「墨田区国民保護計画」の変更について

「墨田区国民保護計画」の変更について
1 墨田区国民保護計画の位置付け等
墨田区国民保護計画は、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律
(国民保護法)」に基づき、外国から武力攻撃を受けた場合や大規模テロが発生した場合などに、
区が迅速・的確に区民の避難や救援を行うことができるようにあらかじめ定めた計画であり、
平成19年2月に策定した。
その後、国の「国民の保護に関する基本指針」の変更及び2020年東京オリンピック・パ
ラリンピック競技大会の開催を踏まえ、東京都国民保護計画が平成27年3月に変更されたこ
とから、区の計画も東京都の計画との整合性を図るため、国民保護法の規定に基づき、墨田区
国民保護協議会への諮問及び東京都知事との協議を踏まえ、変更を行った。
2 墨田区国民保護計画変更の方針
(1)
国の基本指針及び東京都国民保護計画との整合性を図ること
(2)
区の現況等の各種データの更新及び文言修正をすること
3 墨田区国民保護計画の主な変更内容
(1)
国の基本指針の変更を踏まえた事項
ア
緊急情報ネットワークシステム(Em−Net)及び全国瞬時警報システム(J−AL
ERT)の活用
※ 緊急情報ネットワークシステム(Em−Net)
総合行政ネットワーク(LGWAN)を利用し、国と地方公共団体間で、緊急情報
の通信(双方向)を行うシステム
※ 全国瞬時警報システム(J−ALERT)
対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を国から人工衛星を用いて送信し、
区の防災行政無線等を自動起動することにより、区民に緊急情報を瞬時に伝達するシ
ステム
イ 武力攻撃事態等合同対策協議会への参加
国・都の対策本部と連携するため、国の現地対策本部長が武力攻撃事態等合同対策協議
会を開催する場合、または、都対策本部長から都対策本部本部派遣員として派遣の求めが
あった場合には、職員を派遣し、国民保護措置に関する情報共有及び相互協力に努めるこ
とを記述した。
(2)
東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を踏まえた事項
国内外の注目が集まる2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会への危機管
理の視点を踏まえ、緊急対処事態(大規模なテロ等)への対処を重視し、都や関係機関と連
携して対応することを記述した。
(3)
区の現況等の各種データの更新及び文言修正
ア 人口、気象、組織改正等の時点修正
イ 文言修正([例]災害時要援護者⇒要配慮者
り災⇒罹災
新タワー⇒東京スカイツリー)