平成 28 年 6 月 22 日 青森県営浅虫水族館 キタオットセイの死亡について 2016 年 5 月 20 日午前 8 時、飼育展示中のキタオットセイの雄No.1 が死亡しまし た。 当館では国立研究開発法人水産総合研究センターより 2016 年 2 月 22 日に譲り受け たキタオットセイ(雄 1 頭、雌 3 頭)を、2016 年 2 月 23 日から飼育・展示を開始し ました。 初めての飼育ということで、環境馴致や餌料の選定など観察しながら慎重に飼育をし てきました。雌個体 3 頭は展示プールの環境に比較的順調に慣れましたが、雄個体は摂 餌が不安定で嘔吐も見られることから、薬を投与して治療してきました。その後、摂餌 も良好になり元気に泳ぎ回る様子を見て、飼育員もほっと一安心していました。 しかし、2016 年 4 月 27 日頃から再び嘔吐が見られるようになり投薬治療を行いまし たが、その効果もなく残念な結果になりましたことをご報告いたします。 【死亡個体について】 個 体 名: キタオットセイ No.1 種 類: キタオットセイ オスは体長 250cm、体重 280kg 程に成長します。メスは小さく成長し ても体長 130cm、体重 65 ㎏ほどです。 ベーリング海周辺の北太平洋に生息し、北方の島を繁殖地としています。 19 世紀に毛皮を目的に乱獲され、絶滅の危機に瀕しました。1911 年か らは保護法により捕獲が禁止されています。 雄の平均寿命は約 15~20 年と言われています。 性 別 : オス 生年月日 : 2003 年 7 月 1 日 搬入日 : 2016 年 2 月 22 日 体重 : 105.4kg(搬入時) 体長 : 171cm 死亡年月日: 2016 年 5 月 20 日 【その他】 死亡原因 :ストレス性と思われる胃腸炎 問い合わせ先:浅虫水族館 広報企画課 担当 野里、佐々木、我満 TEL 017-752-3377 FAX 017-752-3379
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