ソフィア・コミュニティ・カレッジ 2016 春期講座一覧

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ソフィア・コミュニティ・カレッジ 2016 春期講座一覧
【文学講座】日本近代文学における<変身> 講師:上智大学文学部国文学科 教授 小林幸夫
2016 年 6 月 18 日(土) 【受講料】一括5,400円 各回2,700円
① 太宰治「魚服記」-生への絶望
13:00~14:30
② 中島敦「山月記」-詩才への執着
15:00~16:30
人間が動物に変ることは、現実にはありえませんが、思考としてはかなり身近に存在します。仏教における輪廻
にかかわる俗信や、
「ご飯を食べてすぐ横になると牛になる」という戒めなどです。いずれもなにか大切なことを
伝えようとするときに動物への変身が使われます。それは、日本の近代文学にも脈々と息づいています。今回は、
その代表的な作品を取り上げて、主に自意識とのかかわりについて考察します。
【キリスト教講座】第 1 回(全 2 回)講師:上智大学名誉教授 雨宮 慧
2016 年 6 月 4 日(土) 【受講料】一括5,400円 各回2,700円
① 「主の祈りの前半部(あなたのための祈り)」 13:00~14:30
② 「主の祈りの後半部(私たちのための祈り)」 15:00~16:30
主の祈りはマタイ福音書とルカ福音書に伝えられているが、教会が用いる主の祈りはマタイ福音書であるから、
ここではマタイを中心に読むことにする。
① 「主の祈りの前半部」 主の祈りはまず神への呼びかけで始まる。その後に「あなたの名」と「あなたの支配」
と「あなたの思い」についての祈りが続くから、前半部は「あなたの(名・支配・思い)のための祈り」と
呼ぶことができる。この三つの祈りが、どのように解釈されてきたか、我々はどのように読むべきか、それ
を考えてみたい。
② 「主の祈りの後半部」 主の祈りの後半部では、
「あなた」に代わって、
「私たち」が頻繁に登場する。それは
「私たちのパン」や「私たちの罪」や「私たちの試練」についての祈りである。どの祈りにも、解釈の難し
い箇所がある。それはどこであり、どのような解釈が行われてきたかを明らかにしたいと思う。
【キリスト教講座】第 2 回(全 2 回)講師:東京純心大学教授 宮本 久雄
(元上智大学神学部神学科教授)
2016 年 7 月 2 日(土) 【受講料】一括5,400円 各回2,700円
① 絶望の預言者の今日的メッセージ
ヨナの物語り
13:00~14:30
② 絶望の預言者の今日的メッセージ
ホセアの物語り
15:00~16:30
① 「ヨナの物語り」 この物語りは、預言者であるのに神に反抗し、異邦人を哀れむ神に絶望したりするヨナを
描いています。実はそのようなヨナとわたしたち現代人は似通っているところがあります。彼を通してわた
したちは現代をどのように生きることができるか、問われているところです。
② 「ホセアの物語り」 妻に裏切られた預言者ホセアは絶望し、預言者を廃業します。その絶望は、人間関係に
絶望して自閉する現代人の姿を映しているかのようです。わたしたちは、その彼からどのようなメッセージ
をうけとることができるのでしょうか。
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