学校だより第4号(467号)

札幌市立札苗北中学校
学校だより第 4 号 (467 号)
平成 28 年 6 月 21 日
躍
動
札幌市東区東苗穂
10 条 3 丁目 16-20
TEL 011-791-1190
札幌市立札苗北中学校教育目標
「生命を尊重し逞しさと豊かさをもって生き抜く人間の育成」
1,知性の練磨
2,徳性の涵養
3,心身の鍛練
「旅はまだ終わらない」
4,情操の高揚
3学年 佐々木 好幸
修学旅行を終え、生徒達を見送った後、私はいつもこう思います。「次は卒業式だ!」と。ついさっき
まで生徒達とバスに揺られ、旅の終わりの寂しさ共有していた思い。ディズニーアカデミーでの貴重な
体験。飛行機に乗るまでの興奮。浅草の仲見世で分けてもらったメロンパンの味。カメラのファインダー
越しに映った生徒達の笑顔、笑顔、笑顔…。たった2泊
3日なのに、ずいぶんと長い間いっしょに旅をしていた
ように感じます。旅を終えたはずなのに、それは旅の
終わりではありませんでした。なぜなら、この生徒達を
立派に送り出さなければならないという思いを強くした
からです。
さて、今回の修学旅行は本校初の航空機を利用した
修学旅行になりました。今の3年生が1年生の秋に保
護者アンケートを実施し、学習地を関東地方へ変更す
ること、航空機の利用、旅行代金などについて意見を
求めました。その結果、8割の保護者が航空機を利用しての修学旅行に賛成の意見を寄せていただき
ました。このことが、今回の修学旅行を実現させたのだと思います。
1日目。バスを降りて ANA の団体カウンター前に集合。キャリーバッグを預けて、一人ひとり保安検
査場に向かいます。初めて飛行機に乗る生徒もい
てちょっと緊張気味です。ペンケースに入っていた
ハサミで引っかかる生徒や、ベルトが金属探知機に
反応してしまう生徒もいました。機内では曲の提供
が始まる前にさっそくヘッドホンをつける生徒、ドリン
クサービスをおかわりする生徒、備え付けのマガジ
ンを読む生徒、窓からの景色を楽しむ生徒など、思
い思いに1時間ほどの空の旅を楽しみました。
羽田空港到着後、首都高速に乗り、「江戸東京博物館」の見学、浅草の散策と続き、舞浜のホテル
に午後6時半に到着しました。
2日目。午前中はディズニーアカデミー講座を受
講しました。これは「総合的な学習の時間」として位
置づけ、仕事をする上での役割分担、おもてなし、
働く喜びなどについて東京ディズニーリゾートで働く
キャスト(従業員)から直接話しを聞きました。ゲスト
(お客様)に最高のハピネスを感じていただくための
4つの行動基準=「安全」「礼儀正しさ」「ショー」「効
率」を大切にしていることを学びました。それらのこ
とを午後から《ランド》と《シー》で実体験しました。生
徒達はパレードや水上ショーを楽しんだ後、午後9時過ぎにホテルに戻り、夢のような一日が終わりま
した。
3日目。クラス別研修です。国会、最高裁判所、NHK、
築地市場、東京大学、東京都庁、上野公園、お台場、
迎賓館、皇居、(株)LINE など日本の政治・経済・文化
の中心である東京をクラス単位で研修しました。午後2
時半に羽田に集合し帰札しました。
高校の修学旅行でも「ディズニーリゾート」を訪れる人
もいるでしょう。大人になって東京に出張に行く人もい
るでしょう。しかし、14 歳 15 歳のこの時期に、クラスの
友達と訪れた東京や「ディズニーリゾート」は、中学校
時代のかけがえのない思い出としていつまでも心に残
る旅行となったと思います。
~テール・ライト、ヘッド・ライト、旅はまだ終わらない~
1年生野外学習・2年生宿泊学習に続き、3年生修学旅行を実施し、今年度の旅行的行事を
終えることができました。 今号の学校通信『躍動』では、前号の1・2年生の様子に引き続き、
3年生の修学旅行の様子をお届けしました。
旅行的行事では、生徒たちは普段学習する場を離れ、学校の中ではなかなかできないような
体験を通して、多くのことを学びました。 ひと回りもふた回りも成長した生徒たちの活躍を、こ
れからも見守りながら、教職員一同期待しております。