熱中症ガイドラインの 理解 (2016年3月 JFAガイドラインの概要) 下都賀少年サッカー連盟 熱中症とは? ・暑さによって起こる症状の総称。 【熱疲労】 暑さによって身体が脱水状態になる 【熱失神】 暑さによって血管が拡張して、血圧が低下し、脳血流が 減少してしまうことで失神が起こる 【熱けいれん】 暑さによって筋肉に痛みとともにけいれんが起こる 熱中症への対応(応急処置) 熱中症のへの対応は、重症度に合わせた、適切かつ迅速な処置 が求められます。 WBGTとは・・・ Wet Bulb Globe Temperature 湿球黒球温度(しっきゅうこっきゅうおんど) 暑さ指数 JFA熱中症ガイドライン夏季(7月~9月) 試合時間に含む場合 やむを得ず行う場合はJFA熱中症対策〈A+B〉と [Cooling Break] キックオフはしない (開催不可) 事前の措置:試合開始時刻の調整 当日の措置:中止または延期 31℃以上 28℃以上 【第4種】JFA熱中症対策 〈A〉と[Cooling Break] 25℃以上 【第4種】JFA熱中症対策 〈A〉と[Cooling Break]または[飲水タイム] 【JFA熱中症対策A】 ・ベンチに十分な日陰スペースを確保し日射を遮る ・ベンチ内でのスポーツドリンク飲用を可とする ・会場にWBGT計を備える ・審判、運営スタッフ用の水、氷、経口補水液の 28℃ 準備する ・観戦者が飲料を購入できる環境を整える 25℃ ・緊急病院の準備 ・「Cooling Break」の準備をする 31℃ JFA熱中症対策 JFA試合時間の規制と対策 31℃ 28℃ 「Cooling Break」とは 「飲水タイム」とは 厚生労働省2015年 8月 7月 環境省◆全国9都市における過去5年間の昼間の日最高暑さ指数(WBGT)より 観測地:東京でWBGTが31℃を超えた日数 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 7月 0日 4日 3日 2日 9日 8月 4日 0日 6日 3日 9日 ガイドラインの対象 • 日本国内で開催される全ての試合 • 地域や都道府県、市町村単位の試合につい てもガイドラインで規定 ※練習の際にも対策を十分に講じること 【本地区で想定される対応 ※特に試合時間に関して 【U10】 → 10分-5分「Cooling Break」(ハーフタイムとして)-10分 【U11・1日目】 → 15分ハーフの前後半にCooling Break または飲水タイム 【U11・2日目】 → 10分-5分「Cooling Break」(ハーフタイムとして)-10分 【後期U12】→ 20分ハーフの前後半にCooling Break または飲水タイム ①8:30 ②9:20 ③10:10 ④11:00 ※12時試合終了 ◆全ての会場にWBGT計測器を設置 ◆全てのピッチのベンチにテントを設置(会場に無い場合はチームで対応) 出典:川原 貴「運動と熱中症」 (国立スポーツ科学センター)
© Copyright 2025 ExpyDoc