さ １ ４０㎝以 ４０㎝以上 上 カラー ７色以上 2 文字数等 １４文字以上 絵文字の表示 その他 電源オンオフの自 動設定可能とする ⑤ 市のマスコットキャラクター「ふわっぴー」の絵柄を４面に表示する。 また、絵柄については、契約候補者決定後の協議で決定することとし、技術提案 書提出時は、市ホームページにある「ふわっぴーのデザイン集」から都市宣言塔の 内容を意識して選択し、図面を作成すること。 ⑥ アナログ式電波時計（ＬＥＤ内照式、直径９０㎝以上）を４面に設置すること。 （２）照明の設置 ① 周りの明るさを自動で感知して、都市宣言塔及びマスコットキャラクターの絵柄 を点灯、消灯すること。 ② 都市宣言塔を照らす照明については、タイマー等で時間帯に応じて照明の明るさ を変えられるものとすること。また、季節や市のイベント等に合わせて色を変えら れるものとすること。 （３）植栽等の整備 安全対策として、都市宣言塔や照明などに人がぶつかることがないよう植栽で周囲 を囲むとともに、歩行者や自転車に乗車している者などが怪我をしないように安全対 策を講じること。 （４）既存の宣言塔の撤去 既存の宣言塔について、解体撤去し地面等を修復すること。 （５）環境への配慮 設備等については、省電力のものを使用すること。 また、設備や照明の一部について、太陽光発電の設置が可能かについて検討し、可 能であれば提案をすること。 ５ 設計及び施工の基本要件 （１）設計及び工事は建築基準法及び関係法令等に適合させるとともに、埼玉県土木工 事委託業務実務要覧、埼玉県土木工事実務要覧に準拠すること。また、発注者や関 係する機関との協議を行うこと。 （２）富士見市土木設計業務等標準委託契約約款、富士見市建設工事請負契約約款等を 順守すること。 ６ 設計要件等 限られた経費の中で、最大限効果的な整備を行うものとする。 また、本書及び現地調査等により、建設場所の特性等を把握するとともに、次の点に 3 留意すること。 （１）デザイン 都市宣言塔及び照明設備は、市の魅力を伝えることができる新たな市のシンボルと して相応しいデザインとし、機能性を有するものとすること。 （２）耐久性等の向上 ① 設置場所の条件や地震等の災害の発生も想定し、長年の使用、風雨、紫外線等に 耐えるものとすること。 ② 部材の交換・修繕が容易な構造であり、交換部品が調達しやすいものとするなど、 維持管理の容易なものとすること。 （３）安全性の確保 歩行者等の安全面や予期しない行動（いたずら）への対応について考慮すること。 （４）その他 ① 建築確認申請手続きをする際には、事前に発注者に内容の確認をすること。 ② 関連法令等を順守するとともに、設置等に関し必要となる関係機関との協議を行 うこととし、手続が必要な場合には、諸手続きを適切に行うこと。 ７ 施工要件等 （１）搬入道路 資材や重機の搬入にあたっては、市道第３１７７号線から搬入すること。 （２）施工時間帯 ８時３０分～１７時とすること。 土日、祝日、年末年始は、原則として作業を行わないこと。 （３）工事期間中の安全の確保及び動線の確保 ① 履行場所に接している歩道は、通学や大型商業施設への通路となっていることか ら、通行者の安全の確保に十分配慮するとともに通行者の動線を十分に確保するこ と。 ② 現場内に工事関係者以外の出入りがないよう進入防止柵・単管バリケード等を設 置し、夜間照明を点灯すること。工事車両の通行の際は、交通誘導員を配置する等 安全対策を行うこと。 （４）騒音、粉塵等の対策 本工事による粉塵、臭気等の影響を及ぼさないよう十分な対策を行うとともに、通 行者及び周辺住民等から苦情等があった場合には、誠意をもって対応すること。 4 （５）施工業務の着手 受注者は、設計業務による設計図書（建築確認申請書類含む）等の内容確認後、施 工に着手すること。 （６）工事用水、工事電力の利用 本工事に必要な工事用水は受注者が用意すること。工事電力は、仮設で引き込むも のとし、その手続きを行うこと。また、その費用については、事業費に含めること。 （７）廃棄物の処理 本工事によって発生する廃棄物等は、関係法令に基づき、適切に処分すること。 （８）現状復旧 本工事によって既設の設備を破損や改変した場合は、現状に復旧すること。 （９）その他 ① 受注者は、設計の詳細図面に明記している材料の手配を行い、監督員の承認を得 るとともに工事の進捗に遅延のないようにすること。また、材料の検測を行う場合 は、事前に監督員へ連絡してから確認のもと検測の写真を撮ること。 ② 現場代理人は、現場に駐在することを原則とし、現場責任者を示す腕章を身につ けること。なお、やむを得ず現場代理人が現場を離れ、主任技術者が現場責任者を 代理する場合も同様とする。 ③ 工事写真作成の際は、工事内容をよく把握し、工程毎に各段階（着手前、完成、 施工状況、出来高管理、その他）に整理し、工程過程が容易に把握できるようにす ること。また、現場代理人は本人が確認できるように工事看板の横に立った写真を 撮ること。 ④ 都市宣言塔の製作工場内の品質確認検査（部材塗装前の溶接状況、塗装厚確認 等）・竣工時の社内検査（出来高確認）の状況写真を提出すること。 ８ 支払方法等 契約の保証、前払金、支払方法は、富士見市契約規則（平成１８年規則第４号）、富 士見市会計規則（昭和４４年規則第４号）、富士見市公共工事前金払取扱要綱（平成６ 年告示第６５号）、富士見市公共工事中間前金払取扱要綱（平成２７年告示第９８号）、 富士見市土木設計業務等標準委託契約約款、富士見市建設工事請負契約約款等に定める とおりとする。 ９ その他 （１）受注者は、本設計・施工の全部又は一部を第三者に委託し、又は請け負わせては ならない。 ただし、あらかじめ書面により発注者の承諾を得た場合は、この限りではない。 5 （２）受注者は、本設計・施工に関して知り得た秘密を他に漏らし、又は本設計・施工 以外の目的に使用してはならない。契約期間が終了し、又は契約が解除された後に おいても同様とする。 （３）打合せを定期的に行うこととし、打合せ記録を提出すること。 （４）受注者は、緊急事態に備えて即時対応が可能な態勢を整えておくこと。 （５）本業務要求水準書に定めのない事項については、発注者と受注者とが協議し決定 するものとする。 ＜参考資料＞ 資料１ 位置図 資料２ 設置個所図 資料３ 設置個所の写真 資料４ 地籍測量図 資料５ 既存の都市宣言塔構造図 ＊都市宣言塔設置個所図近辺における過去に実施した公共施設（市民文化会館建設時） における地質調査の報告書等を閲覧したい場合は、富士見市総務部秘書広報課広報グル ープで閲覧できるため、その場合はあらかじめ電話連絡すること。 6
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