2016年6月 非血縁者間骨髄/末梢血幹細胞移植・採取

2016年6月
非血縁者間骨髄/末梢血幹細胞移植・採取認定施設
移植認定診療科 連絡責任医師各位
一般社団法人
日本造血細胞移植学会
公益財団法人
日本骨髄バンク
一般社団法人日本造血細胞移植学会による新たな移植認定基準導入に伴う
今後の非血縁者間造血細胞移植施設(診療科)の認定手続きについて
拝啓
時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、先般よりお知らせしている新たな非血縁者間造血細胞移植施設(診療科)認定
基準※1 による認定は、一般社団法人日本造血細胞移植学会(以下、JSHCT)が行い
ます。これを受け、これまで日本骨髄バンク(以下、JMDP)および日本さい帯血
バンクネットワーク(造血幹細胞提供支援機関を含む)で行われていた認定または
登録手続きは廃止されます。
つきましては、手続きの変更に伴うポイントならびに移行期間の注意事項をお知
らせ申し上げますので必ずお目通しくださり、スムーズな認定手続きのご協力をお
願いいたします。
敬具
■手続きの変更に伴うポイント
・これまでの基準で認定あるいは登録された全ての移植施設及び新規の移植施設
に適用。
・現時点で多くの移植施設が満たすことが困難な基準も含まれていることを勘案
し認定医、看護師、HCTC に関する基準は当面除く。
・一定期間(現時点では時期未定)を経て、すべての基準を満たした施設を最終
的に移植施設として認定する。
■移行期間と注意事項(重要)
移行期間:2018 年 3 月末まで
全ての既存の認定診療科は、この間に新基準で認定されている必要があります。
【移植診療科】
1.
JMDP が認定する非血縁者間骨髄/末梢血幹細胞移植診療科は、JSHCT が定めた新た
な移植施設認定基準に基づき、2018 年 3 月末までに認定されている必要があります。
2.
2016 年 12 月末までに JSHCT が定めた新たな移植施設認定基準に基づく認定がなされ
ていない場合は、2017 年度については JMDP(旧基準)による認定更新を行います。
3.
臍帯血移植を希望する医療機関は、JSHCT が定めた新たな移植施設認定基準に基づき、
2018 年 3 月末までに認定されている必要があります。その場合、JMDP の採取施設認
定も条件となるため、採取認定について申請手続きを行なってください。
4.
上記 1.と 3.で移植施設認定に至らなかった場合であって、一定の条件を満たし、かつ
非血縁者間骨髄等採取に貢献していると認められた施設は、「Low volume center」と
しての認定となります。
ただし、非血縁者間造血幹細胞移植を予定する患者毎に JSHCT 移植施設認定委員会へ
理由書(当該施設で施行する理由)の提出が必要です。
【採取施設】
1.
JMDP が新たに定めた採取認定基準※2 については、2016 年 4 月以降の新規申請の施設
が対象となり、現時点で認定されている施設は新基準による認定申請の手続きは必要あ
りません。
2. 2016 年 12 月末までに JSHCT が定めた新たな移植施設認定基準に基づく認定がなされ
ていない場合は、2017 年度については JMDP(旧基準)による認定更新を行います。
※1 移植施設認定基準については、JSHCT のホームページをご参照ください。
http://www.jshct.com/organization/shisetsu_kijun.shtml
※2 採取施設認定基準については、JMDP のホームページをご参照ください。
http://www.jmdp.or.jp/medical/work/criterion.html
以上