アウトルック(イベント・トピックス) 投資情報部

アウトルック(イベント・トピックス)
2016/6/24
投資情報部
英国民投票、EU離脱の結果に終わる
【見通し】

英国の国民投票は欧州連合(EU)離脱派が勝利し、金融市場はリスクオフで反応

G7財務相・中銀総裁会議は危機回避へ緊急声明を出すとみられ、英政府の要請があれば、
為替市場で協調介入が実施される可能性も

ポンドとユーロは目先もう一段の下押しを想定、ドル円は100円~105円のレンジ相場を予想

日経平均株価は一時的に14000円近辺への下落を視野に

グローバル市場でリスク圧縮の動きがしばらく続く公算。ポピュリズムの台頭により欧州や米
国の国政選挙に対する警戒感が強まる可能性も
(ポイント)
 現地23日に行われたEU離脱・残留の是非を問う国民投票は離脱が確定
 グローバル金融市場は直前にかけて残留を織り込む動きが進んでいた
 離脱派勝利で当面は株価や金利、為替相場の振れ幅が拡大しやすくなる可能性
英国の国民投票の結果・・・EU離脱が決定

6/23、英国で行われたEU離脱・残留の是非を
英国のEU離脱を問う国民投票結果
問う国民投票は、僅差で離脱が決定

国民投票実施直前に行われた世論調査では
残留支持が優勢との報道が増え、金融市場は
残留
48%
リスク選好ムードが強まる展開に

しかし、日本時間の午前中半ばにかけて離脱
離脱
52%
派が残留支持派を徐々に引き離す

日本時間の昼前に、離脱優勢の見方が強まる
と金融市場ではリスクオフの動きが急速に広
(注)投票結果は離脱が過半数を超えた段階(開
票率97%)
出所:各種報道資料よりみずほ証券作成
がる

日本時間午後2時頃に離脱支持票が過半数を
超え、EU離脱が確定
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
2016/6/24
アウトルック
2014/19/18
為替市場の反応と見通し①・・・ポンドドルおよびユーロドルの反応

英ポンドは残留期待に、対ドルで朝方年初
来高値を更新する1ポンド=1.50ドル台へ上
昇したが、その後、離脱の可能性の高まりを
受け、1985年9月以来の1.32ドル台まで急落

ユーロは対ドルで今年3月以来の1ユーロ
=1.1ドル割れ。対円では約3年7ヵ月ぶりの1
(1ポンド=ドル)
英ポンドドルとユーロドルの推移
(日次:2015/6/1~2016/6/24)
(1ユーロ=ドル)
1.60
1.18
ポンドドル(左目盛)
1.16
ユーロドル(右目盛)
1.55
1.14
1.50
1.12
1.10
1.45
ユーロ=110円割れ

実体経済への悪影響から、ポンド円は1ポン
ド=125円割れ、ユーロ円は1ユーロ=105円割
れへの下落を想定
1.08
1.40
1.06
1.35
15/6
1.04
15/9
15/12
16/3
16/6
(年/月)
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
為替市場の反応と見通し②・・・ドル円は100円~105円のレンジ内で底値を探る

ドル円は朝方の1ドル=106.80円台から99円
近辺まで 約7.8円もの下落を示現 。これ は
2000年以降の1日の値幅としては、最大
(1ドル=円)
130

日米景況感格差等のファンダメンタルズとい
ドル円とユーロ円の推移
(日次:2015/6/1~2016/6/24)
(1ユーロ=円)
145
125
140
120
135
115
130
110
125
うよりは、リスクイベントによる投機的な動き

米国の年内利上げは先送りの公算が強まる
一方、日銀は7月にも追加緩和の可能性が
高まる
ドル円(左目盛)
105

「無秩序な動きは経済に悪影響」(今年2月の
上海G20声明)であり、協調を含めた実弾介
入が視野に
120
ユーロ円(右目盛)
100
115
95
15/6
110
15/9
15/12
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

16/3
16/6
(年/月)
ファンダメンタルズや介入観測が歯止め、過
度な値動きに対する過熱感もあり、基本的に
ドル円の100円割れは一時的で 、100円~
105円のレンジ内で底値を探る動きを想定
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
2016/6/24
アウトルック
2014/19/18
株式市場の反応と見通し①・・・日経平均株価は一時14800円台、政策待ち反転うかがう

24日の日経平均株価は英EU残留への期待
から続伸スタートも、離脱優勢の結果が伝わ
ると、急落に転じた。その後、残留派の盛り返
しを受け、持ち直す場面もあったが、後場に
19000
は再び下げ幅を拡大、日経平均株価は一
18000
時、前日比1374円安の14864円をつけた


日経平均株価とドル円相場の推移
(円)
20000
日経平均株価(左目盛)
200日移動平均▲20%(左目盛)
1株当たり純資産(左目盛)
ドル円(右目盛)
115
110
為替が節目の1ドル=100円を一気に突破し、
16000
105
一時、99円近辺と、株価下落に拍車をかけた
15000
100
今後は、日米を含む主要国中銀の政策対応
14000
が焦点。金融市場の安定化を図るため、協
13000
16/1
2/12
日経平均株価:14952円
1株当たり純資産:15103円
16/2
さらに日銀の追加金融緩和も実施されれば、
株価はひとまず反発に転じよう
24日14時現在、S&P500先物は5%超下落。こ
20000
の後、S&P500が実際に5%超の下落を喫し、
18000
の日経平均株価は一段安となるリスクも残る
その場合、下値めどとしては、2月安値時の
実績株価純資産倍率1倍(6/23:14629円)、
16/4
16/5
16/6
90
(年/月)
安倍政権下の日経平均株価とドル円
日経平均株価(円)
22000
また、各国政策対応が遅れをとれば、週明け
16/3
95
(注)1株当たり純資産は日経平均株価を実績株価 純資産 倍率で除したもの( 6/23まで)
出所:ブルームバーグのデータ よりみ ずほ 証券作 成
英国発の金融危機回避への期待が台頭し、

120
17000
調して緊急のドル資金供給に踏み切れば、

(1ドル=円)
125
(日次:2016/1/4~2016/6/24)
(日次:2012/12/26~2016/6/14)
y = 235.38 x - 9,437.52
R² = 0.92
16000
14000
(計算例)
1ドル=115円 → 17631円
1ドル=110円 → 16454円
12000
10000
200日移動平均▲20%(同14037円)、ドル円と
1ドル=105円 → 15277円
1ドル=100円 → 14100円
8000
の相関で算出される14100円近辺等がある。
80
日本株は為替次第の面が大きく、円高加速
90
100
110
120
130
ドル円(1ドル=円)
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
場面で当局の為替介入が実施されれば、一
段の株価下落に歯止めが掛かろう

米国株、ドル円の下げ止まり等、市場混乱が
収束してくれば、序盤に優勢が伝えられる参
院選や景気・企業業績等のファンダメンタル
ズに市場の関心が向かおう。日経平均株価
は英国EU離脱にともなう経済影響を見定め
つつ、急落前の16000円台に向け、徐々に戻
りを試す展開になると予想される
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
2016/6/24
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2014/19/18
株式市場の反応と見通し②・・・米国株は下げ渋りの動きを強めると予想

英国の欧州連合(EU)からの離脱が確実との
報道を受け、東京時間に米国の株価指数先
物は急落

NYダウとS&P500の推移
(日次:2015/6/1~2016/6/23)
(ポイント)
2150
24日の東京時間15時過ぎ、S&P500指数の
(ドル)
18500
18000
2100
先物9月限は前日比4.5%安の2010ポイント。
NYダウの先物9月限は同641ドル(3.6%)下落

17500
2050
17000
して17274ドル、一時は17182ドルをつける場
2000
16500
面があった
1950
16000
NYダウ は52週移動平均線( 6/23:17242ド
1900
ル)近辺まで下落するとみられるが、過去に
1850
節目となった下方かい離率▲10%(15518ド
ル)水準を上回る価格帯で下げ渋りの動きを
15500
15000
S&P500(左目盛)
14500
NYダウ(右目盛)
1800
14000
15/6
15/9
15/12
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
16/3
16/6
(年/月)
強めると予想
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2014/19/18
金融商品取引法に係る重要事項
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リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化
等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。
■国内株式の手数料等諸費用について
○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料
をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税
込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
○保護預かり口座管理料は無料です。
■外国株式のリスク
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む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込
むことがあり、損失を被ることがあります。
○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与
えることがあります。
○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が
当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。
○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売
却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市
場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し
ても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。
○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商
品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。
■外国株式の手数料等諸費用について
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国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および
諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳
細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に
対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、
約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。
○国内店頭(仕切り)取引
お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別
途手数料および諸費用はかかりません。
○国内委託取引
当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託
手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に
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定した為替レートによるものとします。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または
お客さま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号
加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
広告審査番号 : MG5690-160624-15
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