愛知県で初> ビックデータを活用し生活道路対策実施

~「今、あなたに伝えたい・・・名古屋国道」~
平成28年6月15日
<愛知県で初>
ビックデータを活用し生活道路対策実施
~豊田市越戸地区で包括的交通安全対策を行います~
1.概
要
国土交通省名古屋国道事務所と愛知県、豊田市、豊田警察署では、豊田市越戸地区において、包括
的な交通安全対策をETC2.0プローブ情報 ※を使って、愛知県内で初めて実施いたします。
これまで、ETC2.0プローブ情報を活用し車両の走行状況を分析した結果、豊田市越戸地区で
は、幹線道路での渋滞を避ける車両による生活道路への抜け道利用や、高速度での走行など、潜在的
な事故の危険性があることがわかりました。
そのような状況を踏まえ、各道路管理者、交通管理者が連携して交通安全対策を検討し、今年度よ
り対策を実施することとなりましたのでお知らせします。
1)対象場所 : 豊田市越戸地区
(ビッグデータから生活道路に潜在的な事故の危険性のあるエリアを対象)
2)対策内容 : 各道路管理者、交通管理者が連携してエリア全体の交通安全対策を実施
※「ETC2.0プローブ情報」とは、ETC2.0車載器及びETC2.0対応カーナビに記録さ
れた走行位置の履歴(速度・経路)や急な車両の動きの履歴(急ブレーキ・急ハンドル・急な進路
変更)などの情報です。
2.資 料
3.配布先
資料1 ETC2.0 プローブ情報の分析による豊田市越戸地区の課題
資料2 豊田市越戸地区における包括的交通安全対策について
中部地方整備局記者クラブ、豊田市政記者クラブ、豊田市政記者東クラブ
4.問い合わせ先
国土交通省 中部地方整備局 名古屋国道事務所
副所長 石垣 政彦 (いしがき まさひこ)
(電話 052-853-7320 FAX 052-841-2517)
ETC2.0プローブ情報の分析による豊田市越戸地区の課題
渋滞の著しい平戸橋西交差点を避け、生活道路(市道区間)
を抜け道として利用する車両が多数存在
至 飯田市
青木
小学校
抜け道として利用される幅
員の狭い生活道路におい
て、30km/h以上の速度で
通行する車両が多数存在
50km/h
未満
13.7%
資料1
50km/h
以上
4.8%
20km/h
未満
46.8%
40km/h
未満
16.3%
平戸橋西
交差点
3分の1以上が
30km/hを超過
30km/h
未満
18.4%
写真
出典: ETC2.0プローブデータ(H27.3~H27.7)
平戸橋駅
抜け道となっている生活道路の一部が通学路になっており、
児童の通行安全性を阻害している。また、保育園に近接して
おり、安全性の確保が喫緊の課題である。
越戸駅
正規ルート
出典: 走行履歴=ETC2.0プローブデータ(H27.3~H27.9)
至 豊田
市街地
抜け道
短期対策を実施
潜在的な事故危険性があることから、包括的交通安全対策(国・県・市の道路管理者や交通管理者
が連携した地域全体の交通安全対策)に今年度より着手。
緊急的に実施出来ることを検討し、短期対策を6月より実施。
豊田市越戸地区における包括的交通安全対策について
資料2
対策エリア
平戸橋西交差点改良《中長期》
国土交通省
至 飯田市
155
青木
小学校
平戸橋西
交差点
豊田市役所
153
155
対策エリア
国道153号入口対策 《短期》
※道路管理者間で連携し対策を実施
道路事業 《中長期》
国土交通省
愛知県
※6月実施予定
こども園前速度抑制対策 《短期》
豊田市
左折先 通学路につき
通り抜けご遠慮ください
西中山越戸停車場線
平戸橋駅
※12月実施予定
法定外看板による流入抑制
法定外看板
※イメージ
越戸駅
豊田市
※6月実施予定
対策エリア
至 豊田
市街地
抜け道
カラー舗装・イメージハンプ
※イメージ
カラー舗装・イメージハンプによる注意喚起
ハンプ設置(横断歩道)