2016 年 6 月 17 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式..................................................................................... 1 2. 注目テーマ① 1Q 決算を見据えた投資戦略 ................................... 2 3. 注目テーマ② 在宅医療・介護、後発医薬品 ................................... 3 4. 注目テーマ③ 米国先物:投機筋によるポジション動向 ..................... 4 5. ドル円相場 .................................................................................. 5 6. 米国株式..................................................................................... 5 7. 投資部門別売買動向 ................................................................... 6 8. 個人投資家の買付動向 ................................................................ 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) .............................................. 7 10. テクニカル分析 ............................................................................. 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール ................................................... 9 投資情報部 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 20,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:15,000~16,500円> 12 11 19,000 75日移動平均(左軸) 10 18,000 9 8 17,000 16,500円 16,000 7 6 日経平均(左軸) 25日移動平均(左軸) 5 15,000 15,000円 14,000 4 3 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 1/4 2016年 1/25 2/15 3/4 3/25 4/14 5/10 5/30 6/17 0 7/7 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 英国EU残留ならば急反発、離脱となれば15,000円トライか 来週はなんといっても23日の英国のEU離脱を巡る国民投票に市場の注目が集まる。経済合理性や有識者 の良識が作用し、最終的には「残留」が選択されるものと考えるが、直近の世論調査では離脱派の勢いが増 してきており、予断を許さない状況となっている。 もし残留となれば急反発を想定。離脱となれば、リスクオフムードが一層強まり、逃避の円買いが進み、日経 平均は年初来安値である15,000円近辺を一旦トライすることが想定されよう。 マーケットはすでに相当程度「離脱」を織り込んだ水準 一方、再来週以降の相場を展望すると、必ずしも下げ一辺倒になるとも限らない。世論調査では離脱派が やや優勢であることが伝えられ、それを受けてすでに大きくリスク資産が売られており、織り込みは相当程度 進んでいる。 日経平均オプション市場では、コール(買う権利)の建玉が積み上がり始めており、投資家の一部ではビッグ イベント後の株価上昇をヘッジする動きもあるようだ。 目先はリターン・リバーサル戦略が有効か 残留が決定された場合や、離脱でも悪材料出尽くしによる株価の反発局面を想定すると、目先は売られ過 ぎた銘柄が買い戻される習性を利用したリターン・リバーサル戦略が有効になると考える。日本株のバリュエ ーションはアベノミクス相場以降の下限近辺まで低下しており、イベント通過後は積極的に下値を拾いたい。 1 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 1Q決算を見据えた投資戦略 髙山 裕介 足元の日本株は英国のEU離脱懸念や日米金融政策の結果など、主にマクロ要因でリスクオフが強まってい る。一方、企業業績を見ると、今期も前期比4.5%の経常増益を確保できる見通しだ(図表1)。期初会社計画 は2.4%減益見込みであるため、1Q決算で堅調な業績が確認されれば、日本株市場の後押しが期待される。 1Q決算が会社計画対比で高進捗率となる銘柄は決算発表前から徐々に期待が高まっていき、決算発表後も 株価は堅調に推移する傾向が確認できる(図表2)。15年度の1Q高進捗率銘柄は、6月以降年末までに7.1% 上昇と、TOPIX(6.6%下落)を大幅にアウトパフォームした。 図表3に、今期1Q決算で経常利益進捗率が高いと見込まれる銘柄をとりまとめた。1Q高進捗率銘柄は中間 決算での会社計画上方修正期待が高まるため、とりわけ10月頃までは好調な株価推移が期待できよう。 図表1. 16年度企業業績見通し(経常利益ベース) 10% 20 TOPIX相対リターン(%) (前期比) 7.6% 8% 6% 図表2. 1Q高進捗率銘柄の株価推移(TOPIX相対) 5.4% 4.5% 7.3% 15 5.1% 3.3% 4% 2% 10 0.9% 0% 5 -2% -4% -2.4% 0 -2.8% NIKKO250 製造業 会社計画 日興前回予想 6月 非製造業 日興今回予想 注: ユニバースはNIKKO250。前回は2016年3月1日、今回は6月8日発表 出所: 会社資料、QUICKよりSMBC日興証券作成 7月 15年度 -5 8月 14年度 9月 10月 13年度 11月 12月 12年度 11年度 注: 時価総額1,000億円以上のTOPIX採用2・3月決算企業のうち、各 年度ごとに1Qの経常利益進捗率(対会社計画)が直前3期の進捗 率(対通期実績)の平均を10%pt以上上回った銘柄を集計。期間中 の赤字計上および変則決算を除く 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 図表3. 今期会社計画に対し、1Q決算での高進捗が期待される銘柄 コード 銘柄名 株価 時価総額 (円) (億円) 今期経常利益 (百万円) 1Q経常利益 業種名 会社計画 市場予想 今期予想 1Q経常利益進捗率 今期予想 (対計画) 過去3期平均 (対実績) 予想PER (倍) 2379 ディップ サービス業 2,518.0 1,561 8,502 9,399 2,200 25.9% 16.5% 22.4 3865 北越紀州 パルプ・紙 661.0 1,383 14,000 14,500 4,723 33.7% 13.9% 12.7 4186 応化工 化学 2,511.0 1,132 8,300 9,642 3,017 36.3% 26.5% 17.7 4516 日新薬 医薬品 5,470.0 3,843 11,900 12,000 3,150 26.5% 13.2% 43.0 5334 特殊陶 ガラス土石製品 1,727.0 3,861 45,300 58,396 16,237 35.8% 24.9% 9.8 7731 ニコン 精密機器 1,408.0 5,644 49,000 52,229 10,600 21.6% 11.5% 17.0 卸売業 2,836.0 3,906 40,000 46,000 11,100 27.8% 18.9% 11.7 8036 日立ハイテク 9605 東 映 情報・通信業 920.0 1,359 13,000 18,825 5,600 43.1% 32.0% 12.9 9684 スクエニHD 情報・通信業 3,300.0 4,036 27,000 37,661 9,974 36.9% 26.1% 15.9 9766 コナミ HD 情報・通信業 3,930.0 5,640 24,000 35,487 7,970 33.2% 23.0% 23.7 注:TOPIX採用2・3月決算企業のうち、(1)時価総額が1,000億円以上、(2)今期1Qの経常利益進捗率(対期初会社計画)が過去3期の平均を8%pt以 上上回ると見込まれている、との条件を満たす銘柄。期間中の赤字計上および変則決算を除く。経常利益の開示がない銘柄は税引前利益を使 用。予想はQUICKコンセンサス予想。データは6/16時点 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 2 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 在宅医療・介護、後発医薬品 図表1. 医療費及び介護対策費(政府支出ベース) 40 (兆円) 35 30 35.4 5.3 25 医療費 (左軸) 26.6 3 10 2 8.8 介護対策費(左軸) 5.2 0 03 04 05 06 07 08 消費増税は社会保障費の財源確保が目的だっ たが、これが延期されたことにより、社会保障費 は削減を迫られる可能性がある。 中長期的にみても、高齢化を背景に医療・介護 費の大幅な増加が予想される一方、生産年齢人 口の減少によりそれを賄うだけの税収増加は期 待しづらい。 政府は既に、2015年度の介護報酬を9年ぶりに、 16年度の診療報酬(薬価等含む)を8年ぶりに引 き下げるなど、医療・介護費の抑制に動いており、 今後も一段の措置を講じるとみられる。 こうした中、価格の安い後発医薬品や、入院・介 護費の削減が期待できる在宅医療・介護が注目 されている。 厚生労働省は昨年6月に後発医薬品の普及(数 量シェア)目標を従来の「18年3月末に60%」から 「17年6月末に70%以上、18~20年度のなるべく 早い時期に80%以上」に引き上げた(15年9月時 点:56.2%)。 在宅医療・介護についても、診療・介護報酬で の重点評価や訪問診療・介護体制整備への予 算配分などにより、普及を後押しする方針。 厚生労働省によれば、在宅療養を必要とする人 は2012年度の1日当たり17万人から25年度には 同29万人に、同じく在宅介護は12年度の320万 人から25年度には463万人に増加する見通し。 後発医薬品や在宅医療・介護の需要拡大により、 関連銘柄は恩恵を受けよう。 4 15 5 安倍首相は6月1日、消費増税の再延期を表明 した際、「赤字国債を財源に社会保障の充実を 行うような無責任なことはしない」と発言。 6 5 20 (%、対GDP比) 8 7.3 7 医療費の 対GDP比(右軸) 09 10 11 12 1 0 13 (年度) 出所:厚生労働省よりSMBC日興証券作成 図表2. 居宅介護サービス受給者数(1ヵ月平均) 400 (万人) 374.3 300 200 100 123.6 0 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (年度) 出所:厚生労働省よりSMBC日興証券作成 図表3. 在宅医療・介護、後発医薬品の主な関連銘柄 コード 銘柄 略称 6月16日 時価総額 終値(円) (億円) 概要 介護保険適用の在宅介護が主力で、有料 2398 ツクイ 1,597.0 4541 日医工 2,111.0 1,281 開を推進。バイオ医薬の開発も進める。 5,580.0 958 の販売が得意。開業医向けに強い。 7,420.0 2,832 等)治療剤や抗ガン剤等を手掛ける。 4553 4555 6077 7817 7840 東和 薬品 沢井 製薬 N・ フィールド パラ ベッド フラベッド H 579 老人ホーム、サービス付き高齢者住宅も。 後発医薬品大手。米、アジアへの国際展 後発医薬品大手。循環器、呼吸器系用薬 後発医薬品大手。生活習慣病(高血圧症 訪問看護が主力で、売上高の9割以上を 1,746.0 231 稼ぐ。専門の看護士が在宅療養を支援。 4,710.0 医療・介護ベッドで国内シェア約7割。医療 1,454 用、高齢者施設用、在宅介護用が3本柱。 884.0 家具インテリアで有名だが、在宅療養ベッ 397 ド・福祉用具など介護福祉用具が主力。 育児用品の老舗でトップ。2004年に介護 7956 ピジョン 3,325.0 4,045 用品メーカーを買収し、施設向け強化中。 9729 3,030.0 546 部・関西に広がる調剤薬局が第2の柱。 トーカイ 武田 泰典 全国展開の介護用品レンタルが主力。中 出所: QUICK、東洋経済四季報銘柄レポートよりSMBC日興証券作成 3 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ 米国先物:投機筋によるポジション動向 母良田 剛 米商品先物取引委員会(CFTC)が6月10日に発表した建玉明細報告(6月7日集計分)によると、シカゴ・マー カンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で投機筋(非商業部門)による円の対ドルでの持ち高は買い越し 幅が7週ぶりに拡大した(図表1)。6月23日に行われる英国のEU離脱(いわゆるBrexit)の是非を問う国民投 票の世論調査で離脱派が優勢との報道が増えているために、“リスクオフ”モードが高まりつつある。また、6月 3日発表の米雇用統計や今週開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)を受けて、米国利上げ観測が遠の き、ドル売り・円買いの動きが再び顕著になっている。 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で投機筋による原油先物の買い越し幅は3週連続で縮小した (図表2)。ナイジェリアの地政学リスクからWTI原油価格は堅調に推移していたが、一時、50ドル/バレルを超 えたため、目先の達成感から売りが出やすくなっている。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)で投機筋による金先物の買い越し幅は3週ぶりに拡大した(図表3)。買い 越し幅は史上最高水準に近いため、売られやすい状況にあったが、こちらもBrexitが世界経済および金融市 場に混乱をもたらすとの懸念から、リスク回避資産として金の人気が再上昇している。また、著名投資家のジョ ージ・ソロス氏が金に注目しているとのウォールストリート・ジャーナルの報道も、足元では市場の話題となって いる。 Brexitについての足元の世論調査は図表4の通りとなっている。 図表1. 円先物ポジション 図表2. WTI原油先物ポジション (円/ドル) (枚) 90 円ポジション(左軸) 50,000 (枚) (ドル/バレル) 500,000 110 95 終値 100 0 100 400,000 90 105 300,000 買い残高ー売り残高 80 110 ‐50,000 70 買い残高 ― 売り残高 60 200,000 115 120 ‐100,000 50 原油ポジション(左軸) 100,000 40 125 ‐150,000 30 13/12 14/6 14/12 15/6 15/12 13/6 (年/月) 図表3. 金先物ポジション 発表日 6月13日 6月13日 6月13日 6月13日 6月13日 6月12日 6月10日 6月10日 6月9日 6月6日 6月5日 6月5日 6月3日 6月3日 (ドル/TOZ) 1,700 300,000 金ポジション(左軸) 1,600 金価格(右軸) 1,500 200,000 1,400 150,000 1,300 100,000 1,200 50,000 1,100 買い残高ー売り残高 0 1,000 13/6 13/12 14/6 13/12 14/6 14/12 15/6 15/12 (年/月) 図表4. 足元でのBrexit世論調査 (枚) 250,000 20 0 130 13/6 120 14/12 15/6 15/12 (年/月) 調査会社 Comres TNS ICM ICM YouGov ORB YouGov Opinium ORB YouGov ICM ORB YouGov Opinium 残留(%) 46 40 44 45 39 48 42 44 45 43 43 52 41 43 出所: 図表1~3はCFTC(米商品先物取引委員会)、BloombergよりSMBC 出所: Financial Times HPよりSMBC日興証券作成 日興証券作成 4 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 離脱(%) 45 47 49 50 46 49 43 42 55 42 48 40 45 41 未定(%) 9 12 7 6 11 3 15 13 0 11 9 8 11 16 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) <来週の予想レンジ:100.60~107.50円> 122 この1週間は、英国のEU離脱(Brexit)に対 する警戒から15日にかけて106円を挟んで の上値の重い展開。16日には日銀の政策 据 え置 きを 機 に急 落 し、一 時 103.55円 と 2014年8月22日以来の安値をつけた。 23日に予定されるBrexitを問う国民投票を 前にリスク選好色は引き続き強まり難く、ド ルの上値は重い一方、地合いが悪いだけ に悪材料により反応しやすく、ドルの下振 れに注意が必要。 英国民投票は、残留が決まれば安心感か らドルの反発が見込まれる。一方、離脱派 が勝利するようだと先行き不透明感の強ま りで一段のドル安が想定され、その際はチ ャート分析上100.60円が一つの目途。注目 度の高いイベントだけに、世論調査結果や 政府要人の発言には注意を払いたい。 120 118 116 114 112 110 107.50円 108 106 104 ※100.60円は、75.35円(2011/10/31)から 125.86円(2015/6/5)までの上昇幅の50%戻し 102 100.60円 100 1/1 1/19 2016年 2/4 2/22 3/9 3/25 4/12 4/28 5/16 6/1 6/17 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 河田 剛 【S&P500 四半期予想EPS(前年同期比)の推移】 米国株は6月23日の英国のEU離脱に関す る国民投票への懸念などから下落傾向が 続いた。 FOMC(連邦公開市場委員会)では、景気 は概ね拡大方向との認識が示されたが、 金利見通しでは利上げが年内1回とするメ ンバーが前回の1人から6人に増加し、 2017年以降の見通しの中央値も引き下げ られた。このため、6月雇用統計が大きく上 振れしない限り、次回の利上げは9月以降 となる可能性が高まっている。一方、下方 修正が続いていたS&P500の四半期予想 EPS(1株当たり利益)は下げ止まり、改善 の兆しが出てきている。利上げペースがよ り緩やかになることと、業績回復の組み合 わせは株価にポジティブと考えられる。 ただ、目先は英国がEU離脱の方向となっ た場合、短期的に調整する可能性があり、 注意が必要であろう。 (%) 10.0 2016年10‐12月期 5.0 2016年7‐9月期 0.0 ‐5.0 2016年4‐6月期 ‐10.0 2016年1‐3月期 ‐15.0 15/11 15/12 16/1 16/2 16/3 16/4 16/5 16/6 (年/月) 注: 予想はBloomberg集計 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 5 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 石田 卓也 6月第2週の投資部門別売買動向(現物・先物) 海外投資家が▲2,364億円と2週連続の売り越し。現物では押し目買いを入れる一方で、先物売りでヘッジを かけている様子。信託銀行が756億円と4週ぶりの買い越し、事業法人が883億円と自社株買いが継続してい る模様。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 20,000 (円) (億円) 22,000 事業法人(左軸) 21,000 信託銀行(左軸) 15,000 海外投資家(左軸) 日経平均株価(右軸) 10,000 20,000 個人(左軸) 19,000 5,000 18,000 0 17,000 ▲ 5,000 16,000 ▲ 10,000 15,000 14,000 ▲ 15,000 12/12 2015年 1/16 2016年 2/20 3/26 4/30 6/4 (月/日) 注: 売買動向は2015年12月第2週から2016年6月第2週まで、株価は2016年6月16日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 【REITの主な投資部門別売買動向(累計額)の推移】 1,500 (億円) 東証REIT指数(右軸) 1,000 (pt) 2,000 1,900 1,800 1,700 500 1,600 1,500 0 1,400 1,300 金融機関(左軸) 海外投資家(左軸) 投資信託(左軸) ▲ 500 1,200 1,100 ▲ 1,000 14/3 14/6 14/9 14/12 15/3 15/6 注: 売買動向は2014年3月から2016年5月まで、指数は2016年6月3日までのデータ 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 6 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 15/9 15/12 1,000 16/3 (年/月) 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 菊池 祐一 【買付代金上位10銘柄(6/10~6/16、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 6/9終値 (円) 6/16終値 (円) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ 東証 ETF 2,977.0 3,450.0 15.9 1570 日経レバ 東証 ETF 11,190.0 9,560.0 -14.6 4565 そーせい マザーズ 医薬品 20,930.0 15,440.0 -26.2 6176 ブランジスタ マザーズ サービス業 8,400.0 6,140.0 -26.9 東証1部 輸送用機器 5,603.0 5,281.0 -5.7 3,115.0 2,981.0 -4.3 7203 トヨタ 7751 キヤノン 東証1部 電気機器 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行業 526.2 485.7 -7.7 8316 三井住友 東証1部 銀行業 3,319.0 3,074.0 -7.4 8411 みずほ 東証1部 銀行業 165.1 155.6 -5.8 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信業 6,104.0 5,591.0 -8.4 日経平均の変動が激しいことから、ブル型 に加えベア型の日経平均連動ETFも物色 された。 バイオ、ゲーム関連の新興市場銘柄は、 現在も個人投資家の物色意欲旺盛。 トヨタ(7203)、キヤノン(7751)、ソフトバンク G(9984)は、個人投資家の買いが続いて いる。 日銀の金融政策現状維持でマイナス金利 拡大懸念が後退し、三菱UFJ(8306)、三 井住友(8316)、みずほ(8411)が買われた 模様。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(6/10~6/16)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 3658 9790 3524 2695 3391 8771 6800 7874 6645 7816 イーブック 福井コンピ 日東網 くらコーポ ツルハHD Eギャランティ ヨコオ レック オムロン スノーピーク 業種 情報・通信 情報・通信 繊維製品 小売 小売 その他金融 電気機器 化学 電気機器 その他製品 6/9終値 (円) 679.0 1,475.0 132.0 5,400.0 11,740.0 2,706.0 483.0 1,448.0 3,375.0 3,895.0 6/16 終値 値上がり率 (%) (円) 826.0 21.6 1,664.0 12.8 148.0 12.1 6,010.0 11.3 12,460.0 6.1 2,865.0 5.9 509.0 5.4 1,513.0 4.5 3,495.0 3.6 4,010.0 3.0 【値下がり率上位10銘柄(6/10~6/16)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 3657 7608 3672 6236 3681 2372 4346 3724 8518 2183 ポールHD エスケイ オルトプラス NCHD ブイキューブ アイロムG ネクシィーズG ベリサーブ アジア投資 リニカル 業種 情報・通信 卸売 情報・通信 機械 情報・通信 サービス サービス 情報・通信 証券商品先物 サービス 6/9終値 (円) 1,092.0 282.0 460.0 1,136.0 1,329.0 1,313.0 2,778.0 4,190.0 368.0 2,207.0 6/16 終値 値下がり率 (%) (円) 790.0 -27.7 206.0 -27.0 343.0 -25.4 850.0 -25.2 1,005.0 -24.4 1,000.0 -23.8 2,129.0 -23.4 3,230.0 -22.9 290.0 -21.2 1,748.0 -20.8 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 7 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 日経平均は6/10~6/16の間、7.4%下落。 くらコーポ(2695): 好調であった16/10期2Q決算を受け、他証 券会社が目標株価を引き上げ。 ツルハHD(3391): 今期24期連続で過去最高経常益更新の 見通しを示したことを好感。 スノーピーク(7816): 投資運用会社が同社株を大量取得したこ とを受けて思惑買い。 ポールHD(3657): 17/1期1Q営業利益が大幅減益となったこ とを嫌気。 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 10.テクニカル分析 石田 卓也 【日経平均のRSI】 【ドル円相場の下値メド】 日経平均のRSIは“売られ過ぎ”水準の25%に近づ いている。25%前後では反発が期待できる。 (円) 18,000 300 日経平均 (左軸) 日銀の金融政策現状維持を受け、ドル円相場で 円が急伸した。目先は1ドル=103.4円処が下値メ ドとなろう。 (円) 120 275 250 17,000 75日移動平均線 225 115 200 175 16,000 150 110 125 日経平均のRSI(右軸) 15,000 100 (%) 75 25日移動平均線 105 50 103.41円 25 14,000 2/2 2/23 3/14 4/4 4/22 5/18 0 6/7(月/日) 103.41円=101.69円(2005/1/17)から124.14円 (2007/6/22)への上げ幅を125.86円(2015/6/5)から下げ る 100 16/3 16/3 16/4 16/4 16/5 16/6 (年/月) 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(6/16時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 6/16 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 15,434.14 -1167.22 -7.03 16,565.14 移動平均 16,629.53 乖離率 17,617.91 指数 TOPIX 6/16 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,241.56 -89.16 -6.70 -6.82 JPX日経400 11,188.68 -792.92 -6.62 -7.18 東証2部指数 4,126.67 -255.80 -5.84 -12.39 東証マザーズ指数 959.56 -205.99 -17.67 売買高(東証1部、万株、①) 220,924 日経JASDAQ平均 2,407.57 -152.59 -5.96 25日移動平均 191,801 東証REIT指数 1,830.21 -53.91 -2.86 売買代金(東証1部、億円、②) 21,355 東証1部予想配当利回り(%) 25日移動平均 19,659 東証1部予想PER(倍) 売買単価(円、②/①) 966.64 東証1部PBRの1.07倍は4月の安値時と同水準。 2.31 13.86 東証1部PBR(倍) 1.07 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.45 【テクニカル指標】 ストキャスティクスなどの一部のテクニカル指標では、 騰落レシオ(東証1部、25日) “売られ過ぎ”の水準となっており、一旦の反発が期 サイコロジカル(TOPIX) 待されるところ。 ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位:%] 判定 81.14 ― 33.33 ― 8.26 売られ過ぎ 26.07 ― 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 8 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 石田 卓也 来週は、海外では、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の半期議会証言が予定されている。また23 日には英国のEU離脱を巡る国民投票が予定されている。直近の世論調査では、離脱派が残留派を上回る など不透明感が高まっており、投票結果には注目が集まる。26日のスペイン総選挙も懸念要因となり得よう。 【来週の主なスケジュール】 発表日 6月 20日 (月 ) 国・ 地域 日本 ロシア 日本 6月 21日 (火 ) 米国 独 トルコ 日本 6月 22日 (水 ) 6月 23日 (木 ) 米国 タイ 南ア 日本 米国 英国 ユーロ圏 フィリピン 6月 24日 (金 ) 6月 25日 (土 ) 6月 26日 (日 ) 米国 独 ベトナム スペイン 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 - - 3-5月 6月 - - - 4月 5月 - 5月 - 5月 - 6月 6月 - 5月 5月 6月 6月 1-6月 - 全国百貨店売上高(前年比) 全国コンビニエンスストア売上高(前年比) 貿易収支( 季調済) 貿易収支 輸出( 前年比) 輸入( 前年比) 実質小売売上高(前年比) 全国スーパー売上高(前年比) 日銀金融政策決定会合議事要旨(4月27~28日分) イエレンFRB議長による半期議会証言(上院) カーニバル決算 ZEW景気期待指数 政策金利 参院選公示 イエレンFRB議長による半期議会証言(下院) FHFA住宅価格指数(前月比) 中古住宅販売件数( 前月比) 政策金利 消費者物価指数(前年比) 沖縄慰霊の日 新築住宅販売件数( 前月比) 英国のEU離脱の是非を問う国民投票 サービス業PMI(速報) 製造業PMI(速報) 政策金利 耐久財受注( 前月比) 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比) ミシガン大学消費者信頼感指数( 確報、 前回値は速報値) IFO景況指数 実質GDP(前年比、発表日未定、~30日) スペイン再選挙 市場予想 前月・ 前期・ 前年 ▲3.8% - 0.9% - 4,266億 円 - 8,232億 円 - ▲10.1% - ▲23.3% - ▲4.8% ▲4.8% ▲0.7% - - - - - - - - 0.5% 0.9% 1.50% 6.4% - - 0.7% 1.7% 1.50% 6.2% - ▲9.5% - 16.6% - - - 3.00% ▲0.8% 0.1% 94.3 - 53.3 51.5 3.00% 3.4% 0.5% 94.3 107.7 5.5% - - - - - - 6.4 7.50% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年6月16日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 9 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 - 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週は、国内では日銀短観の発表が予定されており、日銀の金融政策を占う上で注目される。 海外では、EU首脳会議やISM製造業景況指数の発表などが注目される。同指数は景気の良し悪しの目安と される50を3ヵ月連続で上回っており、米国の景気の底堅さを確認したい。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・地域 6月 27日 (月 ) ユーロ圏 NZ 米国 6月 28日 (火 ) 英国 ユーロ圏 日本 6月 29日 (水 ) 米国 ユーロ圏 - 6月 30日 (木 ) 日本 米国 ユーロ圏 フィリピン メキシコ 日本 7月 1日 (金 ) 米国 ユーロ圏 英国 中国 7月 2日 (土 ) 7月 3日 (日 ) インドネシア タイ ブラジル 豪州 5月 5月 1-3月期 4月 6月 6月 - 5月 - 5月 5月 5月 5月 6月 - 5月 6月 6月 - - 5月 5月 5月 5月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 - 3-5月 6月 6月 5月 - 6月 6月 6月 6月 6月 5月 - マネーサプライM3(前年比) 貿易収支 実質GDP( 前期比年率、 確報、 前回値は改定値) S&P/ ケース シ ラー住宅価格指数( 前年比) コンファレンスボード消費者信頼感指数 全国住宅価格(前年比、発表日未定、~3日) EU首脳会議( ~ 29日、 ブリ ュ ッ セル) 小売業販売額(前年比) 石田浩二日銀審議委員が任期満了 中古住宅販売成約指数(前月比) 個人所得(前月比) PCEコア ・ デフレータ ( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比) 個人支出(前月比) 経済信頼感指数 20ヵ国・地域(G20)エネルギー担当相会合(北京、~30日) 鉱工業生産指数( 前月比、 速報) シカゴ購買部協会景況指数 消費者物価指数( 速報、 前年比) ドゥテルテ新大統領が就任 政策金利 失業率 有効求人倍率 家計調査-実質消費支出(前年比) 全国消費者物価指数( 生鮮食品除く、 前年比) 都区部消費者物価指数(生鮮食品除く、前年比) 新車販売台数(除く軽自動車、前年比) 日銀短観 大企業製造業業況判断(現状) 日銀短観 大企業製造業業況判断(先行き) 日銀短観 大企業非製造業業況判断(現状) 日銀短観 大企業非製造業業況判断(先行き) 日銀短観 2016年度大企業全産業 設備投資計画( 前年度比) 国税庁が路線価を公表 良品計画 決算 ISM製造業景況指数 自動車販売台数(年換算) 失業率 スロバキアがEU議長国に就任 製造業PMI 非製造業PMI 製造業 PMI 消費者物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比) 鉱工業生産(前月比) 総選挙 市場予想 前月・ 前期・ 前年 4.6% - 2.92億NZドル - 0.8% - 5.43% - 92.6 - 4.7% - - - - - - - ▲0.9% - 1.6% - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 1.0% 104.7 - 5.1% 0.4% - 0.5% 49.3 ▲0.1% - 3.75% 3.2% 1.34倍 ▲0.4% ▲0.3% ▲0.5% 6.6% 6 3 22 17 ▲0.9% - - 51.3 1,737万台 10.2% - 50.1 53.1 50.1 3.33% 0.46% 0.1% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年6月16日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 10 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 - 2016 年 6 月 17 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)
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