NISA NEWS Vol.89[P06-07]

NISA news
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2 人材開発委員会
① 小林壮太郎【北】
② 小山 明彦【北】
田中 友人【北】
渡辺 正志【東】
山口 恵一【東】
春日 実【中】
小出 敏【中】
3 経営委員会
① 小笠原俊彦【東】
② 青柳 和男【北】
北村 俊之【中】
清水 誠一【中】
④【北】㈱ケイケンシステム
㈱電算
㈱TOSYS
カシヨ㈱
八十二システム開発㈱
【東】エプソンアヴァシス㈱
4 地域情報化委員会
① 原田 英寿【南】
② 西尾 一彦【北】
戸谷 典孝【中】
愛甲 宏明【北】
篠原 一弘【南】
母袋 卓郎【東】
④【北】NECソリューションイノベータ㈱
長野支社
コムシス情報システム㈱
長野支店
石田通信機㈱
炭平コンピューターシステム㈱
リコージャパン㈱長野支社
東日本電信電話㈱長野支店
【東】㈱上田ケーブルビジョン
㈱テクニカルイン長野
㈱ガリレオ
上田エレクトロニクス㈱
【中】㈱アドヴァンスト・
インフォメーション・デザイン
アルゴジャパン㈱
㈱ポータルバインド
㈱マイネットシステム
【南】アルティメイトプロジェクト㈱
エルシーブイ㈱
5 総務委員会
① 渡辺 周二【北】
② 水野 泰雄【東】
③ 水野 泰雄【東】
④【北】㈱テクネット
日本ブリッジ㈱
【東】㈲デザインルームエム
6 支部長会
① 細田 隼平【南】
② 赤沼 正信【北】
宮下 千里【中】
原 勝敏【東】
④【北】オリオンシステム㈱
【東】㈱システムプラン
【中】マイクロテック
【南】長野システム開発㈱
◆ソフトウエア開発と短歌
情と理とのせめぎ合い
コンピュータのソフトウエア開発という過酷なビジネス戦線に身を置く
日々…、その中で、短歌のもつ雅なイメージとは対極をなす戦線で短歌を
紡ぎだす…その営みは、情と理とのせめぎ合いもあり、当初から矛盾をは
らんでいました。そんな中で、五十代の初め、構成メンバーが120名を越
える、携帯電話・i-モード
(世界初の携帯電話IP接続サービス:どこからでも
コンピュータに繋がる夢のツール) 関連のビックプロジェクトの統括マネー
ジャーを拝命(1998年)しました。受注総額50億円余のプロジェクトで、
ミレニアムを挟む3年余にわたる業務はビジネスマンとしての在り方、生き
方が問われ試されました。プロジェクトマネージャーとして開発の第一線に
立ち、
客先や開発会社とは技術的な内容、納期、
予算面等々からバトルにも
似た激しい折衝を重ねて参りました。その流れで納期死守の観点からメン
バーには月200時間余の残業を強い、自らもその渦中に身を置きながら
業務を遂行して参りました。システム開発の最盛期はウイークデーの大半
をオフィスに籠城し
「不夜城の城主」
との揶揄され、業務の過酷さ、客先か
らの無理難題等もあり、心許せる課長職のチームリーダーや、
ホープの若
手技術者の退職、キャリア女性のリタイヤ等が重なる辛く厳しい経験をし
ました。統括マネージャーとして自らの力量の無さを反省する日々が続き、
感性の枯渇、
自ら吐く言葉に刺々しさが増し、時として愕然とする思いを抱
きました。
そんな中で、たまに帰れる終電車に飛び乗り、通り過ぎた駅の灯かりが
一つ一つ消えていく時、下手な短歌がこぼれる様に生まれる場面がありま
した。また、
コーヒーブレークに、
メモを片手に短歌の31音律に思いの一
端を吐き出す…。それは、
ささやかな癒しであり、魂の救われる思いを味わ
うことができました。さらに、細君の献身的なサポートも痛む心を支え続け
てくれました。
そんな中で生まれた短歌、
十首を自選し
(開発に関連した)
ご紹介します。
●もの創る誇りに遠き開発の 現場に一人 修羅として立つ
●月200越える残業強いる我れ 条理呑み込み修羅も宿すや
「つぶやき」の集積をカタチへ
個人的なホームページに載せた短歌とエッセーは、そのような状況下で
紡ぎだされた「つぶやき」や「うめき」の集積でした。それは、一人のコン
ピューター技術者のささやかな足跡であり、共に闘ったメンバーたちの苦
闘の歴史でもあります。
ホームページ上では少なからぬ共感と、反応、出版要請もありました。自
作短歌をまとめ歌集として出版することは、私の短歌が出版の水準を満た
していないこともあり、当初は考えていませんでした。
しかし、歌友と細君、
さらにネットの仲間たちからの再三にわたる強い奨めと、次の思いから、
ま
とめようとの決意に至りました。
それは汎用コンピュータの黎明期から過酷な開発現場の状況に耐え、先
端技術の創造に果敢に挑戦し、今日のIT産業隆盛の礎を作った「地上の
星」
と言える技術者達。その時代からソフトウエア開発に関わってきた一人
の技術者として、彼らの歩みの一端でも、
この著書をとおして記すことがで
きればとの思いもありました。
歌集の名称は、私の作詞した「旅の途上(なか)」より採りましたが、それは
過酷な業務の中で傷ついた心を抱える同僚たちへのエールとして紡いだ
ものでした。この歌詞は第39回日本有線大賞新人賞に輝いた優れたポップ
ス歌手、工藤慎太郎さんのアルバム「ふたつでひとつ」でCD化されました。
多くの過酷な開発プロジェクトで、そのリーダーとして、共に戦うSE達の
誇りと、あり方を知り、
自らの力量の限界も知る中でリーダーとしてのあり
方を改めて学ぶことが出来ました。それはメンバーの成長や進化も、
プロ
ジェクトの目標の一つと位置付け、彼らを決して消耗品としないリーダーと
しての覚悟と志が問われる事でもありました。その厳しさ、辛さ、
さらに誇
らしさを含めて丸ごと受け入れ、短歌に表現し吐き出すことによりカタルシ
スと共に、癒しも味わい、それが新たな活力の源になりました。それを踏ま
え短歌は厳しい状況に立ち向かう、一つの糧であり武器になることを実感
しました。そして、短歌の世界に触れ詠むなかで、大江健三郎氏の唱える
「文学の持つ魂の治癒力」の一翼を、短歌も担い得ことを実感することが
出来ました。
今後は、短歌や作詞を「友」として、後輩たちへのエールを含めて「今日
を生きる」ことの素晴しさを表現して行きたいと思います。
情報サービス産業は全ての産業のリーダーとしての使命と役割を負っ
ていると考えます。今日お集りの皆様が、長野県の、
さらには日本の産業の
フロントランナーとして力強く疾走していただくことを期待し、祈念したい
と思います。
コンピュー タ、ネット ワー クお よ び 、技 術 者 と 短 歌
① 神澤 鋭二【中】
② 吉迫 文崇【北】
丸茂 覚【中】
土屋 博之【東】
鳥山 昇【南】
③ 土屋 博之【東】
丸茂 覚【中】
④【北】㈱インテージテクノスフィア
長野事業所
㈱いとう
㈱シー・エス・イー長野支社
トッパン・フォームズ㈱長野支店
㈱長野県協同電算
㈱ビー・クス
【東】マリモ電子工業㈱
㈲イージーコンプ
長野大学 企業情報学部
㈱三越総研
【中】キッセイコムテック㈱
カタバミ・マネジメント・サービス㈱
㈱アクティス
キャッスルコンピューター㈱
㈱ユリーカ
【南】キャリアバンク㈱
丸登電業㈱
長野日本ソフトウェア㈱
㈱ズー
㈱みすず綜合コンサルタント
【中】㈱Minoriソリューションズ
富士コムテック㈱
㈲エス・アイ・システム
ネクストリンクス㈱
【南】イー・ジーシステム㈱
㈲システム シーエー
汎用コンピュータの黎明期から40年余にわたって、
コンピュータのソフ
トウエア開発に関わり、
デジタルの世界に身を置きながら、
アナログの象徴
でもある「短歌」に取り組み「理」が支配する世界での息苦しさを、
「情」で
癒された体験をお話します。そして、私の関わったコンピュータについて、
その働き、歴史、昨今のウエブ、ネットワークの進化と発展に触れ、その進
化に関わった日本の技術の先見性と優れた点、
さらに、WEBのもつ「光と
影」について私見を交えてお話致します。
過酷とも言える開発プロジェクトのマネージャーとして経験した厳しさ、
誇らしさ…それらを含めて悲喜こもごもを短歌に表現し、その中で自己を
客観視する事で、一種のカタルシスと共に癒しを感じ、新たな挑戦への活
力を得た体験をお話し致します。
●もの創る誇りも業
(ごう)
も呑み込みて今は阿修羅に成るほかはなし
●100名を越えるメンバーそれぞれの負いたる人生我も負うべし
●家庭をも人生さえも賭けてなお悔い無き仕事と つぶやきてみる
※石川啄木「一握の砂」の以下の短歌への返歌
「こころよく我にはたらく仕事あれそれを仕遂げて死なむと思ふ」
●人のもつ業も織り込み創らるる コンピュータソフトで明日は拓くや
●くちなしの匂い仄かに漂えり 眠り忘れし石の街にも
●25時 眠り拒みしお台場よ そに挑むがに われらが不夜城
●木枯らしの枯らす一樹も無き街に 夢の一つも温め行かん
●温めし消し去り難き夢ひとつ お台場つつむ残照に顕つ
三年余にわたる苦闘の末、所定の納期と品質でプロジェクトを完成し、納
品することが出来ました。その達成感と充実感に満ちた至福のひと時を、
苦労を共にしたメンバーとともに味わい、分かち合うことができました。こ
れは、私のビジネスマン人生の中でも貴重な体験(戦友であり、生涯の友
を得る)でした。
当時のコンピュータ業界、
特に携帯電話関連(NTT DoCoMo i-モード
対応)のシステム開発に関わる業界は、生き残りをかけたし烈な競争下に
ありました。二年前の技術は陳腐化し、
日々の進化が求められる状況。その
中で進化し自己変革ができない企業と技術者は、間違いなく淘汰されてい
きました。消耗戦といえる過酷な状況は、形態は変わっても未だ続いてい
ると言わざるをえません。まさにブラックと言える状況ですが、
ブラック企
業か、
否かを分けるキーワードは「使命感を支える矜持をメンバーが持ちう
るか否か、その成長と進化を促すリーダーの指導と心配りが、そこに存在
するか否か」だと考えます。
コンピューターソフトウエア開 発と短 歌
① 総務分科会
●支部会
時期:6月、
12月、
2月 場所:諏訪市
② 会員交流事業
会員間の人材交流と活性化の為、大勢の会員が参加できる事業を開催
する 時期:8月 場所:諏訪市
③ 研修会の開催
支部会にて検討しNISAの意向、会員企業のニーズに即した研修会を開
催する 時期:1月
①委員長 ②担当理事 ③副委員長 ④所属会員 の順 【北】
=北信 【東】
=東信 【中】
=中信 【南】
=南信
③ 小山 明彦【北】
渡辺 正志【東】
④【北】㈱NTTデータ信越
㈱富士通システムズ・イースト
長野支社
㈱システックス
エボルテック㈱
富士通エフ・アイ・ピー㈱
長野支社
富士ゼロックス長野㈱
㈱JBN
㈱ライフシード
㈱日本オープンシステムズ
【東】㈲ハルタ
㈱パスカル
ダイイチ㈱
【中】鍋林㈱
TIS長野㈱
信越ソフトウェア
エンジニアリング㈱
ヒューマンエンジニアリング㈱
茂木 正二郎氏
南信支部会事業
平成 28年度 一般社団法人長野県情報サービス振興協会 委員会所属名簿
1 市場開発委員会
元 ㈱日立製作所コンピュータ事業部、
元 アイエックスナレッジ㈱ 統括部長
記 念
講演会
① 総務分科会
●総会
時期:6月 場所:松本市内
●支部理事役員会・支部会
時期:8月、
1月開催予定 場所:松本市内
② 人材開発分科会
●財団法人松本ソフト開発センターとの共催事業
一般財団法人松本ソフト開発センターと共催で情報産業人材育成お
よびネットワークなどの技術育成のためのセミナー、講習会を開く
1 一般向け講習会
各種アプリケーション活用講座、
インターネット・メール関連講習
など
2 専門者向け講習会
開発言語講習、
ネットワーク構築技術講習など
時期:毎月開催予定 場所:財団法人松本ソフト開発センター
●人材開発委員会の事業計画に基づく中信支部でのNISA会員企業の
人材育成 NISA学園
③ 経営・地域情報化分科会(他支部との交流事業)
●経営課題または、
地域情報化に関する討議またはセミナー等の開催
時期:8月開催予定 場所:松本市内
④ 会員交流分科会
●会員間の交流と活性化のために、大勢の会員が参加できるスポーツ
大会・懇親会等を開催する
1グリーンミーティングの開催
時期:6月開催予定 場所:豊科カントリー倶楽部
2スポーツ大会の開催
(ボーリング大会)
時期:11月開催予定 場所:アピナボウル松本城山店
⑤ 市場開発分科会 本会の各事業に協力する
講 師
中信支部会事業
新たな気持ちでお客様のために・・・
総合ホテル業向けパッケージ
長野● 長野市中御所1-16-18 藤栄中御所ビル
TEL.026-227-8353 FAX.026-227-8318
東京● 中央区銀座1-15-7 MAC銀座ビル3F
TEL.03-3518-2185 FAX.03-3518-2186
ゴルフ場向けトータルパッケージ
スーパー銭湯向けパッケージ
Vol.89
6
4 月 1 日より社名が
株式会社システムクリエイト から
オリオンシステム株式会社 に変わりました
http://www.orionsystem.co.jp
7
Vol.89