こちら - 日本パブリックリレーションズ協会

日本パブリックリレーションズ協会会員誌
2016 年 6 月
NO.275
T
O
P
I
C
S
「退任にあたって」
(公社)日本パブリックリレーションズ協会 前副理事長 渡邉幹夫
MESSAGE P3
「広報PRアカデミー2016
「緊急記者会見トレーニング」を 7 月 7 日に開講」
ATTENTION
P4
「広報PRアカデミー2016
「1 次試験対応講座(夏期)」を 7 月 13 日から開講」
ATTENTION
P5
「第 19 回「PRプランナー資格認定検定試験
7 月 15 日(金)まで 1 次試験受験予約受付中!」
ATTENTION
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
〒106-0032 東京都港区六本木 6 丁目 2 番 31 号
六本木ヒルズノースタワー5F
電話(03)5413-6760 ファックス(03)5413-2147
URL http://www.prsj.or.jp/
関西支部 〒530-0003 大阪市北区堂島 2-1-27 桜橋千代田ビル 3F
電話(06)6344-3002 ファックス(06)6344-3005
発行人:近見 竹彦
P6
6月~7月のスケジュール
1
MESSAGE(メッセージ)
「退任にあたって」
3
ATTENTION((お知らせ)
「広報PRアカデミー2016 「緊急記者会見トレーニング」を7月7日に開講」
4
〃
「広報PRアカデミー2016 「1次試験対応講座(夏期)」を7月13日から開講」
5
〃
「第19回「PRプランナー資格認定検定試験」 7月15日まで1次試験受験予約受付中!」
6
「第5回「通常総会」・「懇親パーティ」開催」
8
〃
「第18回PRプランナー資格認定検定試験 2次試験を5月15日に実施」
10
〃
「「2016PRSJ Yearbook」発刊」
12
〃
「第15回「企業部会フォーラム」を5月23日に開催」
14
〃
「第14回「PRプランナー交流会」を開催」
15
VOICE of PR Planner
「思いは伝わる」
16
PR TREND(PRトレンド(関西)
「関西の風:地域と歩む鉄道文化拠点「京都鉄道博物館」開業」
18
協会掲載記事
「PRSJ in Media 5月」
21
BULLETIN(活動報告)
なでしこカウンシル
日 時 : 6 月 2 日(木) 18:00~
講 師 : プレジデント社「PRESIDENT WOMAN」編集長 今井道子氏
第 5 回通常総会
日 時 : 6 月 3 日(金) 17:00~
会 場 : グランドハイアット東京 2F 「アニス」
懇親パーティ
日 時 : 6 月 3 日(金) 18:30~
会 場 : グランドハイアット東京 2F 「バジル」
広報PRアカデミー2016
3 次試験対応講座
日 時 : 6 月 8 日(水)、15 日(水)、22 日(水)、30 日(木)
7 月 6 日(水)、12 日(火) いずれも 19:00~
会 場 : 泉ガーデンコンファレンスセンター
第 175 回定例研究会
日 時
会 場
講 師
テーマ
広報PRアカデミー2016
広報・PRプラクティカル・トレーニング
日 時 : 7 月 7 日((木) 16:00~21:00
会 場 : 六本木アカデミーヒルズ 49
テーマ : 緊急記者会見トレーニング
広報PRアカデミー2016
1 次試験対応講座
日 時 : 7 月 13 日(水)、20 日(水)、27 日(水)、8 月 3 日(水)
いずれも 19:00~
会 場 : 泉ガーデンコンファレンスセンター
PRプランナー資格認定制度
検定 3 次試験
日 時 : 7 月 23 日(土) 12:00~16:00
会 場 : 富士通ラーニングメディア品川ラーニングセンター(東京)
富士通ラーニングメディア関西ラーニングセンター(大阪)
夏季情報交換会
日 時 : 7月 28 日(木) 18:30~
会 場 : 未定
:
:
:
:
6 月 24 日(金) 12:00~14:00
日本外国特派員協会(FCCJ)
㈱文藝春秋「週刊文春」編集長 新谷 学氏
「スクープ街道を驀進する「週刊文春」の取材と編集
~隠された真実に切り込む週刊誌の調査報道~」
-1-
定例理事会
教育委員会
資格委員会
国際・交流委員会
広報委員会
顕彰委員会
企業部会幹事会
PR業部会幹事会
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
(6月度)
(7月度)
PRプランナー部会 (6月度)
幹事会
(7月度)
日
時
:
会
場
6月 14 日 (火)
12:00~14:00
7月 12 日 (火)
12:00~14:00
: 一般財団法人 産業人材研修センター 霞会館 大会議室
日
時
:
会
場
6月 16 日 (木)
未定
: 協会会議室
日
時
:
会
場
未定
未定
: 協会会議室
日
時
:
12:00~13:30
12:00~13:30
会
場
6月 20 日 (月)
7月 21 日 (木)
: 協会会議室
日
時
:
12:00~14:00
16:00~18:00
会
場
6日 (月)
6月
4日 (月)
7月
: 協会会議室
日
時
:
12:00~14:00
会
場
6月 22 日 (水)
未定
: 協会会議室
日
時
:
17:00~18:00
17:00~18:00
会
場
6月
7日 (火)
7月
5日 (火)
: 協会会議室
日
時
:
16:00~18:00
16:00~18:00
会
場
6月 21 日 (火)
7月 19 日 (火)
: 協会会議室
日
時
:
会
場
6月 13 日 (月)
未定
: ㈱電通テック 会議室
-2-
12:00~13:30
19:00~21:00
退任にあたって
公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会
前副理事長・前広報委員会委員長
渡邉幹夫
当協会の理事には 2010 年に就任し当初の 2 年は出版委員会を担当し、2012 年からは副理事長
として広報委員会を担当いたしました。主業務としてPR手帳と Yearbook の各 6 号発行を通じて、
加えて副理事長の任を通じて当協会の全体像を知ることができました。また広報・PRのスペシ
ャリストである会員、メディアの方々との交流を通じて多くの事を学び、たいへん有意義な経験
を積むことができました。……と、最終年度も残すところ半年余りと思っていたところに突然発
覚した専務理事の報酬受取手続き違反は、たいへんショックでした。
事実関係の調査検証から公表までの一連の業務に関わり、権限が集中し制御がきかなかったこ
と、性善説に立ったボランティアでの組織運営が主原因と判明し、協会を運営する幹部としてふ
かく重く責任を感じました。その後、二度と不祥事を引き起こさないようにガバナンス委員会を
立ち上げ、半年以上をかけて、制度設計と体制整備を行いました。
その中心となるのが「コンプライアンス会議」の設置とコンプライアンス担当理事の専任で、
定款を改訂し新条項を追加しました。初代コンプライアンス担当理事には、この方しかいないと
考え、㈱西武ホールディングスの取締役上席執行役員の西山隆一郎氏に任に就いていただくこと
になりました。西山氏には副理事長・企業部会長も務めていただきますので、会員の皆さまのご
支援をよろしくお願いいたします。
もう一つは当協会の新・倫理綱領で、この 6 月で同じく副理事長を退任の㈱電通パブリックリ
レーションズの菊地彰夫氏が中心となり、私も加わって策定したものです。これにも元官僚、ジ
ャーナリスト出身の大学教授、新聞、オンラインメディア、企業の広報部門長など 10 名を超える
専門家へのヒアリングと策定・推敲に半年をかけました。新・倫理綱領の特徴は、パブリックリ
レーションズを「社会との間で健全な価値観を形成し、継続的に信頼関係を築くための活動」と
して、関係性構築の仕組み作りを含んだ諸活動と定義し、さらに、
「新たな社会的価値創出」を行
うという将来展望を加えたことにあります。新・倫理綱領はホームページにアップされています
ので、ぜひお読みください。
この半年は上記二つの対応で会社の業務以上に忙しいものでしたが、なんとか形あるものにま
とまり肩の荷が下りました。
これまで就いていた副理事長(企業部会選出)の任は前述の西山氏と㈱資生堂 広報部長の上岡
典彦氏に、広報委員長は㈱一粒舎 代表取締役の多羅尾智子氏に、企業部会副部会長は㈱アークコ
ミュニケーションズ 代表取締役の大里真理子氏にというように最適な方々に継いでいただきま
した。
これまでお世話になりました理事長、理事、監事、事務局、委員、幹事、会員の皆さまにお礼
を申し上げるとともに、会員の皆さまには新体制へのご支援をお願いいたします。
-3-
広報PRアカデミー2016
「緊急記者会見トレーニング」を 7 月 7 日に開講
—「緊急記者会見とクライシス・コミュニケーション」—
教 育 委 員 会
来る 7 月 7 日、日本PR協会では「広報・PRプラクティカル・トレーニング 」の第 1 回講座
として、
「緊急記者会見トレーニング~緊急記者会見とクライシス・コミュニケーション」を開講
いたします。
「広報・PRプラクティカル・トレーニング」は、重要度は高いがあまり学ぶ機会の得られな
いスキル、最近注目を集めている広報・PRの技法をテーマとして取り上げ、経験と実績ある講
師の指導を通じてそのポイントの習得をめざす研修講座です。特に今年度は受講料金の改定を行
い、より受講しやすい講座といたしました。
第 1 回講座「緊急記者会見トレーニング~緊急記者会見とクライシス・コミュニケーション」
では、企業等の危機管理対応を多く手がけている現職弁護士を講師としてお招きし、ポイントを
おさえた講義と緊急事態を想定した模擬記者会見トレーニングを通じ、クライシス・コミュニケ
ーションの心構えと基本的対応を学びます。特に広報関係者が留意しておくべき法的観点、刑事
事件における警察や検察の関与をふまえた広報方針の立案や注意等についてご解説いただきます。
受講される皆様には、講義と演習を通じてクライシス発生の実際に即した広報対応の重要ポイン
トについて理解を深めていただくことができます。
企業に対する社会からの監視の目が厳しさを増すなか、望まざるにもかかわらず発生する緊急
事態。万が一の発生時には、事態解決への決意と心構えをもって果敢に対峙し、誠意あるコミュ
ニケーション活動を行うことが広報・PR担当者の責務です。多くの会員の皆様のご参加をお待
ちいたします。
■開催要項
● テーマ:「緊急記者会見トレーニング~緊急記者会見とクライシス・コミュニケーション」
● 会 場:六本木アカデミーヒルズ 49
東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49 階
http://www.academyhills.com/aboutus/map.html
● 講 師:アンダーソン・毛利・友常 法律事務所
甲斐淑浩 弁護士
● 定 員:各 40 名(開講最低人数:20 名)
● 受講料(税込):
・ 日本PR協会会員社員 :17,280 円
・ PRプランナー取得者(准・補含む): 22,680 円
・ 一般 : 25,920 円
※「日本PR協会会員社員」の料金は、法人正会員としてご入会いただいている会社・団体にお勤めの方、もし
くは個人正会員・個人賛助会員・PRプランナー会員としてご入会いただいているご本人様が対象となります。
●申込受付期間:7 月 4 日(月)まで
■講座詳細/お申込み:
日本PR協会 Web サイト 「セミナー/イベント」―「広報PRアカデミー2016」
(以下URL)から 『緊急記者会見トレーニング』のページをご参照の上、お申込
みください。
http://event.prsj.or.jp/pr-academy-2016/practical_1
-4-
●お知らせ
広報PRアカデミー2016
「1 次試験対応講座(夏期)」を 7 月 13 日から開講
教 育 委 員 会
日本パブリックリレーションズ協会では、来る 7 月 13 日から、「PRプランナー資格認定 1 次
試験」受験者を対象とする「PRプランナー1次試験対応講座(2016 年度夏期)」を 4 回にわた
り開講します。
「PRプランナー資格認定1次試験」は、広報・PRに関する基本的な知識を50問の問題で検定す
る試験であり、合格には広報・PRにかかわる広範な知識の習得と各分野の内容に関する系統的
な理解が必要とされます。本講座では、認定試験を熟知したベテラン講師が試験の対象となる各
分野を平易に解説し、基本的な知識の習得と系統的な理解を支援します。また本講座では、自習
教材として各回の講義に対応する模擬試験問題を提供します。
受講者は模擬試験問題への取り組みを通じて講義
内容の理解とともに、1次試験の形式やレベルについ
ても確認できるなど合格への最短経路となる受験準
備が可能です。
なお、本講座では会場へのご参加が難しい皆様を対
象に、パソコンやスマホによる受講を可能としたWeb
受講サービスも提供いたします。遠隔地に居住の方、
業務でご多忙な方もWeb受講により、時と場所を選ば
ずご自身の都合にあわせて講座を聴講し、受験に向け
た準備を進めることができます。Web受講サービスは会場受講の皆様もご利用いただくことができ、
業務の都合等により欠席した講座も自身の都合にあわせて履修することが可能です。
1次試験はPRプランナー資格取得への登竜門。合格をめざす皆様のお申込みをお待ちします。
詳細及び受講のお申込みは、以下のWebサイトをご参照ください。
http://event.prsj.or.jp/prp/1st_2016summer
■PRプランナー1次試験対応講座の概要
日
程
7 月 13 日
(水)
19:00~21:30
講 座 内 容
・パブリックリレーションズの基本
・企業経営と広報・PR活動
・行政、団体等の広報活動
・広報・PRマネジメント
7 月 20 日
(水)
19:00~21:30
・コミュニケーションとPR
・メディアリレーションズ
・マーケティングとPR
7 月 27 日
(水)
19:00~21:30
・インベスターリレーションズ
・エンプロイーリレーションズ
・広報・PRにおけるインターネット
の活用
8月3日
(水)
19:00~21:30
・国際広報
・企業の危機管理
・経営倫理とプロフェッショナリズム
講 師
受講料
田代 順氏田代 順氏
(株式会社スペインクラ
ブ 取締役社長))
会場受講+
Web 受講
一般 31,500 円
学生 18,900 円
PR協会会員
21,000 円
畑山 純氏
(株式会社エイレックス
アカウント マネージャ
ー)
Web 受講のみ
一般 21,000 円
学生 18,900 円
PR協会会員
21,000 円
申込締切
会場受講+
Web 受講
7 月 8 日(金)
まで
Web 受講
講座開始後
でも受付けま
す。
Web講座は、
7 月 29 日
(金)まで受講
できます
※「日本PR協会会員社員」の料金は、法人正会員としてご入会いただいている会社・団体にお勤めの方、もし
くは個人正会員・個人賛助会員・PRプランナー会員としてご入会いただいているご本人様が対象となります。
-5-
●お知らせ
第 19 回「PRプランナー資格認定検定試験」
7 月 15 日(金)まで 1 次試験受験予約受付中!
資 格 委 員 会
第 19 回PRプランナー資格認定検定試験 1 次試験(実施:8 月 21 日(日))は、東京・大阪・
名古屋・札幌の 4 会場で実施します。
日本PR協会が認定する「PRプランナー資格認定制度」は、広報・PRの業務に求められる
専門的な知識やスキル、職能意識等を検定し資格として認定する、公益法人としてわが国唯一の
資格制度です。検定試験は 1 次から 3 次にわたり、さらに書類審査を経て、広報・PRに関する
高い専門能力の保有を認定する「PRプランナー」資格を取得することができます。本制度は 2007
年より発足しすでに 17 回の試験を実施、難関を突破し資格を取得した 2,019 名のPRプランナー
が一般企業やPR関連会社、政府機関や自治体等で活躍しています。
受験予約申込は、7 月 15 日(金)までとなっておりますが、定員に達し次第締め切らせていた
だきますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。
<PRプランナー資格認定制度/検定第 1 次試験 実施概要>
試
験
日 2016 年 8 月 21 日(日)
試験は東京・大阪・札幌・名古屋会場ともに 8 月 21 日(日)午前中に同時
実施・終了する予定です。
募
集
定
員
東京:400 名・大阪会場:80 名・札幌会場:60 名・名古屋会場:60 名
受験応募・申込方法
資格制度Webサイトで受験予約を行った上で申込書を郵送
受 験 予 約 期 間
2016 年 6 月 1 日(水)~7 月 15 日(金)
申込書送付期間
2016 年 6 月 2 日(木)~7 月 22 日(金)<必着>
受
2016 年 8 月 5 日(金)発送
験
票
送
付
合 否 通 知 送 付
<試験時間>
0 9 時 3 0
1 0 時 2 0
1 0 時 2 5
1 0 時 4 0
1 2 時 0 0
分
分
分
分
分
2016 年 9 月 2 日(金)発送
・受験申込書にご記入いただいたご住所に、合否通知を発送いたします。
・合格された方には、2 次試験ならびにPRプランナー補認定申請のご案内
を、メールでも 9 月 5 日(月)にお送りします。
各試験会場に入館できます
指定の教室・座席にご着席ください
注意事項伝達・試験問題配布
試験開始
試験終了
※資格検定試験の詳細は、以下URLの協会PRプランナー資格Webサイトをご覧ください。
http://pr-shikaku.prsj.or.jp/
-6-
●お知らせ
受験会場
第 19 回PRプランナー資格認定検定試験(1 次試験)の験会場は、東京・大阪・札幌・名古屋の下
記会場となります。試験開始時刻の「20 分前」までにお越しになり、指定の座席にご着席くださ
い。
※ 試験開始時刻を過ぎてからの入室は一切できませんので、予めご了承ください。
-7-
第5回「通常総会」
・「懇親パーティ」開催
第 5 回通常総会が、6 月 3 日(金)午後 4 時 30 分から、東京都港区六本木のグランドハイアッ
ト東京 2F「アニス」において開催されました。
平成 27 年度 3 月末の議決権数は法人正会員
245 名、個人正会員A123 名、個人正会員B29
名、計 397 名で、出席者 47 名、議決権行使書
提出者 221 名、合計 268 名。定足数の 199 名
を超え、総会は成立しました。また、4 号議
案の定款一部変更の件も正会員総数の 3 分の
2 の議決(265 名)を得ましたので、成立しま
した。最終的に出席者は 58 名でした。
総会では、次の 5 つの議案の審議と 3 つの
報告が行われ、議案事項は全て承認されまし
た。
【議案審議】
第 1 号議案
第 2 号議案
第 3 号議案
第 4 号議案
第 5 号議案
【報告事項】
第 1 号報告
第 2 号報告
第 3 号報告
-8-
平成 27 年度事業報告承認の件
平成 27 年度収支決算報告
並びに監査報告承認の件
新役員選任承認の件
定款一部変更承認の件
新・倫理綱領(案)採択の件
平成 28 年度事業計画について
平成 28 年度収支予算について
ガバナンス改革の実行について
●活動報告
午後 6 時 30 分から、同階「バジル」におい
て懇親パーティが行われ、こちらも約 140 名
(招待者含む)の参加者を迎え、大変な盛況
でした。
パーティ席上では、新執行部紹介、新任理
事の紹介、退任役員(理事・監事)への記念品
贈呈などのセレモニーが行われ、盛況の内に
閉会しました。
-9-
●活動報告
第 18 回PRプランナー資格認定検定試験
2 次試験を 5 月 15 日に実施
東京・大阪・福岡で、185 名の受験者が挑戦!
資 格 委 員 会
5 月 15 日(日)、第 18 回PRプランナー
資格検定 2 次試験が東京(東京富士大学)、
大阪(毎日インテシオ)、福岡(AQUA博
多)で行われました。今回の 2 次試験では、
東京会場:170 名、大阪会場:25 名、福岡:
10 名の合計 205 名が受験申込をされ、当日
は 185 名(東京会場:150 名、大阪会場:25
名、福岡:10 名)の受験者が受験し、その
うち 171 名(東京会場:139 名、大阪会場:
22 名、福岡:10 名)が合格されました。ま
た、2 次試験の合格率は過去最高の 92.4%と
なりました。
東京会場:東京富士大学
今回も無事終了することができました。ご協力いただきました関係者の皆様には、厚くお礼申
し上げます。
なお、今回の 2 次試験の受験者および合格者・合格率は以下の通りです。
<
第 18 回 科目別 正答率 65%以上 >
科目A:CSR、IR、危機管理等、企業経営とコミュニケーションに関する知識
受験者 185 名、正答率 65%以上 135 名、達成率 73.0%
科目B:マーケティング、ブランドマネジメントに関する知識
受験者 185 名、正答率 65%以上 171 名、達成率 92.4%
科目C:広報・PR実務に関する知識
受験者 185 名、正答率 65%以上 168 名、達成率 90.8%
科目D:時事知識
受験者 185 名、正答率 65%以上 127 名、達成率 68.6%
<
第 18 回 2 次試験合格率>
受験者 185 名、合格者 171 名、合格率 92.4%
※上記「科目別 正答率 65%以上」の人数は、2 次試験合格基準となる「全出題数に対して正
答率 65%以上、かつ各科目の正答率がいずれも 50%以上で合格」を満たした人数となり、達
成率は、全体での割合として記載しております。
- 10 -
●活動報告
■第 18 回2次試験(2016 年 5 月 15 日)
男性
女性
全体
受験者
PR業/
PR関連業
42 名
一般企業
(広報PR関連)
41 名
一般企業
(その他)
10 名
合格者
36 名
39 名
10 名
3名
2名
0名
2名
100 名
0名
3名
1名
0名
2名
92 名
2名
1名
1名
2名
1名
4名
85 名
1名
1名
2名
1名
4名
79 名
受験者
(全体比)
58 名
(31.4%)
100 名
(54.1%)
12 名
(6.5%)
1名
(0.5%)
4名
(2.2%)
4名
(2.0%)
1名
(0.5%)
6名
(3.2%)
185 名
(100.0%)
合格者
(全体比)
51 名
(29.8%)
93 名
(54.4%)
12 名
(7.0%)
1名
(0.6%)
4名
(2.3%)
3名
(2.0%)
1名
(0.6%)
6名
(3.5%)
171 名
(100.0%)
87.6%
93.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
92.4%
30 代
40 代以上
全体
受験者
23 名
44 名
33 名
100 名
合格者
21 名
39 名
32 名
92 名
受験者
27 名
37 名
21 名
85 名
合格者
22 名
36 名
21 名
79 名
合格者
受験者
50 名
81 名
54 名
185 名
(27.0%)
(43.8%)
(29.2%)
(100.0%)
43 名
75 名
53 名
171 名
(25.1%)
(43.9%)
(31.0%)
(100.0%)
86.0%
92.6%
98.1%
92.4%
PR業/
PR関連業
688 名
一般企業
(広報PR関連)
758 名
合格者
合格率
185 名 171 名 92.4%
合格率・受験者プロフィール
一般企業
(その他)
223 名
各種団体
29 名
教育機関
56 名
自治体
58 名
学生
100 名
その他
122 名
全体
2034 名
合格者
538 名
633 名
172 名
23 名
47 名
49 名
56 名
99 名
1617 名
499 名
852 名
171 名
41 名
43 名
36 名
113 名
140 名
1895 名
合格者
350 名
611 名
115 名
26 名
36 名
31 名
53 名
95 名
1317 名
受験者
1187 名
1610 名
394 名
70 名
99 名
94 名
213 名
262 名
3929 名
(30.2%)
(41.0%)
(10.0%)
(1.8%)
(2.5%)
(2.4%)
(5.4%)
(6.7%)
(100.0%)
888 名
1244 名
287 名
49 名
83 名
80 名
109 名
194 名
2934 名
(30.3%)
(42.4%)
(9.8%)
(1.7%)
(2.8%)
(2.7%)
(3.7%)
(6.6%)
(100.0%)
74.8%
77.3%
72.8%
70.0%
83.8%
85.1%
51.2%
74.0%
74.7%
合格者
(全体比)
合格率
20 代
30 代
40 代以上
全体
受験者
537 名
896 名
601 名
2034 名
合格者
382 名
722 名
513 名
1617 名
受験者
722 名
831 名
342 名
1895 名
合格者
460 名
604 名
253 名
1317 名
受験者
1259 名
1727 名
943 名
3929 名
(全体
(32.0%)
(44.0%)
(24.0%)
(100.0%)
比)
全体
受験者
受験者
(全体比)
女性
0名
2名
■ 2次試験累計(第1回~第 18 回)
男性
全 体
59 名
合格率
全体
その他
54 名
(全体比)
女性
学 生
16 名
(全体比)
男性
自治体
15 名
受験者
全体
教育機関
合格者
20 代
女性
各種団体
受験者
合格率
男性
合格率・受験者プロフィール
合格者
842 名
1326 名
766 名
2934 名
(全体
(28.7%)
(45.2%)
(26.1%)
(100.0%)
66.9%
76.8%
81.2%
74.7%
比)
合格率
- 11 -
受験者
合格者
合格率
3929 名
2934 名
74.7%
●活動報告
「2016 PRSJ Yearbook 」発刊
~広報・PR この 1 年~
広
報 委
員 会
当協会では、広報・PRの社会的認
知を高めるとともに、日本における広
報活動の質的向上を図ることを目的に、
これまで 7 号の年鑑を発行してきまし
た。2016 年度版の第 8 号につきまして
は、協会活動をより深く知っていただ
き、協会活動への参加や新規加入を促
進することを主眼に、具体的な活動事
例を紹介しています。
●社会的認知と広報活動の質的向
上のために
①「PRアワードグランプリ」
当協会ではコミュニケーション活動
(広報・PR)の事例を広く募集し、
審査を通して優秀な活動を「PRアワ
ード」として表彰・公開しています。
2015 年度は過去最多の 57 作品の応募
があり、マーケティング・コミュニケ
ーション部門からグランプリが決定し
ました。
その他に、コーポレート・コミュニ
ケーション、マーケティング・コミュ
ニケーション、ソーシャル・コミュニ
ケーション、イノベーション/スキル
の各部門において最優秀賞、優秀賞が選ばれています。これらの作品と審査員の評価を掲載し、
募集要項と審査過程についても紹介していますので、本年度の応募の参考にしてください。
②「日本PR大賞」
広く一般にパブリックリレーションズに関する理解促進を図るために、優れた広報・PR活動
を行った人を表彰しています。
「日本PR大賞 パーソン・オブ・ザ・イヤー」はパブリックイン
タレスト(公益)に貢献した人、それぞれの分野で広報・PRの視点から活躍した人を表彰する
もの。2015 年度は、ラグビー日本代表主将・東芝ラグビー部所属のリーチ・マイケル選手に決定。
「日本PR大賞 シチズン・オブ・ザ・イヤー」は地道で独創的な広報・PR活動を実践し、
広く社会や地域の発展に寄与し、奨励に値する成果を収めた個人またはグループを表彰するもの。
2015 年度は、いすみ鉄道株式会社に決定。
- 12 -
●活動報告
③「PRプランナー資格認定制度」
「PRプランナー資格認定制度」は、広く社会の発展に寄与するPRパーソンとしての知識・
スキル・職能意識を有することを認定する制度として 2007 年にスタート。現在は累計で 2,016 名
が認定資格を取得しています。PRプランナーのプロフィールとともに、PRプランナーの活動
を応援する「PRプランナー交流会」と「PRプランナーフォーラム」についても紹介していま
す。加えて、実施概要や資格更新などの情報も掲載していますので、会員各社のPRプランナー
及び志願者にもお知らせください。
●PR協会の活動(委員会・部会)理解促進のために
①「協会活動カレンダー」
2015 年度の協会活動を一覧できるようにカレンダーにまとめました。2016 年度の活動スケジュ
ールは大きくは変わりませんので、参加のご参考に。
②委員会・部会の活動紹介
委員会委員や部会幹事として活動に参加されている方は当該委員会・部会の活動についてはよ
くご存じですが、他の部会・委員会の活動についてはあまりよくわからず、ましてや一般の会員
の方々にはその活動が知られていないのが現状かと思います。そこで、各々の委員会・部会のミ
ッション、活動内容、実績について具体的に紹介することにしました。いずれも充実した内容と
なっていますので、積極的に参加いただくとともに、企画・運営に携わる委員や幹事としての参
画もご検討ください。
●新たな展開に向けて
情報が実務者にまで届いていないという声も耳にしますので、
「2016 PRSJ Yearbook」を社
内で回覧いただき、実務者にも各種活動に参加いただくよう働きかけをお願いいたします。加え
て、新会員の勧誘にも活用いただきますようお願い申し上げます。
● 名 称 :「2016 PRSJ Yearbook 」
● 発行元 :公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
● 発行部数:1,200 部
● 発行日 :2016 年 5 月 31 日(火)
● 体 裁 :A4 判/48 頁/平綴じ/表紙関係 2 色、本文 2 色
● 頒 価 :1,000 円
● 購入方法:協会事務局で販売
ご購入ご希望の方は、協会事務局(TEL:03-5413-6760)までご連絡ください。
- 13 -
●活動報告
会 員 限 定
第 15 回「企業部会フォーラム」を 5 月 23 日に開催
毎日新聞社編集編成局次長 山本 修司氏による
「社会部記者と社会部報道」
企 業 部 会
企業部会では、会員企業の広報責任者・実務者の方を対象に、お話をお聞きしたいマスコミ関係
者をお招きして講演をお願いする「企業部会フォーラム」を開催しています。
第 15 回目となる「企業部会フォーラム」は、5 月 23 日(月)に東京都千代田区にある野村総合
研究所オフィスに場所にて、毎日新聞社編集編成局次長 山本修司氏をお招きし、「社会部記者
と社会部報道」と題してご講演をいただきました。
- 14 -
●活動報告
第 14 回「PRプランナー交流会」を開催
2016 年 5 月 20 日(金) JALのPR施設見学と
広報活動紹介トークセッションも同時に実施
PRプランナー部会
PRプランナー部会では、2016 年 5 月 20 日(金)に、JALメインテナンスセンター1およ
び、竹芝のベイサイドカフェ KEYWEST にて、「第 14 回PRプランナー交流会」を実施しました。
今回の交流会では日本航空株式会社様のご協力をいただき、工場見学やJALの広報戦略につ
いてお話を伺う第一部と、PRプランナー同士の懇親を深めていただく第二部の、二部構成とし
ました。
PRプランナーの関心は非常に高く、申し込みも早々に定員に達し、当日は 59 名のPRプラン
ナーにご参加いただきました。
第一部では、羽田空港近くの一般に公開し
ている展示エリアと格納庫を、広報部のご案
内のもと見学させていただき、さらに、危機
管理を中心としたJALの広報対応や戦略
について、前広報部長で現九州・山口地区支
配人であられる溝之上正充氏に、トークセッ
ションにてご紹介いただきました。
大手企業の危機管理対応について実例を
もとに学べるという、広報担当者にとって非
常に興味深いテーマだったため、真剣なまな
ざしでメモをとる参加者も多く見られまし
た。
第二部ではカジュアルな雰囲気のレストランに
会場を移し、飲食を楽しみながら、PRプランナー
の輪を広げていただきました。
第一部でご講演いただいた日本航空株式会社様
の広報メンバーをはじめ、事業会社や代理業、各種
団体など多種多様なPRに携わる方々にご参加い
ただき、「意見交換ができる非常に貴重な機会にな
った」「広報担当者同士の人脈を広げることができ
た」など、満足度の高い交流会だったとのお声を多
数いただきました。
PRプランナー部会では今後も、PRプランナーの知識を深め、相互交流が図れる場を創出し
ていきたいと考えており、 2016 年 6 月 21 日(火)には、有楽町のドコモラウンジにて“朝活”
と“交流会”を組み合わせた新しい試みである「第 1 回PRプランナー朝活セミナー&交流会」
も予定しています。
- 15 -
思いは伝わる
春日部市
重枝紗智子
はじめまして。春日部市の重枝 紗智子(しげえだ さとこ)と申します。今回はこのような貴
重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。
私は市役所でまちのPRに係る仕事をしております。
所属する課の名前はシティセールス広報課。平成25年度の機構改革(組織の見直しのような
ものです)で新しくできた課です。この課の、6名が所属する「春日部ブランド担当」の1人と
して、春日部の魅力をたくさんの市民の皆さん、市外にお住まいの皆さんに知っていただき、
「ま
ちへの愛着醸成」
「認知度向上」のため、新事業の企画やイベントの運営等、さまざまな取組みを
通じてシティセールスを推進しています。
そもそも、私がPRの世界の扉を叩くこととなったきっかけは、印刷資材を取り扱う貿易商社
に勤めていた頃、社内でPRの新設部門ができ、そこに異動になったことでした。2 人体制の部
署で、ただただ、毎日の業務を必死にこなしていたように思います。PR、販促、DTPなど、
いろいろな知識とスキルを惜しまず辛抱強く叩き込んでくださった当時の上司のおかげもあり、
少しずつPRという仕事に馴染んでいきました。
私が初めて「PRプランナー」という資格を知ったのは、PRに携わるようになって 3 年目く
らいのことです。
「きちんと勉強したことのない『パブリック・リレーションズ』の世界。知って
いることも増えてはきているだろうけど、一から整理してちゃんと理解したい」と思ったのが、
資格取得を目指した一番の動機です。
そして、
「PRを通じて行政のイメージやまちの雰囲気をもっと良くしたい!」と市職員を目指
し入庁した後、「PRプランナー」を取得しましたが、そのメリットはたくさんあります。
まず 1 つ目は、この資格を通じてさまざまな業種のPRのスペシャリストの皆さんとお知り合
いになれたことです。同じ目的を持って前に進んでいる人たちがこんなにいる!と勇気をいただ
いているとともに、なかなかアイデアが出ずに悶々としている時は特に、経験豊富な皆さんとの
気軽な会話を通じて勉強させていただいています。
そして 2 つ目は、自分の業務に自信が持てるようになったことです。名刺に載せている「PR
プランナー」の文字を見るたびに身が引き締まるとともに、試験勉強でPRの基礎を学んだこと
を思い出します。学んで得た知識が、新たな企画に取り組む際の大きな土台になっています。
最後に 3 つ目のメリットは、この資格のおかげで「シティセールスの専任職員」として任用を
受けたことです。本市の「専任職員」とは、10 年間を目安に同一業務あるいは関連する部署に配
置される職員で、私の場合は「PRプランナー」の資格があったことから任用につながっていま
す。
シティセールスは市単独ではなく、まち全体で一丸となって取り組んで初めて成功します。市
民 1 人ひとりに春日部を「わたしたちのまち」と改めて認識してもらい、市民の愛着や誇りを育
み、そして地域のつながりを紡ぐために、1 つ 1 つの取り組みを大切に、継続していきたいと考
えています。
- 16 -
●Voice of PR Planner
「思いは伝わる、熱は広がる」。
この言葉は、私が憧れるアタッシェ・ドゥ・プレス、伊藤美恵さんのお言葉です。目の前にい
るひとりの人に熱く思いを伝えることからすべてが始まり、最終的にその「思い」が通じ、
「熱」
として広がっていくということを意味したものです。
この「思いは伝わる」という言葉は、「まちを売り込む」という大きな業務に立ち向かう際の、
私の心持の礎になっています。今後も、
「PRプランナー」という資格を通じて憧れの人に少しず
つでも近づけるよう、毎日を丁寧に過ごしていきたいと思います。
- 17 -
<コラム関西の風>
地域と歩む鉄道文化拠点「京都鉄道博物館」開業
西日本旅客鉄道株式会社
広報部 企画課長
奥山喜文
はじめに
2016(平成 28)年 4 月 28 日、国際観光都市・
京都に「京都鉄道博物館」=写真=が開業しまし
た。当館は鉄道の歴史や安全、技術を学べる「地
域と歩む鉄道文化拠点」をコンセプトに、
「見る、
さわる、体験する」を重視した展示構成としてい
ます。日本の近代化を牽引してきた貴重な文化遺
産である蒸気機関車(SL)から新幹線まで、53
両の収蔵車両や数多くの展示を施しています。
ロゴマーク(図)にも、地域
に根ざし、地域と共生するとの
思いから、博物館を上空から見
て、旧梅小路蒸気機関車館と新
たに建設する建物を図案化しました。加えて、人びとが集う暖かな場所であり
たいとの思いから「子どもを抱えあげる親子の姿」、鉄道の歴史を未来へ継承す
るという思いから、鉄道を象徴する「レールと車輪」を図案化したデザインと
しています。
開業までの経緯
京都鉄道博物館は、京都駅西部の梅小路公園内で人気を博し
てきた「梅小路蒸気機関車館」と一体となる格好で、3階建て
の本館などを新たに建設し開業しました。梅小路蒸気機関車館
は 1914(大正 3)年に建設され、2004(平成 16)年、国の重要
文化財にも指定された「扇形車庫」=写真=は 1904(明治 37)
年に建設された日本最古の木造駅舎として、京都市指定有形文
化財にも指定されている「旧二条駅舎」を主要施設とするわが
国唯一の蒸気機関車専門の博物館です。1972(昭和 47)年に開
業し、2015(平成 27)年 8 月 30 日に閉館するまで、約 849 万人
ものお客様にお越しいただきました。
京都鉄道博物館には、この梅小路蒸気機関車館=写真=の主
要施設をほぼそのまま保存・活用しつつ、2014(平成 26)年 4
月に閉館した「交通科学博物館」
(大阪市港区)の展示車両や収
蔵物を移設・展示しています。面積は約 3 万㎡(転車台、展示
運転線を含む)で国内最大級の鉄道系博物館です。
- 18 -
●PRトレンド(関西)
53 両の日本の近代化を牽引した貴重な車両を収蔵
京都鉄道博物館には、53 両の車両を収蔵・展示しています。初代新幹線「0系新幹線電車」の
第1号車=写真左=や、戦後の特急列車を牽引した国内最大の蒸気機関車「C62 形蒸気機関車」
=同右=など、歴史的な価値を持つ車両を収蔵しています。中でも蒸気機関車は展示車両の半数
近くの 23 両を占め、うち 8 両は動態保存(自走可能な車両)であることが、大きな特色と言えるで
しょう。
蒸気機関車が牽引する「SLスチーム号」体験乗車の実施
旧梅小路蒸気機関車館では、本物の蒸気機関車
が牽引する客車に乗車できる「SLスチーム号」
=写真=を平成 6 年から運行し、延べ約 274 万人
ものお客様にご乗車いただきました。この取り組
みを京都鉄道博物館においても引き続き実施しま
す。客車を新造し着席定員を以前より増やしまし
た。往復約1km、約 10 分間の体験乗車では、新
幹線から東海道線、山陰線など実際の列車の走行
風景や、自然豊かな梅小路公園の情景も楽しむこ
とができます。多くのお客様に間近で蒸気機関車
の熱気を体感していただきたいと考えています。
展示車両を入れ換えることができる引込線を館内に設置
京都鉄道博物館では、営業線につながった線路を引き
込み、館内の 2 線で実物車両を定期的に変更して展示で
きる構造=写真=としました。今後、営業用車両だけな
く保守用車両など、普段は目にすることのない様々な車
両も展示してまいります。
- 19 -
●PRトレンド(関西)
体験展示を重視した展示構成
実際に線路点検に用いる「軌道自転車」で走行できるコーナー=写真左=や、運転士が訓練で
使用する「運転シミュレータ」=同右=を複数台設置し、運転士の仕事を体験していただけます。
自分の手でさわって、動かして体感することで、自ら発見する楽しさや驚きを提供し、博物館の
中でしか得ることのできない経験を提供することで、学ぶことの大切さもお伝えすることができ
ればと考えています。
鉄道の仕組みを通じた安全の取り組みを紹介
安全に列車を運行するために、ヒューマンエラー(人
間が起すミス)に対するバックアップ機能として、「A
TS」や「ATC」という装置があります。当館では、
模型の運転を通して「列車を安全に走らせる」システム
の仕組み=写真=を紹介しています。また「SOSボタ
ン」や「転落検知マット」など、プラットホームに設置
されている各種の安全対策について知っていただける
体験型の展示、踏切を構成する各装置類の役割、踏切の
正しい利用方法までを解説し、実際に体験しながら理解
を深めていただけるコーナーなどを設置しました。
お客様と鉄道で働く社員とのふれあいによる鉄道の仕事紹介
当館では、鉄道に携わる現場社員から直接鉄道の仕事、仕組みを伝える活動を展開します。駅、
乗務員、車両、施設、電気、指令など、鉄道の運行には、多くの職種の社員が関わっており、職
種ごとに鉄道を安全に運行するための工夫や努力がありますが、現場社員が直接お客様に「おし
ごと」の内容をご説明することで、お客様に新たな発見や驚きを提供していきたいと考えていま
す。
最後に
以上、新鉄道博物館の特色や取り組みについてご紹介してまいりました。
当館は「地域に愛され、信頼され、ともに成長、発展する」施設となることを志向し、来館者
に感動や発見する機会を提供し、未来に向けた新しい萌芽を助けることのできる展示を目指して
まいります。併せて博物館の本質でもある資料の収集・保存や調査・研究にも全力で取り組み、
鉄道という文化を後世にしっかりと伝えてまいりたいと考えています。
- 20 -
●協会掲載記事
PRSJ in Media
● 5 月 1 日(日)
『月刊広報会議』 6 月号
『月刊広報会議』6 月号における当協会の連載コラムに、企業部会が主催した第 22 回「広報ゼ
ミ」でBtoB広報をテーマとした勉強会に関する内容が掲載されました。
今回の「広報ゼミ」では、
「事業内容・企業の実際の姿の認知向上」
「社名認知度の向上」
「自社
の製品・サービスの認知向上」のBtoB広報の 3 大ニーズについて確認することから始まり、共
通の課題の解決の手がかりとなるサイボウズ社の事例について、同社よりの講演が行われました。
講演では、企業の「信頼感」の醸成を目的に社会的課題に取り組む企業であることをストーリ
ーで伝えた事例が紹介され、同社の取組みが社会とのつながりを作り信頼の獲得に大きく役立っ
たことが、本研究会において確認できた成果として示されています。
編集担当より
会員のみなさんの情報をお寄せください!!
本誌では会員の動向・消息や、会員から会員へのお知らせなどを積極的に掲載いたします。
ビジネスに直結する情報に限らず、会員交流に関するものでも結構ですので是非ご一報くだ
さい。
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編集担当より
本誌の内容に関するご意見・ご希望をお寄せください。
中身の濃い会員誌に育てていきたいと思いますので、
よろしくお願い致します。
広報委員会
Eメール
FAX
[email protected]
03-5413-2147
※
禁転載