(平成28年6月13日)(PDF:43KB)

墨 田 区(報道)
平成28 年 6 月 13 日
∼月1回程度の商談の場を設け、販路獲得をめざす∼
23 区初!区内中小企業の新分野への参入促進支援をスタート
墨田区は、今年度から、区内中小企業の新分野(※)への参入促進を支援する事業を開始した。こ
れは、新分野への参入に意欲がある区内中小企業を対象に実施するもの。区が委託しているコンサル
ティング兼営業代行をしている業者が各社の営業計画作成や、ニーズ調査、販路開拓活動などを約 9
か月間にわたって支援。この点が 23 区で初めての取組。応募があった区内中小企業のうち、選考に
より決定した7社が今年度の対象企業で、プラスチック製品製造業や精密金属部品加工業など “も
のづくり企業”
。6月から各企業への専門家の訪問が始まり、各企業の今後の方針を決めるために、
企業の強みや参入を希望する新分野などをヒアリングしている。
本日午後1時、対象企業の一つであるプラスチックシートの真空成型加工・設計を行っている株式
会社吾嬬製作所(立花四丁目5番7号 松村 昌幸・代表取締役)が、同社で専門家との面談を行っ
た。専門家は、現状の取引実績や競合他社の存在などをヒアリング。どのような新分野が同社にとっ
て適しているかを模索しながら、社長から話を聞いていた。同社の松村社長は「この事業を通じて、
自社の経営課題の解決に役立てていきたい。
」と意気込みを話していた。
今後ヒアリング結果を基に、各企業の新分野参入の戦略を検討。7月から、参入を希望するメーカ
ー等と月1回程度商談し、新分野参入をめざす。並行して、申込企業を対象に、営業する際の注意点
や商談のコツなどに関するセミナーも年6回開催。最初のセミナーは、6月 21 日(火)に「新規開
拓営業の全体像」と題して実施する。なお、各企業の支援の進捗状況は随時、区公式ホームページで
公開する予定。
※新分野とは
医療・介護・環境・エネルギー・航空、宇宙等の今後も拡大傾向が見込める分野のことを言う。多くの
産業分野において人口減による需要の縮小や、製造現場の海外流出による事業規模の縮小などが、今後は
さらに加速していく見込みである。そのような中でも拡大傾向が見込める産業分野を「新分野」と呼んで
いる。この「新分野」に踏み込めるか否かが、今後の経営の成長及び安定に大きく影響を及ぼすと考えら
れている。
■今年度支援する対象企業
・株式会社東あられ本鋪(亀沢二丁目 15 番 10 号 小林 正典・代表取締役)
・株式会社吾嬬製作所(立花四丁目5番7号 松村 昌幸・代表取締役)
・コンフォートフォーム株式会社(菊川 二丁目 13 番9号 石山 昌道・代表取締役)
・高久産業株式会社(向島四丁目 17 番 5 号 高久ビル 腰高 正久・代表取締役)
・牧野精工株式会社(八広四丁目 40 番4号 牧野 桂三・代表取締役)
・株式会社 モリセイ(立花三丁目 23 番 14 号 毛利 益巳・代表取締役)
・株式会社優工社(八広六丁目 16 番4号 神尾 弘子・代表取締役)
《問合せ》産業経済課
℡5608−6186