平成28年度 身延中学校生徒会活動について H28.4.4(月) 1.はじめに 生徒会活動とは、活動を通して、望ましい人間形成をし、集団や社会の一員として よりよい学校生活作りに参画し、協力して諸問題を解決しようとする自主的、実践的 な態度を育てることが目標である。その内容として、学習指導要領では、学校生活の 充実と向上を図る活動として、 1. 2. 3. 4. 5. 生徒会の企画や運営 異年齢集団による交流 生徒諸活動についての連絡調整 学校行事への協力 ボランティア活動などの社会参加 この5項目が明記されている。これらを念頭に置いて、新身延中の生徒の実態を把握 し、それぞれの学校の伝統を大切にしていきたい。 今年度は、4つの中学校、7つの小学校で生活していた生徒たちが一度に新身延中に 集結し、新たなスタートを切る。そんなことも踏まえ、以下の三つを柱としたい。 『お互いを知り、認め合える集団作りの推進』 『生徒が主体となり、高い自治力のある集団作りの推進』 『顧問団を中心とする教員集団への活動周知』 身延中の生徒会活動は、今年度1からのスタートとなる。いろんな意味で土台とな る大切な年度と言える。まとまりがあり、自治的な生徒会活動を目指していきたい。 これまで4校それぞれの伝統、文化があり、それぞれの良さがあったはずなので、そ れらをこの新身延中学校に取り入れることのできるよう、それぞれの生徒が自覚と責 任を持って3月までに前中学校で築き上げてきたものを引き継いでもらいたいと考え る。 2.基本方針と、具体的な手だて (1)お互いを知り、認め合える集団作りの推進 ・初 め て 出 会 う 仲 間 と 積 極 的 に コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 取 り 、お 互 い を 知 る こ と の で き るような集団作り ・お互いの性格、人柄を知り、それを認め合えるような集団作り ・基本的な生活習慣を身につけ、お互いに気遣いのできる集団作り 【具体的な手だて】 ・班活動や、グループ活動を取り入れ、仲間のことも意識できるような取り組み を行う。 ・話し合い活動を積極的に取り入れ、班やグループのような小集団の中で自分の 意 見 を 言 う こ と が で き る 、人 の 意 見 を し っ か り と 聞 く こ と が で き る よ う 仕 組 む 。 ・授業や学級活動や朝の会や帰りの会などでの班やグループ、学級の中での話し 合い活動を意図的に仕組んでいく。 ・部活動や行事を通じて、他学年との交流を深められるような取り組みを仕組む ・あいさつ、礼儀、聴く姿勢など基本的な生活習慣がしっかりと身につくような 取り組みを、仕組む。 (2)生徒が主体となり、高い自治力のある集団作りの推進 ・現状を把握し、実態に合わせた生徒会活動ができるようにする。 ・討議の仕方を学び、しっかりとした話し合いができるようにする。 ・行事などを生徒が主体的に行い、それぞれの生徒が達成感を味わえるようにする。 ・自分たちの生活を向上させるために、委員会活動を日常的に取り組む。 【具体的な手だて】 ・生徒総会や代議員会、学年集会、学級会を通して,討議の進め方を学習する。 ・学級役員または学年委員を中心として、取り組みや集会を通して集団を成長さ せていく。 ・各委員会ごと実態を把握し、活動内容を工夫して,生徒自らが意欲的に活動す る委員会活動にする。 ・全校で行う行事、また部活動などにおいても,生徒が主体となって運営、活動 し,実践することを大切にする。 (3)顧問団を中心とする教員集団への活動周知の推進 ・3 学 年 の 生 徒 会 顧 問 教 師 が 中 心 と な り 、 1 , 2 年 の 生 徒 会 顧 問 教 師 と 共 に 企 画 運 営を行う ・生 徒 会 活 動 を 、全 職 員 が 生 徒 会 活 動 を 支 え る と い う 意 識 で 生 徒 会 活 動 へ 協 力 す る 。 【具体的な手だて】 ・生徒会行事については事前にねらいや方向性を顧問団同士で話し合い,確認を した上で職員会議の場で提案する。 ・各種取り組み、代議員会の資料など、あらかじめ職員の机上に置き、職員が内 容を把握した上で代議員会を行う。 ・行事に関わっては顧問団の役割を明確にし,全職員の共通理解のもと動きが取 れる体制をつくる。 ☆各生徒会行事(全校)の目的 ・全 校 生 徒 が 集 ま っ て 討 議 す る 唯 一 の 場 で あ る こ と を 意 識 し 、事 前 の 各 ク ラ 生徒総会 ス の 話 し 合 い を 充 実 さ せ 、議 題 が 自 分 た ち に 直 接 関 わ る も の で あ る こ と を ( 5 月 ・ 12 月 ) 選手激励会 (総体) 学園祭 選手激励会 (新人戦) 意識させる。 ・討議の仕方を学ぶ。 ・発表の仕方を学ぶ。 ・全 校 で 応 援 す る こ と で 、出 場 す る 選 手 が 身 延 中 学 校 代 表 で あ る こ と を 意 識 させ、各競技で全力を尽くそうとする気持ちを高めさせる。 ・最 初 の「 学 園 祭 」で あ る こ と を 意 識 し 、今 年 度 初 め て 出 会 っ た 仲 間 と 共 に 、 絆を深め、いろんな意味で土台となるような学園祭にする。 ・3 年 生 は 生 徒 会 活 動 の 集 大 成 と し て 、全 校 生 徒 を ま と め る 力 を 発 揮 さ せ る 。 ・2 年 生 に と っ て は 、来 年 度 は 自 分 た ち が リ ー ダ ー と し て 活 躍 す る こ と を 見 据えた活動ができるようにさせる。 ・1 年 生 に と っ て は 初 め て の 学 園 祭 で あ る 。そ こ で そ の 様 子 や 方 法 ・活 動 を 理解させ、分担された活動をさせながら様々な集団での力を高めさせる。 ・ 1 ,2 年 生 が 主 体 の 大 会 に 向 け て 、出 場 す る 選 手 が 活 躍 で き る よ う に 、 心 を込めて応援することを通して後輩の健闘を願う。 ・応 援 し て も ら っ た 気 持 ち を 大 切 に 、当 日 の 大 会 で 全 力 を 尽 く す よ う 士 気 を 高める。 ・全 校 で 応 援 す る こ と で 、出 場 す る 選 手 が 身 延 中 学 校 代 表 で あ る こ と を 意 識 させ、各競技で全力を尽くそうとする気持ちを高めさせる。 生徒会役員選挙 ・取り組みを通して、民主的な選挙の仕組みを学ぶ。 (12月) ・選 挙 を 通 し て 真 の リ ー ダ ー 像 を 考 え 、ふ さ わ し い 人 物 を 選 ぶ 力 を 身 に つ け させる。 3 年 生 を 送 る 会 ・新 生 徒 会 本 部 に は 、最 初 の 全 校 を 動 か す 活 動 と な る の で 、リ ー ダ ー と し て (2月) の意識を高めさせると同時に、全校生徒を動かす方法について学ばせる。 ・2年生には最高学年になろうとする心構えとリーダーとしての自覚を養 う。 ・1 年 生 に は 来 年 度 、主 と な っ て 送 る 側 の 立 場 で 活 動 す る こ と を 意 識 し 活 動 さ せ 、取 り 組 み を 通 し て 、お 世 話 に な っ た 上 級 生 に 対 す る 感 謝 の 気 持 ち を 持たせる。 3 委員会活動について (1) ねらい ① 学 校 生 活 を よ り よ く す る た め に 、適 切 な 教 師 の 指 導 の も と 、自 ら 考 え 行 動 で き る 生 徒を育成するために委員会を組織する。 ② 活 動 を 通 し て 、よ り よ い 人 間 関 係( 上 級 生 ・ 下 級 生 ・ 同 学 年 同 士 )を 築 く 中 で 、よ りよい社会性と社会の一員としての自覚を養う。 (2) ねらいを達成するために ① 目的のある日常活動を定着させ、お互いによりよく過ごすことの良さを考えさせ る。 ② 生徒会の基本方針に沿った活動と委員会独自の活動を、適切な教師の指導のもと、 生徒に考えさせ、話し合わせる中で運営していく。 ③ 昨年度同様、状況を見ながらプラスワン活動を取り入れ、自らよりよい生活のた めに、考え、話し合い、行動に移す。 (3) 構成 ① 全校生徒がいずれかの委員会に所属する。 ② 原則として各クラス、各委員会に最低男女1名ずつを参加させる。 (細かい調整については生徒会顧問団が行う。) 4 委員会の内容及び担当教師 <常設委員会> 委 員 会 名 活 動 内 容 (例) 集 会 放 送 始業前・給食・清掃時・下校時の放送 生徒集会の運営 生 活 安 全 生活目標作成と呼びかけ(集会での連絡) 交通安全週間の呼びかけ・立ち番、月ごと(学期ごと)の 広報リサイクル 生徒会行事紹介写真貼り、校内の掲示物の管理・工夫 古紙回収 保 健 健康観察、保健集会、健康増進の推進 生徒によるたより発行 図 書 本の貸し出し・整理推薦図書紹介(全校及び学級) 蔵書点検など、(生徒集会での本の紹介) 園 芸 花壇や花の管理・栽培(花いっぱい運動) 式典にむけてのプランターづくり 整 美 校内の美化活動、清掃用具の管理 大掃除の時のクリーン活動企画、教室内美化活 給 食 給食準備・片づけ指導、残量調査、希望献立調査 牛乳瓶の整理(給食献立の紹介) 福祉ボランティア 合唱委員会 募金活動、古切手・手ぬぐい・書き損じハガキ集めなど アフリカ救援米(学期ごとに古切手ってなどの呼びかけ) 入学式・学園祭・合唱発表会・卒業式等の合唱計画の立案、指導、運営 <特設委員会> 選挙管理委員会 1年生徒会担当 生徒会役員選挙の実施 生徒会誌編集委員会 1年部 5 その他 ① 今 年 度 も さ ま ざ ま な 活 動 を そ れ ぞ れ の 委 員 会 に 振 り 分 け た い 。委 員 会 活 動 が 活 発 に なり,生徒の手による日常的な活動となればと思う。 ② 委員会の活性化のために、月に2回の定例委員会の日(第1,3の金曜日放課後) を 設 け る 。( 出 張 等 で 活 動 で き な い 場 合 は 、委 員 長 と 事 前 に 連 絡 を 取 っ て 担 当 教 師 がいなくてもできる体制を取っておくか、別の日・時間に設定する。) ③ 月 1 回 の 生 徒 集 会 の 実 施 ( 8:20~ オ ー プ ン ス ペ ー ス に て ) ④ 代議員会の実施(必要に応じて) 6 部活動について *部活動の一覧 部 名 野 球 男子バドミントン 女子バドミントン 男子ソフトテニス 女子ソフトテニス 柔 道 女子バレーボール 吹 奏 楽 文 化 7 週番活動について グループによる生徒週番の体制 ① 週番生徒 ・1週間ごと部活動単位で活動 ・やむを得ない事情によっては順序を変えても良い ・男子のみ、女子のみのグループにならないよう、男女混合のグループを作る ・順番は、グループの番号順に進める ②活動時間 ・完全下校時刻15分前に行う。 ( た だ し 部 活 動 が な い 日 は 、帰 り の 会 後 、1 5 分 後 に 下 校 指 導 し 、戸 締 め を す る 。) ・部活動を若干早めに終わり、制服に着替え、帰る支度をして下校時刻15分前に 1階ロビーに集合し、活動を始める。 ・部活動の顧問、部長もしくは副部長に部活を早めに切り上げることを伝える ③担当教師 ・教職員の日直が行う ・週番日誌への記入と報告を受け、翌日の朝礼で必要に応じて連絡する。 ④活動内容 ・戸締まり(生徒用玄関も含む)、トイレ、更衣室への下校呼びかけ ・消灯(冬季は防火点検も) ・帰るように呼びかけ、校舎外に早く出るように促す。 ・校旗の掲揚、後納 8 年間活動予定 月日・曜日 4/ ( ) 5/ ( ) 6/ ( ) 9/ ( ) 10/ ( ) 12/ ( ) 12/ ( ) 2/ ( ) 2/ ( ) 内 容 入学式(生徒会長歓迎の言葉、2・3年生歓迎の合唱) 第1回生徒総会 峡南地区総体激励会 第一回学園祭(名称未定) 峡南地区新人戦激励会 生徒会役員選挙 第2回生徒総会 一日入学 3年生を送る会
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