今後の薬剤師像を求めて

第10回 松山大学薬学部 卒後教育講座
「今後の薬剤師像を求めて」
2016年7月17日(日) 14時~17時20分
松山大学 9号館(薬学部棟) 920教室 〒790-8578 愛媛県松山市文京町4−2
プログラム 司会 柴田和彦(臨床薬学教育研究センター教授)
14:00 – 14:05 開会の辞 松岡一郎・薬学部長
14:05 - 15:35
豊島 聰 日本薬剤師研修センター 理事長
「期待される薬剤師像と生涯学習」
座長 水間 俊(薬剤学研究室教授)
15:35 – 15:45 休憩
15:45 - 17:15
石川智久 NPO法人 地方再興・個別化医療支援 理事長
「情報通信システムを活用した地方再興:
高齢者の個別化医療に向けて」
座長 古川 美子(薬理学研究室教授)
17:15 – 17:20 閉会の辞
(日本薬剤師研修センター2単位)
(日病薬病院薬学認定薬剤師制度 Ⅱ-6 1単位、Ⅴ-3 1単位申請中) (愛媛県病院薬剤師会生涯研修1.5単位) 主催:松山大学 薬学部
共催: 愛媛県薬剤師会、愛媛県病院薬剤師会、
NPO法人 地方再興・個別化医療支援
後援:文部科学省連携事業
「四国の全薬学部の連携・共同による薬学教育改革」
お問い合わせ先:
〒790-8578 愛媛県松山市文京町4−2
松山大学薬学部 電話 (089)926-7193(代表)
第 10 回松山大学薬学部卒後教育講座
「今後の薬剤師像を求めて」
日時:7 月 17 日(日)14 時~17 時 20 分 場所:松山大学 9 号館(薬学部棟)920 教室 共催:愛媛県薬剤師会、愛媛県病院薬剤師会、NPO 法人 地方再興・個別化医療支援
後援:文部科学省連携事業「四国の全薬学部の連携・共同による薬学教育改革」
(日本薬剤師研修センター2 単位) (日病薬病院薬学認定薬剤師制度 Ⅱ-6 1 単位、Ⅴ-3 1 単位申請中) (愛媛県病院薬剤師会生涯研修 1.5 単位) プログラム 司会 柴田和彦(臨床薬学教育研究センター教授) 14:00〜14:05 開会の辞 松岡一郎(薬学部長) 14:05〜15:35 「期待される薬剤師像と生涯学習」 豊島 聰(公益財団法人 日本薬剤師研修センター 理事長) 座長 水間 俊(薬剤学研究室教授) 15:35〜15:45 休憩 15:45〜17:15 「情報通信システムを活用した地方再興:高齢者の個別化医療に向けて」 石川智久(NPO 法人 地方再興・個別化医療支援 理事長、大阪医科大学 大学院医学
研究科 客員教授) 座長 古川美子(薬理学研究室教授) 17:15〜17:20 閉会の辞 期待される薬剤師像と生涯学習 豊島 聰(公益財団法人 日本薬剤師研修センター 理事長) 厚生労働省は、患者のための薬局ビジョンとして、
『門前薬局』から『かかりつけ薬
局』、そして『地域の健康をサポートする健康サポート薬局』へとの考えを明示しまし
た。これは、薬剤師本来の社会的役割である「薬の専門職(薬物療法の要)として、
優れた薬学的ケアを行うことにより、国民の健康を管理し向上させること」の実践の
道筋を明示したものです。この実行には薬剤師と地域住民との信頼関係が必須です。
薬剤師が信頼を得るためには生涯学習が必要なことは明確であり、薬物療法に関する
知識、実践能力に加え、患者さんの抱える問題の適格な把握と解決能力などを学習す
ることが必須と考えられます。本講演では、期待される薬剤師が学ぶべき生涯学習の
内容等についてより詳細に考えて見たいと思います。 情報通信システムを活用した地方再興: 高齢者の個別化医療に向けて 石川智久(特定非営利活動法人 地方再興・個別化医療支援 理事長 大阪医科大学 客員教授) わが国においては高齢者人口の割合が増え続け、2025 年には全人口の 35%以上を 65
歳以上の高齢者が占めることになると推測されている。全人口に占める高齢者の割合
が増える一方、疾患にかかる高齢者の人数も増える。体力的にも脆弱な高齢者が安心
で安全な医療を受けられる体制が必要不可欠であり、高齢者医療の品質向上は焦眉の
急である。そのため、情報通信技術(ICT)を活用して、薬の副作用の回避といった患者
の体質に合った個別化医療の実現に加えて、未病の段階で疾病リスクを検知し、疾病
の発症を未然に防ぐといった新しいヘルスケア・プラットフォームを早急に育成する
ことが求められている。そのために、人間的絆が残っている人口 10 万人程度の規模の
地方都市(西条市)をモデルとして、ICT に基づく個別化医療の実現をめざしている。