■総合リハビリテーション学研究科 生活機能・社会参加支援系領域 日垣 一男 教授 1.主な研究内容について 何らかの原因によって生活に支障をきたした人に対して、単に障がいの軽減をはかる支援だけでなく、その人本人に家族をも 加えた生活機能のあり方について研究を行い、身体機能・精神機能の両面から社会で自立生活を行える生活機能支援のあり方に ついて多方面より研究を行っている。よって対象者は幼児期から老年期までの人であり、対象となる障がいも手の外傷から認知 機能に問題を有する人までの幅広い人を対象としている。 2.主な共同研究先 大東市保健医療部、東香里病院、オレンジホスピタル、今井病院 等 3.今まで指導した学位論文名 <修士論文> 2008 年度: 『施設および地域で生活する高齢障害者の作業と生活満足度に関する研究』 『作業活動の自己選択が認知症者の精神面に及ぼす影響について』 2009 年度: 『手指伸筋腱修復術後の日常生活での手の使用許可時期の検討』 2010 年度: 『患者のモチベーション低下をまねく家族の行動及び言動に関する研究』 2011 年度: 『精神科作業療法における作業療法の役割に関する研究』 : 『がん患者に対する作業療法の現状と効果的な作業療法介入に関する研究』 : 『精神科訪問看護に従事する作業療法士の現状と役割に関する研究』 2013 年度: 『障がい高齢者の入浴に関する満足度の研究』 2014 年度: 『認知症治療病棟での小集団活動が入院患者の行動・心理症状(BPSD)に与える効果』 4.主な論文 ・錦古里美和,路川実代子,立山清美,日垣一男:わが国におけるがんに対する作業療法アンケート調査報告,J Rehabili Health Sci, 9 巻,19-22,2011 ・宮嶋愛弓,立山清美,日垣一男,矢野寿代,平尾和久:自閉症スペクトラム障がい児の食嗜好と偏食への対応に関する探索的 研究,作業療法,33 巻,124-136,2014 ・石浦佑一,沼田景三,日垣一男:若年健康成人におけるトイレ動作時の視線分析,日本作業療法研究学会誌,18 巻,51-57,2015 ・Miyuki Imanishi,Hisao Tomohisa,Kazuo Higaki:Quality of life in elderly people at the start of using in-home care,Springer Plus,4:381, 2015 ・今西美由紀,石浦佑一,友久久雄,日垣一男:1 年間の訪問リハビリテーションが老年期のクライアントの心身機能に及ぼす効 果,J Rehabili Health Sci,13 巻,7-16,2015 5.現在の指導している大学院生数 D2:1 名、D3:8 名 6.どのような大学院生の受け入れを希望するか? 学部生、社会人を問わず自らが興味あるテーマを持って研究を行うという前向きな姿勢を有した人であれば大歓迎です。また、 これから研究を初めてみたいと考えている人であっても、一緒に生活支援について学んで行こうという意欲を持っていれば受け 入れていきたい。 23
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