青森県業務継続計画 青森県業務継続計画(BCP) 業務継続計画(BCP)の (BCP)の概要 1.業務継続計画 ○業務継続計画 災害時に行政自らも被災し、人、物、情報等利用できる資源に制約がある状況下において、 「非常時優先業務」 (優 先的に実施すべき業務)を特定するとともに、業務の執行体制や対応手順、継続に必要な資源の確保等をあらかじ め定め、地震等による大規模災害発生時にあっても、適切な業務執行を行うことを目的とした計画 ○検討の経緯 ・ 「青森県業務継続計画検討ワーキンググループ」 (庁内各部局主管課等)での検討(昨年10月から4回開催) ・専門事業者の知見の活用 2.非常時優先業務 通常業務 通常業務 優先度の 優先度の高い通常業務 非常時優先業務 + 地域防災計画による 地域防災計画による = 災害応急対策 = + 応急対策業務 ○主な非常時優先業務 業務開始 主な非常時優先業務(応急対策業務等) 目標時間 ・初動体制の確立(災害対策本部、地方支部) 発災後 ・被災状況の把握 3時間まで ・広域応援要請(消防、警察、自衛隊、DMAT) ・被害状況の把握、報告等 12 時間まで ・緊急交通路の確保及び道路啓開作業の開始 ・災害救助法の適用 24 時間まで ・義援物資の受入れ ・国への緊急要望 72 時間まで ・避難生活の向上等に係る被災市町村支援 ・ボランティア活動に係る支援 ・災害廃棄物の処理 1週間まで ・他自治体等との資機材、要員の調整 ・県税の軽減措置 2週間まで ・中小企業の相談 ・教育活動再開に向けた調整 ・被災市町村への財政支援 1ヶ月まで ・応急仮設住宅の建設開始 優先度の 優先度の高い災害復旧対策 地域防災計画による 地域防災計画による 復旧・ 復旧・ 復興業務 発災後の 発災後の 他の新規 発生業務 非常時優先業務のイメージ 3.業務継続に 業務継続に必要な 必要な資源の 資源の確保 (1)人的資源 ・非常時優先業務の着手時期と発災直後の 24 時間体制を考慮した必要職員数を調査した結果 ・県全体でみると、必要職員数は確保可能(全庁的な応援態勢が必要) ○発災からのフェーズ毎の非常時優先業務数、必要人数、参集可能人数(想定地震毎) (単位:件、人) ~3時間 ~12 時間 ~24 時間 911 1,009 1,104 1,288 1,380 1,726 2,100 太平洋側海溝型地震 1,684 2,105 日本海側海溝型地震 3,876 内陸直下型地震 2,006 フェーズ 非常時優先業務数 必要人数 参集可能人 数 ~2週間 ~1ヶ月 1,491 1,545 1,564 2,584 2,574 2,497 2,430 2,526 2,947 3,368 3,579 4,126 3,932 3,988 4,043 4,099 4,127 4,199 2,373 2,741 3,108 3,476 3,659 4,137 1 ~3日 ~7日 ○職員の参集状況 ①太平洋側海溝型地震 ③内陸直下型地震 ②日本海側海溝型地震 東青・中南・西北地域から被害が甚大 下北・上北・三八地域から被害が甚大 比較的被害が小さい地域から被害 な地域に支援を行う。 な地域に支援を行う。 が甚大な地域に支援を行う。 4500人 4500人 4500人 4000人 4000人 4000人 3500人 3500人 3000人 3500人 3000人 2500人 2584人 2500人 2100人 2000人 1500人 3000人 2584人 2584人 2574人 2497人 2430人 2500人 2100人 2000人 1726人 2574人 2497人 2430人 1380人 1500人 1380人 1000人 1000人 1000人 500人 500人 500人 1684人 2105人 2526人 2947人 3368人 3579人 4126人 人 3876人 3932人 3988人 4043人 4099人 4127人 4199人 参集可能人数 必要職員数 1380人 2006人 2373人 2741人 3108人 3476人 3659人 4137人 人 人 ~3時間 ~12時間 ~24時間 ~3日間 ~7日間 ~2週間 ~1ヶ月 2574人 2497人 2430人 1726人 1726人 1500人 2100人 2000人 ~3時間 ~12時間 ~24時間 ~3日間 ~7日間 ~2週間 ~1ヶ月 参集可能人数 必要職員数 ~3時間 ~12時間 ~24時間 ~3日間 ~7日間 ~2週間 ~1ヶ月 参集可能人数 必要職員数 (2)物的資源・情報資源 主な資源の確保状況(現状) 庁舎 主な資源の確保対策 ・本庁舎(北棟・西棟)及び各合同庁舎は耐震性 あり ・本庁舎(北棟)は非常用発電設備あり 電力 ・一部出先機関は耐震性の確保が必要 ・非常用発電設備の定期点検 ・本庁舎以外の非常用発電の整備 通信 ・災害時優先電話(約 120 回線) ・県防災情報ネットワークで情報収集・伝達、通 話が可能 情報 システム ・全庁LAN等の情報システムは、耐震性あり ・非常用発電設備あり ・執務室等での電力及びネットワーク回線の確保等 の使用環境整備 ・PC等を利用しない作業や電力復旧後の円滑な業 務継続のための準備の検討 ・職員用の備蓄が必要 ・職員用の飲料水・食料の備蓄 飲料水・食 料 4.今後の 今後の取組み 取組み PDCAサイクルを通じて本計画を持続的に改善する ための取組み(本計画の内容を全職員に周知・浸透させる、 災害時に実際に行動できるよう対応力の向上を図る等)を 行っていく。 PDCAサイクルのイメージ 2
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