リート・ウィークリーレポート - DIAMアセットマネジメント

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/6/14)
マーケットデータ(2016/6/10)
※リート平均配当利回りは2016年5月末時点
リート指数
終値
為替(対円)
騰落率
終値
金利
(%)
騰落率
リート平均
配当利回り
(%)
先進国(含日本)
878.79
+0.3%
3.87
先進国(除日本)
871.62
+0.4%
3.95
日本
398.52
-1.1%
米国
1171.35
+0.2%
米ドル
106.97
909.35
+0.7%
カナダドル
1126.76
-1.1%
英国
84.42
豪州
-0.14
2.95
+0.4%
1.64
3.80
83.69
+1.6%
1.13
5.71
ユーロ
120.38
-0.6%
0.02
3.89
-1.0%
英ポンド
152.54
-1.4%
1.23
3.12
674.00
+1.4%
豪ドル
78.89
+0.5%
2.10
4.56
シンガポール
485.06
+0.4%
78.65
+0.1%
1.99
6.39
香港
549.16
+4.6%
13.78
+0.6%
1.13
4.54
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2016/3/10~2016/6/10】
(ポイント)
1,200
950
890
800
830
400
770
0
3/10
【2004/3/31~2016/6/10】
(ポイント)
4/10
5/10
6/10
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
16/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/6/6~2016/6/10)
【日本】
J-REIT市場は下落しました。低調な米雇用統計を受け世界的に金利は低下したものの、利益確定の売
りとみられる売り圧力も強く、軟調な展開になりました。三鬼商事の発表によると、5月の都心5区(千
代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス賃料は2年5カ月連続で上昇し、新築・既存ともに
順調に空室消化をしたことから空室率も2カ月連続で低下しました。なお、日銀は6月6日、8日および10
日にJ-REITを各12億円、買い入れています。
【米国】
米国リート市場は小幅に上昇しました。前週発表された雇用統計が予想を下回ったことで早期の追加
利上げ観測が大きく後退し、利回り資産の投資魅力が高まりました。今週発表された新規失業保険申請
件数などの雇用関係指標が堅調だったことから、景気に対する懸念もさほど高まりませんでした。ただ
し、英国のEU(欧州連合)離脱への警戒感が高まり週後半には上げ幅を縮小しました。
【欧州】
欧州リート市場は下落しました。米国が早期に追加利上げに踏み切るとの見方が後退する一方で、同
国および世界景気の悪化懸念は広がらず、週前半には利回り資産を中心に資金が流入しました。しかし、
世論調査の結果などを受けて英国のEU離脱に対する警戒感が高まり、週後半にかけては下落しました。
【豪州】
豪州リート市場は上昇しました。米国の利上げ観測の後退による、世界的な金利低下が支援材料とな
りました。RBA(豪州準備銀行)は6月7日の金融政策理事会において、政策金利を1.75%で据え置くこ
とを決定しましたが、5月のMIインフレ指数が前月比0.2%低下したこともあり、市場では依然として追
加利下げの可能性が意識されています。
【アジア】
アジアリート市場は上昇しました。前週発表の米雇用統計の結果を受け、早期利上げの可能性が大き
く低下したとみられたことが、利回り資産への資金流入に繋がりました。香港市場では、主力銘柄の好
決算も市場を押し上げました。なお、6月9日の香港市場は休場となっています。
トピックス
■
好調なパフォーマンスが続く豪州リート(豪州)
豪州リートは昨年12月以来、6カ月連続の上昇(現地通貨ベース)が続いています。資源関連投資の減
少を受け内需主導型の経済へと舵を切る中で、政策金利が歴史的な低水準まで引き下げられ、中長期債
利回りも過去にない水準まで低下しました。その結果、当初はファンダメンタルズ(経済の基礎的条
件)は強弱入り混じっていたものの、要求利回りの低下がリート価格を押し上げたと言えます。この半
年の値動きは、金利が引き続き低下していることに加え、ファンダメンタルズ面においても、小売売上
高の回復、オフィス需給の引き締まりなどのプラス材料が多く、リートのインカム成長についても期待
が高まっていることが背景にあると考えています。リート価格の上昇により、配当利回りは低下してい
ますが、これに配当成長を加えた期待リターンの水準は引き続きひと桁後半の魅力的な水準を保ってい
ると言えるでしょう。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ(2016/3/10~2016/6/10)
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
《日本》
(ポイント)
440
日本リート指数
410
380
350
3/10
4/10
5/10
《米国》
(ポイント)
1,250
6/10
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,150
114
1,050
107
950
3/10
4/10
5/10
6/10
100
1,280
3/10
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
米ドル/円
121
4/10
(円)
欧州リート指数
130
1,060
120
950
6/10
(月/日)
ユーロ/円
140
1,170
5/10
110
3/10
4/10
5/10
《英国》
(ポイント)
95
3/10
6/10
(月/日)
(円)
英国リート指数
190
88
175
81
160
74
145
3/10
4/10
5/10
6/10
(月/日)
3/10
4/10
5/10
6/10
(月/日)
英ポンド/円
4/10
5/10
6/10
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
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《豪州》
(ポイント)
700
(円)
豪州リート指数
88
660
83
620
78
580
73
3/10
4/10
5/10
6/10
3/10
(月/日)
《シンガポール》
(ポイント)
520
シンガポールリート指数
(円)
90
480
85
440
80
400
豪ドル/円
4/10
5/10
6/10
(月/日)
シンガポールドル/円
75
3/10
《香港》
(ポイント)
560
4/10
5/10
6/10
3/10
(月/日)
(円)
香港リート指数
15.9
520
15.1
480
14.3
440
4/10
5/10
6/10
(月/日)
香港ドル/円
13.5
3/10
4/10
5/10
6/10
(月/日)
3/10
4/10
5/10
6/10
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
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(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジ
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与えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセッ
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ものではありません。
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