演劇研修所 朗読劇「ひめゆり」

Press Release
新国立劇場 演劇研修所公演
朗 読 劇
『 ひ め ゆ り 』
出演:新国立劇場 演劇研修所研修生 ほか
2016 年 8 月 4 日(木)~6 日(土)
新国立劇場 小劇場
ヌチ
タカラ
「 命ドウ宝 」 わたしたちは沖縄戦を忘れない
2014 年に新国立劇場演劇研修所に入所した第 10 期生が、舞台実習としていよいよ小劇場に登場いたします。
演劇研修所では、ほぼ毎年夏に朗読劇「少年口伝隊一九四五」(井上ひさし作)を上演してきました。昨年
の戦後 70 年には初めて沖縄公演を行い、改めて沖縄戦と向かい合うことになりました。そこで今年は、現
在なお続く戦後体制の原点と対峙し、新たに 1945 年太平洋戦争末期の沖縄戦における「ひめゆり学徒隊」
をテーマに沖縄戦ドキュメンタリー・ドラマとして、朗読劇「ひめゆり」を新作でお贈りします。構成・演
出には西川信廣演劇研修所副所長が当たり、10 期生が新たな思いを紡いでいきます。
2015 年 8 月 第 9 期生朗読劇「少年口伝隊一九四五」より
2015 年 10 月 第 9 期生試演会「血の婚礼」より
■写真・資料のご請求、ご取材のお問い合わせ
新国立劇場 広報室 広報第一係 吉田 麻美
Tel: 03-5352-5781 / Fax: 03-5352-5784
■新国立劇場 演劇研修所ホームページ
http://www.nntt.jac.go.jp/play/training/
■新国立劇場 演劇研修所 Facebook
最新情報はこちら!
https://www.facebook.com/nnt.dramastudio.tokyo/
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公演概要
構
脚
成: 西川信廣 道場禎一
本: 瀬戸口 郁
「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」
(仲宗根政善著)
「私のひめゆり戦記」
(宮良ルリ著)
「ひめゆりの塔 学徒隊長の手記」
(西平英夫著)より
演
出: 西川信廣(新国立劇場 演劇研修所 副所長)
美
照
音
音
衣
術:
明:
楽:
響:
裳:
出
演: 新国立劇場演劇研修所 第 10 期生
小池れい
塚本 悟
上田 亨
黒野 尚
中村洋一
ヘアメイク:
歌 唱 指 導:
方 言 指 導:
演 出 助 手:
舞 台 監 督:
田村彩絵
塚瀬香名子
角田萌果
岩男海史
髙倉直人
田村将一
前田節子
伊藤和美
長本批呂士(3 期修了)
仙崎貴子(4 期修了)
米倉幸雄
永田 涼
中西良介
安藤ゆかり 山下カオリ(7 期修了)
小川碧水
西岡未央 (8 期修了)
演劇研修所長: 宮田慶子
主
催: 新国立劇場 演劇研修所
会
場: 新国立劇場 小劇場
日
程: 2016 年 8 月 4 日(木) 19:00
5 日(金) 14:00/19:00
6 日(土) 14:00
※開場は開演の 30 分前です。
料
金: A 席 2,160 円
B 席 1,620 円
学生券 上記チケット料金の半額(JR 各社の学生割引を利用できる学生の方が対象。ボックスオフィス
〈窓口・電話〉のみ取扱。要年齢証明書または学生証。
)
※枚数制限はありません
※会員割引を含め、各種割引はございません。
※Z 席の販売はございません。
※就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※車椅子ご利用のお客様はボックスオフィスまでお問い合わせください。
チ ケ ッ ト: 新国立劇場ボックスオフィス/Web ボックスオフィス
03‐5352‐9999/http://pia.jp/nntt/
チケットぴあ【P コード:451-595】
0570‐02‐9999/http://pia.jp/t
前
売: 発 売 中
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あらすじ
ソ ウ ジュ
南国の太陽が輝く相思樹並木の道。
那覇と首里の間、安里駅近くに
沖縄師範学校女子部
沖縄県立第一高等女学校
―通称「ひめゆり学園」と呼ばれる女学校があった。
女生徒たちは誇り高く、勉学に運動に活気に満ちた学園生活を送っていた。
しかし―昭和 20 年 3 月。太平洋戦争の大波は沖縄に押し寄せ、女生徒たちに従軍命令が下さ
れる。
「ひめゆり学徒隊」として戦場に送り出された彼女たちは日本の勝利を信じ、野戦病院で献
身的な看護活動に励むが、やがて沖縄は「鉄の暴風」吹き荒れる苛烈な戦場と化していき……
スタッフ
構成・演出:西川信廣(にしかわ・のぶひろ) 演出家
1949 年東京都生まれ。文学座附属演劇研究所 16 期、81 年座員となる。86 年、文化庁派遣芸術家在
外研修員としてイギリスに滞在。ブリストル・オールドビックやナショナル・シアターでロジャー・リース、
ピーター・ホールなどの演出助手を務める。84 年文学座アトリエの会『クリスタル・クリアー』で文学座
初演出。以来、文学座を中心に商業演劇から小劇場までストレートプレイを中心に幅広く活動中。新
国立劇場での演出に『野望と夏草』(読売演劇大賞優秀演出家賞受賞)『母たちの国へ』。92 年文学
座アトリエの会『マイ チルドレン! マイ アフリカ!』にて紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨・文部大
臣新人賞。94 年文学座公演『背信の日々』で読売演劇大賞優秀演出家賞ほか、受賞多数。東京藝
大客員教授。日本劇団協議会会長。日本演出者協会理事。新国立劇場演劇研修所では設立時より
現在まで副所長を務める。
構成:道場禎一(どうじょう・ていいち) 演出家・演出助手・舞台監督
フリーの演出家・演出助手として活動。その活動は小劇場から商業演劇まで多岐にわたる。主な演出
作品に『ダニーと紺碧の海』『くちびるとこぶし』『在り処』『赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス』
『歌うシンデレラ』などがある。92年より西川演出作品に参加。『野望と夏草』『母たちの国へ』『黒革の
手帳』『黒蜥蜴』『ミュージカル 嵐が丘』『音楽劇 わが町』『真砂女』『十二人の怒れる男たち』ほか多
数の作品で演出助手を務めている。ほかに~崩壊シリーズ~『九条丸家の殺人事件』など。
脚本:瀬戸口 郁(せとぐち・かおる) 俳優・劇作家
慶應義塾大学文学部卒業。文学座所属。俳優として、『寒花』『女の一生』『再びこの地を踏まず』など
文学座の舞台を中心に活躍。『音楽劇 わが町』(俳優座劇場プロデュース)など外部出演も多数。脚
本に『ザ・クライシス』(文学座アトリエ)、『エゲリア』(文学座)、『真砂女』(劇団朋友)、ミュージカル『君
といた夏』(可児市文化創造センター)、『南の島に雪が降る』(劇団前進座)など。脚本作品『てけれっ
つのぱ』(劇団文化座)が平成 20 年度文化庁芸術祭大賞を受賞。同作品は韓国、トルコ共和国でも
上演される。また新作日本舞踊の脚本『白蓮耨多羅』(徳彌の会・国立劇場)を手掛けるなど、ジャン
ルを問わず旺盛な執筆活動を展開している。
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出演者
演劇研修所第 10 期生
田村彩絵
(たむら・さやか)
塚瀬香名子
(つかせ・かなこ)
角田萌果
(つのだ・もか)
岩男海史
(いわお・かいし)
1995 年生・埼玉県出身
1995 年生・東京都出身
1996 年生・埼玉県出身
1991 年生・東京都出身
髙倉直人
(たかくら・なおと)
田村将一
(たむら・まさかず)
永田 涼
(ながた・りょう)
中西良介
(なかにし・りょうすけ)
1992 年生・福岡県出身
1989 年生・広島県出身
1995 年生・鳥取県出身
1991 年生・東京都出身
安藤ゆかり
(あんどう・ゆかり)
山下カオリ
(やました・かおり)
小川碧水
(おがわ・すみな)
西岡未央
(にしおか・みお)
1989 年生・神奈川県出身
1988 年生・富山県出身
1993 年生・埼玉県出身
1985 年生・徳島県出身
(7 期修了)
(7 期修了)
(8 期修了)
(8 期修了)
演劇研修所 修了生
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新国立劇場 演劇研修所について
新国立劇場演劇研修所は、明晰な日本語を使いこなし、柔軟で強い身体を備えた次世代の演劇を担う
舞台俳優の育成を目指して、2005 年に設立されました。
研修期間は 3 年間で、原則として週 5 日間、午前 10 時~午後 6 時のレッスンを、1 年を通して行って
います。1・2 年次は基礎的俳優訓練とともに、第一線の演出家や俳優指導の専門家を軸とする講師陣
によるシーンスタディを行い、3 年次には修了公演に向けて数本の舞台実習公演を行います。
修了生は、新国立劇場公演のみならず、さまざまなプロデュース公演に出演するなど、活躍の場を広
げています。
【最近の主な修了生出演作品】
新国立劇場 2015/2016 シーズン 演劇公演
『パーマ屋スミレ』
(作・演出:鄭義信、2016 年 5 月~6 月)
長本批呂士(第 3 期生)
『あわれ彼女は娼婦』
(演出:栗山民也、2016 年 6 月)
前田一世(第 1 期生)
、デシルバ安奈、野坂 弘(第 7 期生)
、川口高志(第 5 期生)
、
頼田昂治(第 6 期生)
、寺内淳志、峰﨑亮介(第 7 期生)
、坂川慶成(第 8 期生)
『「かぐや姫伝説」より 月・こうこう, 風・そうそう』
(作:別役 実、演出:宮田慶子、2016 年 7 月)
草彅 智文(第 9 期生)
SPAC 静岡県舞台芸術センター『イナバとナバホの白兎』
(演出:宮城聰、2016 年 5 月~6 月)
野口俊丞(第 1 期生)
、 保 可南(第 2 期生)
『マクベス』
(演出:鈴木裕美、2016 年 6 月~7 月)
チョウ ヨンホ(第 4 期生)
、吉田健悟(第 7 期生)
ほか、テレビ・映画・CM など
本公演に出演する第 10 期生は、2014 年 4 月に入所。3 年次である今年度は来年 3 月の修了を控え、
朗読劇、試演会、修了公演に臨みます。
【第 10 期生の今後の予定】
2016 年 11 月 9 日~13 日
2017 年 2 月 10 日~15 日
試演会
(演出:田中麻衣子)
修了公演 (演出:宮田慶子)
2015 年 3 月 第 8 期生修了公演『ミセス・サヴェッジ―幸せの値段―』
2016 年 3 月 第 10 期生シーンスタディ「三文オペラ」発表授業
2015 年 10 月 第 9 期生試演会『血の婚礼』
2016 年 1 月 第 9 期生修了公演『嚙みついた娘』
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