為替トピックス6月8日号 (PDF/549KB)

2016/
為替トピックス
6/8
投資情報部
FX ストラテジスト
五十嵐 聡
RBAはバイアスを示さず、豪ドルは目先戻りを試すか
 豪州準備銀行(RBA)は6月の理事会で予想通り政策金利の据え置きを決定、今後の金融
政策についてバイアスを示さなかったことから、豪ドルは買いで反応した。
 声明の内容はほぼ前回を踏襲、予想を上回った1-3月期GDPを受けて、「内需や輸出はトレン
ドと同じかそれを上回るペースで拡大」とした。一方、低インフレ継続との見方を維持する中で
データの乏しさから政策判断は先送り、引き続き指標次第で追加利下げの可能性は残る。
 1-3月期のGDP成長率は予想を上回っており、低金利や豪ドル安の効果から消費、住宅投
資や輸出が経済をけん引していることが示された。平均賃金には底入れ感の兆しも。
 豪ドル相場はGDP統計の強さやRBAが利下げバイアスを示さなかったことで、目先は戻りを
試す可能性があるが、追加利下げの可能性が残る中で戻りは限定的となろう。
RBAは 金利据え 置
き、豪ドルは買いで
反応
豪州準備銀行(RBA)は6/7の金融政策理事会で政策金利であるオフィシャル・
キャッシュレート(OCR)を史上最低水準の1.75%に据え置くと決定した。1-3
月期GDPの予想を上回る結果もあり、市場では金利据え置き予想が大勢(ブ
ルームバーグのエコノミスト予想では26人中25人が金利据え置き、1人が
0.25%の利下げを予想)となっていた。ただ、声明でRBAが今後の金融政策ス
タンスについてバイアスを明示しなかったことから、発表後の豪ドル相場は
買いで反応している。
豪ドル相場の推移
(日次:2014/1/1~2016/6/7)
(1豪ドル=円)
108
(1豪ドル=ドル)
0.98
104
0.94
100
0.90
96
0.86
92
0.82
88
0.78
84
対ドル(右目盛)
80
76
14/1
0.74
対円(左目盛)
0.70
0.66
14/4
14/7
14/10
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
(年/月)
豪
ド
ル
高
豪
ド
ル
安
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声明は今後の政策ス
タンスについてヒント
を示さず
前回5月の理事会でRBAが予想外の利下げを実施、金融政策報告(MPS)でイ
ンフレ見通しも大幅に引き下げ、目標水準を下回るインフレ率が長引く可能
性を示したことから、今後の追加利下げの可能性を含めて、インフレ動向に
市場の焦点が当たっている。
ただ、今回の理事会については、①事前に発表された1-3月期のGDPが予想を
上回る結果となったこと(詳細は後述)
、②この間にインフレに関する新たな
情報の発表が乏しかったこと、③2015年以降の金融政策変更は成長率やイン
フレ率の見通し修正が実施されるMPS発表時(2月、5月、8月、11月)に合わ
せて実施されていること、等から、金利据え置き予想が大勢となっていた。
このため、市場の注目点はRBAが声明で今後の利下げバイアスを復活させる
かどうかに集まっていた。
しかし、結果的にRBAは今回の理事会でも今後の金融政策スタンスについて
何らかのヒントを示すことはなかった。声明の最終パラグラフでは、
「利用可
能な情報を考慮に入れ、5月会合で利下げを実施したことをふまえると、理事
会は今回の会合で金融政策スタンスを据え置くことが、持続的な経済成長と
インフレ率が時間とともに目標水準に戻ることと一致すると判断した」と述
べるにとどまった。
世界経済に関する評価はほぼ前回の内容を踏襲、豪州経済については、設備
投資の大幅な減少に触れつつ、
「内需その他の部門は輸出とともにトレンドと
同じかそれを上回るペースで拡大している」として、予想を上回った1-3月期
のGDP統計の結果を反映させている。労働市場についても、「一層まちまちと
なっている」とする一方、「短期的には雇用の継続的な拡大に一致している」
として前向きな姿勢は維持している。
これらの記述からは、少なくとも経済面からは追加利下げを急がなければな
らないような必然性はうかがえない。
インフレについては「極めて低い」「抑制された労働コスト、海外の低いコ
スト圧力をふまえると、こうした状況はしばらく続くと予想される」として
おり、低インフレを懸念する姿勢にも変わりはない。
結局、前述の通りインフレに関するデータが十分でない中で、RBAは判断を
先送りしている公算が大きい。実際、スティーブンス総裁は5/24の講演で「イ
ンフレ率が目標レンジを外れても中銀が反射的な対応を行う必要はない」と
して、じっくりと指標を見極める姿勢を示している。
「中期的にインフレ率を
目標の範囲内に維持することが重要」と述べていることもふまえれば、7/27
に発表予定の4-6月期の消費者物価指数を確認したうえで、今後の方針を決定
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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する公算が大きく、引き続きインフレ動向次第で追加利下げが実施される可
能性は残っていよう。
6/1に発表された今年1-3月期の実質GDP成長率は前期比+1.1%と市場予想(同
1-3月期GDPは予想
を上回り、景気回復
見通しは改善方向
+0.8%)を上回り、2012年1-3月期以来の高い伸び率となった。前年比でも+3.1%
と予想(同+2.8%)を上回っており、長期トレンド近辺での成長が続いている
ことが示された。
輸出が前期比+4.4%と高い伸び率となったことが成長をけん引した。特に資
源輸出が数量ベースで大きく伸びたことや、豪ドル安にともなう観光客の増
加等からサービス輸出の拡大傾向が続いていることが大きく寄与している。
このため、純輸出の寄与度は同+1.1%と成長の大宗を占めている。産業別の成
長率では鉱業部門が特に高い伸びになったが、鉱業以外の部門も着実に成長
しており、資源部門から非資源部門へのリバランスが続いていることも確認
された。また、個人消費は同+0.7%と底堅い推移が続いた。金融保険や運輸等
のサービスを中心に伸びており、成長への寄与度は同+0.4%となった。
一方、民間投資は同▲2.2%と5四半期連続の減少、非住宅建設や機械・機器を
中心に減少しており、資源投資のピークアウトにともなう設備投資の減少傾
向が続いている。ただ、住宅投資は同+1.4%と伸びは鈍化したものの6四半期
連続の増加となっている。民間投資の全体への寄与度は同▲0.4%となった。
これらの指標を見る限りでは、豪州景気の回復の動きは一段と強まっている
可能性が指摘できよう。
(%)
9
(%)
6.0
豪州の実質GDP成長率とRBA予想(前年比)
(四半期:2005/3~2018/6)
8
その他
民間投資
実質GDP
RBAスタッフ予想(16/5時点)
7
6
純輸出
個人消費
長期平均成長率
豪州の産業別実質GDP(前年比寄与度)
(四半期:2005/3~2016/3)
鉱業
その他産業
卸売・小売・サービス業
実質GDP
5.0
4.0
5
4
3.0
3
2.0
2
1
1.0
0
▲1
0.0
▲2
▲3
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
(注) 実質GDPは2016/3まで、RBAスタッフ予想は予想レンジの中間値で
表示
出所:RBA、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
▲ 1.0
18
05
(年)
06
07
08
09
10
11
12
13
(注)トレンドベースの数値
出所:豪州統計局(ABS)のデータよりみずほ証券作成
14
15
16
(年)
消費者物価指数と最も密接な関係にある家計消費支出デフレーターは同▲
0.1%と1963年以来の下落となり、前年比でも+1.2%と2004年1-3月期以来の低
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い伸び率となった。両者にはウェイトの改定頻度や帰属家賃の取扱いなどの
点で違いがあるものの、低インフレへの懸念は残る状況となっている。
一方、物価上昇圧力の弱さの要因の一つとして注目される賃金については、
GDPベースの平均賃金は前期比+0.4%と2015年10-12月期の同▲0.4%から持ち
直しており、前年比でも+1.2%と04年10-12月期以来の伸びに回復している。
依然として低調ではあるものの、最悪期を脱して底入れし始めた兆しもうか
がえる。
このため、インフレ率に底入れ感が出てくるならば、今後インフレ見通しに
合わせた調整的な利下げが必要になるとしても、その回数自体はある程度限
られたものとなり、利下げ実施後は様子見スタンスに入る可能性が高いと言
えよう。
(%)
5.5
(%)
10
豪州消費者物価指数(前年比)とRBA予想
(四半期:2005/3~2018/6)
5.0
RBAインフレ目標レンジ
(2~3%)
基調インフレ率(前年比)
RBAスタッフ予想(16/2時点)
RBAスタッフ予想(16/5時点)
家計消費支出デフレーター
4.5
4.0
3.5
(豪ドル)
20,000
豪州の平均賃金(GDPベース)
(四半期:2005/3~2016/3)
8
18,000
前期比
前年比
平均賃金(右目盛)
6
16,000
4
14,000
2
12,000
0
10,000
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
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17
(注) 消費者物価指数、家計消費支出デフレーターは2016/3まで、RBAス
タッフ予想は予想レンジの中間値で表示
出所:ブルームバーグ、RBAのデータよりみずほ証券作成
豪ドルは調整一巡
感、追加利下げ観測
に上値は 重いが、
徐々に持ち直しへ
▲2
18
8,000
05
(年)
06
07
08
09
10
11
12
13
14
出所:豪州統計局(ABS)のデータよりみずほ証券作成
15
16
(年)
豪ドルの対米ドル相場は、鉄鉱石価格の反発や米利上げ観測の後退を背景
に、1月の0.68ドル台から4月下旬にかけて0.78ドル台まで上昇した。しかし、
消費者物価指数が予想を大幅に下回ると利下げ観測が浮上、実際にRBAが利下
げを実施、今後のインフレ率の見通しも引き下げると、追加利下げ観測が高
まるとともに、5月下旬にかけて0.71ドル台まで調整する動きとなった。
その後は、①金融市場の安定から世界的にリスクオンの流れが強まったこ
と、②前述したGDP統計等の強めの経済指標が続いたこと、③米5月の雇用統
計が予想を大幅に下回り、早期の利上げ観測が後退したこと、等から、徐々
に下げ渋り感を強める動きとなり、今回のRBA理事会で利下げバイアスが示さ
れなかったことから、さらに大きく反発する動きになっている。
2月以降に積み上がった豪ドルのロングポジションを取り崩す動きが一巡し
たことも奏功している。実際、4月末時点で一時2013年4月以来の高水準となっ
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為替トピックス
2014/19/18
ていた豪ドル買い越し幅はその後急速に縮小し、足元ではほぼニュートラル
の水準になっている。
また、金利先物市場における利下げ織り込み状況を見ると、5月上旬時点で
は今年9月には0.25%刻みで1回の利下げをほぼ織り込んでいたが、足元では1
回の利下げ織り込み時期は来年3月前後まで後ずれしている。5月会合の議事
要旨では、メンバー間で利下げを実施するか今後の情報を待つべきかとの議
論があったとされ、今回会合の声明で利下げバイアスを明示しなかったこと
も踏まえれば、8月会合での利下げの可能性は低下しているとも言えよう。
ただ、RBAがインフレ率の見通しをすでに大幅に引き下げ、低インフレへの
警戒姿勢を強めている以上は、今後の追加利下げを視野に入れていることは
想像に難くない。実際、前述のように4-6月期の消費者物価指数でインフレ率
が上向く兆しがみられなければ、8月利下げの可能性は一気に高まるだろう。
このため、豪ドル相場は当面は利下げ観測の後退を背景に戻りを試す可能性
があるものの、戻りは限定的と見ておく必要があろう。
中期的には、インフレの動向が最大の焦点になり、追加利下げの有無を巡っ
て相場の方向感を探る展開が予想される。仮に消費者物価指数が予想を下回
り追加利下げ観測が強まれば、再び下値を探る動きに転じる可能性が否定で
きない。ただ、前述の通り豪州経済の着実な回復傾向の動きをふまえれば、
インフレ見通しの修正にともなう調整的な利下げは限定的なものになるとみ
られ、利下げ実施後は様子見のスタンスに転じる公算が大きいだろう。
このため、豪ドル相場はインフレ見通しの改善とともに徐々に底入れ感が強
まり、景気の回復とともに緩やかな持ち直しに転じていくと予想している。
(千枚)
80
豪ドル相場と通貨先物ポジション
(週次:2015/1/2~2016/6/7)
IMMポジション 買い越し-売り越し(左目盛)
豪ドル/米ドル(右目盛)
60
(1豪ドル=ドル) (%)
0.84 2.25
豪州30日銀行間金利先物イールドカーブ
2016/6/7
0.82
2016/5/9
40
0.80 2.00
20
0.78
2016/4/5
利下げなし
利下げ1回
0.76 1.75
0
▲ 20
0.74
▲ 40
0.72 1.50
▲ 60
0.70
0.68 1.25
▲ 80
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
(注)IMMポジションは毎週火曜日集計のため5/31までの数値
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
(年/月)
16/4
16/7
16/10
17/1
17/4
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
17/7
17/10
(限月、年/月)
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時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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為替トピックス
2014/19/18
金融商品取引法に係る重要事項
 当社取り扱いの商品等(外貨建商品等も含む)にご投資いただく際には、各商品等に所定
の手数料(投資信託の場合は銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸費
用等)をご負担いただきます。債券を当社との相対取引によりご購入いただく場合は、購入
対価のみをお支払いいただきます。
 各商品等には価格の変動や発行者の信用状況等の悪化等により損失を生じるおそれがあ
ります。
 なお、債券の利金・償還金の支払いについて、発行者の信用状況等によっては、支払いの
遅滞・不履行が生じるおそれがあります。
 外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向を
ふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。また、売却時等の為替相場の状況
によっては為替差損が生じ、損失を被るおそれがあります。
 商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や
目論見書またはお客さま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号
加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
広告審査番号 : MG5690-160608-23
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