EDGE / Lo-Pro EDGE トレモロ・ブリッジ

EDGE / Lo-Pro EDGE トレモロ・ブリッジ
トレモロアームの取り付け
トレモロアームはスナップイン、
アウトで簡単に着脱できます。取り付けはア
ームのコーナー部分を持ってテフロンワッシャが完全に隠れるまで確実に
押し込んでください。テフロンワッシャを取り外すことでアーム固定の堅さ
を弱くできます。
(2個とも取り外すとフリー状態になります。)
スリット部分
から斜めに着脱し、十分な堅さが得られなくなった時はギターに付属の新
しいワッシャと交換してください。
トレモロの取り付け角度調整
ロッキングトレモロは通常、
アームダウン、
アップの両方向が行えるフロー
ティング状態で使用します。弦の張力と、ギターのボディー裏側に装着され
たトレモロスプリングの張力の釣り合いで、
トレモロ本体がおおよそギター
のボディー表面と平行な状態に調整することで最適なアーミングが可能で
す。
正しくチューニングした状態で、ギターボディー裏のトレモロスプリング
フックのスクリューをプラスドライバーで回しトレモロの取り付け角度を調
整します。
トレモロが前方に傾きすぎている場合は、
トレモロスプリングの
力が弱いため、
スクリューを締め込んでスプリングを長くします。逆にトレモ
ロが後方へ傾きすぎている場合は、
スプリングの力が強すぎますので、
スク
リューをゆるめ、
スプリングを短くします。
※トレモロ取り付け角度の調整は、
トレモロスプリングの長さを変えるたびにチューニン
グが狂ってしまいますので、チューニングを繰り返しながら、根気よく調整してください。
トレモロスプリング
ロッキングトレモロのフローティング状態では通常3本のスプリングを用い
ます。両側の2本を斜めにかけることで、更に力を強めることができます。
ま
た弦のゲージが細い場合には、逆に中央の1本を外し両側の2本で使用す
ることもあります。
Lo-Pro EDGEやEDGEトレモロ・ブリッジの場合、モデルによってスプリング
がブロックロックでトレモロに固定されています。
スプリングの着脱はプラ
スドライバーでブロックロックを取り外してから行ってください。
(4本以上
のスプリングは装着できません。)
※トレモロスプリングの着脱は弦を十分にゆるめてから行ってください。
また、
スプリング
をすべて取り外すと、
トレモロがギターからはずれてしまいます。
トレモロのナイフエッジ
部分が確実にスタッドボルトに当たる状態でスプリングを取り付けてください。
EDGE
Lo-Pro EDGE
弦高調整
EDGE
(B/C) (D)
(A)
ファインチューニング
(E)
トレモロ本体後部のファインチューニングボルト(A)で、
ロッキングナットを固
定した後でもファインチューニングボルトの可動範囲内で各弦ごとにチュー
ニングの微調整が行えます。
ロック前にあらかじめファインチューニングボル
ト(A)の位置を可動範囲の中央付近にしておいてください。
弦高調整
トレモロ本体左右のスタッドボルト(B)を付属の3mm六角レンチで上下させ、
トレモロ全体の高さを変えることで弦高の調整をします。(各弦ごとの調整は
行えません。)
Lo-Pro EDGEやEDGEトレモロ・ブリッジは、
スタッドボルトのガタつきを防止
するスタッドロック機構が採用されています。
スタッドボルト(B)を締めて弦高
を低くする場合は、必ず付属の1.5mm六角レンチでスタッドロックボルト(C)
を十分にゆるめてから弦高調整し、弦高調整完了後は軽くスタッドロックボル
ト(C)を締めてください。
Lo-Pro EDGE
(A)
(B/C) (D)
(C)
弦交換
(F)
イントネーション調整
十分に弦をゆるめ、サドルロックボルト(D)を2mm六角レンチでゆるめてブリ
ッジサドルの位置を指で前後させます。各サドルロックボルト(D)の固定位置
は前後2箇所に設けられています。サドル上にサドルロックボルト(D)が多く乗
る方の取り付け位置を選んでください。チューニング時にサドルが前方へ移
動しないように、
イントネーション調整後にサドルロックボルト(D)を十分に締
めてください。
弦交換
ロッキングナットのプレッシャー・パッド・ボルト(F)を3mm六角レンチでゆる
め、十分に弦をゆるめてからブリッジサドルのストリング・ストッパー・ボルト
(E)を付属の3mm六角レンチでゆるめて古い弦を取り外します。新しい弦は
あらかじめニッパー等でボールエンド側を図の部分で切り落とします。切り
落とした側の弦の先端をサドルとストリング・ホルダー・ブロックの間に挿入
し、
ストリング・ストッパー・ボルト(E)を締めて弦を固定してください。
トレモロ
の本体の取り付け角度を確認/調整し、チューニング完了後ロッキング・ナッ
トのプレッシャー・パッド・ボルト(F)を締めてください。
ご注意
チューニングする前に、
ストリング・ストッパー・ボルト(E)がしっかり締められている
ことを確認してください。
(E)