学 校 評 価 報 告 書

学 校 評 価 報 告 書
平成25年度
加賀市立緑丘小学校
学校教育ビジョン
・一人ひとりを大切にして,個性を伸ばし,心豊かな子を育てる。 【徳】
・学習や生活の基本を習得させ,自立への基礎を育成する。 【知】
・健康や体力・運動能力の向上に積極的に努める子を育てる。 【体】
・社会に関心を持ち,将来への夢を抱ける子を育てる。 【夢】
・授業改善に努め,教職員の指導力の向上を図る。 【教師像】
・保護者や地域社会との信頼関係を築き,開かれた学校づくりに努める。 【地域社会との連携】
評価の項目
今年度の重点目標
具体的取組
主担当
①教育課程
・学習指導
個に応じた指導を充実させ, パワーアップタイムや放課後の個
一人ひとりの基礎学力の定着 別補充学習を充実させ,基礎学
力の定着を図る。
を図る。
算数科を中心に,学習を支え
る基盤づくり,自立して学ぶ力
を育成する。
「育てたい活用力」②③に重点を
置き,情報を整理し筋道立てて考
え,自立して学ぶ力の育成を図
る。
学力向上部
教務
学力向上部
研究
学力向上部
図書
り組み,読書量の増加を図る。
②生徒指導
児童一人ひとりが楽しい学校
生活を送ることができるよう
に,きめ細かな指導を行う。
QU調査,面談,いじめアンケー
ト,日々のコミュニケーション等,
様々な角度から児童の様子を把
握し,指導に役立てる。
心と体の教育部
生徒指導
思いやりや公徳心を共通重点内
好ましい人間関係の構築に努 容として授業を行い,集団や社会
のきまりを守る意欲や態度を育て
め,規範意識を高める。
心と体の教育部
道徳
る。
児童会行事や運動会等の学校行
協力的で和やかな人間関係を
事を通して,互いが協力し合う和
育成する。
やかな縦割り集団を育てる。
③進路指導
・キャリア教育
活動や体験を通して,将来へ
の目的意識をもたせる。
係・委員会・清掃・勤労生産的な
活動の充実を図り,自分の役割
を果たそうとする意欲や態度を育
てる。
判定結果
判定基準
備考
成果と課題
対策
C,Dの場合, 単元ごとに行
国語・算数の単元評価テストの平均点が80点以 児童への働き うテストを総括
単元評価テスト(国語・算数)の平均点は、80点以上の児童が9
基礎学力は向上してきているが,定 【成果指標】
上である割合が
児童一人一人の基礎学力が確実に定着するように,既習の反復
かけの再検討 して評価する。
1%、70~80点が9%であった。個に応じた指導の継続により、
着度に個人差が大きく十分とは言え
A:80%以上
学年相当の知識・技能が身に
学習や苦手分野の補習など,個に応じた指導を今後も継続的に
A
(毎学期)
B:70%以上
ない。既習の反復学習や苦手分野の
1学期よりも基礎学力の向上が見られ、基礎学力が定着してきた
補習などで補う必要がある。
親子読書や新聞記事の活用,教
読書活動を充実させ,読書意 職員の読み聞かせなどを通して,
児童の読書を推進する活動に取
欲の向上と習慣化を図る。
現 状
学力向上部
特別活動
心と体の教育部
生徒指導
少人数の授業の中で,自分の力で読
み解く力の不足を,教師の指導でカ
バーしている部分が大きいが,複式
学級の授業に向けて,自立した学習
を身に着けさせる必要がある。
「アタック読書」の取り組みで学年相
当の読書をする児童が増えたもの
の,読書の量や質に関して個人差が
大きく,十分とは言えない。
評価の観点
ついている。
【成果指標】
児童が「授業がわかる・でき
る」と感じている。
【成果指標】
「アタック読書」の学年目標の
冊数を達成しているか。
【努力指標】
小規模校特有の固定化した人間関 職員全員で悩みや困り感を抱
係や集団の雰囲気にストレスを感じ える児童をサポートし,楽しい
ている児童がいる。
学校生活が送られるようにす
る。
少人数であり,人間関係は概ね良好
であるが,さらに規範意識を高めて
行く必要がある
高学年のリーダーシップを育てる努
力が必要である。
真面目に係や委員会活動に取り組
むが,自主的に活動内容を工夫した
り企画したりする力をつける必要が
ある。
【努力指標】学校や社会の
ルールを守り,楽しい学校生
活が送れるようにする。
【努力指標】
56年生がリーダーシップを発
揮して各行事を担当できた
か。
【成果指標】
係・委員会・清掃・勤労生産的
な活動で責任を持ってできる。
実現状況の達成度判断基準
C:60%以上
D:60%未満
「授業がわかる・できる」と感じている児童が
A:80%以上
B:70%以上
C:60%以上
D:60%未満
学年目標の冊数を達成している児童が
A 80%以上
B 70%以上
C 60パーセント以上
D 60パーセント未満
学校生活を楽しいと感じる児童が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%ト未満
学校や社会のルールを守っていると感じる児童
が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%ト未満
縦割り活動をリードできたと感じる児童が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%ト未満
係・委員会・清掃・勤労生産的な活動をやり遂げ
たと感じる児童が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%未満
④安全管理
危機意識と危機対応を考え
た危機管理の徹底を図る。
学校生活における安全・非常災
害時での安全などの実践力を育
てる。
基本的な生活習慣の定着を図 がんばりカードの結果を児童・保
護者に知らせるとともに,学年や
り,健康な心身の保持に努め 実態に応じた保健指導・健康相
る。
談等を実施する。
総務部
例年,避難訓練に真剣に取り組み成
果が見られるが,地域と協力した内
容を工夫し,実践力を育成していく。
心と体の教育部
保健安全
学年に関係なく,就寝時間が遅い児
童がいる。
また,朝食は多くの児童が食べてき
ているが,「時々食べない」,「ほとん
ど食べない」という児童もいる。
【満足度指標】
改善された実施要項通りに,
教職員,児童が行動してい
る。
避難訓練での児童・職員が適切に行動できたと
感じる教職員が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%以満
【成果指標】
規則正しい生活ができてい
る。
「早寝・早起き・朝ごはん」ができている児童が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%以満
【成果指標】
シャトルランの記録が向上して
いる。
2回目の記録が上がった児童が,
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%以満
【努力指標】
校内研修会や校内支援の内
容が充実している。
特別支援教育の校内研修や校内支援の内容が
A 充実している
B おおむね充実している
C どちらかといえば充実していない
D していない
⑤保健管理
自らの体力を知り,体力向上
に努める態度を養う。
⑥特別支援教育
体育に時間や長休みを利用した
体育的運動の時間(スポチャレを
含む)を活用し,運動習慣をつけ
たり,運動能力を高めたりする。
今年は,特に持久力を意識する。
児童理解の会を通し,支援が必
要な児童への教職員の共通理解
特別支援教育の研修を深め, と支援体制を整え,特別支援教
育に対する正しい理解と支援の
指導法の工夫を行う。
ための校内研修会やケース会議
を計画的に実施する。
心と体の教育部
保健安全
体力テストの結果から,体力・運動能
力が高いとはいえない。
・児童理解の会を通して気になる児
心と体の教育部
童について共通理解する場を持つこ
生徒指導
とができているが,さらに専門的な知
特別支援
識を増やし,適切な対応について学
コーディネーター ぶ必要がある。
⑦組織運営
校務分掌の編成を見直し,そ 教職員各々が校務に責任をも
れぞれが機能する組織づくり ち,一丸となって学校教育目標の
具現化を図る。
をめざす。
総務部
【努力指標】
協力的・組織的に運営されている
各分掌ごとに学校教育目標を
が,部組織・企画委員会が機能する
意識し,工夫改善した企画・立
学校運営を目指していく。
案・運営に努めている。
学校教育目標を意識し,工夫改善した企画・立
案・運営に
A 努めた
B ほぼ努めた
C あまり努めなかった
D 努めなかった
昨年度の振り返りをもとに,研修会の
内容について希望調査し,必要感の
ある研修計画を立てて見通しをもっ
て進めていく。
研修会の種類や内容が
A 充実している
B おおむね充実している
C どちらかといえば充実していない
D していない
⑧研修
専門性と同僚性を発揮し,互
いに指導力を高め合う。
日常業務を通してお互いに学び
合ったり,専門性を活かして同僚
が講師となって研修会を企画した
りする。
学力向上部
研究
⑨保護者,
地域との連携
信頼関係を築き,開かれた学 学校の教育活動の公開,学校情
報の発信を積極的に進める。
校づくりをめざす。
渉外部
携帯メールの配信や学校HPの更新
などに取り組むことができているが,
更新や発信を計画的に行うことが必
要である。
【努力指標】
研修会の種類や内容が充実し
ている。
【満足度指標】
情報ツールを活用し,学校情
報を定期的に発信した。
学校の様子がよくわかると感じる保護者が
A 80%以上
B 70%以上
C 60%以上
D 60%未満
【努力指標】
各管理場所の安全点検表をも
とにして,施設・設備の状況の
把握・整備に努めている。
施設・設備の安全点検と改善について取り組む
ことが
A できた
B ほぼできた
C あまりできなかった
D できなかった
⑩教育環境整備
校舎内外の環境美化及び整
備に努める。
学校関係者評価
確実に安全点検をし,破損・故障
など不備なところは速やかに整備
する。
総務部
・集団登校や下校時には交通ルールを守って歩いている姿をみることができ,安心している。
・自転車の乗り方について,継続して指導してほしい。
・児童から進んで,元気な声であいさつができるようになってほしい。
安全点検は定期的に行っているが,
児童の安全を確保することを前面
に,複数の目で点検を行う。
といえる。
C,Dの場合, 児童アンケー
指導法の改善 トを行う。
を再検討
(1・2学期)
C,Dの場合, 児童の読書冊
児童への働き 数を調査す
かけを再検討 る。
(毎学期)
C,Dの場合, 児童アンケー
活動内容の再 トを行う。
検討
(1・2学期)
C,Dの場合, 児童アンケー
活動内容の再 トを行う。
検討
(1・2学期)
C,Dの場合, 児童アンケー
指導方法を再 トを行う。
検討
(6年生対象)
C,Dの場合, 児童アンケー
活動内容や方 トを行う。
法の再検討 (1・2学期)
C,Dの場合, 訓練後に,児
職員の研修を 童・職員にアン
実施
ケートを行う。
C,Dの場合,
児童・保護者
への働きかけ
を再検討
児童アンケー
ト,がんばり
カードの結果
から評価する
C,Dの場合, 上体起こし,
児童への働き シャトルランの
かけを再検討 記録を計測す
る。(1・2学
期)
C,Dの場合, 教職員アン
職員の研修を ケートを行う。
実施
(1・2学期)
C,Dの場合, 教職員アン
職員への働き ケートを行う。
かけを再検討 (1・2学期)
C,Dの場合, 教職員アン
研修内容を再 ケートを行う。
検討
(1・2学期)
C,Dの場合, 保護者アン
発信方法や内 ケートを行う。
容を再検討
(1・2学期)
C,Dの場合, 安全点検後に
できていない 振り返りを行
部分を改善
う。
取り組んでいく。
A
学校評価アンケートの結果、授業がよくわかって、自分で問題を
解くことができると答えた児童が83%であった。しかし、6パーセン
トの児童については、そう思わないという自己評価をしている。算
数科においては学期末テストの平均が88点であり、既習がよく定
着しているとうかがわれる。
A
「読書まつり」などで、アタック読書の本を読む取り組みを推進した
目標を達成していない児童には、1回につき2冊貸し出し可能なの
ので、2学期の目標冊数の10冊を達成している児童は、83%だっ
で,そのうち1冊はアタック読書の本を読むことを勧める。
た。学年間で、目標の達成率には差がみられる。
A
2学期に実施したアンケートや面談では,いじめによる被害報告
は0件であった。日々のコミュニケーションや行動観察においても
健常であり、アンケートの結果でも80%以上の児童が楽しいと感
じている。
A
アンケートでは、学校や交通のルールを守っていると感じている
児童は81%で、1学期より低下している。学校外で、交通ルール
を守っていない児童が見られた。
A
児童アンケートでは,縦割り活動をリードできたと感じる56年児童
児童が自主的に活動できる場の設定、先生方の後方支援体制を
の割合が94%であった。高学年児童は、下学年をリードしていこ
考えていく。
うという意識をもって自主的活動をする場面が多くなった。
A
児童アンケートでは、係や委員会活動、掃除などを責任を持って
やり遂げている児童の割合が、98%であった。6年生および5年
生のリーダーを中心に、下学年に声をかけ、最後まで根気強く活
動に取り組む姿勢が見られた。
B
2学期に行った地震・火災を想定した避難訓練は,児童の休憩時
間での対応を確認するものであった。そのため,児童の動きにも
これまでと違った戸惑いが見られ,教職員の連携についても今後
検討すべき課題について署員より指摘があった。
A
学校保健委員会ではおやつを通して,食生活について児童・保護
者に啓発した。また,生活に関するアンケート項目では早寝早起
3学期には全学年に睡眠についての保健指導を行う他、冬休み
き朝ごはんを心がけていると感じている児童は90%である。た
明けの生活が乱れないよう、生活リズムをチェックする週間を設け
だ,就寝時刻を守れない児童が増えてきている傾向があり,特に
る。
気になる学年については2学期末に睡眠に関する保健指導を
行った。
A
シャトルラン測定を11月に再実施した結果、4年生は60%、5年
生は80%、6年生は100%の児童が記録を顕著に伸ばした。10
月から11月にかけてのランランタイムでのマラソン練習が功を奏
したようである。
A
気になる児童について継続して児童理解の会や、共通理解でき
今後も関係機関との連携を密にし、きめ細やかな支援をしていき
る場を持つことができた。関係機関とも密に連絡を取り、それを教
たい。
職員全体で周知することができた。
A
各種会議(学力,生徒指導,職員会議等)の前に,関係者が集ま 時間を有効活用していかなければ,多忙化に拍車をかけてしま
り,綿密に内容の検討を行い,全体の場で協議するという形態が う。短時間で充実した内容が検討できるよう事前の準備等をして
整ってきており,スムーズに学校運営が進行されていると考える。 いきたい。
A
「そう思わない」という児童については、授業の中で個別の支援を
し、少しでもわかる・できるを実感できるような取り組みをしていく
必要がある。また、基礎基本はよく定着しているので、さらに活用
力を身に着けさせることに重点を置いた授業の組み立てを考えた
い。
学級や全校集会などで話をし、交通ルールの遵守を呼びかける。
児童・職員が様々な状況に対応できるよう,事前指導・事前確認
を綿密に行い,訓練に臨むことが大事である。次年度も新しい状
況を想定し,実際の災害時に被害を最小限に止める訓練にしてい
く必要がある。
校内サポートでふき出し法の研修をし、なかなか進まなかった説
明のふき出しを共通理解し、どの学年の取り組めるようになった。 根拠を明確にする授業改善に向け、全教職員がさらに研修を積
見通しのふき出しとともに、説明のふき出しを使うことで、根拠を み、児童の活用する力がしっかりとつみあがっていくように、緑方
明確にする算数の授業改善が進んだ。
式として確立させていきたい
A
1学期と同様に,今回のアンケート調査でも89%を越えており,
学校だよりや学年だより等によって,学校での児童の活動等が保
護者にしっかり伝えられていることがうかがえる。また,緊急メー
ルについても,2学期に配信調査や新規加入も行い,確実に案内
ができるよう工夫してきた。
A
前年より回数は減らしたが,同じ対象物を複数の目で点検するこ
とによって,安全確認が確実なものになってきている。また,点検
日に限らず,日常の教育活動の中で,気づいたことはお互いに出
し合い,対応をしている。