ポリイミド樹脂の構造解析

分析事例C0430 2016/06/21 2016/06/21
ポリイミド樹脂の構造解析
熱分解GC/MS法によりポリイミド樹脂の構造解析が可能
測定法 :GC/MS
製品分野 :電子部品
分析目的 :組成評価・同定・製品調査
概要
ポリイミド樹脂は耐熱性・耐薬品性・強靭性に優れ、また絶縁性も高いため、電子機器の絶縁材料をは
じめ種々の用途に用いられています。しかし溶剤溶解性がほとんど無いことから、構造決定のための分
析手段は限られてしまいます。本事例では市販のポリイミド樹脂の熱分解GC/MS測定を行った事例を
紹介します。保持時間の長い高沸点成分に、ポリマー構造を反映した熱分解生成物が複数観測され、
本法が構造決定の有力な手段であることがわかります。
データ
1200000
+
アバンダンス
900000
600000
300000
0
0
5
10
15
20
保持時間(分)
25
30
35
図1 熱分解GC/MSクロマトグラム
推定構造 :
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